中嶋弘樹 Hiroki Nakajima
中嶋弘樹 Hiroki Nakajima
1991年 千葉県生まれ
2018年 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻 卒業
2020年 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画研究領域 修了
2020年-2024年 多摩美術大学日本画研究室助手
受賞歴
2017年 一般財団法人守谷育英会 美術奨励賞 ( ’19)
2022年 いい芽ふくら芽 inTokyo2022 入選
FACE2022 入選
月刊美術 美術新人賞デビュー 2022 入選
Idemitsu Art Award 2022 入選
2023年 FACE2023 優秀賞
第58回神奈川県美術展 入選
個展
2017年 「無何有郷」 (藤屋画廊)
「landscape」 (The Artcomplex Center of Tokyo)
2018年 -生命の躍動を描く- (伊勢丹浦和店)
2020年 「Landscape Immersion」 (アートスペース羅針盤)
2026年 個展 (三井住友信託銀行 目黒支店) ( ‘24)
主なグループ展
2021年 現代日本画の系譜 -タマビDNA展
(多摩美術大学美術館/多摩美術大学アートテークギャラリー)
2022年 MITSUKOSHI Art Weeks (日本橋三越本店)
The Plants 2 (The Artcomplex Center of Tokyo)
2023年 清澄白河アートプロジェクト (チャーム清澄白河)
KENZAN 2023 (東京芸術劇場)
FACE選抜作家小品展2023 (REIJINSHA GALLERY)
2024年 完全-KANZEN- (伊勢丹新宿店)
東武 秋の絵画市 (東武百貨店池袋店)
2025年 絵画のゆくえ (SOMPO美術館)
ART@GINZA (ホテルモントレ銀座)
ART365 (大丸東京店)
TAMABI-REUNION (松坂屋上野店)
東武絵画市 (東武百貨店船橋店) ( ’24)
2026年 ART FROM EAST (東武百貨店池袋店) ( ’25)
自身が撮影した写真を元に、撮影された場所や被写体から想起されるもの (撮影時の時間、天候、周囲の環境に始まり、時事や歴史など様々) から要素を引用し、作品の主題となる記号的要素・アイコンを作成し、画面に配して作品としている。自身が撮影した写真を使用して作品を制作することは、自身が歩んできた日々の日記のような意味合いを持ち、都度その思考の記録を、作品という形で残している。
撮影した写真は、デジタル上で網点 (ドット) に変換し、シルクスクリーンで版にして画面上に刷る。その後、3Dソフトで作成したアイコンを3Dプリンターで印刷し彩色し、画面上に貼り付けている。このアイコンは Google Maps 上で位置を示すピン留めの行為、はたまた街の公共設備に貼られたシールやグラフィティのようにパネル上の平面空間を覆い、その上に新たな空間を多層的に作り出している。
各々の作品には私自身が意図するテーマが存在するが、それは必ずしもその作品の答えではないと考えている。作品を通じて、鑑賞者ごとにそれぞれの視点で読み取り、新たな解釈が立ち上がることを目的としている。画面内を大きく占めるシルクスクリーンで刷られた図像も、版を敢えて解像度の少し低い不鮮明な画像へ網点を設定することで鑑賞者自身の解釈が入り込む余地を作品へ委ねている。
シルクスクリーンや絵具の粒子によって表現されたパネル上の2次元平面空間は、3Dプリントによって出力されたアイコンが作り出す3次元的空間が合わさり、四角内に表された平面絵画空間から飛び出し、多次元的に視覚を拡張させる。思考の記録を、外の世界への広がりを内包し、多視点的に解釈することが出来る新たな形に変容させることを求めて、作品制作を行っている。