最近人気の国内旅行の際に知っておきたい鉄道の活用方法をお伝えしていきます。
(長距離移動の需要を鑑みてJR線の情報が中心になっています。順次私鉄版も更新していく予定です)
活動記録にも何度か登場している「大回り乗車」ですが、知らない人も多いかと思うので解説をしていきます。
例えば今あなたが東京駅にいてこれから池袋駅行こうとしています。その時あなたはどのように乗り換えをしていくでしょうか。
路線は図のようになっており、ルートは複数考えられます。
中央線で新宿駅に出て山手線に乗り換えて行く
山手線内回りで行く
山手線外回りで行く
このように出発点到着点が同じでも、少なくとも3つは方法があります。
一般的にはこのような最短経路でない乗車や、指定された経由駅・経路にを外れた乗車はルール違反(不正乗車)となりますが、特定の路線(区間)では認められていることがあります。今回例に挙げた区間は東京近郊区間と呼ばれています。この区間では出発点到着点が同じであれば乗車券の料金は一律です。なのでどんなルートを通っても金額が変わらないのです。(ただし同じ駅を2回以上通ることは不可)
そのような仕組みを活用したのが大回り乗車です。上記の駅を変えていってみましょう。出発駅を川崎駅としてみます。すると 川崎-武蔵小杉-府中本町-立川-西国分寺-新宿-池袋 のような長距離乗車が可能なのです。このようにしてあえて電車に長く乗ったり、遠くの駅へ行くというものが大回り乗車の目的なのです。
これを機に興味をもっていただいて実際に大回り乗車をしてくれたらうれしいと思います。さらに詳しい情報が知りたい!という場合はメールでお答えいたします。
フリーパスの中でも使い勝手のいい二種類をご紹介。
そもそも都区内とは、東京23区内のJR線のことを示します。その範囲内で使えるのが都区内パス。都内で途中下車をたくさんしたい方にお勧めです。しかし、都区内の外から移動する場合は、都区内までの乗車券が必要です。例えば、横浜駅から出発するのであれば、蒲田まで。武蔵小杉駅から行くなら西大井までの乗車券が必要です。どこから乗るかで、都区内までの乗車券の最安値は変化するので気を付けましょう。
出典:JR東日本公式Webページ https://www.jreast.co.jp/