第4章「女王グンヒルドの帰還」

>無地鼓座の若旦那<<SAVE THE QUEEN>>

無地鼓座の若旦那
「お願いしやすよ~、新作を持って帰るまで敷居をまたがせないって、親父にきつ~くきつ~く言われちまったんですから~。」

異邦の劇作家
「と言われてもねぇ。先日、書き終えた戯曲はジェノミスに渡してしまったしねぇ。」

無地鼓座の若旦那
「着手金だってお渡ししたンですから、せめて、さわりだけでも書き上げてくださいやせんかね?」

異邦の劇作家
「着手金??……って、おいおい、宴席で酒を飲んだだけじゃないか?あれが着手金だっていうのかな?」

無地鼓座の若旦那
「モチのロンですぜ!タダほど怖いものはないって、昔から言うじゃござりやせんか~!」

異邦の劇作家
「派手に遊んでいたのは、若旦那、あんたと、あんたの御新造さんじゃないか!まったくひどい話だよ!」

無地鼓座の若旦那
「……おや、こちらの勇ましいお方は?」

(説明する劇作家)

無地鼓座の若旦那
「な、な、なーーーんと!貴方様(貴女様)が、あのご高名なエオルゼアの英雄様!ドマ・アラミゴの解放者殿ですか、こいつぁたまげた!!」

異邦の劇作家
「というわけで、何か……こう、皆をワクワクさせるような冒険譚はないものかな?ヒントだけでももらえると、私も創作意欲が湧くのだがねぇ。」

(閃くエモートをする)

異邦の劇作家
「ほほう……地下に埋もれた古代ボズヤの王宮で…………テンパード化された新生グンヒルドの剣たちと……真の力を解放した闘神セイブ・ザ・クイーンが…………。」

無地鼓座の若旦那
「お! 劇作家の旦那!なにか思いつきやしたか!そういう眼をしてますぜ!!」

異邦の劇作家
「フラッシュアイデアだが、ネタが浮かんだよ。古代ボズヤの王宮……いや、大聖堂かな?最後の女王グンヒルドの末裔が立ち塞がり……。
『汝は知るまいぞ、我が父祖の、我が祖先の怨みを。木樽に染み込んだ葡萄酒の染みが如く、大地に流された我が一族の血肉はこの時も脈打つ!』
『さすれば、今こそ、この聖剣の御力を解放し、我が身と引き換えに闘神を喚び降ろそうぞ。汝はその奇跡をしかと心に刻み、ただ拝跪するのみ』
う~ん、まだまだ推敲が足りないねぇ。やはりその場にいないと真実から離れるというものだ。キミが経験し感じたモノにほど遠い気がするよ……。
悪いがもう少し詳しく聞かせてもらえるかな。擬音ばかりでも構わないから、状況を克明に描写してくれると助かるよ……。」

コンテンツ開放
グンヒルド・ディルーブラム零式

無地鼓座の若旦那
「初稿を拝読させていただきやしたが、こいつぁ面白い!お噂どおり、解放者殿の冒険譚は実に興味深い!あっしのハートは荒海の如く、高鳴って参りやした!
劇作家の旦那が書き終えるまで、あっしもこのガンゴッシュでお手伝いするつもりでさぁ。なにはともあれ、ありがとうございやした!」

Lv80 谷間の百合

受注場所 ガンゴッシュ

受注NPC マルシャーク

報酬 1016G

概要
ガンゴッシュのマルシャークは、帝国軍の動向を伝えたいようだ。

>マルシャーク

マルシャーク
「解放者殿、第IV軍団のボズヤ駐留軍の行方を突き止めました。ボズヤ北東部のザトゥノル高原に敵艦隊が集結しているとのこと。どうやらカストルム・ラクスリトレを完全に放棄したようですね。
すでに先遣部隊が交戦しているとの報告を受けております。ただ、敵の飛行艦隊により制空権を奪われているため、進軍もままならないとか……。
バイシャーエン様は、闘神の脅威が消えた今を好機と捉え、後詰めとして、温存していた主力部隊を派遣することにしました。我々もこれから移動する次第です。
解放者殿も是非、我々と共に、最前線のヴァルデニス前哨地へご一緒してくださいませ。船着場の前にいるセロウシュがご案内致します。」

QUEST ACCEPTED

(バイシャーエン「すでにザトゥノル高原へ先遣隊を派遣しております。我らは主力部隊と共に「後詰め」として、これより移動を開始。どうぞ、解放者殿も是非、ご同行を願います!」)

(ミコト「冒険者さんもザトゥノル高原へ行かれますよね。私も微力ではございますが皆様のお役に立てればと思い、ご一緒したいと思います……。」)

(リリヤ「……英雄さん、今度のザトゥノル呼応源は気をつけてほしいッス。南方ボズヤ戦線と違って、敵艦隊に制空権を奪われているッス。なので、地上の敵だけでなく上空からの砲撃にも注意が必要ッス!……もっとも前哨地の防御についてはバッチリッス!ボスもヴァルデニス前哨地へ移動しているとの連絡あったので、詳細についてはあちらでご説明させてくださいッス!」)

(ロスティック「あれだけの艦隊を率いながら第IV軍団の連中は更に南へ退いた。だが、ダルマスカ管区へ撤退するわけではなさそうだ……ザトゥノル高原で何かしている……と考えた方がいいな。」)

>セロウシュ

セロウシュ
「解放者殿ですね、マルシャーク様から伺っております。私がザトゥノル高原へご案内致します。以後、そちらへ向かう際にはお声がけくださいませ。」

コンテンツ解放 ザトゥノル高原

POPボズヤ・レジスタンス「セイッ!」
POPボズヤ・レジスタンス「今回の作戦は…!
POPボズヤ・レジスタンス「東方連合の援軍か!協力に感謝する!
POP東方連合軍「ボズヤの為に我らも力を尽くそう」
POPボズヤ・レジスタンス「敵艦隊に妙な動きはないか…?

(レジスタンスの整備兵「古代の民が用いていた装備を、現代に再現できないかと試行錯誤しております。失われた技術ですので、なかなかに苦戦しておりますよ。」)

(カットシーン始まり)

バイシャーエン
「解放者殿、こんな辺境にまでご足労いただき感謝申し上げます。ご存じのとおり、敵の本隊はカストルム・ラクストリレを放棄し、このザトゥノル高原に移動した模様です。
この高原は、もともと穏やかな平原だったそうですが、第四霊災によって大地が裂け、隆起と沈降を繰り返した結果、このようなテーブルマウンテン状の大地になったと伝わります。
第四霊災の影響で土属性クリスタルを多く採掘できる地として、かつては多くの鉱山労働者で賑わったそうですが、前西紀にはそれも枯渇……無人の荒野となりました。
……ダルマスカから派遣された艦隊の旗艦ダル・リアータです。我らを攻撃するかと思いきや、全艦隊と共にこの地へ移動。碇を降ろしたまま、動こうとしません。
たしかにこのザトゥノル高原は天然の要塞、新たな基地を建設するのかもと考えてましたが、地政学的に重要な地点とは言い難く……。
やつらが何をしているのか定かではありませんが、敵本隊がここに集結している今こそ絶好の機会と捉え、我らは最後の決戦を挑むことに致しました。
ですが、ご覧のように頭上には敵の飛行艇がウヨウヨと……このまま、敵に制空権を獲られている限り、前線を押し上げることなど不可能でしょうね……。」

聞き覚えのある声
「……そこでオレたちの出番ってわけだ。」

シド、ミコト、リリヤ、ブラジ、マルシャークがやってくる

シド
「浮遊岩や浮島が見えると思うが、あれは第四霊災の巨大地震によるものじゃない。……シタデル・ボズヤ蒸発事変の影響で生じた現象らしい。
ダラガブからシタデル・ボズヤに注がれた大量のエネルギーは、地脈を通じて各地に様々な影響を与えた……あれらの岩や島もそのひとつなんだとさ。
で、この残留エネルギーを利用して、上空からの攻撃を防ぐための「疑似青龍壁」を張ったんだ。ようは砲弾から基地を護るための「傘」ってところだな。

バイシャーエン
「ご覧のとおり、拠点周辺のみとはなりますが、我らは安全を確保することができました。これもすべてシド殿のおかげ……感謝いたしますぞ!」

シド
「よしてくれ、感謝なら彼らに言ってくれ。もとはダルマスカ・レジスタンスから依頼された装置だ。防衛のために使われていた青龍壁を応用したにすぎん。
それに、残留エネルギーを利用しようというのは、そこの新人社員のアイデアだしな。すべては、ボズヤ解放のために集まった皆の力のおかげさ。
だが、これは拠点を護るための防御システムでしかない。あの機動飛空戦艦が動き出して襲ってきたら、この前哨地なんてひとたまりもないぞ。」

銃士ブワジ
「制空権を奪いかえせリャいいンだがナァ。ボズヤの航空戦力は無いに等しいし、東方連合もこっちにまわせるだけの余力はないときたモンだ。」

リリヤ
「敵の航空戦力をなんとかできるといいッスね。幸い、ここには使えるエネルギーがたくさんあるッス。」

シド
「……お、おい。」

シドを見つめる一同

シド
「新人に任せてばかりじゃ、名が廃るってか。……チッ、仕方ないな。何か方法がないか、考えてみるさ。」

バイシャーエン
「シド殿とガーロンド・アイアンワークス社には……いえ、東方連合から駆けつけて頂いた皆々様には感謝しかございません。恩義に報いるためにも、敵の首長であるメネニウスを倒さねば!」

(カットシーン終わり)

(銃士ブワジ「東方連合から助っ人が来てくれてるようダゼ。背中を任せられる仲間がイルってことはイイもンサ……。……アンタの背中はこのオレが護る……任せておきナ!」

(マルシャーク「東方連合の各国より心強い援軍が到着しております。その猛者らはすでに戦場へ向かいました。彼らの助力を無駄にせぬよう、なんとしても勝利を……!」)

マルシャークから聞けること

・旗艦ダル・リアータについて
「ダルマスカ管区から派遣された機動飛空戦艦です。これまであのような大型戦艦がボズヤに配備されたことはなく、それだけガブラスは我々を脅威として考えているのでしょうね。
現在、旗艦ダル・リアータは高原の一角に停泊したままです。我々への攻撃は他飛空艇と地上部隊に任せたままで、碇を降ろしたまま、動こうとしません。
ブワジさんの情報によると、ドマ解放後、王都ラバナスタで蜂起したレジスタンスの攻撃を阻んだのが、あの旗艦ダル・リアータを中心とした飛空船隊だったそうです。
敵地上部隊の攻撃により、魔法障壁を失うとすぐさま、あの戦艦から放たれる砲弾の雨でレジスタンスは全滅。ラバナスタも一瞬で灰燼に帰したとか……。
それほどまでに強力な破壊力を有する機動飛空戦艦が、未だに沈黙したままなのがとても気になるところですね……我々への攻撃よりも他に優先すべき「何か」があるのでしょう。
それが何であるのか、知る由もありませんが、動かないのではなく動けないのだとしたら我々には絶好のチャンスなのかもしれません……。」

・魔導騎兵大隊と魔導僧兵大隊について
「敵の地上部隊ですが、南方ボズヤ戦線で遭遇した、機械化歩兵大隊、魔獣大隊、術士大隊の3種だけでなく、第IV軍団はこの戦場に新たな部隊をふたつ配備したようです。
そのひとつが「魔導騎兵大隊」です。人馬とともに魔導技術で造られた騎馬兵からなる部隊でして、兵士の搭乗を必要としない自立型兵器です。
いったいどういうカラクリで動いているのでしょうね。これまで魔導デスクローなどの自立型兵器は存在しましたが、今回の魔導騎兵はまるで古の伝承に登場する悪神オーディン……。
……生身の人間を相手するより、幾分、気が楽なのは確かですが、人の心を持たぬ機械である以上、恐怖を抱くことがありません。躊躇をせぬあれら魔導騎兵は実に厄介な敵でしょうね……。
もうひとつが「魔導僧兵大隊」です。彼らは旧ダルマスカ王国から追放された異端者の末裔で、他国に逃れていた彼らをガブラスが庇護し軍団に組み込んだとか。
その正体は、アルテマという名の悪魔……でしょうか、それを信奉するヨクス教ゲルモニーク派という異端者という話で、邪教の集団としてダルマスカでは厭われたそうです。
魔導僧兵として破壊魔法を行使するだけならまだよいのですが、目的達成のために命を投げ出すことを教義としているとかで、最後は命を犠牲にして魔物を召喚すると報告を受けています。
アルテマより授かった……と信じる「聖石片」という遺物を使い、異形なる者たち……ダルマスカではルカヴィと呼ぶそうですね。その魔物や魔人らを召喚するとのことです……いや実に恐ろしい。」

(バイシャーエン「ガーロンド・アイアンワークス社のリリヤ殿がお探しでしたよ。残留エネルギーの調査がどうとか……。前線へおいでになる前にリリヤ殿にお会いくださいませ。」)

バイシャーエンから聞けること

・ザトゥノル高原について
「古代ボズヤ語で「沈みゆく高原」と呼ばれるこの高原は、南方ボズヤ戦線の北東、ダルマスカ管区との境近くに位置します。
もとはゆるやかな平原だったそうですが、第四霊災の巨大地震によって、隆起と沈降を繰り返した結果、大小様々なテーブルマウンテンを持つ高原となりました。
第四霊災の影響で大量の土属性クリスタルが出土するようになり、一時はそれらを求める山師や鉱山労働者たちであふれ、あちこちに坑道が作られました。
ですが、百年ほど前にクリスタルを掘りつくしてしまい、今ではご覧のとおり、無人の荒野となっています。
15年前、惑星ダラガブから注がれた大量のエネルギーは、シタデル・ボズヤを消しただけでなく地脈を通じてここにも到達。その結果、浮遊岩や浮島を生み出したそうです。
その影響でしょうか、裂けた大地のところどころで、古代アラグ帝国の遺構を見ることができるようになりました。第IV軍団の狙いもひょっとしたら……。」

・ヴァルデニス前哨地について
「かつて、鉱山労働者が仕事を求め、たどり着いた最初の集落……そして、我らが攻略の足がかりとして選んだ最初の拠点、それがここヴァルデニスです。
「ヴァルデニス」はこの地域に自生する百合の花でして、以前は辺り一面に咲き誇っていたそうです。ですが、15年前の蒸発事変の際、すべて失われてしまいました。
惑星ダラガブから注がれた大量のエネルギーは地脈を通じ、ボズヤ全土へ拡散しました。その影響で、地脈が乱れ、寸断した地脈も多い……。
ここを前哨地として選んだのは足下に地脈があるためですが、このザトゥノル高原の地脈もズタズタに切れているため、前線を押し上げた時の次の拠点選びが苦労しそうです。
地脈がなければエーテライトを設置しても機能しませんし、シド殿が設置された疑似青龍壁を起動させることもかないません。寸断された地脈を如何に「繋ぐ」か、それにかかっていますね。」

(ロスティック「第IV軍団があそこで何をやっているのか、それについてはバイシャーエンらに任すとしよう。私はひとりのガンブレイカーとして剣を振るうのみ……!」)

(ミコト「冒険者さん、シドさんたちが設置した疑似青龍壁について、今後の運用でいくつか課題が生じております。なんとか解決できたらいいんですけど……。」)

>リリヤ
(カットシーン始まり)

リリヤ
「どもッス!実は……英雄さんにお願いがあるッス!自分でやれるならそれが一番なんスけど……。」

シド
「いや、兵士でもない新人に行かせるぐらいなら、オレが行くよ。……実は、前線を押し上げた後、拠点の疑似青龍壁の件だ。残留エネルギーを動力とする以上、地脈が必要だ。
だが、拠点直下の地脈に、十分なエネルギーが通っているとは限らんだろ?だから、残留エネルギーを拠点まで誘導してやりたいのさ。」

リリヤ
「ようは水道管を増設して家に水を引き込むような感じッス。以前の、覗覚石のエーテル地脈を探した時、都合の良い地点に誘導できたらいいなって考えていたッス。」

シド
「この新人のアイデアは奇抜だが着眼点はいい。で、試作機を作ってきたのでテスト運用してみたいんだ。……あとは、わかるよな?」

>何と言う?

・危険な戦場の指定地点にその装置を設置するということかな?
・このお使いのエキスパート様に任せなさいッ!

危険な戦場の指定地点にその装置を設置するということかな?

シド
「話が早くて助かるぜ。南方ボズヤ戦線でも似たようなことを依頼されたそうだが、今回も基本は同様だ、指定地点に機械を設置する、それだけさ。」

このお使いのエキスパート様に任せなさいッ!

リリヤ
「それ、自分で言っちゃ絶対に駄目なやつッス!冗談でもそういうこと言うと、それを信じる人が出るッス!そういう風に扱う人が現れるのでやめてくださいッス!」


ミコト
「南方ボズヤ戦線では、特定波長のエーテルを捕捉するために、観測装置をセットして頂きましたが、今回はやや異なります……やっていただくことは同じですが。」

リリヤ
「仕組みは至ってシンプルで、残留エネルギーに、ドドーンっと楔を打ち込んで、ババーンっと目指す地点へ流すって感じッス!
前回使った観測装置のプチ改造でいけたのがラッキーでしたッス!見てください、それがその誘導装置、名付けて「メチャユードースルゾークン」ッス!!」

シド
「……大丈夫。ちゃんと調整はしたし、テストもした。そこはこのオレを信用してくれ。あとは危険な戦場にどうやって設置するかだが……」

ミコト
「……冒険者さんにお願いするのはとても心苦しいのですが、前回同様、やはり託すほか術がございません。たいへん申し訳ございません。
前線を押し上げた先の拠点へ残留エネルギーを誘導するため、設置に適した地脈の当たりを付けておきます。準備が整い次第、再度お声がけしますので少々お待ちください。」

シド
「ま、そんなわけで、あとは任せたぜ。オレは一旦、社に戻って「宿題」を考えてみるよ。……何か上手い手立てがあるといいんだがな。」

マルシャーク
「お話は終わりましたか?前線へ向かう前に「レジスタンスの案内係」からザトゥノル高原の状況をお聞きになることをお勧めいたします。」

(カットシーン終わり)

(リリヤ「ここの疑似青龍壁には十分なエネルギーが供給されているッス!ただ、次の拠点に地脈があったとしても、必ずしも残留エネルギーがあるとは限らないッス。場合によって地脈自体が寸断されているケースもあるッス。なので、誘導装置を使って、目的地まで残留エネルギーを導く……それが今回、自分たちに与えられた任務ってことになるッス!」)

リリヤ「そんなわけで、何か質問はあるッスか?」

リリヤから聞けること

・「疑似青龍壁」について
「ダルマスカ・レジスタンスから相談を受けていた装置ッス。あちらでは旧王国時代、城塞や都市を護るため、その上空を覆うほどの魔法障壁を用いたって話ッス。
魔道士さんたちが障壁発生用のクリスタルに対して、呪詩とともにエーテルを注ぐことで魔法障壁を作り出す……簡単に説明するとそんなイメージのようッス。
ただ、魔法障壁が巨大になればなるほど、クリスタルもそうですが、魔道士さんを大勢必要とする……しかも、戦時下では24時間延々と術式を実行しないと駄目……。
ダルマスカ・レジスタンスはこの魔法障壁を、ガレマール帝国の魔導技術で再現できないものかと、そう、ボスに相談したわけッス。
で、ボスは、ザ・バーンに張った「青龍壁」を思い出したッス。地脈を流れるエネルギーを利用して障壁を作る……その防御フィールド発生装置を利用できるんじゃないかと。
そんなわけで、より小型にした発生装置を開発したッス。でもって、この作戦、つまりこのザトゥノル高原にも必要じゃん?……ってことになり、ダルマスカより先に持ち込んだわけッス。
幸い……といったら語弊があるッスけど、シタデル・ボズヤ蒸発事変の影響で膨大な残留エネルギーが、この地には点在しているッス……それを動力にするわけッス。
で、ご覧のとおり、このヴァルデニス前哨地の頭上に防御フィールドを展開でき、上空からの攻撃に対して無敵になりましたッス!」

・「誘導装置」について
「前回に引き続き、自分が設計した装置が採用されて超嬉しいッス!繊細な機能を保持しながら、戦場に相応しいタフなボディ……それが「メチャユードースルゾークン」ッス!
ザトゥノル高原はその成り立ちもあって、本来なら繋がっているはずの地脈がプチプチっと、寸断されていたり、やたら細すぎたりという箇所が多いッス。
そのため、残留エネルギーが循環せず、滞っているってわけッス。拠点の下に十分なエネルギーがない可能性が大いにあるので、そうした場合のためにこの装置でエネルギーを誘導するッス。
いやぁ、我ながら、ボスに褒められて嬉しいッス。鼻高々ッス! 最高ッス! 英雄さんにも褒められたいッス!自分、褒められると伸びるタイプなんッス!!」

(バイシャーエン「敵に制空権を獲られている以上、前線を押し上げるのは容易ではないでしょう。ですが、なんとしてでもこの地で決戦に挑みたいところ……。」)

ミコト
「冒険者さんはこれから戦場へ行かれますよね。ここでは、視界に入る敵もそうですが、上空からの攻撃に注意してくださいね……。
この前哨地の近くなら疑似青龍壁の効果もありますが、「傘の外」では上空から狙われ放題……とお考えください。どうか、ご武運を……!」

QUEST COMPLETE!

次のクエストはレジスタンスランク「16」以上で、ヴァルデニス前哨地のミコトから受注可能です。

このクエストでは、途中のある選択肢により、以後のストーリーが、一部変化します。
クエストを完了させると、選び直すことはできません。
なお、どちらを進行しても、得られるアイテムや、今後のコンテンツ内容などに、変化はありません。あなた自身が思う答えを選択してください。

Lv80 ミコトの覚悟

受注場所 ザトゥノル高原

受注NPC ミコト

報酬 979G 戦果 367500    未鑑定ロストシャード:時空5 未鑑定ロストシャード:怒涛5 未鑑定ロストシャード:獰猛5

概要
ヴァルデニス前哨地のミコトは、誘導装置を設置する場所を洗い出したようだ。

(カットシーン始まり)

ミコト
「冒険者さん、お待ちしておりました。残留エネルギーの誘導に適した地点を洗い出しました。あとは、この誘導装置を設置するだけです。」

リリヤ
「メチャユードースルゾークン」の準備なら、バッチリッス!観測装置としても機能しつつ、誘導しちゃうスグレモンッス!我ながら自画自賛ッス! 褒めてくださいッ!」

ミコト
「魔導障壁の強度を確保するためには、バイシャーエンさんが定めた次拠点の地脈まで、確実に残留エネルギーを誘導する必要があります。
というわけで、前回と同様に、冒険者さんにお願いします。地図に印を付けておきますね。そこに、この誘導装置を設置してくださいませ。」

QUEST ACCEPTED

(カットシーン終わり)

(ミコト「魔導障壁の強度を確保するためには、バイシャーエンさんが定めた次拠点の地脈まで、確実に残留エネルギーを誘導する必要があります。というわけで、前回と同様に、冒険者さんにお願いします。地図に印を付けておきますね。そこに、この誘導装置を設置してくださいませ。」)

(リリヤ「「メチャユードースルゾークン」の準備なら、バッチリッス!観測装置としても機能しつつ、誘導しちゃうスグレモンッス!我ながら自画自賛ッス! 褒めてくださいッ!」)

>指定地点

(カットシーン始まり)

ミコトの声
「……ご連絡をありがとうございます。それでは、こちらから遠隔操作で装置を起動しますね。」

(装置が起動する)

「……こちらでも起動を確認できました。残留エネルギー誘導のためと、擬装のために地面に埋設できたと思います。いかがでしょうか?
大丈夫なようですね。それでは誘導装置をそのままにし、こちらへご帰還くださいませ。」

>ミコト

(カットシーン始まり)

ミコト
「危険な戦場での設置、ありがとうございました。この誘導装置で、確実にエネルギーが誘導されるはずですが、それには少々時間がかかるでしょう。
引き続き、こちらで地脈の動きを観測します。微調整が必要な場合はまたお願いすることになりますが、まずは様子見ということで。」

リリヤ
「今のところ、もともとの地脈から誘導装置が示す方角へ、分岐した地脈、新たな支流の兆しを観測しているッス。これなら大丈夫じゃないッスかね!」

(ミコト未来視発動)

シド
「ミコトーーーッッ!!」

(ミコト未来視終了)

リリヤ
「……ミコトさん、大丈夫ッスか?また未来視が発動したんスね……。
で、英雄さんも、その未来視を目撃したと……。いったい何を……何を視たんスか?」

ミコト
「リリヤさん、大丈夫……たいしたビジョンではありません。立ち眩みをしたような疲労感に襲われるのも、いつものこと。少し休めば元に戻ります……。」

リリヤ
「でも……ミコトさんの「未来視」は占いや予言とは違って、確定した未来を垣間視るもの……。何か、嫌な未来でも視たんじゃないかと……心配ッス。」

ミコト
「リリヤさんは本当に優しい方ですね……。でも、本当に大丈夫。今は私たちの仕事に集中しましょう。ね?」

リリヤ
「承知ッス……でも、ミコトさん、ため込むのは良くないッスよ。自分じゃ頼りにならないかもしれないッスけど、話したくなったら何でも聞くので、言ってくださいッス!」

ミコト
「お願いです……あのビジョンについて口外しないでください。ご心配はわかりますが、「未来視」は確定した未来のビジョン……どんな対策をしたとしてもアレは必ず起きるものです……。
それに……そもそも、ここは戦場。命を失う危険があるのは当然ですし、覚悟もできています。たとえ、このボズヤで命を失ったとしても私は後悔しません。
ムーンブリダ先輩だって、ためらいはしませんでした……それは冒険者さん、貴方様も同じですよね?
私が命を落とすと決まったわけではありませんよ。むしろ、あの窮地からどうやって助かるのか、それが気になりませんか?」

(ミコト「冒険者さん、ご協力をありがとうございました。和足たちは地脈全体を調査し、次に備えたいと思います。意味のない地点に設置して時間を無駄にしたくないですからね!」)

ミコトから聞けること

・先刻の「未来視」について

「その話は……やめませんか?あまり良いビジョンでなかったのは理解しています……ですが、今、心配したところで何かできるはずもなく……。
お願いです……あのビジョンについて口外はしないでください。ご心配はわかりますが、「未来視」は確定した未来のビジョン……どんな対策をしたとしてもアレは必ず起きるのです……。
それに……そもそも、ここは戦場。命を失う危険があるのは当然ですし、覚悟もできています。たとえ、このボズヤで命を失ったとしても私は後悔しません。
ムーンブリダ先輩だって、ためらいはしませんでした……それは冒険者さん、貴方様も同じですよね?

>リリヤ

リリヤ
「「メチャユードースルゾークン」の設置、お疲れ様でしたッス!次の拠点を確保できたらすぐに、疑似青龍壁発生装置を設置し、残留エネルギーを利用できるかどうか確認するッス!
……で、英雄さん、ミコトさんは何を視たんスか?あ……いやいや、余計なお節介ッスよね。今は、目の前の仕事に集中、集中ッス!
あ、そうだ!バイシャーエンさんがお呼びッス。何か相談事があるとかナントカ……。」

(リリヤ:上と同じ台詞繰り返す)

>バイシャーエン

(カットシーン始まり)

バイシャーエン
「……お呼び立てして誠に申し訳ございません。実はミーシィヤの件で相談がございます。
私としてはこの戦いに勝利した後、ミーシィヤを軍事法廷で裁くつもりなのですが、見せしめとして処刑すべきという声がすでに挙がっております。
きちんとした法治国家を目指す私としては、正規の手続きを採るべきと考えますし、場合によっては捕虜交換として引き渡す可能性もございます。」

(マルシャーク、うつむく)

バイシャーエン
「……もちろん、彼女の行為は許されることではないでしょう。ですが、彼女は兵として第IV軍団の命に従っているにすぎず、ガブラスの責を追及するためにも、見せしめは避けるべき……。
そもそも、戦争は命の奪い合い……。それが罪だとするならば、配下のレジスタンス兵の行為はすべて、この私や指導者グループが責を負うべきと考えます。
ただ……理屈はそうだとしても、人間は感情の生き物です。やはり、ミーシィヤには極刑こそが相応しいのでしょうか。解放者殿はどうお考えになりますか?」

>何と答える?

・彼女の生い立ちに同情するが、極刑こそがふさわしい
・バイシャーエンの言うとおり、その責任はメネニウスとガブラスにある
・……自分にはわからない

(それを選んでもバイシャーエンの反応は同じ)

バイシャーエン
「左様でございますか……貴重なご意見をありがとうございました。深く胸に刻んでおくと致します。」

(カットシーン終わり)

(ドミタル「この戦場でも、情報収集に努めております。戦況や新拠点へのご案内など、解放者殿のお役にたてるよう、尽力させていただきますので、お気軽にお声がけください!」)

>リリヤ

リリヤ
「……深刻そうな話だったんスか?バイシャーエンさんも英雄さんも眉間に皺が出てるッス……。
あ……いやいや、余計なお節介ッスよね。今は、目の前の仕事に集中、集中ッス!

QUEST COMPLETE!

次のクエストはレジスタンスランク「18」以上で、ヴァルデニス前哨地のドミタルから受注可能です。

Lv80 荒鷲よ、翔び上がれ

受注場所 ザトゥノル高原

受注NPC ドミタル

報酬 648G 戦果 460000   未鑑定ロストシャード:月光5 未鑑定ロストシャード:奇跡5 未鑑定ロストシャード:美技5

概要
ヴァルデニス前哨地のドミタルは、敵地の拠点を確保できたことを伝えたいようだ。

ドミタル
「解放者殿! このザトゥノル高原でも、多大なるご貢献をいただき、誠にありがとうございます!装置の設置も完了し、疑似青龍壁の起動を確認いたしました!
これで、敵飛空戦艦による爆撃を防御できるエリアが広がり、前線を押し上げることが可能となります。
本当に、解放者殿とガーロンド社の皆様には頭が上がりません。さあ、それでは占拠した敵拠点までご案内いたしましょう!
新たな拠点は、ここから西の方角にございます。出立前にヴァルデニス前哨地のエーテライトと交感するのを、お忘れなく!」

QUEST ACCEPTED

>ドミタル

(カットシーン始まり)

ドミタル
「すでに拠点の設営は完了しております。仮設エーテライトの準備も整っておりますので、交感なさっておくことをお勧めします!
さらに前線を押し上げるには、ふたたび地脈の残留エネルギーを誘導し、「疑似青龍壁」を張れるようにする必要がございます。
敵の攻撃も激しい中、解放者殿や皆様に手数をおかけしますが、どうか引き続き、我らに手を貸してくださいませ。ボズヤを第IV軍団より奪還する……その日まで!」

QUEST COMPLETE!

戦場の範囲が拡大されたことにより、新たなスカーミッシュやクリティカルエンゲージメントが、発生するようになりました!
なお、次のクエストはレジスタンスランク「20」以上で、ヴァルデニス前哨地のミコトから受注可能です。

(カットシーン終わり)

仮設エーテライトを開放した。
スピタク陣地

「仮設エーテライト」と交感し、戦線転送網を開放した!
戦線転送網を使うと、同一ゾーンの仮設エーテライト間を、自由に移動できます。見かけたら、積極的に交感しておきましょう。

レジスタンスPOP「敵部隊の動向は……」
レジスタンスPOP「必ずや生きて帰りましょう…」

(バイシャーエン「シド殿の疑似青龍壁のおかげで拠点を確保できました。このまま、次の拠点まで攻め続けることができればよいのですが、第IV軍団の抵抗は一層激しくなるでしょうね……。」)


Lv80 悪魔の居場所

受注場所 ザトゥノル高原

受注NPC ミコト

報酬 979G 戦果 500000 

概要

>ミコト

ミコト
「冒険者さん、お待ちしておりました。次拠点候補の座標情報が届きましたので観測したのですが、残念ながら、そちらもエネルギーが不足しているようです。
お手数ですが、前回同様、誘導装置の設置をお願い致します。ただ、エネルギー溜まりから次拠点までの距離がかなりあるため、今回は誘導装置をふたつ、別々の地点に設置していただきます。」

リリヤ
「「メチャユードースルゾークン」の弐号機と参号機ッス!といっても、見た目も中身もおんなじッスけどね!……地図に印をつけておくッス!」

ミコト
「毎度、冒険者さんの手を煩わすのは心苦しいのですが、私たちが付いていっても足手まといになるだけ……。どうぞよろしくお願い申し上げます。」

QUEST ACCEPTED

(リリヤ「メチャユードースルゾークン」の弐号機と参号機、英雄さんに預けますので、よろしくお願いするッス!……起動しなかったら、右斜め45度で上からチョップするッス!)

(マルシャーク「リリヤ殿のおかげで寸断されている地脈の修復……と申しますか、残留エネルギーの誘導がうまくいっているようですね。解放者殿のご協力にも感謝致します。」)

(ロスティック「やはり、バイシャーエンの言ったとおりだな……ひとりでやれることには限界がある……だが、こうして仲間と共に戦えば、祖国奪還も夢ではないな。」)

(銃士ブワジ「ン? ……ダルマスカのことなら気にすンナ!まずはこのボズヤから帝国軍を追い出して祖国奪還を実現スル!目的達成こそがダルマスカやナグサのためナノサ!」)

>指定地点

(カットシーン始まり)

ミコト
「連絡をお待ちしておりました。では、こちらから遠隔操作で起動しますね。そのまま、少々お待ちくださいませ。」

(起動する)

ミコト
「……正常起動を確認できました。今回も、しっかり地面に埋設できたと思います。いかがでしょうか?
それでは、次の地点へ移動してください。戦場ですので、周囲を十分に警戒なさってくださいね。」

>指定地点

敵の気配を感じた!!

IVレギオン・ホプロマクスとIVレギオン・セクトールと戦闘

ミコト
「……! 帝国兵と遭遇した??だ、大丈夫ですか?って、大丈夫だからこうしているんですよね……落ち着け、私。」

(起動する)

ミコト
「遠隔操作で誘導装置を起動しました。問題ないと思いますが、いかがでしょうか。
ご確認をありがとうございました。それでは帰還をお待ちしております。」

(リリヤ「メチャユードースルゾークン」の弐号機と参号機、ちゃんと起動したようで良かったッス!あのコたち、ご機嫌斜めな時があるので心配だったンスよね~。)

>ミコト

(カットシーン始まり)

ミコト
「お帰りなさい、冒険者さん。分析装置を確認したところ、支流が拠点座標へ向けて着実に伸びていることがわかりました。
ボズヤ・レジスタンスの皆さんが前線を押し上げる頃には、拠点候補の真下まで支流が到達していると思います。もう少々、時間はかかりますが。」

リリヤ
「それじゃ、ミコトさん、行ってくるッス!」

リリヤ
「ああ……ボスにお願いした例の宿題の件で、ミコトさんが、役立つかもしれないというデータがあると。それをボスに渡すのでちょっとドマまで行ってくるッス!」

ミコト
「以前、覗覚石のメカニズムを調べていた時のデータです。いくつか気になる点があったのですが、それがシドさんの研究に役立てばよいなぁと思いまして。」

リリヤ
「ボスは青龍壁のメンテナンスが終わってドマに立ち寄ると、そう連絡を受けたので、届けに行こうかと。びゅびゅ~んと超高速で往復しますので、お待ちくださいッス!」

リリヤ
「あの~、ミコトさん。ボスに何か伝言があるなら任せてくださいッス。
自分、ミコトさんとボスはお似合いだと思うッス。でも、想いって、きちんと口にしないと、伝わらないことも多いと思うッスよ。」

ミコト
「な、な……何を言ってるんですか!私、そんな……そんなこと、全然……!そ、それに、今は……そういう状況じゃ……。」

リリヤ
「ん~~、こういう状況だからこそ、伝えるべきことは伝える……そうせずに後悔する人を大勢見てきましたッス。
な~んて、ちょっと余計なお節介でしたね。んじゃ、行ってくるッス!」

ミコト
「……ちょっとどころか、かなり余計な気遣いですよ。
私……学生時代からずうっと勉強ばかりで、人並みの生活……っていうか、普通の暮らしって、よくわからないのですよね。
ムーンブリダ先輩からは、研究室から外へ出なさい、もっと、人々と触れ合いなさい、たくさん会話をしないって注意されました……。
恋愛もしなさいって言われたなぁ……でも、そういう感情ってよくわからなくって……この歳なのに一度もそういう感情を抱いたことがないんです。
シドさんて、私と同じで、研究とか大好きじゃないですか。すごく親近感があるし、素敵な方だなって思うんですけど、ん~~、恋愛とはちょっと違うんですよね。
……筆頭機工師を継ぐこともできたのに帝国を亡命、シタデル・ボズヤ蒸発事変にガイウス将軍との関係……背負っているものが多すぎて……それがしんどそうで……。
……シドさんと恋愛できたら素敵なんでしょうけど、そういう感情とはちょっと違うんですよ、本当に。尊敬というか憧れというか……ムーンブリダ先輩に近いのかな。
だから、リリヤさんが言ったことは的外れなんですよ。冒険者さんは気にしないでください。……というか、忘れてくださいね!」

(振り向くと当然ゲロルトが傍に立っている)

ミコト
「ど、ど、どうして、この前哨地に……?」

ゲロルト
「そうか、そうか、姉ちゃん、あの男のことが気になるのか。」

(慌てるミコト)

ゲロルト
「まぁ、いいんじゃねぇの?オレもお似合いだと思うぜ。最初は「お友達」からのスタートで十分だろうよ。
だけどよ、あの朴念仁の旦那、あれで結構、モテると思うぜ。早くしないと誰かに獲られちゃうかもな? ハハハッ!」

(暗転)

旗艦ダル・リアータ内部

獣王ライアン
「……で、首尾はどうよ?」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「……アタッチメントの改良にまだ時間が必要だそうだ。」

獣王ライアン
「ええ、マジかよ!?とっくに発掘は終わってンだろ?技術士官どもはいったい何をチンタラやってンだよ!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
未知の遺物なのだ。今までの知識だけで上手くいくとは限らん。……大目に見てやれ。

獣王ライアン
「おいおい、外の状況を知らンわけじゃないだろぉ?レジスタンスはもう目と鼻の先だ。この機動飛空戦艦にたどり着くのも時間の問題だぜ。
とりあえず積み込んンじまってよ、さっさとダルマスカへ戻ろうぜ。アタッチメントなんざ、帰る機上で調整すりゃいいだろ?」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「帰還だと? 馬鹿な、ボズヤを棄てろと申すのか?……それに、貴公とて、カストルム・メリディアヌムの一件を知らぬわけではあるまい?

獣王ライアン
「……ガイウスが自分のオモチャにやられちまったって話か?嘘か本当か知らねぇが、飼い犬に噛まれるなんざ、笑えるね。躾がなってねぇンだよ、躾がヨォ!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「……以前、帝都で報告書を読んだのだ。閣下はエオルゼア攻略の最終手段として対蛮神兵器を用いたが、制御不能となり暴走したようだ……結果、魔導城は灰燼に帰した。
だからなのだ……万が一の失敗など許されるはずもない。古代アラグの遺物なのだ……一分の隙もあってはならん、そうであろう?

獣王ライアン
「ったく、シシニアスの奴はどこへ行きやがった?アイツのアイデアだろ?オレたちに責任を押し付けてンじゃネェよ!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「……外は貴公に任すぞ。ミーシィヤの策が失敗した以上、これだけはなんとしてでも我々の手に……。」

獣王ライアン
「お? おお?あーたがオレ様を頼る? 頼っちゃう? 頼っちゃうの?イヤァ、オジサン、嬉しいナァ!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「あいもかわらず、くだらぬことを……さぁ、さっさと行かれるがよい。」

獣王ライアン
「おお、いいともさ!オジサン、頑張っちゃうよ~ン!!」

(カットシーン終わり)

ミコト
「え~と……設置していただいた誘導装置の監視を続けますね。皆さんが無事に次の拠点を確保できることを祈ります。冒険者さんもご武運を……!」

QUEST COMPLETE!

次のクエストはレジスタンスランク「22」以上で、ヴァルデニス前哨地のドミタルから受注可能です。

Lv80 荒鷲よ、天を翔けよ

受注場所 ザトゥノル高原

受注NPC ドミタル

報酬 648G 戦果 607500 未鑑定ロストシャード:死守5未鑑定ロストシャード:頑強5未鑑定ロストシャード:推進5

概要  ヴァルデニス前哨地のドミタルは、敵地の拠点を確保できたことを伝えたいようだ。

ドミタル
「解放者殿! 戦場での奮闘はもちろん、誘導装置の設置まで……誠に、ありがとうございます。
そのご活躍により、新たなる拠点の確保に成功しました!疑似青龍壁が起動することも、確認済みです!
敵の旗艦ダル・リアータも、いよいよ間近に……。新たな拠点は、ここから北西の方角にございます。それでは、さっそく参りましょう!」

QUEST ACCEPTED

>ドミタル

(カットシーン始まり)

ドミタル
「このイジェバン陣地を越えれば、すぐそこに、旗艦ダル・リアータが見えてくるはず。いよいよ、敵の喉元まで迫ってきたのですね……。
敵の企ても、まだ判明していませんが、シド様が航空戦力への抵抗策を練ってくださっています。我々も情報収集に務めますので、続報をお待ちください。
ここまで仲間を失いながらも……一歩ずつ、足を前へと前へと動かし続けたことで、我らは今こうして、敵の目前へと辿り着けました!
むろん敵もさらに抵抗を強めてくるでしょう。ですが、ボズヤの夜明けを迎えるため、どうかあと少し、貴方様の力をお貸しください……!」

QUEST COMPLETE!

戦場の範囲が拡大されたことにより、新たなスカーミッシュやクリティカルエンゲージメントが、発生するようになりました!
なお、次のクエストはレジスタンスランク「23」以上で、ヴァルデニス前哨地のバイシャーエンから受注可能です。

Lv80 シドの切り札

受注場所 ザトゥノル高原

受注NPC バイシャーエン

報酬 1053G 戦果 630000

概要  ヴァルデニス前哨地のバイシャーエンは、冒険者に至急の案件があるようだ。

(カットシーン始まり)

バイシャーエン
「解放者殿、お呼び立てして申し訳ございません。急を要する案件でして、情報を共有すべくお呼びした次第……。
このザトゥノル高原でメネニウスらが何をしているのか、それを突き止めるため密偵を潜り込ませておりましたが、ついにその情報を入手致しました。
解放者殿もこの戦場を移動している際にお気づきだと思いますが、この地には、古代アラグ帝国の遺跡が点在しております。……そうです、奴らの狙いはまさにその「遺物」なのです!」

聞き覚えのある声
「まさか、それはアルテマウェポンの類じゃないだろうな?」

バイシャーエン
「これはシド・ガーロンド殿。度々ボズヤへご足労いただき感謝に堪えません。……して、そのアルテマウェポンとはいったい?」

シド
「ああ、エオルゼアへ第XIV軍団が侵攻した時の話さ……アラミゴの古代アラグ帝国遺跡から発見された対蛮神用兵器、それがアルテマウェポン……。」

(説明する解放者、バイシャーエン、肩をすくめて驚く、マルシャーク、手を口に当てて考え込む)

バイシャーエン
「そのような古代兵器がエオルゼアの地で……」

マルシャーク
「バイシャーエン様、シド殿の話……密偵からの報告と符合しますね……。彼らが遺跡から発掘した遺物は「悪魔らしきもの」と報告に。」

シド
「アルテマウェポンとは別の古代兵器かもしれんな……」

マルシャーク
「報告によりますと、すでに発掘を終えているものの、旗艦ダル・リアータへの積み込みに手間取っているとのこと。」

シド
「……輸送するだけなら、ここまで時間をかけたりせんだろう。となると、メネニウスはここで起動実験を?いや、起動どころかレジスタンス相手にテストするか……。」

マルシャーク
「十分にあり得る話ですね……そうなる前に機動飛空戦艦を叩かねば……。」

バイシャーエン
「それにしても、シド殿がわざわざこちらにおいでになるとは、何か我らに用向きでもございますか?」

シド
「ああ、それなんだが、例の宿題の解になればいいんだがな。
ミコトから預かった覗覚石にデータを分析したところ、そのエネルギーのエーテル波を転用できるかもしれないんだ……特殊な爆弾にな……。」

ミコト
「覗覚石を……爆弾に……?」

リリヤ
「覗覚石のエネルギーが特殊エーテル波なのはご存じのとおりッス。このエーテル波を覗覚石経由で取り出した時の波長について、ミコトさんのデータに記載があったので調べたところ……
な、な~んと、青燐水を振動させることがわかったッス!まぁ、わずかな振動なんですけどね!」

(バイシャーエン顎に手をあてる、マルシャーク首をかしげる)

ミコト
「青燐水に……熱を帯びさせることができる……?」

シド
「そうだ……外部から刺激を与えることで青燐水が熱を帯びるんだ。理論的には青燐機関を循環する青燐水を炎上させることで、青燐機関そのものを破壊することができるはず……。
だが、実際には無理だ。覗覚石に蓄えられたエーテル量ではわずかな照射しかできない。青燐水を炎上させるには不十分なのさ。」

リリヤ
「ですが、ご安心を!そこで、ボスは考えたッス!このザトゥノル高原には豊富なエネルギーがある……と!」

シド
「……忌まわしき衛星ダラガブから注いだ莫大なエネルギー照射、それはシタデル・ボズヤを焼き、地脈を通じて各地に拡散したが、この地にはそのエネルギーが残留している。
この残留エネルギーで覗覚石の特殊エーテル波をブーストし、瞬間的なバースト状態を作り出すんだ。一瞬だが、青燐水を激しく振動させることが可能なはず。
敵編隊の中心で、覗覚石をバーストさせることができれば、青燐機関自体の破壊は無理でもそれに繋がる循環器パイプに、損傷を与えることができるはず……。
敵飛空艇を撃沈することは不可能でも、一時的に行動不能にすることができる……そういうことですね。」

(バイシャーエン、うなずく、マルシャーク、握りこぶしをあわせる)

シド
「そうだ……ボズヤ・エーテル・パルス爆弾ってところかな。この「対青燐機関波動兵器」はそろそろドマに到着している頃だ。あとは、どうやって敵編隊まで運ぶかだが……」

銃士ブワジ
「それなら、オレの飛空艇を使ってクレ。バッガモナンの兄貴から受け継いだイウサール号だ。速いぜ! リノに言ってこっちへ移動させヨウ。」

シド
「ありがたい。その飛空艇の青燐機関がストップしちまっては困るから、バーストが影響しないようシールドで補強しておこう。」

(ミコト、未来視のことを思い出す)

バイシャーエン
「……なるほど、では、イウサール号が目立たずに進めるよう、我らは派手な陽動作戦を実行しましょう。もちろん、作戦がうまくいけば、そのまま旗艦に攻め込みますが。」

シド
「話が早い、さすがはバイシャーエン殿だ。」

(シド、解放者のほうを向いて)

シド
「おまえさんにも頼みがある。リリヤを預けるから、作戦が始まったら例の誘導装置を、旗艦ダル・リアータに最も近い地脈に設置してほしいんだ。
誘導装置も改良したんだが、一時的に残留エネルギーを蓄え、「覗覚石爆弾」を積んだイウサール号がその真上に到達したら、その蓄えた残留エネルギーを一気に照射してくれ。」

ミコト
「照射された残留エネルギーをイウサール号でキャッチし、覗覚石をバーストさせるということですね。……危険な任務となりますね。」

シド
「イウサール号にはオレが乗る。最後の起動は手動だしな。それに、こう見えても飛空艇の操縦は上手いんだぜ!」

バイシャーエン
「それはなりません!シド殿を危険に晒すことはできません。万が一、貴方様の身に何かあったらは私はいったい……」

シド
「シタデル・ボズヤの借りをこの手で返させてくれ。……あの蒸発事変の残留エネルギーを流用するのも「縁」だろう。オレにけじめを付けさせてほしいんだ……頼むよ。」

(バイシャーエン、ハッとしたような表情をする)

銃士ブワジ
「……イウサールは古代ダルマスカ語で「竜巻」を意味するンだ。あの気難しいジャジャ馬をアンタが飼い慣らすのは、無理ダナ。大丈夫……ウチの紅一点も付けるゼ、操縦はリノに任せておきナ。」

ミコト
「……シドさん、私も搭乗させてください。」

シド
「必要ない、君はここに残っていてくれ。」

ミコト
「実は……ひとつのビジョンを視たのです。私が貴方と一緒にイウサール号に乗っているというビジョンです。そう……私の「未来視」は確定した未来しか映しません。
共にイウサール号に乗り、「覗覚石爆弾」を起動する……そして、それは貴方の計画どおりに上手くいきます。そう……敵編隊は機能不全に陥るのです……ですよね?」

シド
「そうなのか……?」

>何と答える?

・ミコトの言葉に嘘はないが……
・黙ってうなずく

→どちらを選んでも同じリアクション

(バイシャーエン、マルシャークの顔を見る、マルシャーク、こぶしを叩いて気合を入れる)

(ミコト、解放者に対して静寂を促すポーズをする)

シド
「よし、わかった、それなら大丈夫だろう。ミコト、君も一緒に行こう。」

バイシャーエン
「賢人殿の「未来視」で「保証」されたのであれば……いけますよね、この作戦……。よし、ただち部隊を編成し、綿密な計画を立てましょう!」

シド
「ミコト、早速で悪いが、知恵を貸して欲しい。……いや、一緒に対青燐機関波動兵器を調整してくれないか?悪いが、オレと一緒にドマへ戻って欲しい。」

QUEST ACCEPTED

(カットシーン終わり)

(バイシャーエン「第IV軍団が古代アラグ帝国の「悪魔」を蘇らせる前に、なんとしてでも旗艦ダル・リアータを攻めなければ……!シド殿が考案された「対青燐機関波動兵器」を信じましょう。」)

(マルシャーク「……やはりメネニウスの狙いは古代アラグの遺物でした。密偵からの報告によると、採掘されたのは「悪魔らしきもの」。その正体は不明ですが、危険なのは間違いないでしょうね……。」)

(ロスティック「古代アラグ帝国の遺物が連中の真の狙いか……アルテマウェポンに似た兵器が埋まっていたと考えるべきか。祖国奪還のために連中の企てをなんとしてでも阻止せねば……!」)

リリヤ
「英雄さん、早速ですが、旗艦ダル・リアータにもっとも近い地脈を探したいと思うッス!ここからでは遠すぎるため、観測装置の設置をお願いするッス!
あ……ちなみに、覗覚石へのエーテルチャージはブワジさんにお願いしました。南方ボズヤ戦線の敵戦力はかなり減ってますからね。
例のごとく、地図に印を付けておくッス!設置完了したらリンクシェルで連絡をお願いッス!」

>敵の気配を感じた!!

IVレギオン・ラクエリウス
IVレギオン・エグエス

・指定地点

(カットシーン始まり)

リリヤの声
「帝国兵と遭遇したんスね? でも、一瞬で討伐したと。さっすが~、英雄さんッス!んでは、観測装置を起動するッス!」

(起動する)

リリヤの声
「起動をこちらでも確認したッス。早速、地脈を探索するので、英雄さんは帰還してくださいッス!」

(カットシーン終わり)

>リリヤ

(カットシーン始まり)

リリヤ
「観測装置は順調にデータを集めてるッス。しばらくすれば周辺の地脈をすべて洗い出すはずッス。
それはそれとして……」

(サングラスを外す)

リリヤ
「ミコトさんの「未来視」……何か隠しているッスよね?」

(解放者があとずさると、ブワジが立っている)

リリヤ
「ミコトさんのことだからけっして嘘はついていないはず……だけど、嘘はついていなくても、何かを隠している……自分の勘が、そう告げているッス……間違いないッス!」

銃士ブワジ
「オレもそのネェちゃんに賛成ダナ。アンタも様子がおかしかったぜ、オレの目は誤魔化せネェ。さぁ、白状しちまいナ!」

(解放者、説明する)

銃士ブワジ
「ナルホド……たしかに爆弾がうまくいくのは本当のようだナ。だが、その時、ミコトのネェちゃんが振り落とされちマウと。皆に伝えた方がイイナ……何か対策を練らネェとナ!」

リリヤ
「それは意味ないッス……ミコトさんの「未来視」は確定した未来……どんな対策をしたところで振り落とされるのは確定しているッス。
さらにそのビジョンには英雄サンやブワジさん、みんながいた……ということは、自分たちはその件について、何もできない……そういうことになるッス……!」

銃士ブワジ
「ナァ、諦めンナヨ、諦めたらそこでオシメェだゼ。何か手立てがある……必ずあるサ。だから、そんな顔すンじゃネェ……元気出セ! ……ナ?」

リリヤ
「そうッスね……望みを捨てちゃ駄目ッスよね……」

(一方、地下独房にいるミーシィヤ、ネヴィンヴィのことを思い出す)

ネヴィンヴィ
「汝は、ボズヤを統べる女王グンヒルド……汝の役目は、ボズヤの民を護ることであるぞ……それを忘れてはならぬ……」

(封印石のアップ、暗転)

リリヤ
「自分、本当に……英雄さんやミコトさん、ブワジさん……バイシャーエンさんにマルシャークさん……みんな、大好きッス……! 本当ッス!
だから、みんなに死んでほしくないッス。そのために……そのために自分も頑張るッス。」

QUEST COMPLETE!

次のクエストはレジスタンスランク「25」以上で、ヴァルデニス前哨地のバイシャーエンから受注可能です。

Lv80 マーチ・オブ・ザ・ブラッディ・クイーン

受注場所 ザトゥノル高原

受注NPC バイシャーエン

報酬 3000G

概要  ヴァルデニス前哨地のバイシャーエンは、冒険者に伝えたいことがあるようだ

(カットシーン始まり)

(一同集合している)

バイシャーエン
「解放者殿……すべての準備が整いました。我らは全戦力をもって、第IV軍団に戦いを挑みます。あとは、計画どおりに事が進むと、そう信じましょう。」

シド
「「対青燐機関波動兵器」に覗覚石を積んで調整を施した。検証もできてるが、どの程度の範囲に影響を与えるかは未知数だ。一か八かの賭けとなるが、万が一の場合は速やかに撤収してくれ。」

ミコト
「大丈夫ですよ、シドさん。この試みは必ず成功します。私の「未来視」がそれを保証しますよ。」

リノ
「久しぶりダ……アンタとこうやって共闘できるなんテネ。飛空艇の操縦はアタイに任せトキナ!無事に目標地点まで装置を運ぶからネ!」

銃士ブワジ
「「対青燐機関波動兵器」ならすでにイウサールに積んであるぜ。爆破時のエーテル波によって飛空艇のエンジンが壊れないヨウ、防御シールドも設置済みダ!」

リリヤ
「上空のイウサール号へ向けて放射できるよう改良を施した、「メチャユードースルゾークン改」の準備もバッチリッス!手ごろな地脈も割り出したので、あとはそこに設置するだけッス!」

マルシャーク
「今回の作戦は二段構えとなります……地上で敵の注意を惹きつけるための陽動作戦を展開しつつ、「対青燐機関波動兵器」で敵戦艦を飛空不能に……これが前段階。
敵艦隊ダル・リアータの機能が停止したら、そのまま一気に白兵戦を仕掛け、ボズヤ分遺隊の指揮系統を奪います。」

バイシャーエン
「狙うは指揮官メネニウスの首!ですが、敵には未だ獣王ライアンをはじめとする手練れが大勢……獲物を追い詰める獅子の如く、常に用心を怠らず進軍しましょう。」

(一同うなづく)

バイシャーエン
「では、今より作戦を開始しますッ!!進めッ!!」

QUEST ACCEPTED

バイシャーエンら、ヴァルデニス前哨地から姿を消す

リリヤ
「では、自分たちも行動開始するッス!幸い、敵戦艦の近くに地脈があったので、そこに「メチャユードースルゾークン改」を設置するッス!
地図に印を付けておくッス! そこが目標地点ッス!最終調整はその場でしかできないので、自分も同行するッス!……敵は、英雄さんにお任せするのでよろしくッス!!」

・敵の気配を感じた!!

IVレギオン・セクトール、IVレギオン・ホプロマクス、IVレギオン・エクエスと戦闘
IVレギオン・ドゥブカリウス、ビースト・ファミリアと戦闘

>指定地点

(カットシーンはじまり)

リリヤ
「ボス……こちらは準備完了ッス。座標を送るので、その真上が目標地点ッス。」

シドの声
「わかった……リノ、ミコト、発進だ!……バイシャーエン、聞こえるか?もう一息だ……しのいでくれ!」

バイシャーエンの声
「シド殿……我らのことは気になさいますな。ご武運を…………!」

リリヤ
「あっ!! 見てくださいッ!!旗艦ダル・リアータが……動き出しますッ!!」

バイシャーエン
「く……遂に動き出しましたか……!」

マルシャーク
「バイシャーエン様……あれを!!」

バイシャーエン
「来ましたか、飛空艇イウサール……あとは、頼みましたよ……シド殿……!」

(旗艦ダル・リアータから攻撃が飛んでくる)

リリヤ
「きゃああぁあッ!!」

シド
「今のは何なんだッ!?」

ミコト
「あれが古代アラグ帝国の遺物の……力……!」

ガレマール帝国兵
「駄目です! 目標が小さすぎます!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「第二弾を装填せよ! 急げ!」

ガレマール帝国兵
「第二弾、エネルギーを装填中! 45%!!」

ミコト
「目標座標を失いました!今の衝撃で、回路が損傷したようです!」

シド
「クソッ!!」

シドの声
「目標座標をロストした!回路が破損したようだ!
リリヤ、時間が無い!目視のために閃光弾を打ち上げてくれッ!」

リリヤ
「イエッサー!!」

シド
「そこだッ!! 急げッ!」

ミコトの声
「今です!!」

シド
「よしッ!! いけぇッ!!」

ガレマール帝国兵
「青燐機関が停止!! 緊急着陸しますッ!!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「なんだとッ!」

(飛空艇から振り落とされるミコト)

シド
「ミコトーーーッッ!!」

(エアバイクに乗ったフランがミコトを助ける)

シド
「早く下へ!! ミコトが!!」

女性の声
「……シャーレアンの賢人殿なら無事に救出した。前哨地へ帰還されるがよい。」

シド
「本当か!? ……誰だ、あんた??」

フラン
「ダルマスカ・レジスタンスを指揮するフランと申す者……ゆっくりと挨拶したいところだが、今はその時間も惜しい。とにかく、一旦、ヴァルデニス前哨地へ退くとしよう。」

シドの声
「あんたの噂ならジェノミスから聞いている……わかった……前哨地で会おう!」

(カットシーン終わり)

(ロスティック「いよいよ最後の仕上げだな……私が今日まで生き存えた理由がここにある……父の仇……同胞の無念を今こそ晴らしてやろう。」)

(銃士ブワジ「ダル・リアータにあんな兵器があったなんて知らなカッタぜ。だが、アンタがいれば大丈夫サ……なんとかなるって思えるゼ!……ン? アァ、そうか……そういうことか……。オレたちがアンタの背中を護っていたんじゃない……アンタがオレたちの背中を護ってくれていたンダナ……!アンタという存在が、オレたちに希望を与えてくれるンダ……!」)

(マルシャーク「解放者殿……遂にこの時がやってきました!我々一同、命を棄ててこの任務を全うする所存ッ!死んでいった仲間のためにも、必ず勝利をこの手にッ!!」)

銃士ブワジから聞けること

・飛空艇イウサールについて

銃士ブワジ
「バッガモナンの兄貴から受け継いだ小型飛空艇のことサ。王都ラバナスタへ移動する時に乗せたことあったヨナ?ほら……フランの姐御に会うために乗ったダロ?
オレたちが空賊やってた時代に手に入れた飛空艇でナ……マァ、義兄貴がウルダハの金持ちから賭けで奪ったンダガ、オレやリノが改造を重ねて、そりゃ速ェったらありゃシネェヨ。
「イウサール」は古代ダルマスカ語で「竜巻」を意味するンだ。……ダルマスカでは「じゃじゃ馬」のことをそう揶揄するンダガ、あの飛空艇もピーキーなセッティングでナ……いや、繊細なのサ。
もう何年も乗ってきたからナ、たしかに愛着はあるナァ……言ってみればオレたちのホームみたいなモンだからナ。良いときも悪いときもオレたちはこの飛空艇と一緒ダッタ。
ダルマスカ・レジスタンスに参加した時、提供を申し込んだンダガ、フランの姐御がそのままオレたちが使えッテナ……。「バッガモナン組にはそのままでいろ」ッテサ……。
今回の作戦でイウサール号が壊れたとしても構わない……少なくともオレはそう考えているンダ。そのためにこの飛空艇が生き残ったンダッテ、考えるダケサ。
「川の流れには逆らうな、それを拒む者は、掌を知らない」運命には逆らうな、逆らう者は己の非力さを知らない者だ……ダルマスカに伝わる格言のようなもんダ。
こうやって、このボズヤでアンタと肩を並べて命を懸ける……それがオレたちの運命なのだとしたら、こんな素敵なことはナイ。オレは運命を信じてその流れに乗るだけサ。」

>バイシャーエン

(カットシーン始まり)

バイシャーエン
「お帰りなさいませ、解放者殿……シド殿の「対青燐機関波動兵器」はうまくいきました。こちらの思惑どおり敵機動飛空戦艦は行動不能に陥ったようです。」

(バイシャーエンに話しかける解放者)

バイシャーエン
「残念ながら、リリヤ殿の怪我は思った以上に酷く、我が手でとりあえずの手当は施しましたが、きちんとした医療機関での対処が必要です……。」

シド
「リリヤの治療の件なら大丈夫だ。ドマのヒエンが受け入れ体制を整えてくれている。これからドマへリリヤを移送するよ。
悪いが、イウサール号とリノを借りるぜ。」

銃士ブワジ
「モチロン、構わンサ……お嬢ちゃんを助けてやってクレ、頼んだぞ。」

ミコト
「私もリリヤさんに付き添ってドマへ向かいます。
……私のせいで……こんなことに。」

シド
「君のせいじゃない。「未来視」でもリリヤの負傷を見てないんだ。それに、その能力を過信しちゃいけない。
閃光弾を撃たせたのはオレだからな。責があるのはオレだよ。だが、リリヤも覚悟はしていたはずだ……ここは戦場だからな。
とにかくドマへ向かおう。君の治療師としての力を借りたいしな。」

バイシャーエン
「それでは、我らは最後の決戦に挑むことにします。敵機動飛空戦艦が行動不能である内に白兵戦を仕掛けましょう。幸い、ダルマスカのフラン殿も駆け付けてくれました。」

フラン
「ダルマスカ・レジスタンスのフランだ。我らに仇なす第IV軍団に抗うものとして、微力ながらお手伝いしたいと考え、馳せ参じたもの……。
わずかではあるがエアバイクを数台、輸送した。今回の作戦に役立てていただけると幸いである。」

バイシャーエン
「フラン殿、ご厚意に深く感謝致します。」

(礼をするバイシャーエン、マルシャーク)

バイシャーエン
「それでは、皆さん、今より白兵戦を仕掛けます。これが最後の戦いになるはずです……!
ですが、先ほどの攻撃にもあるように、奴らの手には我らの知らぬ兵器があるやもしれません。十分に用心して仕掛けるようにしましょう。
この白兵戦、解放者殿も参加されますよな……?」

>何と言う?

・ボズヤ解放をこの手に!
・これ以上の死者を出さぬためにも戦乱を終結させよう!

(どちらを選んでもリアクションは同じ)

バイシャーエン
「解放者殿こそ、我ら帝国に虐げられた者を導く正しき予言者!このお方さえいれば、我らの勝利は約束されたも同然ッ!!一同の奮闘を望みます…………以上、解散ッ!!」

(気合を入れる一同)

バイシャーエン
「……いよいよメネニウスとの決戦となりますが、奴らが発掘したという「アラグの悪魔」も気になるところ。獣王ライアンも未だ健在ですので一筋縄ではいかぬでしょうな。
どうぞ、今一度、解放者殿のお力を我らのために……!」

(暗転)

獣王ライアン
「いい加減にしろ、小僧ッ!もうこうなっちまったらオレたちの負けだ!引き際が肝心だって、ガキの頃から教えただろうよッ!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「アレを……あの悪魔をボズヤの愚民どもに渡すわけにはいかん。艦より切り離し再び奈落へと沈めた後、艦を爆破し蓋としようぞ。さすれば、幾許かの時間を稼げるというもの。
貴公は残った兵をまとめ、ダルマスカへ帰還するのだ。そして、ダルマスカ・レジスタンスを討ち破った後、再びこの地へ戻り、悪魔を閣下の手に……!」

獣王ライアン
「バカ言うンじゃねぇッ!オレに生き恥を晒せっていうのか!!ボズヤの失敗の責任を取るのはオメェだろーよ!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「我は……閣下より預かりしこのダル・リアータと運命を共にせん。死して、命を散らした者たちにあの世で詫びよう。」

獣王ライアン
「古来より戦いの結果はその時の運しだいってな。今回は運が悪かった……ただ、それだけだ。まぁ、いいじゃねぇか、気にすンな……
オメェは、性格も悪いし口も悪い。だが、それでもオッ死んじゃいけネェな……。責任を取るべき「時」はいずれまた来るンだ。
悪魔をゴミ箱に棄てるだけならふたりでやろうや。で、ふたりで雁首揃えてノア坊に謝ろうぜ。それでいいじゃねぇか……なぁ?」

(メネニウス、兜をとる)

メネニウス・サス・ラナトゥス
「貴公は上司からの命令を何度無視する気なのだ……呆れて物が言えんよ。」

獣王ライアン
「ふんっ、クソな命令なんざクソでしかねぇからな。破られるようなクソ命令が悪いンだ。あと、そんなクソをひねりだすクソヤローが悪い!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「我は性格は悪いかも知れぬが、口は貴公ほど悪くはないぞ……。」

(セイブ・ザ・クイーン封印石が光だし聖剣が封印から解かれる、ミーシィヤの前に現れ、手に取るとミーシィヤの姿が光って消え去る)

「旗艦ダル・リアータ攻略戦」開放

新たなクリティカルエンゲージメント、「旗艦ダル・リアータ攻略戦」が開放されました!
「旗艦ダル・リアータ」を開放したプレイヤーが、一定数いる状態で、一定時間が経過すると、該当のクリティカルエンゲージメントが発生します。
なお、「旗艦ダル・リアータ攻略戦」は、スカーミッシュやクリティカルエンゲージメントの攻略によって、発生までの時間が短縮されます。
しっかりと「ロストアクション」を準備して、「旗艦ダル・リアータ攻略戦」に挑戦しましょう!

(カットシーン終わり)

(フラン「聖天使アルテマ」を退けし者よ……ここでお目にかかろうとはな。貴公の活躍……ブワジから報告を受けているぞ。さすがはドマ・アラミゴの解放者殿であるな。
ボズヤに駐留する第VI軍団の企てを阻止することが、我が祖国ダルマスカ解放のために必要なのは間違いないが、私は帝国に虐げられた者すべての解放のため、ここにいる……!
いや、帝国かどうかは関係ない……人を束縛し自由を奪う、そうした者たちには私は反逆する!人は常に自由でなければならないのだ。
貴公とこうして肩を並べて戦えること、私は誇りに思うぞ。すべての者たちを束縛する鉄鎖を打ち砕き、真の自由を取り戻すこと、それを共に目指そう!」)

旗艦ダル・リアータ攻略戦

POPフラン「見えたッ!」

バイシャーエン
「まずは潜入部隊を送り込み、敵艦内部より、タラップを降ろさねばなりません!」

マルシャーク
「我こそはと思う勇士8名は、エアバイクを用いて潜入を!残る我らは、敵艦正面で陽動を仕掛けるのです!」

・下

・上(潜入部隊)

鉄火のサルトヴォアール
「侵入者とは、やはりあなた方でしたか……。ですが、このあたりで止めさせていただきましょう。」

・パイロキネシス

「魔力の流れ……時を操作する……!」

・タイムエラプション

「炎より舞い上がれ!」

・フェネクス

・サーマルガスト

「魔力の流れは、時に逆らい反転する……。見切れますかな?」

・リバース・タイムエラプション

・パイロキネシス

・ハイパー・パイロプレクシー

・グランドクロスフレイム

・パイロキネシス

「ふむ……さすがに生身で勝利を掴むことは叶いませんか。」
「ならば致し方なし……。我が魂のすべてを、魔力の火に焚べましょう……。」
「グッ……肉体が……内より燃える……!だが、バッシュ様の遺志を成すため、退くわけには……!」
「オオオオオ……サルトヴォアールが最期の戦いッ!バッシュ様、とくとご覧あれッ!」

・バーンブレイド

「バッシュ様の剣技に、我が火炎魔法を加えるッ!見よ、これがマントヴァ魔術が至った高みだッ!」

・マントヴァフレイム

・ライトブランド

・ダブルキャスト

「ガハッ……我が魔術が……破れようとは……。」

バイシャーエン
「どうにか撃破できましたな。あとは潜入部隊の働きを待ちましょう……。」

・タラップ制御を操作する

バイシャーエン
「潜入部隊が任務を果たしてくれたようです!さあ、我らも旗艦ダル・リアータの艦内へ……!」

→IVレギオン・ガードスコーピオンと戦闘

・電磁フィールド

POPメリオール「これは……電磁障壁!?」「それでも屈しはしない!抗う力で、打ち崩します…!」→クリムゾンスカージを打つ
POPフラン「仕留めるッ…!」→詩人LBエフェクト

POPレジスタンス「うおぉぉぉ!」

バイシャーエン
「主力部隊は、そのまま直進……!残る戦力は両翼に展開し、敵を攪乱するのです!」

POPメリオール「ご武運を…!」

・魔導研究区画

人形使いジルブリスベル
「キヒッ……レジスタンスの諸君、先を急いでいるようだが、ひとつ研究成果を披露させてくれ……。
聖石片の真なる力の引き出し方が、ようやく理解できたのでね……!」

・聖石片を掲げ、キュクレインの姿になる

IVレギオン・キュクレイン
「キヒヒヒヒ……どうだ、驚いたか……?
さあ、このオレを楽しませてくれ。お前の悲鳴を、苦痛を、断末魔をオレに聞かせてくれ……!!」

・汚染波(魔力が床を伝わり、装置が起動した……!)

・恐怖の波動

IVレギオン・キュクレイン
「キヒヒヒヒ……魔力がみなぎる……!これで、我が罠は、その力を発揮するであろう……!」

バイシャーエン
「な、魔物の姿に……!?敵が仕掛けた罠のようです、皆さん、警戒してください!」

・汚染波

・不浄圧殺

・腐朽焼殺

・魔脈瘤

・重蹴撃

・喪失の波動

・汚濁の奔流

IVレギオン・キュクレイン
「聖石の力を手にした、このオレが敗れるだと……?キヒッ……そんな馬鹿なことが……。」

バイシャーエン
「これが聖石の力だというのですか……これでは……邪悪そのものではありませんか!」
「……しかし、恐れていても仕方ありません。残る戦いに備えなければ……。」

・旗艦ダル・リアータ:中枢

バイシャーエン
「別動隊が、上手く敵を攪乱してくれているようですね。ここは彼らに任せ、我々は先に進みましょう!」

POP帝国兵「やらせんぞ!」「ガブラス様のために!」

・動力制御区画

マルシャーク
「防御機構が作動したのか!?この区画と両翼の通路で、制御が連動しているようだが……。」
「通路への隔壁を開くことが先決……仕掛けの調査を……!」

バイシャーエン
「増援の敵兵を確認……!装置の操作を邪魔せぬように、迎え討つのです!」

バイシャーエン
「隔壁が解放されました!このまま一気に攻め込むのですッ……!」
「奴らが発掘したという「アラグの悪魔」は、この奥でしょうか……?」

・旗艦ダル・リアータ中枢

→IVレギオン・コロッサス改

バイシャーエン
「敵将も、未だ姿を見せていません。引き続き、最大限の警戒をッ!」

・大型格納区画

メネニウス・サス・ラナトゥス
「遂にここにたどり着いたか……。」
「よいだろう……我が首、獲れるものなら獲ってみよ!!」
「サウニオン、安全装置解除……!レジスタンスども、一兵たりとも生きては帰さぬぞ!」

・魔導クロスレーザー
・高出力魔導レーザー
・魔導バーニングサークル

メネニウス・サス・ラナトゥス
「エネルギー充填完了……転移デバイスを起動する……!」
・転移式バーニングサークル
・転移式クロスレーザー

獣王ライアン
「下がれ、メネニウス!まとめて吹き飛ばしちまうぞォ……!?」
「オレがいることを忘れンなよッ!カストルム・ラクスリトレでの借りを返させてもらおうかッ!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「貴公という男は……ええい、ならば、とことん最後まで付き合ってもらうぞ……!」

獣王ライアン
「ジュニア、メネニウスの玩具にエーテルを分けてやれッ……!その機体なら、エネルギーに変換できんだろォ?」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「ライアン、敵を攪乱しろッ!」

獣王ライアン
「人使いが荒いこって……ま、やってやるさ!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「サウニオンのコアからエーテルを放射する!ライアン、その魔獣の力と成せ!」

獣王ライアン
「おい、メネニウス……!たまには、こっちに合わせてみせろやァ……!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「仕方あるまい……付き合ってやる……!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「ライアン、合わせてみせろよ……!」

獣王ライアン
「わーってるよ!ドゥンJr.、敵さんの気を引くぞォ……!」

獣王ライアン
「ジュニア……!!くそッ、やってくれやがって……!」

メネニウス・サス・ラナトゥス
「まさか……このサウニオンまでを……打ち破るか……!」

(カットシーン始まり)

メネニウス「ここまでか……ゼノス皇子を討ち破りし者よ……よかろう……この艦と共に奈落へ逝こうか……」

(アラグの悪魔の拘束が外れ動き出す)

メネニウス「バカな……単独起動するだと……アラグの悪魔……やはり制御できるものではなかったか……?」

・アラグの悪魔 ディアブロ・アーマメント

・崩落した試掘坑

ディアブロ・アーマメント
「ガ……ガガガ……制御システム、エラー……ガガ……我ハ……眠リヨリ……目覚メタリ……!」

・エーテリック・エクスプロージョン

「異界ノ底デ燃エ盛ル炎ヨ……ココニ……!」

・強化デスレイ

・異界の扉

「門ヲ介シ、闇ノ力ヲ得タリ……!イマココニ……深淵ノ魔法ヲ紡ゴウ……!」
「永遠ノ闇ニ沈メ……!」

「我ガ眷属ノ魂持ツ者ドモヨ……戦列ヲ組メ……!」

ビット射出

「矮小ナル者ドモヨ……!貴様タチノ命ヲ、コトゴトク喰ラッテクレル……!」

強化デスジャ

エーテル波動

「ナ、ナンダ……身体ガ……ガガガ……ガ……顕現維持ニ問題発生、強制排除システム、起動……!」

V機関暴走

「妖異機関、臨海稼働……スベテノ敵対勢力ノ強制排除を実行スル……!」

「存在維持ノ限界ニ到達……ガガガ……総員退……ガガ……ガ…………。」

(カットシーン始まり)

バイシャーエン
「解放者殿! よくぞご無事で!
これは……いったい……?」

(バイシャーエンの視線の先にメネニウスとライアンが倒れている)

バイシャーエン
「き、貴様達は……!」

(崩落が始まる)

バイシャーエン
「全員、退避ッ!!」

(ディアブロのビームを身体で受け止めてライアンをかばうメネニウス)

獣王ライアン
「おおい! 冗談だろッ!なんだよ、それッ!?なんでオメェが先に逝くンだよッッ!!」

(外へ脱出するバイシャーエン達)

バイシャーエン
「あれが……アラグの悪魔…………!」

フラン
「すべてを破壊するつもりかッ!!」

(天に降臨する女王グンヒルドの姿をしているミーシィヤ)

「民を護るのが 我が務め……それが 女王グンヒルドに課せられた使命……」

(ディアブロを討つ)

バイシャーエン
「女王……グンヒルドが……闘神セイブ・ザ・クイーンが……我らを護ったというのか……」

マルシャーク
「ミーシィヤ……きみは……」

(暗転)

ミーシィヤ
「…………もう……いい…………

バイシャーエン
「諦めてはなりませんよ、ミーシィヤさん……貴女は私たちが作る新生ボズヤを見届けなければなりません。」

ミーシィヤ
……それを見て……後悔しろと…………?…………罪を悔い改めろ…………と…………
……勘違い……するな…………バイシャーエン…………ボズヤの民を……護ること……こそが……務め…………女王の……責務を全う……したに……すぎぬ…………
……許しを請うつもりなど……ない…………私は……あくまでも……属州ボズヤ人………………第IV軍団の兵士……だから……な…………
……民を護ったのは……女王グンヒルドだが…………私は……貴様たちにとっては……ただの……裏切り者……
私はただの裏切り者として……処罰されねばならん……でなければ……民は納得せん…………人心を勝ち取る……ために……成すべきことを……のだ……
……やはり……その役目は……貴様だ……蛮神殺し……の……英雄よ……闘神……である……私に……とどめを……

>何と答える?

・(ミーシィヤの願いどおりにする)
・(自分にはできないと首を横に振る)

>「彼女の生い立ちには同情するが、極刑こそがふさわしい」を選択し
>(ミーシィヤの願いどおりにする)を選択した場合

空を見上げ、瞳を閉じて考え込むが覚悟を決める解放者

ミーシィヤ
「……それで……よい…………

ミーシィヤの前に座り込み、思いつめた表情をする解放者
バイシャーエンが制止する

バイシャーエン
「もう……逝きました…………

(暗転が無いため、マルシャークも座り込む動きが追加されている)

>「彼女の生い立ちには同情するが、極刑こそがふさわしい」を選択し
>(自分にはできないと首を横に振る)を選択した場合

未確認

>「バイシャーエンの言うとおり、その責任はメネニウスとガブラスにある」を選択し
>(ミーシィヤの願いどおりにする)を選択した場合

ナイフを手に取り、うなずく解放者
バイシャーエンすぐに制止する

バイシャーエン
「そこまで解放者殿が背負う必要はございません……。」

(喉元にナイフをあてる、ミーシィヤ、軽く口角をあげる)

バイシャーエン
「二度と貴女のような咎人を作らぬことを……誓いましょう……。」

(暗転)

>「バイシャーエンの言うとおり、その責任はメネニウスとガブラスにある」を選択し
>(自分にはできないと首を横に振る)を選択した場合

バイシャーエンが制止する

バイシャーエン
「貴方の罪を……私も背負いましょう。」

(喉元にナイフをあてる、ミーシィヤ、軽く口角をあげる)

バイシャーエン
「楽にしてあげますよ……ミーシィヤさん……。」

(暗転)

>「……自分にはわからない」を選択し
>(ミーシィヤの願いどおりにする)を選択した場合

未確認

>「……自分にはわからない」を選択し
(自分にはできないと首を横に振る)を選択した場合

バイシャーエンが制止する

バイシャーエン
「それは……私の役目でしょう……。」

(喉元にナイフをあてる、ミーシィヤ、軽く口角をあげる)

バイシャーエン
「母なるエーテル界で……また相まみえましょう……。」

(暗転)

ミーシィヤの遺体を前に、沈黙する一同

(カットシーン終わり)

・ザトゥノル高原

マルシャークだけテント前にいる

マルシャーク
「解放者殿、お疲れ様でした……我々の勝利です!敗残兵らの処理に今しばらく時間はかかるでしょうが、宿願であったボズヤ解放が完遂したといっても過言ではないはず。
この勝利のために同胞にも多くの死傷者が出ました……。もう声を上げることのできぬ者たちの願い……無碍にはしません!その思いに応えるため我々は新たなボズヤを築かねば……!
バイシャーエン様らは一足先にガンゴッシュへ戻られました。解放者殿も共にガンゴッシュへ参りましょう。そして、勝利を共に分かち合おうではありませんか。
……ミーシィヤですか? いえ、ガンゴッシュへは移送しません。憎しみの対象として……晒そうと言い出す輩もいるでしょうから。彼女の遺体は、私が……私が責任をもって埋葬致します……。」

カットシーン始まり)

バイシャーエン
「解放者殿、ありがとうございました。貴方様(貴女様)のおかげでボズヤを我らの手に取り戻すことができました。深く感謝すると共にあらためてお礼を申し上げます。」

(バイシャーエン、胸に手を当てて礼をする。それに倣いロスティックや他のレジスタンスたちも礼をする)

バイシャーエン
「ああ……戦いは終わりましたが、これからが正念場。第IV軍団という共通の敵がいる限り、我らも一枚岩でしたが、これからは個々の利益のために内輪で争いが始まる可能性も。
そうならぬよう、まずは国家の基盤ができるまでは、各組織の代表を指導者グループと位置づけ、暫定政権として国家を回したいと考えております。
まずは、新たな法の草案作りから、各行政府や警察機構などの人事を──と、その準備を始めていたところでした。
……私は新憲法の草案作りに第IV軍団が定めた法を、参考にしようと考えております。」

マルシャーク
「バイシャーエン様、そのような事を口に出してはなりませぬ……皆が動揺致します……!」

バイシャーエン
「よいのです……我らは、旧き良きボズヤを取り戻すために戦いましたが、悪しき習慣は完全に捨て去らねばなりません。
レジスタンスとして命を捧げた者もいますが、戦争を厭い、属州民として暮らす者も多い 中にはミーシィヤのように第IV軍団の統治を望む者もいるはず。
敵であったとしてもそれが「優れた法」ならば、我らはそれに学び、吸収せねばならないのです。そのことをボズヤの民は皆、心して欲しい……。
我らが築く新たなボズヤ……新生ボズヤは、皆が平等に権利を持ち、差別や貧困のない社会を目指します。そして、それが維持できるよう皆で努力しなければなりません。
この新生ボズヤのために多くの血が流されたこと、それを我らは忘れてはならないのです。
二度とこのような惨劇を繰り返さぬためにも……!」

聞き覚えのある声
「あんたなら大丈夫さ、バイシャーエン。アラミゴやドマのような良い国をあんたなら実現できる。」

バイシャーエン
「これはシド殿……シャーレアンの賢人殿……おかえりなさいませ。」

シド
「祝いの酒でも飲んでるのかと思いきや、もう次のステップへ進もうとしている あんたは本当に真摯な男だ、だが、それがいい。」

マルシャーク
「……リリヤ殿の容体はいかがです?」

シド
「腹部に食い込んだ金属片を取り出すのに手間はかかったが、ドマの治療師たちのおかげでもう大丈夫だ。ガンゴッシュへ戻りたいって騒いでいたぐらいさ。」

(安堵したようなマルシャークの表情)
(リンクパールが鳴る)

リリヤの声
「英雄さん……ご心配をおかけしたッス……でも、もう自分は大丈夫ッス ……最後の最後でこんなヘマしちゃってごめんなさいッス。」

>何と言う?
・ヘマなんてとんでもない、よく頑張った!
・傷は大丈夫なのか?

・ヘマなんてとんでもない、よく頑張った!
リリヤの声
「……ほ、本当ッスか。自分を褒めてくれるんスか!?……嬉しいッス……もう泣きそうッス……ふえぇぇぇぇ……」

シド
「おい、リリヤ! おまえはウチの大事な戦力なんだ。傷を治すのも仕事だって言っただろ。いいから、大人しく寝てろ、さもなくば看病にジェシーを……」

リリヤの声
「そ、それだけは勘弁ッス!!」

笑う一同

ゲロルト
「おいおい、いつまでくっちゃべってンだよ~!祝いの席なんだ、主役たちが離席のままじゃ、皆酔えないだろ?ほぅら、さっさと来いよ~!」

(やれやれといった様子のバイシャーエン一同、仕事を中断して酒の席へ向かう)

フラン
「第IV軍団の戦力を大幅に削ることができたばかりか、アラグの遺物を利用しようとする野望を食い止めることができた。貴公には世話になった……ダルマスカを代表して礼を述べよう。
……とはいえ、第IV軍団の本隊は……ガブラスは未だ、己が「王国楽土」の実現に向けて戦いを仕掛けてこよう。我々は急ぎダルマスカへ戻り、情報を集めたいと思う。
次はダルマスカで会おう。」

(ミコトの後ろ姿を見つけ視線で追う解放者)

暗転

(セイブザクイーン封印石の前にたたずむ解放者とミコト)

「この勝利は ドマ・アラミゴの解放者の他にもうひとり

我らのために命を散らした者がいたことを 私は忘れないだろう

彼女は 民からは「咎人」として記憶され 忌み嫌われるはずだ

だが その最期に 女王としての責務を 果たしたのだ

彼女は許されざる罪を犯したが そうさせたのも我らである

我らの中の わずかな歪みが 彼女を「咎人」にしてしまったのだ

救える予知はあったはずだ だが そうはならなかった

私はそれを恥じる 一生後悔するだろう」

ミコト
「……何かを感じますか?」

(首を振る)

ミコト
「秘められていたエーテルを感じなくなりました。もう、最後の女王の魂は存在しない……。」

マルシャーク
「この世界に生きる者たちすべてに変革を求めることはできません。一度根付いてしまった価値観やその思想を変える それは実に難しいのです……。」

(マルシャークに気づき振り向く二人)

マルシャーク
「だが、変革の努力をやめてはなりません。見て見ぬ振りをし、黙して語らず──これもまた罪。自らの行いをただし、変革を求め続けなければならないのです。」

(マルシャーク、解放者に記憶探索の媒介だった聖石の破片を渡す)

「再び 聖剣が ボズヤの民のもとへ戻った……

そこには ボズヤを救った ふたりの女王の願いが 宿っている

女王と共に この戦いで 命を散らした者たちのために

その崇高なる犠牲に恥じぬよう 新たな国家を築くのだ

「ボズヤ解放戦争・回顧録」より抜粋

         バイシャーエン・ウルガッシュ著

バイシャーエン
「解放者殿、ありがとうございました。貴方様のおかげでボズヤを我らの手に取り戻すことができました。深く感謝すると共にあらためてお礼を申し上げます。
このまま解放者殿にこのボズヤに残っていただき、国家の礎を立て直すため是非ともご助力をお願いしたいところ……フッ……さすがにそれは無理ですね。
貴方様は一箇所に腰を据えて留まる方ではございますまい……これからも弱き者のために命を賭して戦い続けるのでしょうね。……解放者殿の進まれる道に、女王のご加護がありますように。」)

・マルシャーク

マルシャーク
「……ミコトさんやシドさんら、皆さん、帰路につかれました。解放者殿もガンゴッシュを去るおつもりでしょうが、本音を申せば、実に名残惜しい……。
このまま新生ボズヤの建国をお手伝いいただけませんか?……いや、ただの戯れ言です。お忘れくださいませ。解放者殿には感謝しても足りないほどの恩を受けました。
我々ボズヤの民は皆、それをけっして忘れたりしないでしょう。何かお困りの時は声をおかけください、次は我々が……!」

QUEST COMPLETE!

(カットシーン始まり)

一方、ダルマスカ管区バルナイン──

ノア・ヴァン・ガブラス
「ご苦労だったな……ライアン。下がってよいぞ。」

獣王ライアン
「……それだけか?メネニウスが逝ったっていうのに、それだけなのか?」

ノア・ヴァン・ガブラス
「何を言って欲しいというのだ。」

獣王ライアン
「忠義の士をあんな風に無駄死にさせて、それでいいのかって訊いてるンだよッ!」

ノア・ヴァン・ガブラス
「あやつはわかっていた……そうなることを。あれでよいのだ……我々は「強者」でなければならぬ。「王国楽土のため、我々は「悪」でよいのだ……
それに……時間がない……。もう時間が残されておらぬのだ……我には……。」

獣王ライアン
「そうか……もう時間がネェのか……。残念……だな…………。

ノア・ヴァン・ガブラス
「悪いが、しばらく獄にいてもらうぞ……。敗戦の責はメネニウスにあるが、貴様にもそのくらいしてもらわねば示しがつかんのでな。」

獣王ライアン
「わかったよ、好きにしな。……そういうことにしておいてやるさ。」

シシニアス・マル・ヴェリュータス
「閣下、お持ち致しました……」

シシニアス・マル・ヴェリュータス
「ボズヤにてメネニウス様が回収したアラグの聖遺物にございます。」

(ライアン、驚いた顔をする)

セイブ・ザ・クイーン
第4章「女王グンヒルドの帰還」 完


マルシャークから聞けること

>何を聞く?

・旗艦ダル・リアータについて(ザトゥノル高原の時より台詞が一部変化)

「ダルマスカ管区から派遣された機動飛空戦艦です。これまであのような大型戦艦がボズヤに配備されたことはなく、それだけガブラスは我々を脅威として考えたのでしょうね
ブワジさんの情報によると、ドマ解放後、王都ラバナスタで蜂起したレジスタンスの攻撃を阻んだのが、あの旗艦ダル・リアータを中心とした飛空船隊だったそうです。
敵地上部隊の攻撃により、魔法障壁を失うとすぐさま、あの戦艦から放たれる砲弾の雨でレジスタンスは全滅。ラバナスタも一瞬で灰燼に帰したとか……。
それだけの火力があるのですから、先に我々を攻撃してもよかったのではないか、その後古代アラグの遺物を積めばとも考えましたが、実は……。
……敵とはいえ生存者がいるならば救助すべく、撃沈した旗艦ダル・リアータに調査隊を派遣しました。その者たちからの報告書があがってきたのですが……。
どうやら戦闘用の艤装が最小限しかなく、また砲弾などはほぼ皆無の状態だったとか。つまり、あの戦艦は戦闘できるような状態ではなかったようです。
ガブラスの真意を窺い知ることはできませんが、古代アラグの遺物回収のためだけに派遣したのか、そもそも砲弾を積むことすらできぬほど物資が不足しているのか。
……ダルマスカ管区とナグサ準州での戦闘が長引いていますが、フラン殿の読み通り、兵站が途切れ物資が不足している今なら、第IV軍団を追い出す絶好のチャンスかもしれませんね。

・彼女について

「……彼女が何故、我々の命を救ってくれたのか、憶測で語るべきではないことを重々承知しております……それでも、私は考えずにはいられないのです。
彼女はボズヤの民を……旧い悪しき慣習に囚われた者たちを憎んでいました。それは間違いないでしょうし、最期までそうだったはずです。
スラムで生まれた彼女がどんな苦労をしてきたのか……未来を得るためにどんな努力をしてきたのか……私はそれを知っていました……。
幼い頃は、食事にありつけないことが当たり前で、ゴミを拾い集め、それを売って生活の糧にする……それが毎日続く……彼女はそうした出自のボズヤ人です。
そんな窮地から彼女を救い出してくれたのは、ガレマール帝国の敷いた福祉制度でした。学校に通うことを許され、帝都の最高学府へ進学。
その時、帝国の工作員となるべく訓練も受けたはずです。ですが、平和になったら教師として若者を導きたいという言葉、……その言葉は真実だったと私は確信します。
彼女は誰よりも平等を、自由を、平和を求めていました。それを勝ち取るために戦いを選択した……残念なことに敵として我々と対峙することになりましたが。
きっと彼女はあの危機的状況下で初心を取り戻したのでしょう。誰の世であろうとも、子供たちが平等に学ぶことができ、平等に自由を手にすることができる、そんな社会を築くのだと。
そして……使命に目覚めた……女王グンヒルドに相応しい使命に……古の伝説の如く、民を譲るために命を捧げた……。
私は彼女を闇から救い出したかった……でも、それは最後まで叶いませんでした。ですが、女王として使命を果たしたあのひとは光を手に入れた……
私は彼女を愛していた……それをもっと昔に……こんなことになる前に言うべきだった。戦いが終わってからではなく、始まる前に伝えるべきだった。
ああ……私の愛しいひと……本当にすまない……本当に……。」

バイシャーエンから聞けること

・ザトゥノル高原について(最後の台詞が変化)
「古代ボズヤ語で「沈みゆく高原」と呼ばれるこの高原は、南方ボズヤ戦線の北東、ダルマスカ管区との境近くに位置します。
もとはゆるやかな平原だったそうですが、第四霊災の巨大地震によって、隆起と沈降を繰り返した結果、大小様々なテーブルマウンテンを持つ高原となりました。
第四霊災の影響で大量の土属性クリスタルが出土するようになり、一時はそれらを求める山師や鉱山労働者たちであふれ、あちこちに坑道が作られました。
ですが、百年ほど前にクリスタルを掘りつくしてしまい、今ではご覧のとおり、無人の荒野となっています。
15年前、惑星ダラガブから注がれた大量のエネルギーは、シタデル・ボズヤを消しただけでなく地脈を通じてここにも到達。その結果、浮遊岩や浮島を生み出したそうです。
その影響でしょうか、裂けた大地のところどころで、古代アラグ帝国の遺構を見ることができるようになりました。……よもや、あんなものが埋まっているとは思いませんでしたが。」

・ヴァルデニス前哨地について(一部台詞が変化)
「かつて、鉱山労働者が仕事を求め、たどり着いた最初の集落……そして、我らが攻略の足がかりとして選んだ最初の拠点、それがここヴァルデニスです。
「ヴァルデニス」はこの地域に自生する百合の花でして、以前は辺り一面に咲き誇っていたそうです。ですが、15年前の蒸発事変の際、すべて失われてしまいました。
惑星ダラガブから注がれた大量のエネルギーは地脈を通じ、ボズヤ全土へ拡散しました。その影響で、地脈が乱れ、寸断した地脈も多い……。
あの土地を前哨地として選んだのは足下に地脈があるためですが、このザトゥノル高原の地脈もズタズタに切れているため、前線を押し上げた時の次の拠点選び苦労しました。
地脈がなければエーテライトを設置しても機能しませんし、シド殿が設置された疑似青龍壁を起動させることもかないません。寸断された地脈を如何に「繋ぐ」か、それにかかっていました
幸い、リリヤ殿の考案されたメチャユードース……誘導装置が不足しているエネルギーを補い、その結果、疑似青龍壁が我らの安全を約束してくれました。

・これからの新生ボズヤについて
「戦いは終わりましたが、これからが正念場。第IV軍団という共通の敵がいる限り、我らも一枚岩でしたが、これからは個々の利益のために内輪で争いが始まる可能性も。
そうならぬよう、まずは国家の基盤ができるまでは、各組織の代表を指導者グループと位置づけ、暫定政権として国家を運営したいと考えております。
まずは、新たな法の草案作りから、各行政府や警察機構などの人事を……と、その準備を始めていたところでした。
私は新憲法の草案作りに第IV軍団が定めた法を、参考にしようと考えております。
我らは、旧き良きボズヤを取り戻すために戦いましたが、悪しき習慣は完全に捨て去らねばなりません。
レジスタンスとして命を捧げた者もいますが、戦争を厭い、属州民として暮らす者も多い……中にはミーシィヤのように第IV軍団の統治を望む者もいるはず。敵であったとしてもそれが「優れた法」ならば、我らはそれに学び、吸収せねばならないのです。そのことをボズヤの民は皆、心してほしい……。
我らが築く新たなボズヤ……新生ボズヤは、皆が平等に権利を持ち、差別や貧困のない社会を目指します。そして、それが維持できるよう皆で努力しなければなりません。
この新生ボズヤのために多くの血が流されたこと、それを我らは忘れてはならないのです。二度とこのような惨劇を繰り返さぬためにも……!
新憲法を制定し、最低限の行政機構を構築し終えたら、選挙制度を施行し、国家の代表者たちを民に選んでもらいます。そうです……新生ボズヤは共和制へと移行するのです!
遅くとも2年後には選挙を実施したいですね。その暁には、解放者殿も再びこの地へ訪れください。そして、是非ともその目で新たな国家を確認してくださいませ。」

・ロスティックについて
「……ロスティックさんは別れも告げずにここを立ち去りました。私としては新生ボズヤの礎を築くために、是非ともここに残っていただきたかったのですが、残念です。
レジスタンスに参加する以前、彼はとても刹那的な生き方をしていました……ただ、仇を討つためだけに襲撃を繰り返す復讐鬼……。
そんな彼も今では、仲間や弟子を振り返るようになりました。己のためだけに剣を振るうのではなく、己や皆を救うために剣を振るう……。
彼のような「心の痛み知る者」にこそ、新生ボズヤには必要です。他者の気持ちを慮り、皆にとって何が大切で重要なのかを、心の奥底から理解できる人間が必要なのです。とはいえ……彼には彼の考えがあるのでしょう。私の願いを押し付けるわけには参りませんからね……ですが、私は彼が再びここに帰ってくる日を待ち続けます。」

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