過酷な環境での運用を考慮した除草作業ロボット
の横滑り抑制制御システムの開発
担当学生:M2 林 倖平 ロボット名:Estie
我々は、急斜面などの悪路環境でも走行可能な除草作業ロボットの開発を共同研究を通して行っております。急な斜面などの悪路環境において振動や路面摩擦の動的な変化による外乱はロボットに横滑りを生じさせます。このような環境下において生じる横滑りは自律走行の際の直進走行性を損なう大きな要因となっており、この課題を解決すべく、我々はセンサフュージョンなどの手法を組み合わせ、新たな横滑り抑制制御手法の提案・開発を行っております。
・共同研究先:オカネツ工業株式会社
・参画:OI-Start
本研究室は2022年からオカネツ工業株式会社と共同研究を進めています。現在は草刈ロボット「AIRAVO」の自立走行制御システムなどに関する研究を進めています。本ロボットは、ハイブリッドタイプで エンジン稼働時に電気を蓄電します。ハンマーナイフを使用しており、刈り取った後の草をチップ状に粉砕し、土に還元されやすくなっています。コンパクト設計で軽トラ積載可能です。
担当学生:B4 今川 夏希(卒業) ロボット名:もぐりん
本研究では、海水発電ユニットを搭載し、潜航に必要な電力を機体本体、または一部ユニットを稼働させることを目的とした水中ドローンの研究を行っています。既存の水中ドローンには、稼働させるのに大きなエネルギーを消費するため、急速なバッテリーの消費による稼働時間の制限やケーブルでの給電による航続距離の制限が存在しています。そこで海という環境を利用し、海水を電解質として利用した発電ユニット・それを搭載した水中ドローンの開発を行っています。
担当学生:M1 梶家 龍
共同研究・特許関係により非公開
担当学生:M2 林 倖平
本研究では、「蟻のフェロモンコミュニケーションを用いた 群ロボットの協調制御 」を行うために蟻ロボットに関する研究を行っています。フェロモンコミュニケーションを使用した採餌行動に着目し、群ロボットの協調動作を行う蟻ロボットを同学部の李研究室と共同で開発しています。
・共同研究先:李 天鎬 研究室(同大学研究室)