受注場所 イシュガルド:下層
受注NPC ラドヴァン
報酬 1261G
概要 聖バルロアイアン広場のラドヴァンは、何やらしんみりしている。
ラドヴァン
「よく来た、〇〇……。この街の寒さは、ときに人を死に至らしめてしまうのだな。先ほど、眠ったまま凍死してしまった貧民が運ばれていった。」
ソフィー
「かわいそうに、まだ未来ある若者だったよ。帝国に支配されずとも、過酷な環境なんだね……。」
ラドヴァン
「さて、神殿騎士団リーヴから護衛の依頼を受けた。依頼はかの亡命帝国人、シド・ガーロンドが設立した、ガーロンド・アイアンワークス社からだ。
まずは、スカイスチール機工房の近くにいる、ガーロンド社の社員「リース」さんに、話を聞きに行こう。」
QUEST ACCEPTED
(ソフィー「そういえば、エオルゼアに魔導技術をもたらしたのは、亡命帝国人のシド・ガーロンドだったね……。」)
(ラドヴァン「ガーロンド社のリースさんから、依頼の概要を聞こう。」)
>リース
(カットシーン始まり)
リース
「どうも、ガーロンド・アイアンワークス社のリースです。護衛してほしいのは、最近、帝国から亡命してきた魔導技師です。
凍死者も多いイシュガルドに、青燐機関を応用した暖房施設を築くため、この度、技術顧問として招くことになりました。」
ラドヴァン
「それはよい事業だな。先ほど、痛ましい犠牲者を見たばかりだ。暖房施設が整えば、そんな悲劇もなくせるだろう。」
リース
「問題なのは、魔導技師は帝国名門の出身であり、身内の裏切りを恥と考えた当主が、刺客を送ったこと……。それも、情報によると「アラウダエ」という部隊だそうです。」
ラドヴァン
「アラウダエだと……!?帝国の囚人を集めた、悪名高き懲罰部隊ではないか……!!」
ソフィー
「アタシも聞いたことがある。隊員たちは成果を上げれば減刑されるからってんで、それこそ死に物狂いで戦う、恐ろしい部隊だって……。」
ラドヴァン
「ああ……そのなかでも危険なのが、隊長である「ヴィトゥス・クォ・メッサラ」だ……。
奴は帝国軍で千人隊長まで務めた人物だったが、無辜の市民を虐殺した容疑で逮捕され、収監された。
ヴィトゥスは人望こそ皆無だったものの、ひとりの武人としては、あのガイウスよりも強いと噂される猛者。その腕を見込まれて懲罰部隊に入り、隊長まで上りつめたのだ。
実をいうと、私は収監中にヴィトゥスから、アラウダエに入隊するよう、執拗に勧誘されていた。悪党の仲間になりたくないので、断固として断り続けたがな。
その際に「説得」と称して、以前に話した、魔導士賭けの首輪に、何度も雷気を流されるはめになったのだ……。」
ソフィー
「ゾッとするね。ヴィトゥスに、人望がなかったわけだ……。」
リース
「なるほど、かなり危険な相手のようですが、どうか、アラウダエから魔導技師を護っていただきたい……。
魔導技師は、飛空艇でクルザスに向かっていますが、イシュガルド・ランディングだと、待ち伏せされる恐れがある。そのため、アドネール占星台の屋上に飛空艇を着けます。
そこから徒歩で、イシュガルドへ向かうので、その間の護衛を、あなた方にお願いしたいのです。」
ラドヴァン
「イシュガルドの人々を寒さから救うためだ、もちろん、お護りしよう!
だが、今回ばかりは、いままでとは相手が違う……。ソフィーには、街で待機していてほしい。」
ソフィー
「ええー!なにそれ、アタシじゃ力不足てことぉ?」
ラドヴァン
「はっきり言って、そのとおりだ……。お前はきっと、足手まといになってしまう。」
ソフィー
「あっそう!じゃあ、アタシは買い物でもしとくよ……!」
リース
「それでは、そろそろ飛空艇が到着する頃合いなので、アドネール占星台へ向かいましょう。」
ラドヴァン
「ふう……ソフィーには悪いことをした。ああは言ったが、彼女の実力はなかなかのものだ。だが、今回の相手は相手ゆえ、危険な目に合わせたくなかった。
誤解しないでくれよ、ソフィーとは男女の関係ではない。しかし、種族も違い、親子ほども年が離れていても、彼女は固い絆で結ばれた、大事な人なのだ。
ソフィーと共に脱獄し、家族の死を知った時のこと……私は絶望に苛まれ、命を絶とうとした。
そんなとき、ソフィーは必死で説得してくれて、私に護衛稼業という、新たな生きがいまで提案してくれた。彼女自身も、家族を失っているというのにな……。
それからというもの、ソフィーは私にとって、新たな家族ともいえる、かけがえのない存在となったのだ。
すまない、長く語りすぎたな。早いところ、アドネール占星台の屋上へ向かおう。」
(カットシーン終わり)
(ラドヴァン「飛空艇が到着したようだな。リースさんと話して、護衛を開始しよう。」)
リース
「先ほど、飛空艇が到着しました。こちらが、護衛してもらう魔導技師です……。」
(カットシーン始まり)
カト・マムラ
「私は魔導技師のカト・ナン・マムラ……いや、今は帝国式の階級などない「カト・マムラ」、そう名乗るべきですね、よろしくお願いします。」
リース
「どうしました、ラドヴァンさん……?」
ラドヴァン
「い、いや……なんでもない……。」
リース
「それでは、アドネール占星台の入口で、辺りに怪しい者がいないか、確認してみましょう。」
(カト・マムラ「どうか、お気をつけて……!」)
(リース「早くも敵に嗅ぎつけられるとは……!」)
ラドヴァン
「アラウダエが襲ってきた!ここに飛空艇を着けたことを、嗅ぎつけられたようだ……!
私たちでカトさんを護衛するので、君は先に進んで、敵を片付けてくれ!「キャンプ・ドラゴンヘッド」で、合流しよう……!」
(カットシーン始まり)
ラドヴァン
「リースさんが、怪我を負ってしまった。奴らの実力は想定以上……いままでの相手とは桁違いだぞ!」
リース
「うう……不覚でした……。」
ラドヴァン
「ここまでは、何とかなったが、隊長のヴィトゥスが前面に出てきたら、脅威は更に高まる。
そうなると、リースさんはおろか、〇〇ですら危険だ……。ここからは、私ひとりでカトさんを護衛させてくれ。」
>何と言う?
・自分もいく!
・任せた……
>自分もいく!
ラドヴァン
「君の気持ちはありがたいが、ヴィトゥスは本当に危険なのだ……。どうか、わかってくれ。」
>任せた……
ラドヴァン
「それでは、いってくる……。」
リース
「ふう……確かに、私の手に負える相手ではなさそうです。ここで、無事に到着したという連絡を待ちましょう。私は怪我の治療をしてきます。」
(暗転)
ソフィー
「〇〇!誰もイシュガルドに来ないから、心配してアドネール占星台に向かう途中だったんだけど……。
あれ?オッサンや、護衛する魔導技師の人は……?
ええっ……!魔導技師の人の名前って、本当にカト・ナン・マムラ……!?
もしかしたら……オッサン……。
オッサンの故郷は「シタデル・ボズヤ」といって、帝国の実験の失敗によって、消滅してしまった街なんだ。
その実験ってのを指揮してたのが、シドの父親、筆頭機工師ミド・ナン・ガーロンドなんだけど……彼の右腕的存在が「カト」だったんだ!
そもそも、オッサンが投獄されたのは実験に反対したせいだ。そして、カトたちの実験のせいで、オッサンの家族は、故郷もろとも蒸発しちまったんだよ!
もしかしたら、オッサンは、祖国と家族の復讐を果たそうと考えているのかも!
こうしてはいられない、はやく行方へ探さないと……!
ここから西の、ひとけのないところを重点的に探そう!アタシは聖ダナフェンの旅程の方を探すから、キミは「ベヒーモスの縄張り」の方をお願い……!」
>指定地点
(カットシーン始まり)
ラドヴァン
「祖国と……家族の仇だ……」
カト・マムラ
「そうか……その姿、やはりボズヤの……」
・プレイヤーが駆けつける
ラドヴァン
「〇〇……!?」
ラドヴァン
「とめないでくれ!こいつは護るに値しない男……私の家族と故郷……すべて奪った男だ……!
頼む……私に復讐させてくれ……!!」
>何と言う?
・無抵抗な者を殺すのか?
・彼は護衛対象のはずだ!
どちらを選んでも、ラドヴァンは視線をよこすだけ
カト・マムラ
「すまなかった……。許してくれとは言わない、だが、これだけは信じてくれ……
私もミドも、あの実験が、街を蒸発させてしまう事態になるなんて、思いもしなかった。あれからずっと、実験を強行したことを後悔していたんだ……。
せめてもの罪滅ぼしになればと、自分の技術で人を救うことを目指してきた。
ミドの息子、シドを頼って、エオルゼアへと亡命してきたのも、そのため……。
だが、確かに……君には、私を裁く権利があるのかもしれん。さあ、やるならひと思いに……。」
>何と言う?
・護衛を引き受けた以上、顧客を護るのがガンブレイカー
・かつて悪人であっても、善行を働こうとしている者を殺させない
どちらを選んでも同じ
ラドヴァン
「何たることだ……。自らの仇敵を前にした途端、私は己の信条を、いとも簡単に忘れてしまっていた……。
〇〇、君こそ紛うことなき、真のガンブレイカー。
私は……私は……ガンブレイカー失格だ。しばらく……頭を冷やしてくる。」
(崖の上から怪しい人影)
怪しげな男
「隊長……殺りますか?」
隊長と呼ばれた男
「待て……標的を変更する。
もっといい獲物を見つけたのだ。もはや、つまらん依頼などどうでもいい。確実に仕留めるためにも、仕切り直すとしよう……。」
(暗転)
ソフィー
「よ、よかった……。どうやら、間に合ったみたいだけど……オッサンは?
どっか行っちゃった!?任務を途中で放棄するなんて、あのポンコツ、どういうつもりなの……!!
まあ、護衛対象を殺そうとした方が大問題だけどさ……〇〇が止めてくれてよかった。
こうなったら、アタシたちでカトを護衛するしかないね。さあ、イシュガルドまで向かいましょう。」
(カットシーン終わり)
(リース「事情はソフィーさんから聞いています。とにかく、無事でよかった……。」)
(カト・マムラ「どうもありがとうございました……。」)
ソフィー
「ふう……無事に着けてよかった。どういうわけか、誰も襲ってこなかったね。」
リース
「事情はソフィーさんから聞いています。この度は、本当にありがとうございました。
しかし、アラウダエはまだ狙っているかもしれません。しばらくは、カトさんを屋敷に匿うつもりです。それでは、私たちはここで……。」
カト・マムラ
「どうもありがとうございました……。」
ソフィー
「それにしても、オッサンが戻ってこない。きっと、今回の過ちを本当に悔いているんだろうね。ああ見えて、繊細なところがあるんだ……。
まあ、そのうち戻ってくるだろうから、キミはしばらく、自由にしといてよ。でも、アラウダエのことも気になるし、必ずまた来てね……。」
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