将来世代に理不尽な負担を押し付けるのではなく、希望がもてる弥富市を次世代に引き継げるように

弥富駅問題を考える市民の会について(新着)

駅前広場の整備や北側から乗れるようになるなど駅の整備に反対してるわけではありません。

駅自由通路の整備方法は大きく分けて2種類あります。

第1に近鉄弥富駅の橋上化のように、鉄道施設としての自由通路に対して補助する方法があります。

第2に弥富市が市道として自由通路を建設し、補償工事として橋上駅を建設し鉄道事業者に無償譲渡する方法があります。

自由通路の全体利用者6,000人のうち純粋の市道利用者が往復300人であれば、近鉄と同様に鉄道施設としての整備に補助する方式を選択しなければ理にかないません。

JRや名鉄がやってくれないだろうと「推測」して、JR・名鉄の負担が1億円で済み、弥富市が39億円を負担して行う方式を選択したことは間違っています。

行政が市民の税金を市民のために使う、最小の経費で最大の効果を義務付けられている地方自治違反だと考えます。

弥富市は地方自治法に基づき市民の財産と予算を執行する義務があります。

この杜撰な選択は小さな間違いでなく、「地方自治の根本を揺るがす政策選択の間違」にほかなりません。

その今般原因は、政策決定の過程で、きちんと現状や制度を調査検討し、市民にきちんと説明しないままなし崩し的に進めていることです。

間違った選択を繰り返す市政は致命的に壊れているとしか言いようがありません。

工事の施工方法についても「計画・設計・施工・施工単価について全て鉄道事業者にお任せ」するような「白紙委任状の協定書方式」です。

一般競争入札がされていないので、事業費40億円が適正であるかどうか、まったく検証も保証もされていないのは地方自治法違反だと考えます。

弥富市とJRとの協定第16条で損害の負担として「事業を中止すれば市はJRに2倍の違約金を払う」という極めて異常な協定を締結しています。名鉄との覚書には2倍条項はありません。

弥富市とJRとの協定第16条自体が、地方自治体が締結する協定としての公序良俗違反として無効となりうるとも考えられます。地方自治法においてすることが許されないと考えます。

市民の会はこのような、市政の間違いに気づいた市民が、巨額の市民負担の理不尽さを是正するだけでなく、「将来世代に理不尽な負担を押し付けるのではなく、希望がもてる弥富市を次世代に引き継げるように」に自然に生まれました。

発端は2年前に駅整備に関するごくわずかな情報に疑問を感じた市民がはじめたものです。

その萌芽は2020年10月12日「(仮称)弥富市の新時代を語りあう市民の集い」として始まりました。

その後、2020年11月11日と12月23日に「JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の集い」を「JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の会」として開催し学習と請願活動を始めました。

市民の会は、弥富駅の問題が、市民に広く知らされ、市民との合意によって事業が進められるように変更されることを初期の目的としています。

弥富駅問題を契機として、弥富市の主人公は市民であり、現在及び将来の市民のために、弥富市政に市民の視点と市民の声が反映される事を実現することを長期的な目的としています。

多くの市民の疑問の声を活かすために「弥富市民タウンミーティング」を3ヶ月ごとに7回(参加者は延243名)開催しました。

毎回ニュースを発行し「弥富市民タウンミーティング」の中で、市民が疑問に思った事を市長や議会に質問状や要望書として提出しその回答を検討し、議会には請願を3回提出しました。

「弥富駅整備の間違い」だけではなく「市政全般において、市が住民に対してきちんと情報を提供し市政情報を共有し対話と共感で一緒に弥富市を良くしていく」ことが目的です。

行政と議会と市民が一緒に考えてより良い弥富をつくり、将来の世代に付け回しをするのではなく、良い弥富を引き継ぐことを願い、行政と議会と市民をつなぐために活動しています。

JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業に関する住民訴訟について

 弥富市長が弥富市に不当な支出をさせたことについて、弥富市民3名(弥富市民オンブズマングループ)が名古屋地方裁判所に対して住民訴訟を提訴するものです。

住民訴訟の理由

 名古屋市のベッドタウンの弥富市のJR・名鉄弥富駅で、総事業費46億円の自由通路及び橋上駅舎化事業計画が進めています。

弥富市によれば、この事業計画は鉄道で分断された南北の一体化と、駅を拠点とする地域の発展を目指すことが大きな目的であるとしています。

しかしながら、計画策定やその計画の当否判断の上で不可欠な実態調査と分析、比較検討など基礎的なデータ、資料を求めてもほとんど公表されていないのが現状です。

また、自由通路整備に関する国の制度の適用についても、実態に合わせた分析、検討と弥富市としてのあるべき負担を的確に踏まえた判断がどのようにされているかについても明らかにされていません。

こうした中で、都市計画決定や、道路認定の手続きを進め、本年4月1日にはJR、名鉄と工事に関する協定・覚書を結んでしまいました。

基本的な説明さえないままに、本来鉄道事業者が行うべき事業を弥富市が主体となって施行し、不当で過大な費用を弥富市に負わせようとしています。

そこで制度の適用が適切であるかどうかを、十分な資料、データを踏まえつつ客観的な立場で判断を仰ぐものです。

要旨

弥富市が計画しているJR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業について「都市計画決定手続き、道路認定手続き、JRとの協定、名鉄との覚書」は地方自治法違反であるとして、「弥富市長に対してJRとの協定、名鉄との覚書の差し止めと支払い済みの市費の返還」を求めて弥富市民3名が住民訴訟を起こしています。

地方自治法第2条14項は「地方公共団体は、その事務を処理するに当たっては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。」と規定し、地方財政法第4条1項は「地方公共団体の経費は、その目的を達成するための必要且つ最少の限度をこえて、これを支出してはならない。」と規定しています。

弥富市では30年前に本件と同様な事業として「近鉄弥富駅の橋上化」が近鉄を事業主体として施工されています。踏切の混雑と危険性の解消のために、弥富市が駅前広場を道路事業として整備し、近鉄は駅の橋上化と、乗客の利便性と安全性のために、狭くて危険だったプラットホームを倍の広さに改良しエレベーターやエスカレーターを設置しました。弥富市は近鉄の総事業費24億円のうち9億円を補助しました。

この事業の背景は、従来は北側にしかなかった改札口へ南側から来る住民が一旦西側の踏切を渡らなければならなかったことです。

特に近鉄は本数が多く、朝7時台は、一時間に上下21本の停車する列車と通過する8本を通すために遮断機が下り大変不便でした。また、車も自転車も歩行者も多く大変危険な状態でした。橋上化により南側からもスムーズに乗れるようになりました。

同時期に南側の平島地域で区画整理事業も計画施工されていました。区画整理事業により供給される宅地の価値を高める効果がありました。区画整理事業による人口増加という事業目的からも大きな事業効果があり、弥富市でなく近鉄に補助するという費用対効果の高い事業でした。

なお、近鉄は当時1日16,000人の利用客がありましたが、名鉄やJRはそれぞれ3000人程度です。

また、当時、弥富市の分譲住宅は「名古屋まで14分」をうたい文句にしていましたが、14分は近鉄の急行であってJRや名鉄ではありません。市民から見れば弥富の交通の顔は近鉄です。

原告が地方自治法違反であると主張することは2点あります。

JR・名鉄弥富駅の整備に関しても、行政として、事業の目的と手段を真っ当に比較検討すれば、市道としての自由通路整備ではなく、近鉄と同様に鉄施設の改良の補助とならなければならず、弥富市自体が事業主体となって40億円(うち鉄道負担は1億円)を支出するのは違法です。

鉄道施設としての整備事業であれば、鉄道事業者が建設する自由通路部分に対して国の要綱が示すように、自由通路部分11億円のうち3分の2の約7億円を補助すれば足りるということを主張しています。

第二の問題点は契約方法が違法です。仮に弥富市が事業主体になる場合でも協定書ないし覚書による契約締結は、地方自治法第234条2項に違反します。

地方自治法は、契約は一般競争入札を大原則としており、仮に事業を行うしたとしても発注者である弥富市に精査した図面や見積もりを示し一般競争入札を行うことによって事業遂行をはかるべきところ、全てJRと名鉄に委ねる方式は弥富市としてチェックが不十分であり弥富市としての行政責任を放棄するものであり違反です。

住民訴訟の概要

(1)原告請求者

    弥富市民3名(請求代表者 加藤明由)

(2)被告

    弥富市長

(3)提出日 令和4年4月21日 



訴状

弥富市内の県道整備を巡り、現場近くにある線路への影響を調べる業務費として、県がJR東海に不要な負担金を支払っているとして、弥富市議の加藤明由は12月22日、県を相手取り、JR東海に一億二千万円を返還させるよう求める住民訴訟を名古屋地裁に起こしました。

 県とJR東海は2019年8月、県道弥富名古屋線の新設工事に関する協定書を締結。工事現場の近くを通るJR関西線の線路に地盤沈下などの影響が出ないように現場で計測を続ける業務が必要になるとして、県が2019〜21年度に業務費一億二千万円を支払ったことを糾すものです。

 同様の工事で業務費を負担したケースはなく、巨額で支出の根拠も不透明です。

事案の概要

原告:愛知県弥富市在住の住民(1名は弥富市議会議員)

被告:愛知県知事 大村秀章

1 愛知県とJR東海は令和元年8月協定書を締結し、愛知県弥富市内の道路整備工事の結果、JR関西本線の起動に地盤沈下等の計測事業を継続中である。上記計測事業費は総額1億4300万円であり、すでに1億2000万円が出済みである(以下「本件事業」と言う)。

なお継続事業は平成26年から行われており、上記金額を含め愛知県が負担(負担しよう)する金額は約2億5000万円に達する。

2 本件事業は、違法もしくは不当な公金支出に該当するので、原告は、被告に対し、本件事業により支出済の1億2000万円の返還及び未支出の23,000,000円の支出の差し止めを求める。

3 違法もしくは不当な公金支出に該当する理由は、本件事業は必要性が認められないこと、本件事業が極めてずさんであること及び計測事業はより低額の予算で可能であることなどによる。

4 原告らは愛知県監査委員に対し、令和3年9月30日付で住民監査請求を行ったが、11月26日付で却下ないし棄却された。

しかしながら愛知県監査委員は、本件協定のあり方及び締結手続きについて数々の問題点を指摘して今後の課題を提起している。

第6回 弥富市民タウンミーティング(対話集会) 

弥富市民タウンミーティングのホームページはこちらから

第6回 弥富市民タウンミーティング 意見募集・参加申込フォーム

第6回弥富市民タウンミーティングの開催について

弥富市が進めている「JR・名鉄弥富駅⾃由通路及び橋上駅舎化事業」をきっかけにして、市⺠主催のタウンミーティングを昨年の4月に第1回を開催し、今回は「第6回弥富市民タウンミーティング」を開催することになりました

名称:弥富市民タウンミーティング 

若い力を活かす×想いと知恵の交歓 弥富市の将来対話

⽇時:令和4年8⽉28⽇(日)午後1時30分~4時

場所:弥富市市民ホール(弥富まちなか交流館(旧図書館棟)3階)

内容:私たちはつながりの中で生きています。

みんなで弥富市政について学び、考え、議論した事を、弥富市へ提案します。日頃、抱いている疑問・意見等を持ち寄り、ワイガヤから良いアイデアを出しましょう。

1.はじめに

  2.情報共有

      ①弥富駅の問題(未だ終わってません)

       弥富駅問題を考える会を市民の会のHPへはこちらから

      ②保育所民営化 ③避難場所整備

      ④地域交通 ④公金紛失事件

  3.弥富市の将来対話

  3.1 第2次弥富市総合計画の後期計画の策定とは

  3.2 総合計画の中の「防災・減災」と「子育て・教育」について

  3.3 テーマ毎の討議

      ① 防災・減災について

      ② 子育て・教育

      ③ 申込フォームのアンケートで要望が多いもの

  3.4 対話内容の共有

  3.5 弥富市へ伝えたい事のまとめ

  4.むすび

  後日) 弥富市への伝える意見書の共有

第6回弥富市民タウンミーティング(対話集会)の内容はこちらから

ニュースレター最終号をご覧ください

PDFダウンロードはこちらから

JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の会 ニュース 最終号 

またも 市民の願いは

 聞き入れられず

弥富市政が

危ない

【駅の橋上化は鉄道会社に任せ、市政の進め方の見直しを求める請願書】

駅自由通路は鉄道会社に任せ、弥富市は支援する立場になること。

行政の点検・評価の厳密化、市民への説明、意見聴取、合意形成を行うよう

市政を改めること。

1672筆の賛同署名


請願に反対

事業に賛成

江崎貴大

加藤克之

小久保照枝

佐藤高清

鈴木みどり

高橋八重典

早川公二

平野広行

堀岡敏喜

三浦義光 

(50音順)

請願に賛成

事業に反対

板倉克典

加藤明由

佐藤仁志

那須英二

横井克典

(50音順)


【本質的な議論ができていない】 

請願、市長宛の質問・要請書、議員宛の公開質問状で質問し、意見を伝えてきました。

議会を傍聴し、議員宅を訪ねて意見を伺いましたが、惨憺たる結果でした。

市長や市の幹部も議員も、法令やデータに基づいた本質的な議論ができていません。

 【弥富市長と議会の変質】 

「前はこうではなかった。村長や町長も議員も役場の幹部も、それぞれ自分の意見を持ち、住民の意見について、住民の困ったこと願っていることについては、利害関係や党派を超えて一緒になって考えて、県や国にも働きかけて解決してきた」。という声が。

 【実態を市民に知らせ、疑問や意見を議会や市に伝えてきました】

無数の声や賛同が集まった事は、弥富市の歴史に残る活動でした。

フェイズが変わったので、私たちもリセットして対話型で意思決定のプロセスの見える化を大事にして、輝くまちづくりを提案していこうと考えています。


請願賛同署名にご協力ありがとうございました。

JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の会は請願活動の役割を終えました。

今後は、市民の対話と共感の場(弥富市民タウンミーティング)を開催します。


若い力を活かす×想いと知恵の交歓 

弥富市の将来対話

2022年5月14日(土) 午後1時30分から4時

弥富市市民ホール(弥富まちなか交流館(旧図書館棟)3階)

主催:弥富市民タウンミーティング

どなたでもご参加いただけます。会場の人数に限りがあります、電話申込フォームでお申込みください。

 

私たちはつながりの中で生きています。

自然とのつながり、人とのつながり、マチとのつながり…。

そして、様々な人がいて、様々な考えがあります。

だから、“対話”をし、“共感”が生まれるプロセスを大切にしていきます。

そこから、弥富市の持続可能な発展のためのつながりと想像力が生まれてきます。  

1.はじめに

  2.弥富駅の問題について

  3.弥富市の将来対話

  3.1 テーマ毎の討議

       ①”にぎわい”とは ② 防災や減災 ③ 福祉政策

       ④ 社会インフラ(上下水道、地域交通、道路整備)

       ⑤ 子育て・教育 ⑥ 文化・芸術・スポーツ

       ⑦ 駅および駅周辺

  3.2 対話内容の共有

  4.むすび

テーマの②から⑦は、「第2次弥富市総合計画(2019年3月策定)」に掲げられた”まちづくりの基本目標”の項目です。

基本構想は10年間、基本計画は前期と後期で各5年、そして実施計画は予算と連動して毎年の行う事となっています。

そこで、この総合計画に沿った討議を行い行政へ進言したいと思います。

タウンミーティングの心得

1人で時間を独占しない。喋るのが苦手な人にも発言しやすい雰囲気に心がける。あるべき論を言わない。

できるだけ自分の体験に基づき自分ができることを提案する。対話により価値観を交換してより良い関係をつくる。

大切にしたい価値感

多様な考えを大切にする。お互いに敬愛の念を持って相手を尊重する。敵を作ったり勝ったり負けたりという考えを持たない。融和の心を大切にする。 

踏切道に歩道整備できることが判明 

踏切道に歩道整備できることが判明 

危険な踏切には歩道がつくれる ユーチューブに動画をアップしました

JR・名鉄弥富駅の東西踏切道は、令和3年に国土交通省より「改良すべき踏切道(全国で93箇所)」に指定されました。

 かねてより、危険な踏切道であるとして、地域住民を中心に改修の要望が出ていたにもかかわらず、現在に至っています。

弥富市は「拡幅は不可能」との説明をしてきました。ところが、詳しく調べたところ、車道の拡幅は不可ですが、歩道の整備は可能である事が分かりました。 

【市民要望に応えてこなかった経緯】

   地元の希望は「踏切の安全」。市は鉄道側から「踏切道は拡幅できない」

 と言われたこともあり、この際「弥富市自ら自由通路をつくる」との主張

 をしています。これはおかしなことです。

【国の法令・通達で可能でした】

   踏切道に歩道部分の拡幅はすぐにでもでき、住民の安全も確保されます。

ニュースレター号外のPDFはこちらから

【弥富市議会】令和4年3月定例会で 請願は不採択   

弥富市議会令和4年3月定例会 委員会 請願審査 発言の文字起こし

(弥富市議会の公式の議事録ではありません)

弥富市議会公式動画 https://www.youtube.com/watch?v=EkbQ5IR2v6g

(三浦委員長)

会議規則第142条第1項の規定により、審査のため、紹介議員の趣旨説明を求めたいと思いますが、ご異議ございませんか。

異議なしを認めます。よって紹介議員から趣旨説明を求めることに決定をいたしました。

それでは、請願第1号の内容について、紹介議員であります佐藤仁志議員、板倉克典議員、那須英二議員、加藤明由議員を代表して佐藤仁志議員から趣旨説明を求めます。佐藤仁志委員。よろしくお願いいたします。

(佐藤仁志委員)

それでは請願の趣旨について説明させていただきますが、趣旨としては、これは市民の皆さんが何度も推敲を重ねた文章ですので、

趣旨として、私たち市民は、弥富市の事業は、市や議会に任せておけばいいと思っていました。しかしこの事業はどう考えても鉄道事業者が行うべき事業であり、市民に理不尽なる負担をかけてはなりません。弥富市と議会は市民の声に正面から向き合ってください。市民への丁寧な説明、そして市民合意を重視するという市民の望む市政運営の推進を望みますという内容でございます。

これについては、あと事項と理由がしっかり書いてあるんですけども、

4回にわたるタウンミーティングで市民の皆さんが駅だけじゃなくて、弥富のまちづくり全般について活発な議論をされました。

それを要約したのが、今回の請願です。結論的に言えば、これは弥富市の経済力とか人口増加を担う開発は民間主導の活力と資金ですということが話し合われました。

現在のJR関西線も名鉄尾西線も近鉄名古屋本線も、もとはといえば、開発者の民間の会社です。

その鉄道網に地の利を得て進出したのが、ニッケ、日本毛織株式会社これも民間の会社です。

そして、集団就職で全国から若者を集めたこのニッケの工場で家庭を持って住宅を求めた人に、弥生台など団地なども開発したのも近鉄などの民間・・・・

*議場がザワツク

(三浦委員長)

佐藤仁志委員、他の委員から、請願趣旨からずれているという。声が出ましたんで。あの、まとめてください。

(佐藤仁志委員)

まとめます。民間企業の力です、一方行政の役割は、消防や学校道路これは行政主導。

伊勢湾台風など災害対策からの復旧と復興排水対策、保育所をはじめ子育て教育医療の充実です。弥富は、保育所や学校の評判がいいので、子育て世代に選ばれてきました。しかし今は、防災の取り組みが薄れてきたので子育て世代が逃げ出しています。

タウンミーティングで話が出たのは、弥富駅周辺の開発はもう遅すぎるということです。

そこで今回請願は、2項目にわかれています。

1項目は、弥富のまちの発展は民間主導でという意味で、・・・・(発言がさえぎられる)

*議場がザワツク

(三浦委員長)

趣旨説明に載ってないことまで、趣旨説明をしていただいては困りますし、タウンミーティングのお話も、これ、請願には関係ないお話ですから、タウンミーティングでこう言われたという話もないですわね。

まとめてください。

趣旨は理解、皆さん委員はされてますんで、それで説明もよろしいですか。

(佐藤仁志委員)

そういう意味でこの2項目にあるようにもっと市民の声を聞きいただけるようよろしくお願いしますという請願でございます。

以上です。

(三浦委員長)

ただいま趣旨説明に対してこれより質疑に入ります。

質疑のある方。

(高橋委員)。

はい請願の趣旨の中の下の方のところ、市民への丁寧な説明としてっていうのがありますけど。

これあの、この考える会の方が私の家までいらっしゃいました。

そのときにまずご提案申し上げたんですけど。

丁寧な説明、確かにそうです。私も同意しましたけど。

市側の説明に対して場所を設けたらどうですかっていう、私ご提案しました。

たくさんの中で説明するのもなかなか。

意見言われ、言えない方もいらっしゃるので、10人とかそういうグループでよろしいので

日程をいただければ、市側の方で調整しますということを私は提案しました。

提案しましたけどあの3月議会が始まる。

ことになってきましたのでどうですかっていうことで。

再度提案しましたけど、そういったことはいいですとお断りされましたので

ここにまたその趣旨説明がという、書いてあること自体理解に苦しむんですがその辺はどうでしょうか。

(佐藤仁志委員)

第1回のタウンミーティング以来、タウンミーティングの意見を市側に対して文書で提出、質問状という形で提出し、お答えをいただいたり、途中で直接、提出のときに意見をお話させていただいたこともございますので、タウンミーティングに関しての質問に対しては市側にアプローチはしてきております。

高橋委員の方からのありがたいご提案ではあったんですが、実際市民の方はその時点で、第四回の質問状は、提出予定がありましたので、第四回の分についてはやると、それぞれの議員の方の意見はおうかがいしたいんだけども、市長とか担当者の考えってのは、何度聞いても変わらないので、すいませんそれは市民の方が、私が判断したんじゃないですけど、私はやったらどうですかと申し上げたんですが「ご遠慮します」。いうことで終わっております。

(高橋委員)

今おっしゃられたことを、最初に、確かにみえた方もおっしゃってみえましたので、直接書面ではなくて、人と人、あの顔を突き合わせて聞いた方がよろしいんじゃないですかっていう提案をさせていただきました。

その結果がこれだったわけなんで、ここに市のあの説明責任。

その場所を設ける言いましたし、わたしも立ち会いますよっていうことでご提案申し上げました。それで、ここに書かれてるっていうことはこれあの出される前まで前の話。

そこはどうなのかなっていうふうに

その辺ってその辺のところは、市民市民と言われますけど、その辺のところまでが言われてるのかその辺を明確に、端的にお答えください。

(佐藤仁志委員)

市民全体に、あの説明して欲しいというふうに私は理解していますが、・・・(発言がさえぎられる)

(那須委員)

これはあくまで市民の会だけではなくて、市民全体にやはり知らせていただいた上で、その市民の意見をくみ上げてほしいという要望だというところで理解しておりますので、それを開くのは市民の会ではなく、やはり行政側だと私は思いますので、ぜひそのようなことを含めた上で、あの請願趣旨として捉えていただければと。

(横井委員)

私から質問させています今回、この市民の会から数度となく成果が出てるわけなんですけれども、議会としては、不採択というような結論になってます。

今回、また同じところから同趣旨の内容が出ておるわけなんですけれども、今回出されたこの市民の会の代表者の方を含めて、出された意図というのかこれまで不採択となっておったんですけど、今回もまた出されておるんで

その何回やっても一緒の結論になるっていう可能性もなきにしも非ず、あれなんですけど、出された理由ってのは意図についてちょっとお尋ねしたいと思います

(佐藤仁志委員)

先ほどの長い話と一緒になるんですが、従来は最初は、1回目は議会でしっかり審議してくれと、2回目はコロナ禍で財政が悪化していると弥富市が市事業主体になるのはとても無理じゃないんですかっていう割とシンプルな話でした。

4回議論していく中でもちろん、弥富に関していろいろ言いたいことがあって、それはここの参考資料で使わせてもらったんですが、シンプルに言えば、これは民間事業者がやることで、市は補助する立場だという点、・・・(発言がさえぎられる)

(三浦委員長)

佐藤委員。これまでの請願と明確に今回の請願が違うというところだけ示していただければ、

(佐藤仁志委員)

これは民間事業者がやるべき事業であって弥富市は補助する立場であるということと、あわせてこの間、相当期間何度も質問書を出したりしてきてるんですが、その回答が、十分納得いくものでもないし、もちろん市民の会だけタウンミーティングだけじゃなく、市全体に対してきちんと説明がされてないという、今後、そういったことがないようにしてほしいという2点が従来との違いでございます。

(高橋委員)

請願理由の中の一番の一般質問でも、あの取り上げましたけど、往来が300人というとこなんですが、これは紹介議員にお尋ねしたいんですが。これ愛知県のマスタープランとか名古屋都市計画マスタープラン。

今回私一般質問の中で取り上げましたけど、その辺についてもきっちりと説明をされた上で、弥富の市税を費用対効果が悪いとか、そういった話をされてるのか。

弥富市はまず、愛知県のマスタープランに基づいた上でこれ作ってるわけですよね

だから仮にこの弥富市がこれをやらないとしても愛知県のマスタープラン組み込まれてますよね。

その辺のところは何かをきっちり説明はされたんでしょうか。

(佐藤仁志委員)

4回やってる中で、駅の事業について弥富市が公表している。

当然先ほどおっしゃってる、最初の大前提。都市計画の話あるいは、三つの目的、それから弥富市のたどってきた歴史、そういったものも情報として詳しく説明がありそこの中で、こういう議論が出てきています。

それで・・・(発言がさえぎられる)

(三浦委員長)

佐藤仁志委員。質問の内容とちょっと違うような気がします。

(高橋委員)

わからない人に僕は答弁求めてないので、4人見えるわけですから4人の紹介議員がいてちゃんと説明されたのかって答弁できる紹介議員が答弁してください。

(那須委員)

愛知県のマスタープラン等に関しては自由通路というのはなかったと思うんです。

駅前周辺整備、結節点としての整備ということでありますので、自由通路事業に限ったことじゃない、他の手法があったのではないか、というところによって、やはり市民の方は疑問を持たれている。

それをやはりしっかりと示さないままに、この自由通路だけに絞ってやっていく事業、市のスタイル自体がやっぱり疑義があるということで請願が出されているものだと思います。

(平野委員)

今日の請願で4回目になりますかね。と思ってるんですが、佐藤仁志議員が議員になるなられる前に1回出ますので、それからするとそうだと思います、それで、その間、我々議員で、議員がしっかり議論するということでおっしゃってるわけですけど、

出された請願時点において我々議員はしっかりと議論をしております。

私も最後に、この間の一般質問で、請願を出されている方の疑問点、これを大きく三つありますよねということで、事業主体のこと言われる、今ここに書いてありますけど、事業主体が、弥富市じゃいかんということを言われるんだけど。それについても質問して、再度市の答弁を確認しております。

事業費についても、46億円というものは、こういった方法できちっと全国同じ方法で出している、弥富市に特化したもんじゃないと。

事業の進め方についても、やはりそれは市長が首長が、弥富市の将来を持って、私はこれから、この問題は一番大事だと、それは今までに議決をされてきた。

いろいろな都市計画マスタープラン、それから第二次総合計画、これは皆様に市民の方からいろんなご意見をいただいて一部の市民の方じゃないですよ。

全市民の方からいろいろご意見いただいて、そして都市計画。第二次総合計画の審議もされた、そこへ佐藤委員も審議員として入ってみえる。そういった中で、大きい方向性を決めるということで、順次議決をして、今日まで来とることです。

それにおいてまたこれ今回もまだ、それでは足りないというんかな、説明不足という理解をしていただけてないということで理解してよろしいんですか。

これでもまだ理解されていないと、いろいろやってますよ。

委員会、それから一般質問、市側が答弁しております。

それでもまだ不足というふうに思ってみえるのか、そこだけ伺います。

(佐藤仁志委員)

結論としては不足しています。特に、大きな方針を決めるのは議会です。

その実際にこの先ほど那須委員も申し上げたように、自由通路ありきではなくて様々な方法を検討して、

費用対効果、あるいは今後の展望というものについて行政の内部の検討が全くできてないってのが一番最大の問題だと思います。

それがこの請願事項の2番目に出てくるんですけども、現実に、現実に市民の皆さんが今回でもコロナ禍で、今でも集まって追加が来てますので1600の賛同署名があるんですけども、この中で非常に集めにくかかった・・・(発言がさえぎられる)

(三浦委員長)

端的に

(平野委員)

端的に、今の市民は不満ですということを考えていると、それだけ引っかかったんだけど、後の説明は十分聞いております。わかった上で私らも話しておりますので、はい、以上です。

(高橋委員)

請願理由の二つ目のところの、弥富駅周辺まちづくりに関する具体的な将来設計、まさにこの通りだと思うんですね。

私の一般質問の中でいわせていただきましたが、

駅を作ったからといって、賑わい創出になるとはわたしも思ってませんし

これはあくまでも・・・できないっていうことですけど、この件について、市長再度これ明確にですね、駅前のイメージ、できるようなことを一般質問のときも申し上げましたけど、言っていただけませんでしたので、改めてここでこういうふうに駅周辺をしたいということをいただければ、こないだ反対の方見えた方々が、絵図が見えないから、それに対しては賛成できないって形だったんですよ。

だからこうこうこうじゃないですかって言ったら、そういうことを市長の口から言っていただければ私も賛成しますっていうことでいらっしゃいました。

子供たちに言わせれば中学生なんかが部活やなんかでね、使ってるんですけど、こんなにみっともない弥富駅は本当に恥ずかしいとまで言ってました。

だがその辺も踏まえて、こどもたちにもイメージできる駅のイメージ図を市長の口からはっきり申していただければ、この中に反対される方も賛成するかたが出てくると思うのでお願いします。

(安藤市長)

弥富駅周辺のまちづくりにつきましては、これまで過去にいろんな計画を立ててはなかなかうまくいかなかったという過去があるわけでございます。

今回JR名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業を核といたしまして

これまでも申し上げておりますJRと近鉄の間のまち作りを最優先といたしまして、それからJR西側の踏切ですね、あちらも整備に当たってまいりたいと考えております。

これにつきましては県道の木曽岬弥富線こちらの方をしっかりとJRの駅までもっていきたい

南の方の近鉄の踏切のところでとまってますこの道路しっかりと引っ込んでまいりたい、その道路と県道弥富名古屋線それを繋ぎまして1本の道県道として、東西の交通の利便性を図ってまいり たいと思っております。

それからあの時間かかってくるわけですけど、近鉄南側のまちづくりにつきましても、市役所と駅の結節点に交通の便もなかなか・・・来ていない状況があるものですから。図面でも示してあります通りその都市計画道路になるんですかね、そちらの方の道路をしっかりと計画を立てて進めてまいりたいと思っております。

議会の方ではパッチワークというような言葉があったわけですが、過去には大きく広げてうまくいかなかったということがあります。

ですから、小さくはなりますけど一つ一つをしっかりと計画を立てて進めていきたい地権者の方々にご理解をいただいて進めていきたいと思っておりますそれが一番早い手法だと、市では今考えております。

以上です。

(三浦委員長)

よろしいですか。他に質疑ございますか。

質疑なしを確認いたしましたのでこれにて請願第1号 駅の橋上化は鉄道会社にまかせ市政の進め方の見直しを求める請願書の質疑を終結します。

以上で総務建設部所管の請願の付託事項審査の質疑を終了いたします。暫時休憩

【弥富市議会】令和4年3月定例会 最終日 本会議

弥富市公式動画はこちらから https://youtu.be/Kzrm8LU6WEM?t=5036

三浦行財政委員長の委員会報告

佐藤仁志議員の賛成討論

平野広行議員の反対討論

那須英二議員の賛成討論

加藤明由議員の賛成討論


佐藤仁志賛成討論(討論原稿です)

弥富市議会公式動画はこちらから

請願第1号 駅の橋上化は鉄道会社に任せ、市政も進め方の見直しを求める請願書について 賛成の立場で討論します。

4回にわたるタウンミーティングで市民の皆さんが、駅だけでなく弥富のまちづくり全般について活発な議論をされました。

それを、要約したのが今回の請願です。

市民の皆さんは、弥富市の事業は市や議会に任せておけばいいと思っていました。

しかし、この事業はどう考えても鉄道事業者が行うべき事業であり、市民に理不尽なる負担をかけてはならない。

弥富市と議会は市民の声に正面から向き合ってほしい。

市民への丁寧な説明そして市民合意を重視するという、市民の望む市政運営の推進を望んで請願を出されました。

請願事項として

1 JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業について弥富市が事業主体となる協定の締結を中止し、

鉄道事業者が事業主体となる事業として鉄道会社に任せ、弥富市は支援する立場になること。

2 弥富市は本来の行政サービスである、

市民生活や命を守る行政サービスのために事業費を使うこと。

そのために行政の点検・評価の厳密化、市民への説明、意見聴取、合意形成を基盤とした、

地方自治の本旨にあうようにあらゆる市政運営において進め方全般を改めること。

請願の理由は

1 国の制度等を踏まえた合理的判断をすれば本来鉄道事業者の事業であって、

弥富市は市道整備という位置づけでの自由通路建設の事業主体になるべきではありません。

2 JR・名鉄弥富駅周辺のまちづくりに関する具体的な将来設計も可能性も見通せず、駅周辺の総合的な解決策を先送りしている。

「駅舎が新しくきれいになれば」といった、うわついた「にぎわいづくり」ではだめだ。

次世代を担う若い人たちも「我がふるさと弥富」に誇りを持てるよう、市民の声・意見に耳を傾ける市政運営を望む。

3 想定されるあらゆる危機・災害に備えるインフラ整備こそが市民の期待する政策である。

4 安心して子育てや学び働くことができる優しいまちづくり。

だれもが健康で文化的な生活ができる福祉の充実も切望される政策です。

と訴えておられます。

これはタウンミーティングで話し合った、市民の意見です。

コロナ禍で対人接触が制限される中で署名集めには大きな制約があり、

それでも1600筆を超える賛同署名と、多くの意見を頂きました。

市民が行政や議会のチェック機能を審判する機会としての選挙は4年に一回しかありません。

そこで直接請求として請願を出されました。

総合計画も都市計画マスタープランも、実現に向けた取り組み姿勢として、第一に協働によるまちづくりの推進を掲げています。

市民・事業者との協働、関係機関との連携強化として、

「都市づくりに関する情報の提供・共有、都市づくりの課題や提供を受ける広報公聴機会の充実等を図り、

市民や地域、事業者、関係機関との協働による都市づくりを推進します。

具体的には ①まちづくりに関する情報提供の充実

②まちづくりに関する交流機会の充実

③自主的なまちづくりへの支援をあげて解説しています

次に各種事業の進捗管理計画の見直しとして、

社会情勢が目まぐるしく変化するなか、

新たな都市づくりの課題や多様な市民ニーズに対応するためには、

事業を精査・検証し、より効果的な手法を採択して実行するといったPD CAサイクルによるマネージメントは必要です。とのべています。

まずなによりも、市民の声をきくこと。市民にわかりやすく説明すること。そして市民と協働することが強調されているのに、今回実行されたいません。

そのためには、計画の見直しは恥ずかしいことではありません。

状況に即した見直しは、むしろ知性と勇気があることの証拠である

変更に躊躇しないことこそが、優れたリーダーの資質であると言っているようなものです。

請願が出されたことを真摯に受け取り、これを機に都市計画や総合計画の精神に忠実に見直していただくことを願って。

賛成討論とします。


弥富市議会】令和4年3月定例会で 事業の同意を求める議案が可決されました

【弥富市議会】令和4年3月定例会 行財政委員会①(総務部・建設部所管条例等関係議案審査)

弥富市議会公式動画はこちらから https://youtu.be/8JvAI0eIwsI?t=844

【弥富市議会】令和4年3月定例会 最終日 本会議

弥富市議会公式動画はこちらから  https://youtu.be/Kzrm8LU6WEM?t=2468

横井克典議員の反対討論

佐藤仁志議員の反対討論

那須英二議員の反対討論

加藤明由議員の反対討論


佐藤仁志議員の反対討論(討論原稿です)

弥富市議会公式動画はこちらから

議案第19号 関西本線弥富駅自由通路新設及び橋上駅舎化工事の協定の締結について及び 議案第20号 弥富駅自由通路新設に係る鉄道施設整備に関する覚書の締結について、反対の立場で討論します。

この計画にとりかかった時点から、議会側は市に対して、様々質問や資料の提示を求めてきましたが、

自由通路の整備に関して国の定めた要綱をはじめ、必要な資料の提出や説明がなかったことが問題です。

要綱に沿って、誰が通路の事業主体になるべきかの分析、検討、そして事業方法に関しての的確な議論がされてこなかったことは明白です。

南北の市街地分断を解消するためと称していますが、

通行量を示さずにやり過ごして来て、

ようやく昨年の9月議会で300人という、あやふやで市街地分断の解消には程遠い数字を示しました。

踏切通行の危険性を減少させると言っていますが、

自由通路建設によって踏切の通行量がどのように減少するのかとのデータ分析も一切示していません。

それでも、決まったことだからと、行政を推し進めるのは、市民全体への背任と言うべきです。

県が決めたマスタープランを実行する事業である。

県が示している資料を忠実に読めば

「駅周辺を商業・業務、医療・福祉などの都市機能が集積し、

暮らしやすいまちなかを形成する都市拠点に位置づけます」

と言っており、これは市役所や海南病院までを含む地域をさします。

仮に弥富市の都市計画マスタープランの中に自由通路が記載されているとしても、自由通路の事業主体は自治体です弥富市だとは示していません。

近鉄の駅のように、事業主体が鉄道事業者であることは何も不思議ではありません。

鉄道事業者がやるはずがないません、

“自由通路”だからこれは“道路”

従って弥富市が“市道”として建設するのがふさわしいのだ、

などと言うレベルの理解?でことを進めた

思い込みがこの事態を招いています。

真っ当な企業経営者や組織人であれば、

様々な分析、検討、評価もせずに、

鉄道事業者がやるはずがない、などと言って開き直るような態度は決して取らないものです。

都市計画審議会や委員会審査で、この事業の疑問を呈し反対しておられる大原議長もおっしゃるように、

特別委員会を設置して詳しい情報を提出して審議することが必要です。

今後この協定案が同意され協定が結ばれた後においても、

その内容、執行支払いが適切に行われているかどうかをしっかりチェックするのは議会の役割であり義務です。

協定を結ぼうとしている弥富市長及びその執行部がきちんと説明する。

情報を開示し説明責任が果たされないとすれば、

議会と市民に対する背任行為と言えるのではないでしょうか。

また十分な情報開示がないまま、議会・議員が協定を認めてしまったとするならば、

市民に対する背任行為ではないでしょうか。

何のために議会があり、何のために行政があるのか、根幹を揺るがすものになります。

具体的な問題点を述べます。

弥富市は、国が定めた要綱を根拠に自らが事業主体となり自由通路の整備を進めるとしていますがその根拠が不当。

市道としての道路整備をする必要性があるだけの純粋な歩行利用者がない。

市は自由通路整備が駅東西踏切の安全確保につながると主張していますが、根拠となるデータを一切示していません。

工事の設計・施工・検査についても不当です。

ア JR東日本のように半橋上化方式を採用すればもっと安くできます。

イ 弥富市として公衆便所を新設する計画です。JR東海の既存便所の機能は代替できます。補償で便所を作らない方法を交渉すべきです。

ウ JR蟹江駅においても無人化が進んでいます。

コロナ禍による在宅勤務が加速し、情報化社会がさらに加速化し、「集中旅客サービスシステム」遠隔による切符販売をJR東海は広く進めています。

関西線も実施済みです。将来の無人化を想定して必要最低限の駅スペースになるようJR東海と交渉すべきです。

エ 名鉄の線路の引き直しが必要になった理由は、JR東海の上りホームの幅員が不足していますからです。

弥富市の自由通路がはみ出したわけではありません。JR東海と名鉄が話し合う事項です

オ JR東海と名鉄共同利用駅なので、乗客のミスにより乗り換えのトラブルが発生していると、JR東海と名鉄が言っているそうです

しかし、その対応は鉄道会社の問題です。

それを理由に名古屋鉄道株式会社が独立した駅舎とホームを新設すると言っています。これは名古屋鉄道株式会社の鉄道事業そのものです。

カ 昭和29年に設置された既存の跨線橋は老朽化しています。耐震性にも疑問があります。改修や撤去はJR東海の義務です。

キ 現在でもJR弥富駅の南側には旅客のために自動車の乗降・停車場所はあります。鉄道事業そのものです。南側の駅前交通広場としてJR東海から約640平方メートルのJR東海用地を弥富市が買収して整備するのは不当です。

ケ 公共事業は公平性と競争性を担保するために一般競争入札で決定しなければなりません。

JR東海、覚書により名古屋鉄道株式会社が工事の設計・施工業者の選定を決定する方式は価格競争の原理が働きません。

コ 公共事業である以上、設計金額・工事金額について全て開示されなければなりませんが非開示です。

サ 鉄道会社と何らかの利害関係のある会社が行った工事であり、

工事の監理や検査は鉄道会社が行うのではなく、第三者機関が行わなければ公共工事として信用できません。

もう一つ皆さんに気をつけていただきたいのは、この協定は双方の自由な意思に基づく契約と言う建前になっていますが

実際には対等の契約ではありません

情報量において圧倒的に差があるからです

圧倒的にJRと名鉄には知識も技術がありますが、弥富市役所、議会、市民には知識も能力がありません

さらに施工する場所が鉄道敷地内と言う事ですので、結局は鉄道上の理由と言うことで、これしかできませんと言われたら引き下がらざるを得ないと言う極めて対等ではない、名ばかりが対等な契約行為がこの協定です

それはこの2年間、情報開示請求をしても、何を聞いても、結局JRと名鉄の事業に支障があるといってJRと名鉄の都合で、全てはねつけられてきた事が証明しています

さらに、2年前の概算工事費に比べて今回約55,000,000円増額しています

理由は人件費等の上昇分だそうですが、弥富市ははっきりしたことをいいません。というか言えません。

令和4年度に実施設計が行なわれますが、これだけかかりまと言う言われた場合、今の弥富市長と弥富市の幹部は仕方がないと言うふうになってしまうことが予想されます。本当にそれで良いのでしょうか。

平野議員などから市長の説明が不十分ではないかという発言があります。

それを受け止めるためには、そういう場が必用ではないでしょうか。

当然のことですが特別委員会をつくって説明していただく。

それが重要だと思うし、我々議会人としても、市民の皆さんからいろいろと疑問を聞いていますので、

それは特別委員会という場でもって、

集中的にきちっと議論と検証ができる仕組みを議会として作っていくことが、

少なくとも賛成する立場のみなさんの、

当然の責務ではありませんか。

当然つくられると思いますが。

以上、反対討論とします。

ニュースレターNO6 ご覧ください 

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JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の会ニュース No.6 

署名募集中 市政に響け 市民の声 

発行:JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の会

橋上化は鉄道会社に任せ、市費28億円は市民のために。

皆さんの困り事は何ですか?

私たちは皆さんの声を市政に届けます

市民の声が集まれば、政策は変えられます!


(市民の会として調査した経緯)

ü1970年 近鉄・JR・名鉄を橋上駅で結ぶ案の検討。

ü1994年 近鉄が事業主体で近鉄弥富駅を橋上駅化。

    市は、事業費の39%(9億円)を補助。

ü2012年 市が駅周辺整備計画を検討。非公開

ü2016年 市長の施政方針で駅の橋上化を表明。

      総事業費29億円を想定、費用負担割合は示さず。

ü2017・2018年 JRへ駅橋上化と自由通路の調査設計を依頼し、

       鉄道側の意向にあわせて計画策定が進行。

       ただ、事業の仕組みや図面、事業費が46億円に膨れ上がったこと等

       一切公表されず

ü2019年 市長が将来の財政圧迫を理由に当該業事業の中止を前提に

     福祉予算等も含めて予算を削減

     これに対して議会は「同意なく削減した」として

     「市長の辞職勧告決議」を可決。

(その後、削減した予算は復活)

ü2020年 当該事業中止の請願が出される。議会は、事業内容を審査せずに不採択

ü2021年3月 市長の権限で当該事業を準備するための覚書をJR及び名鉄と締結。

ü2021年6月 都市計画事業説明会。

       ただ、事業費の説明を避け、質問に対する具体的な回答できず

ü2021年7~8月 区長・区長補助員に対し説明。質問に対する具体的な回答がないまま、

       理解を得られたとして事業が進められる。

ü2022年3月 議会に、工事協定を結ぶための同意議案が出される予定。


駅の橋上化は鉄道会社に任せ、市政の進め方の見直しを求める請願書

 弥富市議会議長 大原 功様

                  JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の会   

(請願趣旨)

 私たち市民は弥富市の事業は市や議会に任せておけばいいと思っていました。

 しかし、この事業はどう考えても鉄道事業者が行うべき事業であり、市民に理不尽なる負担初期事業費総額46 億円=国税17億円+弥富市28 億円+JR・名鉄1億円、年間維持費数百万円)をかけてはなりません。弥富市と議会は市民の声に正面から向き合ってください。

 市民への丁寧な説明そして市民合意を重視するという、市民の望む市政運営の推進を望みます。

(請願事項)

 JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業について弥富市が事業主体となる協定の締結を中止し、鉄道事業者が事業主体となる事業として鉄道会社に任せ、弥富市は支援する立場になること。

 弥富市は本来の行政サービスである、市民生活や命を守る行政サービスのために事業費を使うこと。そのために行政の点検・評価の厳密化、市民への説明、意見聴取、合意形成を基盤とした、地方自治の本旨に沿うようにあらゆる市政運営において進め方全般を改めること。

(請願の理由)

 弥富市側予測によれば、駅南北の歩行者往来は300人(往復で150人)。JR・名鉄弥富駅の自由通路及び橋上駅舎化事業は、国の制度等を踏まえた合理的判断をすれば本来鉄道事業者の事業であって、弥富市は市道整備という位置づけでの自由通路建設の事業主体になるべきではありません

 JR・名鉄弥富駅周辺のまちづくりに関する具体的な将来設計も可能性も見通せず、駅周辺の総合的な解決策を先送りしている。「駅舎が新しくきれいになれば」といった、うわついた「にぎわいづくり」ではなく、これを契機として次世代を担う若い人たちも「我がふるさと弥富」に誇りを持てるよう、市民の声・意見に耳を傾ける市政運営を望むものです。

 想定されるあらゆる危機・災害に備えるインフラ整備こそが市民の期待する政策ではないでしょうか。

 安心して子育てや学び働くことができる優しいまちづくり。だれもが健康で文化的な生活ができる福祉の充実も切望される政策です。


請願に賛同する署名のお願い

私たちは市民の立場でお知らせし、皆さんの声を市政に届ける活動しています。

請願書は会として提出しますので、署名は賛同者がどれほど多いかを示すものです。

提出された個人情報は市民の会としても議会としてもしっかりと保護されます

捺印は必要ありません。各自自筆にて署名をお願いいたします。

将来世代の方の想いが重要です。未成年の方々も積極的に署名にご参加ください。

皆さんの声を届けることが、確かな市民生活を保障する手段です。


有志で 賛同署名を集めています

 署名を集めている知り合いに渡してください。


インターネットによる賛同署名

 スマホやPCからGoogleフォームで入力していただいた住所氏名をプリントして提出します。 PCの方は以下のページから

https://docs.google.com/forms/d/1VglAOh0sam2M-PmQE7iohQCV16Y3tVnT5wgUGDHS5EU/edit?usp=sharing


  弥富市民タウンミーティング

   大好きな弥富市が、もっともっと好きになるための集いです。

   1月29日(土)午後2時から4時

   産業会館2階(国道1号南側パディーの北側)

   主催:JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の会

タウンミーティングは

市民による市民のための交流会です

・これまでの経緯

  (初めて参加する方へ)

・市政、議会、審議会の状況

・請願活動について

・意見交換 など   

   どなたでもご参加いただけます。

  会場の人数に限りがあります、申込フォームでお申込みください。

https://docs.google.com/forms/d/1IJFOweKTUFxo_f97vET5YVMWHHG-EvpDvuBRcNQki7E/edit?usp=sharing


1⽉29⽇(土) 第4回弥富市民タウンミーティング 当日のプレゼンをアップロードしました

プレゼン パワーポイントはこちらから(58MB)

プレゼン PDFはこちらから(1MB)


当日のまとめはこちらから



~~~第4回弥富市民タウンミーティング~~~

弥富市が進めている「JR・名鉄弥富駅⾃由通路及び橋上駅舎化事業」をきっかけにして、市⺠主催のタウンミーティングを昨年の4月に第1回を開催し、今回は「第4回弥富市民タウンミーティング」を開催することになりました

今回は、事業の意義や事業の方法だけでなく、発覚した「JR名鉄の東西の踏切が、実は歩道であれば付け足して通学する児童や高齢者などの安全がすみやかに改善できる」ことが判明したので、このことも含めて議論し提言していくことになると思われます。

⽇時:令和4年1⽉29⽇(土)午後2時から4時

場所:産業会館2階(市役所北)

内容:① 問題のふりかえり

② フリー討議


~~~第4回弥富市民タウンミーティングのオンライン反省会~~~

当日午後に開催予定のリアルタウンミーティングの反省会をオンラインで行います

昼間、参加できない方のために、プレゼンと会議の概要をお伝えして、さらにディスカッションします。

弥富市が進めている「JR・名鉄弥富駅⾃由通路及び橋上駅舎化事業」をきっかけにして、市⺠主催のタウンミーティングを昨年の4月に第1回を開催し、今回は「第4回弥富市民タウンミーティング」を開催することになりました

今回は、事業の意義や事業の方法だけでなく、発覚した「JR名鉄の東西の踏切が、実は歩道であれば付け足して通学する児童や高齢者などの安全がすみやかに改善できる」ことが判明したので、このことも含めて議論し提言していくことになると思われます。

⽇時:令和4年1⽉29⽇(土)午後8時から9時30分

請願賛同署名はインターネットでもできます

スマホやPCからGoogleフォームで入力していただいた住所氏名をプリントして提出します。 PCの方は以下のページから

https://docs.google.com/forms/d/1VglAOh0sam2M-PmQE7iohQCV16Y3tVnT5wgUGDHS5EU/edit?usp=sharing

ニュースレターNO5をテキストで読んでいただけます

やはり間違っている! 市道として弥富市が通路整備する「JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化」事業

私たち市民の会は、駅問題をきっかけに、弥富市政と市民の未来のために活動をしています。

① 地方自治・住民自治が形骸化し、市民の意向とかけ離れたところで弥富市政を進める

  弥富市長・弥富市議会議員に対して、姿勢を改めてもらう契機とする。

② 市民の皆さんが市政に対して直接的・間接的な意見表明できる場をつくっていく。

③ 弥富市と弥富市民の間にある、長いものに巻かれ、どうせ変わらないという希望の喪失や

  信頼感の低下を、回復再生する。

 駅問題は、信頼低下を象徴する問題。これを契機に皆さんの声で「見掛け倒しで輝く弥富」ではなく「市民と市政が希望と信頼で結ばれる輝く弥富」に改革する決意です。あきらめません。


自由通路ができても、市民は使わない

 駅の北側の住宅から近鉄を利用している人は、駅の東西にある踏切を利用しています。この踏切が狭くて危険だということで、「歩行者等の安全確保」が自由通路の目的の一つとして挙げられています。

 しかし、自由通路は自転車が通行できません。高さ7mの自由通路にはエスカレーターがなく、階段かエレベーターを使わなくてはなりません。朝夕の混雑する時間帯に、踏切ではなく自由通路を選択する住民は少ないと思われます。

 歩行者の安全を考えるなら、まずやるべきことは、踏切前後の道路の整備と国から危険性を指摘された踏切改良ではないでしょうか。


自由通路の駅以外の想定利用者は300人

 市は自由通路の想定利用者は、JRは2900人、名鉄は2800人、それ以外は300人(この9月の市議会での市長答弁まで明らかにしていなかったのは大問題!)、合わせて1日6000人の利用者を想定しています。

 駅の周辺は住宅が立ち並び、大規模開発の余地がありません。すでに駅の北側にはイオンタウン、南側には弥富町の有志が組合をつくって移転したウイングプラザパディーがあり、買い物による人の流れも駅をまたぐことはありません。

 このような状況で自由通路がある立派な駅ができても、多数の市民の南北往来を生み出すような中心市街地形成の具体性や可能性があるのでしょうか。


JRグループは桑名駅・蟹江駅の(受託?)工事が終了 次の駅はどこか?

 前市長が平成28年からJR・名鉄に調査設計を委託して進めてきました。引き継いだ安藤市長が「やっとJRが協議に応じてくれたので、この機を逃すともうやってくれない」とあわてる必要がありますか?

市道整備!としてではなく、

鉄道事業者が行うべき事業です!

 近鉄弥富駅は弥富町が37%約9億円を援助しましたが、近鉄が事業主体として総額24億円で整備し、完成後の自由通路の維持管理も近鉄です。

 今回の自由通路の利用者の95%は鉄道利用者なのに、市道で整備すれば、多額の建設費のみならず自由通路の維持管理や建替え費用も弥富市の負担になります。


市長始め当局は、「市民ニーズで進めている事業ではなく。」「市民ニーズを把握するためのアンケート調査を実施する予定はございません。」 「前向きでない意見が多数あることは認識している  が、東西踏切の安全確保、駅周辺のまちづくりを進めるのは行政の責任。」「弥富市の顔となりうる。」 

「区長・区長補助員と意見交換会ということで限定して開催をさせていただきました。」「今のところは特別、市民の皆様との意見交換の場を考えてはおりません。」 などと議会で答弁。


チェックすべき都市計画審議会の委員は市長が委嘱。都市計画の専門家(学者)はいない

 公平透明な委員が、市長と完全に独立した機関として審議する体制がとられておらず、市の案を追認してお墨付きを与えることが懸念されます。


効果測定アンケートでは大半が必要なし

 昨年11月に市が郵送で実施した1,000人のアンケートでは「この事業は必要ない、市が負担すべきではない、関心がない」として「市の事業費負担は0円」と53%の人たちが回答しています。

駅に28億円を優先確保した結果、「本来やるべき他の事業には、予算がない」というしわ寄せをしていませんか?


事業の協定(契約)・予算案の同意は議会

 多くの議員が「市長がもっと説明をすべき」という立場ですが、JR・名鉄との「工事に関する協定(契約)」と「予算案」を、来年3月議会で可決される前に止める必要があります。

 駅工事の完成時期は令和8年、5年後だそうです。高齢化、人口減少がより一層進み自由通路だけの利用者、駅の乗降客数とも弥富市の想定より減少することは必至。その時に借金だけは残り、かつ他の真に必要な事業が出来なくなり、誰がこんなものを造ったんだと非難の声が必ず大きくなると思います。市長、早々に事業中止の決断をお願いします!


どうやってストップさせるか

 ① 3月議会で「弥富市にあまりにも不利益な」工事協定の否決を求める

     多くの市民の「ストップ」の声を再度 「請願書」にて訴えましょう!

 ② 工事協定を止めるための住民監査請求を、有志で提出する

     却下された場合は住民訴訟をおこなう!

 ③ 市政を変える・議会を変える

     市民の声に耳を傾ける市長を選ぶ (令和4年11月市長選挙)

     市民の声を『真』に代表する議員を選ぶ  (令和6年2月議員選挙)


市民の声

アンケートフォームご協力お願いします。


動画で解説を見たい方は 弥富駅問題の解説基本編

これは個人が調べたもので、弥富市の公式な資料については弥富市のホームページ等でご確認ください


弥富駅問題のさらに詳しい解説 

令和3年度第1回弥富市都市計画審議会を開催されました。

令和3年10月13日(水曜日) 午前10時00分

弥富市役所 本庁舎 3階大会議室

都市計画審議会の議事録が公開されました 弥富市のHPで資料を見て読むことができます


動画で解説を見たい方は 弥富駅問題の解説基本編

これは個人が調べたもので、弥富市の公式な資料については弥富市のホームページ等でご確認ください


弥富駅問題のさらに詳しい解説はここから 


弥富市HPはこちらから


市民の会としては、9月17日(金)10:00から 市民の意見書をまとめて提出しました

第3回 弥富市民タウンミーティング 2021年11月21日(日)

大好きな弥富市が、もっともっと好きになるための集いです

11月21日(日)午後2時から4時

市民ホール市役所南 図書館棟3階)

主催:JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の会


 弥富市が進めている「JR・名鉄弥富駅由通路及び橋上駅舎化事業」について、市は市に対して事業についての説明をほとんどしていません。この事業が市への説明も意を聞くことも合意形成もないまま進められることに対して、市の有志が「弥富駅問題を考える市の会」として、昨年から各種の活動を進めてきました。

このたび弥富市で市主催としては3回目のタウンミーティングを開催し、駅の問題を中に弥富市の魅や賑わい、弥富市に本当に必要な事業の優先順位等について、市による話し合いで、意をまとめ「市に質問と提案」と「市民に発信(ホームページやオンライン会議)」をしていきます。


(新着)弥富市議会9月定例会

9月議会では3人の議員が一般質問で

駅問題について市長の見解を問いただしましたが

市民のニーズと言う問題ではなく

行政の責任として実行させていただくと言う市の決意が述べられるだけで

様々な意見に対して正面から回答はありませんでした


弥富市公式動画は以下から


那須英二

https://youtu.be/n8FmCMs2DX4?t=22


佐藤仁志

https://youtu.be/iXGbpRq7uh4?t=26

1 「市民参加なき総合計画ではないのか」

① 総合計画にふさわしい対話がされたか

区長・区長補助員との意見交換会は、総合計画の趣旨からも、テーマ決めずに毎年開催される方がよろしいかと思います。

「総合計画では市民協働、あれほど市民ワークショップをやったのに、都市計画説明会や区長・区長補助員意見交換会では、具体的な説明が乏しく、市民の質問に、正面から市長の声で回答していないんじゃないか」という意見を聞いてます。説明を求めます。

安藤市長

先日行いました区長・区長補助員との意見交換会でございますが、あれはあくまでも市側と地元との意見交換会ということでございますので、事業の説明をさせていただいたわけですが、現在 考えれるご意見等を伺いまして、市側もお願いすることはしまして、そういった意見交換の中でその会を進めさせていただきました。

② 総合計画で行政として充分な説明責任を果たしていない

佐藤

歴代市長さんご苦労されて、今回の自由通路駅事業が具体的に立ち上がってきたのはおそらく平成二十二、三年頃、コンサルタントに委託して、図面を作り、工費を検討していたはずです。これは資料を情報公開で見ました。

ところが結果的に言うと、事業費が結局大きすぎて、費用対効果が見込めないのでやめておこうという結果になったが、そういった検討結果自体が、結局市民に公表されてません。

委託をやったけどもその成果について公表されてません。

結局その後市長はじめ市役所全体で目玉事業として進めていた新市庁舎。これは大変な事業だったと思います。

これの目途が立ったとして、次どれにしようかなと。前から検討してた駅がいいかなっていう感じで検討されたのが実態ではないか、というようなことが聞こえてきています。

この決定過程で市の幹部会で、どのような比較検討がされたか。その当時の資料が、やっぱり出てきてない。

JRに委託するようになってからは資料がある、この一番肝心な市の幹部会で、市庁舎もできたし、次はこれかなっていうのは、当然幹部会で様々部長さん課長さんの議論がされたのが普通です。

検討資料が隠してるんじゃなくて、作成されないままに来ちゃったのかなと。

そうなると、本当は前市長が説明会をやったり、区長・区長補助員さんから意見を聞いたりですね、こういう主要事業をこういう立派な事業なので、ぜひやりましょうという市民合意を形成していけば、安藤市長がこんな苦境に立たなくてもよかったんじゃないでしょうか。

当時スルスルっと事業通ってしまったのは、事業主体が弥富市であるっていう説明。

事業費がこんなにかかるっていう具体的なことが言われてないんですね。

ちょうど近鉄弥富駅が平成6年、9年終わってます、常識的に言えば、近鉄弥富駅のように、当然鉄道が事業主体になって、弥富市は当時37%ですから、3分の1ぐらい負担になるのかなあという感じで、みんながいたと思います。この間の感覚で結構ですので、市長さんのイメージを伺えたらありがたいです。

安藤市長

平成28年3月議会で前市長がこのJR名鉄弥富駅自由通路および橋上化事業につきまして、施政方針で述べられておられます。

述べられた前の過程におきましては引継ぎ等がなかったものですから、これはちょっと承知しないところでございますけど。

前市長がそのように施政方針で発表された。それに向けまして職員が一丸となって今日までこの事業を進めていることでございます。スケジュールもございますので、スケジュールに沿って私も全力でこの事業を進めてまいりたいと思っております。

③ 駅整備は時期を失している

佐藤仁志

本来遅くとも昭和55年までに着手すべきだったのが、駅とか自由通路の事業だったような気がします。

改めて当時の資料を見てみると、1971年、昭和46年、弥富市への転入のピークです。1年で2847人だそうです。

1973年、昭和48年に弥富町として出生数がピークになってます。1年に643人。

そして1980年昭和55年、これが弥富町の若年人口、いわゆる15歳未満の人口のピーク約8000人です。

この昭和50年代は産業の立地や住宅の供給が増える一方で、モータリゼーションによって駅前の商店街が駐車場不足ということで困ってました。

ですからこのときに駅前を開発をもちろん検討してたんですが実行できませんでした。実行すべきなのこのときでした。

結局それが待ちきれなくなって、駅前商店街が組合を作ってパーディとして、国道の南に集団移転したことによって、駅前の状況は決定的に変化しました。

駅前整備がなぜこれまで進んでこないかについて、弥富町時代で言えば佐藤町長、それから川瀬町長の時代、それから弥富市に代わって服部市長のそれぞれの時代において、社会経済、それからこういうのは中央省庁からの政策もあります。その他弥富市に起きていた課題について、町長市長が何を重点に取り組み、何が達成できなかった、どうしてこれができなかったってことについて、現在の市政のかじ取りを任された安藤市長の見解をお伺いします。

安藤市長

JR名鉄弥富駅自由通路および駅舎化事業につきましては、駅の整備を目的とするものではなく、自由通路を整備することにより、鉄道により分断されている南北地区の連携強化、駅東西の踏切道の安全確保、高齢者、障がい者などの利便性を高めるバリアフリーに配慮した交通結節点の整備でございます。

駅周辺の整備につきましては、過去に大規模な土地区画整理事業によるまちづくりを検討いたしましたが、地権者合意が得られず、事業化には至っておりません。

また、JR名鉄弥富駅の東西踏切の安全対策につきましても、踏切につながる前後の道路整備も必要になることから、区画整理事業と同様に、面的な整備を行う必要があるため、踏切対策の一つとして、効果が早期に発現できる自由通路を整備し、東西踏切の人や自転車の交通量を減らすことで、安全性の確保をしてまいりたい。

佐藤仁志

先ほどの答弁でも、就任時には前市長的に決まっていたんだけども前市長からは就任時には引き継ぎがなかったってことなんですが、

現在も前市長からですね、様々アドバイスをいただいてるんじゃないかということも聞いてますが、前市長からどのようなアドバイスをいただいてるか、市長に伺います。

安藤市長

就任時にこの事業につきまして引き継ぎがなかったのではなく、その以前の過程において引き継ぎがなかったと先ほど申し上げました。この事業につきましては市政方針できちんと述べられておりますものですから、市を引き継いだ私といたしましては、この事業推進のために全力で向かって進んでまいります。

④ 自由通路の利用者数

佐藤仁志

自由通路の事業主体についてということで、弥富市が自由通路として想定している6000人。これ鉄道利用者とそれ以外の内訳はどうなっているのでしょうか。万が一内訳がないってことであれば、行政の計画としては、根拠のない杜撰な計画ということになってしまいます。根拠も含めて、市長に説明を求めます。

安藤市長

自由通路の想定交通量は、都市計画現況調査や駅利用者アンケートを参考に、アンケート等を参考にして、JR利用者は2900人、名鉄利用者は2800人、それ以外の利用者は300人。合わせて1日6000人の通行量を想定しております。

佐藤仁志

それ以外の一般利用者は300人ということでした。

弥富市が、今回事業主体となって道路としての自由通路を建設するわけですが、市長として、弥富市道としての道路を整理する必要性をあるだけの、純粋な歩行者利用数の絶対数、これが300人ってことですが、普通で言うならば少なくとも、鉄道利用者より多いことが、大前提です。

自由通路の利用者が主に鉄道利用者であれば、鉄道利用者が自由通路の事業主体になるのは、今回何度も言われてる国の要綱に照らしあわても当然です。

近鉄弥富駅の状況と比較しても、弥富市が自ら事業主体になる必然性は全く見いだせません。

鉄道事業者が行う。自由通路の工事費は、国の要綱では、そこへ一般通行の用に供する部分の自由通路費用の3分の2が都市基盤整備者、つまりこれ弥富市が負担とのことであり、そこで一般通行の用に供するのは、不特定多数の利用を前提とし、周辺のまち作りに貢献する自由通路部分として、都市基盤事業者弥富市が認めるもので、都市基盤事業者と鉄道事業者が合意した部分、とされています。

つまり市の判断を重視する交渉ごとになります。

これは300人ということですので、仮に今回の自由通路に関して、一般通行の用に供する部分の経費が11億円というふうにされてますので、3分の2は7億円です。これが、弥富市の負担となり、これは近鉄の3分の1負担9億円と比べてもそれほど差はありません市長説明を求めます。

安藤市長

JR・名鉄弥富駅自由通路橋上駅舎化事業でございますが、この自由通路の部分につきましては、JRと近鉄の間のまちづくりと一体のものと私は考えております。そうしたことで利便性が向上してこの自由通路、北から南へね、また南から来たいということでバリアフリーとして使っていただける、そういうことがありますものですから、この300人という数字があるわけでございますけど、今後の展開に弥富市としても大変期待をするところでございます。

佐藤仁志

ですから、計画であるんだったら期待される部分の数字がいくらかと、そこがのり越えなければこの要綱さえも合わなくなってくると、おかしな計画ということになってしまいます。

そもそも、総合計画の中で、こうあったらいいなっていうのが、あったらいいなで結構です。

ただそれを実際に予算を動かして、しかもこの巨額な予算を動かして使うということになれば、それにふさわしい費用対効果が説明できなければ、それは総合計画の範疇ではありません。

300人という以上のことは言えないということであるならば、300人のためにこの弥富市の市民全員のお金を使うっていうことになってしまいます。

それについては次回の議会への宿題とさせていただきまして、

⑤ 鉄道事業者に設計施工を依頼することのリスク

仮に協定で鉄道事業者に設計も施工も依頼すれば、設計内容も内容も単価もおまかせです。

着工後、何らかの理由で必要だと言われれば、どんな増額でも受け入れざるを得なくなります。

なぜなら、一旦着手してしまえば、いや、ちょっと予定より増えてるからやめたいと言っても、やめるわけにいきませんから。協定はそういう決定的に弱い立場に立つということです。

単価もお任せって言いすぎじゃないかって思われるかもしれませんが、実際に蟹江町の事業の情報公開請求をしました。金額は全て黒塗りです。つまり一切金額については文句は言えないということですからこれは間違いない事実です。

6月30日の説明会で市民から意見を出されました「もし住民訴訟等で、契約の当事者である安藤市長に賠償責任が求められた場合、安藤市長が全て責任を覚悟をもって、それほどまで進められるんですか」という質問に対して、

「意見として伺っておく」っていうことでしたが、市長自身の覚悟はどの程度でしょうか。

安藤市長

鉄道委託工事でありますJR名鉄弥富駅自由通路および橋上駅舎化事業につきましては、公共事業における鉄道委託工事を行う場合の透明性確保の徹底に関する申し合わせに従い、鉄道事業者から関係書類の提出を受け、検証し、不明な点につきましては、各鉄道事業者に確認しながら、公共事業としての事業を進めてまいります。

また、来年度実施します詳細設計に基づいて、工事費の増減額はしっかりと確認しながら事業を進めてまいります。

このJR名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業を起爆剤として、弥富駅周辺の整備を進めることがこれからの行政の責務であり、弥富市の未来のこどもたちのためにしっかりとしたまちづくりを進めていかなければならないと考えております。

佐藤仁志

つい最近も議会の中で市側の発言で、JRがやっとやってくれるようになったと協議になってくれなかった。それはそうでしょう、

桑名駅ができました。蟹江駅もできました。当然それを扱っているJRの部隊がいます。関連会社があります。で 中身は蟹江駅と一緒ですので、蟹江駅と同じだけ請求していけば多分できると思うんですが、

ただし、会計検査院が非常にこのJR等鉄道事業者に委託するものについて、検査ができないのはおかしいと言って問題にしています。

この反面教師が近鉄です。近鉄の橋上化事業は、近鉄が事業主体であり、当初協定で結んだ想定事業費よりも企業努力によって、2億円安く竣工してます。その分弥富市の負担を自動的に37%減ってます。

今回の事業は弥富市が事業主体になっているために、今後どのような事業を設計されても、こっちは素人ですから、もう、全部払わなければなりません、この点について市長の感想を求めます。

安藤市長

この自由通路事業につきましてはJRと名鉄の鉄道事業者に委託をする事業でございます。先ほど議員が言われましたように会計検査院等と云々の話がございましたが、市といたしましては、しっかりとしたその先ほど申し上げました協定のもとで、この事業を進めていくことでございますので、この事業の細部につきましても、議会の皆様にも公表して進めていくことでございますものですからさして心配はしていないところでございます。

佐藤仁志

もちろん市長や市の職員の方は金額の入った請求書を見られます。

しかし、我々市民はその金額は一切見えません。

ですので、結果として、それはもう本当に市長と市の職員の方に全責任が負うということになります。

⑥ 自由通路の負担

このまま進むと自由通路は弥富市の財産になります。JR名鉄用地のいわゆる土地の使用料は当分の間無料だということなんですが、自由通路もいずれ修理も更新も発生していきます。これは全ておそらくJR名鉄の非常になんていうんですか慣れた業者しかできません。

将来、何らかの事情で鉄道事業者側の都合で自由通路を撤去や移設しろと言われても、基本的には、弥富市の負担になります。年間の維持管理費も相当額が見込まれます。どちらにしても弥富市にとって問題は、範囲が不確実で、とてつもなく大きなリスクを負うことになります。これについて市長に説明を求めます。

安藤市長

この自由通路は弥富市道として整備をするため、都市計画法および道路法による規制がかかることになります。道路法第4条にありますように、道路を構成する敷地壁その他の物件については、私権を行使することはできません。

仮に、駅の大規模な修繕等により、やむを得ず自由通路が支障となった場合には、都市計画法や道路法の手続きの上、鉄道事業者に機能補償等を求めることになります。

また、維持管理につきましては、市道の橋梁と同様の管理水準で定期点検修繕等を行い、施設の長寿命化を図ると、コスト縮減に努めてまいります。

佐藤仁志

まだ都市計画決定はされてない仮定の話ですが、道路や学校など、将来にわたって、いわゆる生活に不可欠な、住民に必要不可欠な公共施設というのは確かに現在の住民だけで負担するんじゃなくて、将来の子どもたちにも負担して、公平化を図るということで借金・起債をしてます。

今回の自由通路橋上化が、不可欠なものというかどうかということが、普通の市民の方が「こんな使いもしないもののために若い人たちに将来の世代に無駄な負債を残すようなみっともないことはしたくない」というご意見いただいてます。

どうしてもこの事業が進んでしまってるんですが、市民の方がおっしゃいます「不思議でしょうがない。」これ私が言ってないけど、市民の方が「この事業で誰か得するんですか」と「誰が得するかさっぱりわからない」ていうことを言われてます。この点について市長に感想を求めます。

安藤市長

この自由通路整備事業につきまして、誰が得するかっていうようなこともなかなか誰が誰っていうことは言えないわけでございますけど、これは弥富市とかを言いますとやはり弥富市の顔となりうるところでございます。

この顔をしっかりと整備し、また周辺も整備して次代の子供たちのため、またこれから利用される方が利便性の向上のためにもこのような整備をすることでございますものですから、誰が得するということはございません市民のためにある状況でございます。

佐藤仁志

私が市民の方が言われてるのは、玄関を立派にしてもらうのもいいけども、実際の居間とか台所の方ガタガタじゃないのっていう意味でご意見をいただいてます。

⑦ 都市計画審議会の委員

都市計画審議会の委員。これは市長が選定し任命されるわけですが、各委員の個人名は結構ですので、所属と選定理由、これを具体的に示してください。審議内容によっては、利害関係いわゆる工事とかコンサルとか、委員にふさわしくない場合は当然除外ですが、該当者はいないでしょうか。市長具体的に説明してください。

安藤市長

都市計画審議会の委員の委嘱につきましては、弥富市都市計画審議会条例の中で、都道府県都市計画審議会および市町村都市計画審議会の組織および運営の基準を定める政令第3条第1項および第二項の規定により議長が任命することになっております。

委員の内容内訳といたしましては、市議会議員から議長と行財政委員長、学識経験者として、商工会長、元愛知県職員2名、防災ボランティアコーディネーター代表、愛知あま農業協同組合役員代表、市民代表といたしまして、区長会長、弥富市社会福祉協議会会長、元弥富市職員、関係機関といたしましては、海部建設事務所企画調整官、蟹江警察署長の12名を任命しております。委員の中に、審議内容の利害関係者がいた場合には、その委員を除いた委員で審議することとなります。

佐藤仁志

都市計画決定は市長の権限でできる事業ですが、今のメンバーで、いわゆる県、あるいは大きな都市でいうところの学識者と言えるような方は見えない。

これがなぜ弥富市できるかというのは、平成12年度都市計画法が改正され、一連の地方分権と連動して、市町村都市計画審議会が公式に都市計画決定手続きのプロセスとして位置づけられました。そして、その権限が拡大しました。

趣旨として、この都市計画審議会の役割が単なる審議から、きちんと調査をした審議をしなさいと変更されました。

これは、従来市長が指名した審議会は、行政事務局が作成した案を見て、問題ないでしょうと追認する機関ではあってはならないということです。

都市計画は、市民にとって大きな義務といわゆる利権に繋がる権利を付与するものです。線引一つ用途区域一つ大きな利権が伴ってきます。

ですから、自ら主体的に都市計画は市長から独立した公平公正な機関でなければならないからです。

自ら主体的に都市計画に係る諸事項を調査する。それに基づいて提案を行うことを期待されることが背景にあります。

都市計画審議会の役割は拡大強化されましたが、現実の都市計画審議会の委員構成が調査審議に即しているか、そして調査審議が都市計画も、基礎調査と、将来予測を踏まえて説明責任を果たしているかが問題です。

近隣でも津島市は大学のしかるべき先生を調査員として委嘱し都市計画に取り組んでいますので、県でなければ先生が指定できないということはありません。

弥富市で学識経験者の枠のところに、そういうにおける学者の先生がいらっしゃらないのは、その理由を市長に説明を求めます。

安藤市長

都市計画審議会委員の委嘱についてでございますが、他市町村の例も今述べられたわけでございますがその中で参考になることがあれば、本市の委嘱について参考とさせていただきたいと思っております。

佐藤仁志

ぜひ弥富市の都市計画、調査決定する審議会として、専門的な都市計画とか、そういう専門的な学識を持つ学者、そういう方を指定してあれば、やはり証拠、客観性がなければ、学者は案を承認できません。ぜひそういう方を入れてください。

この考え方は、人間は不完全だと、フューエルセーフ、それを前提にして、権利関係、選考基準、決定プロセス、責任の所在などを明確にしてくことがこれからの行政では重視されています。

そうしておけば、問題が起きても原因は特定できるし、説明責任が果たされます。

逆に最悪なのは、上層部や関係者の私情で不透明な決定プロセスをとることです。そういう答えを書くときに基準や形が対外的に説明できない。

組織上の原因特定できないので問題を起こした個人のこれが悪いというふうになってしまいます。ですからそういうことがないように、やはり学者、公平透明な組織、市長と完全に独立した機関がお墨付きを与えるという体制が大切ですので、そのようにお願いしておきます。




横井市議

11:12

https://youtu.be/Oe8QYx8TQnc?t=672

そもそも本事業の必要性がないからとか、本事業は実施した方が良いと思うが、税金で行うことは反対だからなどの回答が全回答数の半数を超えています。市はこれら半数を超える市民の意見、声を聞きいれるべきではないでしょうか。

このアンケート結果から、自由通路整備事業は、市民の多くに理解が得られていないのではないかと考えますが、市の認識を伺います。

11:52

建設部長。

市民の皆様には、流通の整備につきまして、広報やとみやホームページ等でお知らせして参りました。

また市内6地区で開催いたしました区長・区長補助員の皆様の意見交換会では、事業内容を説明していただき、様々なご意見、ご質問に対し、ご回答させていくとともに、この事業の必要性をご説明をさせていただきました。

また、議員ご指摘の令和2年11月に実施いたしましたアンケートは、この事業の賛否を問うものではなく、この事業の費用便益の算出を主な目的として行ったものでございますが、このアンケート結果において、流通の整備事業に対して前向きではない意見が多数あることは把握しております。

しかし、本市といたしましては、本事業は、これまでも御説明させていただいております通り、東西踏切の安全確保、鉄道で分断されている南北地区の連携強化そして今後の駅周辺地区のまち作りにおきましても、推進していかなければならない大変重要な事業であると認識しております。

横井議員

部長の答弁で市は自由通路事業に前向きれない意見も多数あることを認識されているということでございます。

そうであるのであれば、この事業に前向きでない市民に理解を求めることが、市の役割であり、この自由通路事業を進めるプロセスの原点、スタートラインではないかと考えます。

次の質問に移ります。

市が公表している流通の事業の資料などは、行政の指導感が否めません。

本当にどれだけの市民が望んでおられるのでしょうか。

そういった疑問を払拭されるためにも、流通の市民ニーズを客観的に把握する必要があると考えます。

今後、市民アンケート調査を実施されるお考えはあるのでしょうか。

市の考えを伺います。

伊藤建設部長。

この事業につきましては、市民ニーズだけで進めている事業ではなく、先ほどご答弁申し上げた通り、説明の課題であります南北地区の分断、東西踏切の安全確保、駅周辺のバリアフリー化に向けて行うものでございます。

従いまして、今後、市民ニーズを把握するためのアンケート調査を実施する予定はございません。

14:22

横井議員

先ほどの事の答弁を踏まえてもう一度質問させていただきますが、市民ニーズよりも事業の重要性、必要性ということを訴えられておるんですけれども、やはり使うのは市民ですし、便益を享受されるのも市民でありますが、やはりそのあたりは市民の方の理解、合意形成そういったものがやはり行政サービスを展開していく上では、市役所の役割として必要なものかと思いますが、再度部長の見解を伺いたいと思います。

部長

15:15

この事業に対する市民ニーズということと、市民のご理解ということでございますが、市といたしましては本事業については、やはり進めなくちゃならない事業と強く認識しております。

あの市民の皆さんのご理解は当然のことでございますが、市といたしましては、この現状のスケジュールにのっとって進めさせていただきたいと考えております。

https://youtu.be/Oe8QYx8TQnc?t=1081

18:01

なぜ、さきの6月議会で市は自由通路のみを通行する人数について

調査しないと答弁されたのでしょうか。

また、自由通路のみを利用する人が1日300人で、事業費約46億円をかけて行うには費用対効果が高いとは思われません。

そのために市民などから住民訴訟等で損害賠償請求があった場合には、市長として責任を負う覚悟を持ちでしょうか。

この2点について市長にお尋ねいたします。

安藤市長

自由通路を通行していただきます市民の皆様300人ということで数字を出させていただいております。

駅の利用者も弥富市市民はおります。

また自由通路利用者市民がおるわけでございますが、この自由通路を作ってまたJRから近鉄の間のまち作りをしまして、一体的に市としては考えております。

利便性を向上させることで、また、次代を担う子供たちのためにも、しっかりとした弥富市の顔を作ってまいりたいと思います、そのために、議員の皆様とともにこの事業を推進してまいりたいと思います。

以上でございます。

横井議員。

先ほどの答弁で一つあの、もし市民の方からそういう損害賠償的な話があった場合は、あのそれに向けたというような格好でこの事業を進めておられるかを確認をさせてください。

安藤市長

そのようなケースは、仮の話でございますものですから仮の質問に対しては、答弁を差し控えさせていただきます。

19:40

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

9月議会の一般質問で多くのことが分かりました

利用者は全体で6000人と言うのは前から言っていましたが

その内訳として一般の南北を通り抜ける市民の利用は300人だそうです

それ以外は鉄道の利用者

であるならば自由通路の事業主体は鉄道事業者で、弥富市はそれを援助する形が当然だと思います

また昨年11月に実施された効果測定を目的とする無作為抽出1000人に対するアンケートでは

市民としても負担を聞いたと言うに対して53%の方が0円と回答しています

理由の中で一番多かった回答が、そもそも本事業の必要性がないから、

2番目に多かったのが、本事業は実施した方が良いと思うが、税金で行うことは反対だから

3番目に多かったのが、本事業に興味関心がないからでした。

こういう意見の中で

市長は費用対効果や市民ニーズを聞いてほしいといく質問に対して

積年の課題として市の事業として進めると答弁されています


また「既に決まったこと」という市長発言の真意を問う質問に対して

市の事業として進めさせていただく、意見があれば参考に伺う

と言う本音が見えてきました

第2回 弥富市民 タウンミーティングを開催しました

 

7月31日(土)午後2時から4時 

 市民ホール(市役所南 図書館棟3階)

大好きな弥富市が、もっともっと好きになるための集いです

主催:JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の会


以下の最新資料のPDFダウンロードはこちらから


 弥富市が進めている「JR・名鉄弥富駅⾃由通路及び橋上駅舎化事業」について、市⻑は一般の市⺠に対して直接的な説明がほとんどしていません。この事業が市⺠への説明も意⾒を聞くことも合意形成もないまま進められることに対して、市⺠の有志が「弥富駅問題を考える市⺠の会」として、昨年から各種の活動を進めてきました。

このたび弥富市で「市⺠主催」としては2回目のタウンミーティングを開催し、駅の問題をはじめ、弥富市政のありかたそのものについて、市⺠による話し合いで、意⾒をまとめ「市⻑に質問と提案」をしていくことにします。

賑わい復活宣言

弥富市の悲しき現状は、議会が議論をせず、地域の「寄り合い」さえも機能しなくなっていることです。かつて機能していたムラ社会の「寄り合い」は異論を排し多様性を封じ込めるという負の側面もありましたが、地域社会が負担しなければならない税やお互いの支え合いなどを通して、まとまりを創り出し労務などの負担についてなど合意を形成する場として地域の賑わいのもとになっていました。そして、地域の合意の上に村議会や町議会は機能し村長・町長は村政や町政を執行していましたが、いまはどうでしょうか。

いうまでもなく、賑わいとは対話・交流・参加です。かつては、村のお祭り、年中行事、学校の行事、そして賑わった商店街には「対話・交流・参加」が実態としてあり、十四山も弥富も「賑わっていました」

ミーティングは「自由通路と駅問題」を整理整頓し、弥富市の未来を展望するものです。

実体のある賑わいは弥富市民全員の生活が補償され、多様な人生が花開くような闊達な「対話・交流・参加」が実現した時に真の賑わいが生まれます。自由闊達なミーティングを火種にして拡げ、みなさんがより良い弥富づくりを願ううえで、今回の駅問題のみならず日頃疑問に感じていることや、こうすればもっと良い地域づくりになるのにと思っていることを外に発信し、多くの人達との共通の輪を見つけましょう。

今こそ、新時代にあった、「弥富市民が主人公」のミーティングにご参加いただき、共に賑わいを復活させる活動をスタートさせませんか?真の賑わいのある地域社会へ世直しをして、次の世代に引き継ぎたいと願い「賑わい復活宣言」をします。

弥富市民タウンミーティング世話人

タウンミーティングの流れ

14時〜開始 会長挨拶

14時5分〜 経過と基本問題の報告

14時25分〜 ワークショップ 

15時30分〜 全体で共有

16時 終了

弥富駅自由通路問題の整理整頓

 市民の会は、市民の不安の声を届けるために何度も議会や市長に請願や質問書を提出して参りました。

市長はすでに議会の了解を得たとし、また議会は市長の提案した事業には無条件に賛成し議論もせず推進する立場として、市民の声にこたえていただけませんでした。誠に残念であります。

都市計画変更の説明会(6月30日)においても、形式的な説明に終始し、粛々と事業を進めるという態度であり、多くの市民が抱く疑問に対してまったく答えようとしていないと見受けられます。ついては以下の二点から、多くの市民が安藤市政に対して違和感、疑問を感じ、異議申し立てをせざるをえません。

一点目は、市民の意見を積極的に聞こうという姿勢がないばかりでなく、説明も満足にされていないということです。

二点目は、計画の前提が大きく変わったという現実に対して目を背けていることです。

市の駅及び駅周辺の事業の前提は昭和40年代に定めた都市計画や平成バブルを前提条件としての、都市計画マスタープランや第二次弥富市総合計画を拠り所としています。

本計画の検討が始まった平成28年以降、災害、人口減少、コロナ禍により前提条件が根底から覆されているにもかかわらず、現実を見ていません。多くの市民には、この事業が過去の遺物にしか思えません。

弥富駅問題を考える市民の会は、「自由通路事業」の一旦停止と再度の検討と見直しを求めます。

多くの市町村が、コロナ禍のもとで事業の見直しを実施し、コロナ後を見据えて市民の声を聞き見直している時期です。

弥富市の舵取りを任された市長は議会の意見だけでなく、惰性で船を走らせることなく、現実に目を背けることなく状況を正しく把握し、市民の声に真摯に耳を傾け、話しかけてください。ぜひ、駅事業を通して見えてきた、数多くの市民の抱く違和感、将来への不安を払しょくしていただきたい。

計画論は破綻

JR・名鉄弥富駅周辺のまちづくりに関する具体的な将来設計も可能性も見通せず、また自由通路に関する合理的な需要想定に基づく必要性も明らかでないなど、弥富駅自由通路事業計画等に関し市民に十分な説明をせず、多くの市民の理解と合意を得ていません。

費用対効果も極端に乏しく、多額な経費負担を市民に負わせるような計画のままで、事業を進めようとしていることは、「より良いまちづくり」を願う弥富市民の意思を損なうものであり、本事業計画の見直し等を進めるため、当面、弥富駅自由通路の都市計画変更の中止を求めるものです。


チャンスを見逃してきた弥富の歴史

都市計画決定権者(弥富市長)は自由通路事業を「積年の課題今こそ解決」と称しているが、弥富市役所に請求しても「資料は保存されていないので見せられない」とのこと。

以下のように検討経緯を検証してみたが、駅について弥富町時代から現在に至るまで根拠資料も乏しく、体系的な計画検討がされてきたと考えられない。今回、都市計画道路を決定する根拠はないと言わざるを得ない。

 町長・市長が変わる中で、昭和55年が弥富の成長と財政的なピークで、やるならその時だったが、その時を逃した今、駅自由通路を新たな都市計画道路として決定し、事業化することは投資に見合う成果と回収は絶望的であり、非論理的と言わざるを得ない。

・1950(S25)戦後の復興ブームで各種開発計画にあおられて近鉄、国鉄、名鉄を駅前広場で結ぶ意見もあったが具体的な計画図は残されていない

       戦時中軍用工場に転用されていた日本毛織株式会社弥富工場が紡績工場として復活、30年代初頭には従業員数1800名を擁し消費の中核であった

・1955(S30)弥富町と鍋田村、市江村の東南部が町村合併

      十四山・飛島・蟹江には名古屋市から合併の誘いが(金山駅15キロ圏)

       森津・十四山方面からの道路を整備し南側からのアクセスが良くなる

昭和30年代の商業地 (弥富町史267ページから)

戦後の中心商業地は、中六町のなかでも、中六地区と銀座地区であった。昭和35年度の弥富町商工会会員名簿(商工会の設立は昭和36年1月)に基づいて、当時の商業地の様子を復元すると国道から関西本線の踏み切りに至る延長約270メートルの中六地区は、民家及び製材所などが混在するものの36店舗もの商店が通りの両側に連担して立地していた。しかも、商店の業種構成も多様であった。青果店、鮮魚店、精肉店、酒店、菓子店などの各種食料品、および洋品雑貨店とともに、化粧品、衣料品店、洋服仕立店、時計店、電気器具店、家具店などの買回品店も揃っていた。その他に生花、茶、書籍、乳母車、プロパン、自転車などの専門店及び美容院が立地し、さらに、近鉄名古屋本線の踏み切りの北西角の正義稲荷の隣に青果市場があった。

国鉄関西本線踏み切りから町道日毛気開線に至る銀座地区は、街区延長は約140メートルと短いものの、25店舗が立地し、商店の業種構成も中六地区と同様に多様であった。銀座地区は、日本毛織株式会社弥富工場の従業員の主な買い物場所であった。

この両地区から国鉄弥富駅前にかけての線路沿いの通りには、物品販売店のほかに弥富郵便局(昭和36年移転)と東海銀行弥富支店(昭和44年移転)が立地していた。また、国鉄弥富駅前から国道に至る界隈でも商店の集積が進んでいた。駅前ということで、旅館、飲食店、自転車預かり所などが多かった。飲食店に限って言えば、駅前地区には八店あり、中六、銀座両地区の二店を上回っていた。また近鉄名古屋本線の踏み切りの南側に弥富館という映画館があった。映画館はテレビが本格的に普及するまでは町民にとって身近な娯楽施設であった。日本毛織株式会社弥富工場では、午前と午後の二交代勤務制を敷いていた。そのため午後勤務の女子従業員は午前中は勤務時間外になることから、会社は映画館とのあいだで契約を結び、従業員向けに午前中の上映を貸し切っていたという。ただし駅前地区の商店の立地密度はまだ低かった。

・1970(S45)都市計画法の施行にあわせ、愛知県は弥富町に対して、5万人都市構想として東名阪自動車道までの市街化区域の案を提示したが、地元の反対にあい北部を大幅に縮小、それが当時の住民の選択である(南側は車新田以外は案通り)縮小された北側に残された都市計画道路は今となれば過大な計画

近鉄、国鉄、名鉄を橋上駅で結ぶ望む声もあったが、駅前広場は分離独立した形で都市計画決定し、中心市街地は駅から市役所にかけてのエリアに決定

佐藤町長

人口急増と市税(固定資産税・住民税)の安定的な増加を背景に教育施設を盛んに整備

バブル経済もあり、住民一人当たりの住民税が最高の時期であった

・1971(S46)銀座商店街の北端に共同店舗 弥富ショッピングセンターが開設

       弥富町の転入のピーク(2,847人)

・1973(S48)弥富町の出生数のピーク(643人)

・1974(S49)近鉄弥富駅の南にスーパー義津屋とヤマナカが開店

・1976(S51)住民の購買動向調査(買物にいつも自家用車を利用していると回答した人

の割合が全体の4分の1を占める。その他休日等を含めると自家用車利用

率は約66%)地元商店街に対する要望事項として駐車場の確保を挙げる

・1978(S53)町政アンケートから、近鉄駅前整備事業を最優先の課題とし協議会が発足

・1979(S54)近鉄駅周辺地区の整備構想を作成し、協議・検討を開始

・1980(S55)弥富町の若年人口(15歳未満人口)のピーク(約8,000人)

・1984(S59)駅整備・下水道整備の財源として都市計画税導入の町長提案を議会が否決

・1987(S62)近鉄駅周辺整備の手法として区画整理等の指導を愛知県からうけるが

巨額の事業費に見合う成果が見通せず、川瀬町長時代に立ち消えに

・1990(H02)弥富駅前ショッピングセンター協同組合として国道の南側にウイングプラザ

パディーが開店(地元商業者約50店とヨシヅヤ・ヤマナカ)

・1991(H03)弥富町の要望により近鉄が佐古木駅地下駅舎化・駅前広場(41%負担)

川瀬町長

1998(H10)以降クリーンセンター関連で10年間(60億円)の地元対策費が使えたために、予算にゆとりがあり福祉施策や国体対応で市役所前の都市計画街路事業、各種道路整備事業を盛んに行うことができた

・1992(H04)近鉄弥富駅の橋上駅舎化および駅前広場の暫定整備~1994(H06)

国体のなぎなた会場に決定し、近鉄に橋上化の要望(37%負担)

近鉄の西踏切は南からの通勤通学者で極めて危険な状態であり、極めて狭いホームに人があふれ通過列車が危険、近鉄としても1988年(S63)アーバンライナーを投入してスピードアップに取り組んでいた時期が幸いした

・1997(H09)JR弥富駅改装 日本毛織株式会社弥富工場を閉鎖

・2000(H12)イオンタウン開業 地方分権一括法

       国道155号線バイパス(西中地交差点⇔国道1号線区間)開通

・2006(H18)弥富町と十四山村が合併して市に昇格

・2007(H19)中学までの医療費の無料化など、他市町村にはない、子育て家庭には魅力的な施策が行われた、恵まれた財政状況だった。

服部市長

合併算定特例で10年間(数十億円)の交付税措置があり、合併特例を利用した施設整備を行うが、重複する施設の整理など合併の効果を出す体系的長期的な改革は未達成。

公共下水道工事の増額や相次ぐ施設整備で貯金を取り崩し、借金を増やした

・2010(H22)弥富駅周辺整備計画の策定に着手2012年に策定するが市民には公表せず

・2011(H23)バリアフリー法 新目標(5,000人以上→3,000人以上)

       JRと名鉄を合わせると3,000人以上で該当するとして検討を開始

       西踏切に関連する民有地を買収し舗装することによりすれ違いを改善

・2012(H24)市庁舎整備を優先して自由通路整備を一時凍結

・2015(H27)市庁舎整備の目途が立ったとして鉄道事業者との協議再開

・2016(H28)自由通路・橋上化を、服部市長が施政方針で表明

       自由通路を決定した直後、国の指導で公共施設の建替えや大規模改修の相当な将来負担が数百億円かかることが判明し問題化

・2017(H29)JRに委託して自由通路および橋上駅舎化の調査設計(~令和元年)

安藤市長

就任後の幹部会議で、服部時代の貯金の減少借金の増加や収支の悪化を知らされる

・2019(H31)安藤市長が就任早々の予算編成で、財政状況を勘案して独断による各種予算を削減する中で「自由通路事業の事業費負担が将来の財政を圧迫する」ので、自由通路事業中止を前提に予算を削減した。

これに対して「市の各種事業を十分な根拠や調整・同意もなく削減した」ことに議会が強く反発し、議会は「安藤市長の辞職勧告決議」を可決した。

その後、削減した予算を全面的に復活する修正を行った。

以後市長と議会の多数とは表面的には同調している。

近鉄とJRの間の地権者17名に弥富駅周辺地区まちづくりに関する説明会

・2020(R02)議会は事業内容を審査せず請願を不採択

・2021(R03)3月覚書締結(市長権限、議決は不要)

        議会で整備の効果や将来負担を質問されても具体的な回答はできず

6月 都市計画事業説明会

 事業費の説明を避ける。市民の質問に具体的な回答はできず

7~8月区長・区長補助員意見交換会を開催、質問に具体的な回答は?

秋  都市計画決定予定(市長権限、弥富市都市計画審議会の答申)

   都市計画審議会委員の選任は適切か、検証する必要がある。

・2022(R04)3月 協定に関する議案提出予定(議会が議決すれば正式決定)


(課題・市の対応・市民の意見)

1 分断されている南北地区の連携強化を目的としているが

市の主張 弥富駅周辺地区が市の玄関口にふさわしい空間となるように、バリアフリー化を図りながら、安全性利便性の高い駅前空間の形成を推進していく必要があると考えている。

市の目的は、駅舎を整備することではなく、自由通路を整備すること。その自由通路の概略設計を進める中で、JRの現駅舎等が支障となることが判明し、現在のJR用地内では、地平駅を再建することができないため、橋上駅舎がするもの。

これは自由通路整備に伴い支障となる駅舎を既存の施設の機能を維持回復させるための補償であり、補償方法は、国により策定された「自由通路の整備及び管理に関する要綱」及び「公共補償基準要綱」に基づき補償するもの。

市民の意見 地元住民が予想する自由通路の利用者数はごくわずかで連携強化の実は得られない。また南北の通路必要というのであれば他の方法も考えるべきではないか。駅前の賑わい創出・活性化は自由通路の設置では得られない。かなりの需要があるなどとしか市長が答弁出来ないように、はなはだ根拠に欠ける需要想定のもと、市が事業主体になる市道としての自由通路を建設することは行政施策としてあり得ない。市道としての自由通路以外にも鉄道事業者が事業主体になる通路整備は近鉄弥富、富吉の両駅で先行整備済である。南北の連携強化と言うが、そもそもJR・名鉄弥富駅の周辺の都市拠点としての市街地形成を唱えるなら、まずは駅の整備計画に先行して、あるいは同時に、どのような都市拠点を作るのか、周辺道路整備はどうするかなどという街づくりの具体策が示されなければ整合性のある地域づくりが出来ないことは、行政に携わる者の基本的な常識である。先後を考えないチグハグな施策を展開すれば結果として膨大な市費を無駄遣いすることになる。

2 東西の踏切を通行する歩行者、自転車の安全確保を目的としているが

市の主張 西側の踏切道については、平成24年にJRと名鉄に挟まれた土地の一部を歩行者や自転車の滞留場所として、用地取得するなどの対策は実施しているが、抜本的な解決には至っていない。そのため事業の整備効果の発現が速く、踏切横断交通量の減少に寄与し、周辺交通の安全性と利便性が向上する自由通路整備事業進めている。

自由通路の検討整備検討を始める以前(平成21年頃)に踏切拡幅に向けた検討を行い、鉄道事業者を始めとする関係機関と協議を重ねた経緯がある。当時の検討の中では、具体的な計画立案にまでは至らなかったため、用地交渉を行っていない。。

自由通路整備の計画当初は自転車の通行も検討したが、歩行者との接触による交通トラブル等を考慮して、歩行者専用としている。また、自由通路に合わせて北口駅前広場を整備することで、交通結節機能が強化され、送迎車両の分散や交通手段の転換を促し、踏切の安全対策や渋滞緩和の効果を見込んでいる。

また、北口駅前広場付近には市営の駐輪場整備を計画しており、近鉄弥富駅の利用者を見込んでいる。

市民の意見 自由通路は自転車が通れない。国土交通省も危険性を指摘する踏切の安全性向上対策が先。

3 バリアフリーに配慮した交通結節点の整備を目的としているが

市の主張 高齢化が進む弥富市において、すべての人が安全で円滑に移動できるように交通結節点(駅前広場や鉄道駅を含む)の強化が必要であると考えている。

市民の意見 バリアフリーは鉄道事業者の責務のはず。先に行われた近鉄弥富駅橋上化事業は総事業費24億円、内訳は弥富市9億(37%)、近鉄15億(63%)である。今回の計画は総事業費46億円、内訳は弥富市28億(61%)、国費17億(37%)、JR・名鉄1億(2%)である。

仮に将来駅整備事業を進めるとしても、駅施設の整備スキームを費用対効果の観点から厳格に見直さないのか、市民と市の財政に過重な負担をさせない行政として必須の良識をどう考えるのか。

4 駅周辺地区のバリアフリー化

市の主張 自由通路整備に合わせて弥富駅周辺地区のバリアフリー基本構想を策定し、すべての人が円滑に移動できる利用しやすい環境にすることで、安全性、利便性の高い駅前空間の形成を推進する。その効果の1つとして少子高齢化など今後の社会情勢に合わせた便利で快適に暮らせるコンパクトなまちづくりを目指し、持続可能な都市型を進めていく。。

市民の意見 駅だけ先行でなく周辺道路の整備、交通弱者の通院・買い物などの日常生活を支える地域内交通整備が先である。

5 駅整備によって、若い世代の呼び込み、人口増加を目指す、にぎわいづくり

市の主張 現在の弥富駅周辺は空き家や空き地、駐車場が増加し、都市的な土地利用が減少しており、以前のような活気や賑わいが失われつつあると認識している。

また、自由通路整備事業だけでは効果的なにぎわい創出をもたらすことができるとは考えていない。この自由通路整備事業と合わせ、弥富駅周辺のまちづくりを推進することにより、人が集い交流できる空間を整備することで賑わいが生まれると考えている。

賑わいは、人が集い、交流できる空間を整備することや、店舗売り上げの増加など地域経済が活性化する効果がもたらされることなどで、賑わいが創出されると考えている。施設としては、子育て関連施設や飲食や物販等の利便施設の誘導を進め、面的な賑わいが生まれ、市民や来訪者が集うことにより、周辺への波及効果を期待するところである。。

市民の意見 人口減少は防災対策が脆弱なことが若い人に知れ渡ってきた。看板政策の子育てや教育も周辺市町村に追い越され魅力を失っていては若い人はこない。高齢化、持続可能な行政経営、住民の安らかな生活を確保し安心・安全を確信できるまちづくりこそが使命である。

6 弥富市の負担は巨額

市の主張 以前は自由通路の位置づけが明確になっていなかったため、整備費用のほとんどを自治体が負担しているケースが多かったことや、費用負担に関わる協議が進まずに事業が停滞するケースが生じていた。それを受けて平成21年6月に国の都市・地域整備局、道路局、鉄道局によって「自由通路の整備及び管理に関する要綱」が策定され、自由通路の目的や機能、整備したいに応じて、自治体と鉄道事業者の費用負担ルールが定められており、その要綱に基づいて負担割合を採取している。

市の収入が支出を下回った大きな赤字や、借金返済額が収入の大部分を占めている場合などは、財政破綻となりますが、本市の今後においては実質赤字とならないことや、財政の健全化を判断する指標である実質公債費比率は最大で8%程度となり、将来負担比率は120%から130%程度になると想定している。

これらの数字については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律により定められた実質公債費比率の早期健全化基準25%に対し8%程度であり、将来負担比率についても、基準の350%に対して130パーセント程度と、大きく下回っているので財政破綻をしないと考えている。

市民の意見 国の補助金があるといっても弥富市の負担は巨額に及ぶ。事業主体は弥富市とのことであるが、鉄道事業者の言いなりの計画である。また自由通路の維持管理の将来負担が予測され、次世代に『そのツケ』を負わせるわけにはいかない。

7 情報の周知徹底や広範な合意形成

市の主張 弥富駅周辺地区は、弥富市の最上位計画である総合計画の中で、交通結節点機能を主とした消費や教養・学習、交流など多様な都市活動が展開される中心拠点に位置づけている。その総合計画の基本目標の1つである「良好な都市基盤が整った便利で快適に暮らせるまち」における重点施策として、自由通路整備事業を掲げ、平成22年度から取り組んできた。

都市計画マスタープランを始めとする各種計画の策定時において、「駅や市役所周辺の整備」や「公共交通機関の便利さ」に関する意見が多く寄せられている。また市としても積年の課題であった鉄道による南北地区の分断や東西踏み切りの錯綜、駅前のにぎわい創出といった問題を解決するため、当事業を推進している。

また、名古屋第三環状線や弥富名古屋線などの県道や、市の幹線道路の整備を推進していく。              

市民の意見 過去のハコモノ優先の結果、「公共施設の再配置計画」では数百億円の財源不足から既存施設の廃止が予定され、福祉・教育・防災減災の政策課題がなおざりにされている。コロナ後を考えると『弥富市財政』の抜本的な見直しが必要。

45億にも及ぶ巨額な支出についての市民的な合意がない。あまりにも市民を蔑ろにして、市民不在であり、市民に対して必要不可欠な情報の周知徹底や広範な合意形成がなされていない。

8 利便性向上・魅力ある街づくりが市政運営の最重要課題

市の主張 本市においては、持続可能な財行財政運営の実現と市民の皆様が安心して暮らせる弥富市を目指すことが、私どもの使命であると考えているので、市民の安全安心のための事業や事業効果の高い事業を優先して実施している。

JR名鉄弥富駅の橋上駅舎化を含む駅周辺市街地の一体的整備事業は、第2次弥富市総合計画において、弥富駅周辺地区が私の玄関口にふさわしい空間となるように、バリアフリー化を図りながら、安全性、利便性の高い駅前空間の形成と位置づけて、計画的に実施していくものである。

市民の意見 市民と民間、行政との共通認識・合意形成こそが不可欠。今回の提案の『JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業計画』は多くの市民の合意も得られておらず、『費用対効果』の面から考えても承服できかねる計画である。

9 市民にとって最優先の課題はなにか

市の主張 新型コロナウイルスワクチン接種事業や、災害時における早期の安全な避難行動と災害時の備えに活用するために従来のハザードマップを一新する事業など、市民の安全、安心のための事業を優先して予算を組んでいる。

市民の意見 市民にとって最優先の課題は、高齢化が深刻化するなかで、予測される大災害(東南海地震、スーパー台風など)の備えは万全といえるか?『防災・減災』の手立てはどうなっているか?などといった市民の素朴な不安にどう応えていくかに大きな比重があると思われる。ソフト面だけでなくハードの整備を含め、市民が真に優先すべきと考える課題に目を向けての市政運営が地方自治体首長としての使命である。



弥富市が6月30日に説明会を開催しました 

意見に対する回答の要旨が弥富市のHPにアップされました

開催を延期しておりました「名古屋都市計画道路の変更に関する説明会(8・7・783号 弥富駅自由通路の追加)」を下記のとおり開催いたします。

目的

現在、名古屋都市計画区域内で既決定されている名古屋都市計画道路に「8・7・783号 弥富駅自由通路」を新規路線として、都市計画決定(追加)するため、都市計画の案の内容を広く皆様にお知らせし、意見を伺うため説明会を開催いたします。

この説明会は、具体的な事業の説明会ではなく、都市計画の変更に関するものです。

日時

令和3年6月30日(水曜日) 午後7時から

場所

図書館棟 3階 市民ホール

注意事項

・会場の都合により、入場する人数を制限させていただく場合があります。

・当日は参加者様全員にマスクの着用、検温、消毒、連絡先のご記入のご協力をお願いいたします。

・当日体調のすぐれない方にはご出席をお控えいただきますようお願いいたします。

資料について

説明会は開催予定ですが、新型コロナウィルス感染拡大防止措置として、会場にご来場いただけない方のために、説明会資料を公開しております。

また、令和3年5月18日の弥富市議会で当資料の説明を行った動画が公開されておりますので、併せてご活用ください。

なお、説明会に参加できない方は、本資料をご覧になり、8月頃に予定しております意見募集期間(2週間程度)に、ご意見を提出していただくことができます。


説明資料(案) (PDF 2.2MB)

  • 令和3年5月18日 弥富市議会 議案配布日 全員協議会で①名古屋都市計画道路の変更に関する説明(1:37:08~)がされました「6月30日の説明と同じ」 とのこと

  • https://youtu.be/320-cIEt1jU?t=5885

あなたの声をお聞かせください

弥富市長や弥富市議会は市民の声を聞いていると思いますが?

民の会として 市民の声を集めて市長や議会にとどけますので気軽に参加してください
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6月議会に提出した「弥富駅自由通路の都市計画変更の中止を求める請願書」は不採択になりました

市議会の請願関係の動画が公開されました

市議会の請願関係の動画が公開されました 以下のリンクからご覧になれます

【弥富市議会】令和3年6月定例会 行財政委員会②(総務部・建設部所管質問【名古屋都市計画道路の変更について】)


【弥富市議会】令和3年6月定例会 行財政委員会③(付託事項審査【請願】)


【弥富市議会】令和3年6月定例会 行財政委員会④(付託事項審査【討論・採決】)

【弥富市議会】令和3年6月定例会 最終日 本会議 請願の討論

弥富駅自由通路の都市計画変更の中止を求める請願書

(請願趣旨)

 JR・名鉄弥富駅周辺のまちづくりに関する具体的な将来計画と可能性が見通せず、自由通路に関する合理的な需要想定に基づく必要性も明らかでないなど、弥富市はこれまで弥富駅自由通路事業計画等に関し市民に十分な説明をせず、多くの市民の理解と合意を得ないままに、結果として費用対効果が極端に乏しい経費負担を市民に負わせるような事業として、JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業を進めようとしていることは、より良いまちづくりを願う弥富市民の意思を損なうものであり、本事業計画の見直し等を進めるため、当面、弥富駅自由通路の都市計画変更の中止を求める。

(請願事項)

現在計画中の、弥富市が事業主体となるJR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業に関する、弥富駅自由通路の都市計画変更を中止すること。

(請願の理由)

1 市は分断されている南北地区の連携強化を目的にあげているが、自由通路では連携強化はできない。そもそも発展や賑わいが空虚。

2 市は東西の踏切を通行する歩行者、自転車の安全確保を目的にあげているが、自由通路は自転車が通れない。国土交通省も危険性を指摘する踏切の安全性向上対策が先決。

3 市はバリアフリーに配慮した交通結節点の整備を目的にあげているが、バリアフリーは鉄道事業者の責務。近鉄のときの市の負担は37%。

4 市は駅周辺地区のバリアフリー化の実施、公共交通の利便性向上をあげているが、駅だけ先行でなく周辺道路の整備、交通弱者の通院・買い物などの日常生活を支える地域内交通が先。

5 市は人口減少や高齢化、持続可能な行政経営、コンパクトな市街地の維持・形成と言っているが、行政の役割は生存や安心に関する基本的な施策の実行、行政と議会は原点にかえれ。

6 市は弥富市が事業主体となるが国の補助あると言っているが、設計内容は鉄道事業者の言いなり、鉄道事業者が請負う工事費は根拠が不明、国の補助17億円があっても弥富市の負担28億円、維持管理の負担も大きく、いらない。

7 市は財政的には問題ないと言っているが、ハコモノ優先で福祉・教育・防災など看板政策が劣化さらにコロナ禍で見直しが必要。

8 市は長年の懸案事項、総合計画で位置づけ、JR・名鉄とはしっかり協議してきた、議会には報告してきたと言っているが、JRと名鉄の支出は合わせて1.1億円、市民には報告がない。45億円の税金の支出の市民的な合意は無い。

9 市は利便性向上と魅力ある街づくりを進めるためには必要、弥富の魅力づくり人口増加を目指すと言っているが、魅力あるまちづくりは市民と民間、行政の共通認識に基づく協働が不可欠。現在の駅整備計画は共通認識に欠け、費用対効果も極端に乏しい。

全議員に「弥富駅自由通路の都市計画変更の中止を求める要請書 」を手渡しました

弥富駅自由通路の都市計画変更の中止を求める要請書 のPDFダウンロードはこちらから

令和3年6月  日

 弥富議会議員

    様

    JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の会

           代表世話人 竹川 明伸

弥富駅自由通路の都市計画変更の中止を求める要請書

 議員におかれましては、市民の生命財産の安全・安心のための市政の調査、監視、政策決定にご尽力いただき感謝しております。

市民の会は市民の不安の声を届けるために議会や市長に請願や質問書を提出して参りました。

市長はすでに議会の了解を得たとし、また議会は市長の提案した事業には賛成し推進する立場として、請願審査も内容に踏み込んでいただけませんでした。誠に残念であります。

予定されていた都市計画変更の説明会においても、事前に公開された説明会資料によれば、形式的な説明に終始し、粛々と事業を進めるかのようであり、多くの市民が抱く疑問に対してまったく答えようとしていないと見受けられます。

ついては以下の二点から、多くの市民が議会の対応に違和感、疑問を感じ、異議申し立てをせざるをえません。

一点目は、市民の意見を積極的に聞こうという姿勢がないばかりでなく、説明も満足にされていないということです。

二点目は、計画の前提が大きく変わったという現実に対して目を背けていることです。

市の駅及び駅周辺の事業の前提は昭和40年代に定めた都市計画や平成バブルを前提条件としての、都市計画マスタープランや第二次弥富市総合計画を拠り所としてとしています。

本計画の検討が始まった平成28年以降、災害、人口減少、コロナ禍により前提条件が根底から覆されているにもかかわらず、現実を見ていません。多くの市民には、この事業が過去の遺物にしか思えません。

弥富駅問題を考える市民の会は、「弥富駅問題」の一旦停止と再度の検討と見直しを求めます。

多くの市町村が、コロナ禍のもとで事業の見直しを実施し、コロナ後を見据えて市民の声を聞き見直している時期です。

弥富市計画や予算の最終決定と承認を任された議会は市民の代表として、惰性で船を走らせることなく、現実に目を背けることなく状況を正しく把握し、市民の声に真摯に耳を傾け、話しかけてください。ぜひ、駅事業を通して見えてきた、市民の抱く違和感、不安感を払しょくしていただきたい。

(要請趣旨)

 JR・名鉄弥富駅周辺のまちづくりに関する具体的な将来計画と可能性が見通せず、自由通路に関する合理的な需要想定に基づく必要性も明らかでないなど、弥富市はこれまで弥富駅自由通路事業計画等に関し市民に十分な説明をせず、多くの市民の理解と合意を得ないままに、結果として費用対効果が極端に乏しい、経費負担を市民に負わせるような事業のままで、JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業を進めようとしていることは、「より良いまちづくり」を願う弥富市民の意思を損なうものであり、本事業計画の見直し等を進めるため、当面、弥富駅自由通路の都市計画変更の中止を求める。

(要請事項)

現在計画中の、弥富市が事業主体となるJR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業に関する、弥富駅自由通路の都市計画変更を中止すること。

(要請の理由)

1 南北地区の連携強化を目的に挙げてはいるものの、予想される自由通路の利用者数から考え、連携強化の実は得られないのではないか。また南北の通路必要というのであれば他の方法も考えるべきではないか。駅前の賑わい創出・活性化は自由通路の設置では得られない。

2 東西の踏切を通行する歩行者、自転車の安全確保を目的にあげているが、自由通路は自転車が通れない。国土交通省も危険性を指摘する踏切の安全性向上対策が先決。

3 バリアフリーに配慮した交通結節点の整備を目的にあげているが、バリアフリーは鉄道事業者の責務のはず。

先に行われた近鉄弥富駅橋上化事業は総事業費24億円、内訳は弥富市9億(37%)、近鉄15億(63%)である。今回の計画は総事業費46億円、内訳は弥富市28億(61%)、国費17億(37%)、JR・名鉄1億(2%)である。

仮に将来駅整備事業を進めるとしても、駅施設の整備スキームを費用対効果の観点から厳格に見直すことは、市民と市の財政に過重な負担をさせない行政として必須の良識である。

4 駅周辺地区のバリアフリー化の実施、公共交通の利便性向上をあげているが、駅だけ先行でなく周辺道路の整備、交通弱者の通院・買い物などの日常生活を支える地域内交通整備が先ではないか。

5 人口減少や高齢化、持続可能な行政経営、コンパクトな市街地の維持・形成と言っているが、住民の安らかな生活を確保し安心・安全を確信できるまちづくりこそが使命である。

6 国の補助金があるといっても弥富市の負担は巨額におよぶ。事業主体は弥富市とのことであるが、鉄道事業者の言いなりの計画である。また自由通路の維持管理の将来負担が予測され、次世代に『そのツケ』を負わせるわけにはいかない。

7 過去のハコモノ優先の結果、「公共施設の再配置計画」では数百億円の財源不足から既存施設の廃止が予定され、福祉・教育・防災減災の政策課題がなおざりにされている。コロナ後を考えると『弥富市財政』の抜本的な見直しが必要。 この計画は長年の懸案事項であり総合計画の位置づけとのことではあるものの45億にも及ぶ巨額な支出についての市民的な合意がない。あまりにも市民を蔑ろにして、市民不在であり、市民に対して必要不可欠な情報の周知徹底や広範な合意形成がなされていない。

8 利便性向上・魅力ある街づくりを市政運営の最重要課題というのであれば、市民と民間、行政との共通認識・合意形成こそが不可欠。今回の提案の『JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業計画』は多くの市民の合意も得られておらず、『費用対効果』の面から考えても承服できかねる計画であることは請願でのべたとおりであります。

9 市民にとって最優先の課題は、高齢化が深刻化するなかで、予測される大災害(東南海地震、スーパー台風など)の備えは万全といえるか?『防災・減災』の手立てはどうなっているか?などといった市民の素朴な不安にどう応えていくかに大きな比重があると思われる。市民が真に優先すべきと考える課題に目を向けて真の意味での地方自治法の精神である(二元代表制)の実を上げるべくさらに熟議を尽くし市政運営についても(NO)ストップの立場を明確にすべきではないか。市民の声に真摯に向き合うことを切望するものです。

 以上、市民の願いをご検討のうえ、文書でのご回答をお願い申しあげます

添付書類

 1 5月6日に市長あてに提出した質問書

 2 4月にお願いしました、議員アンケートの結果


自由通路計画をもっと知ってみませんか 出前講座・オンライン出前講座

自由通路事業について、図表を使って分かりやすく解説し、あらゆる疑問に、わかる範囲でおこたえします。愛する弥富のために、まずは知っりましょう

出前講座は1人から少人数で、こちらからご指定の場所に出前します。時間、場所等は電話でご相談して決めます(090-6073-2413 担当佐藤)

オンライン出前講座は、インターネット(Zoom)で行います、時間等はメールでご連絡ください yatomimatidukuri@gmail.com

JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業費として45億円(市28億円、国17億円)の税金を投入しようとしています

弥富市民が28億円を投資して、JR・名鉄のために駅舎を造ってあげて、しかもJR・名鉄と関係が深い会社が建設を請負うJR・名鉄グループにとって二重においしい計画です。その分は市民の命と暮らしの予算が削られます。

弥富市からJRへの工事費の支出は、内容も単価も極めて不透明であり、今後 徹底的に追及していく必要があります

JR・名鉄は、近鉄と同様に自らバリアフリー化をすれば十分

近鉄は自ら事業主体となり駅橋上化(事業費24億円)を行い、弥富市は9億円を補助しました。今回の計画は、弥富市が事業主体となり費用を負担し、自動車や自転車は通れない歩行者だけの「自由通路」+JR・名鉄の駅舎まで造る計画です。維持管理も近鉄と違い、弥富市が負担します。JR・名鉄が事業主体のバリアフリー化計画へと根本的な見直しを求めます


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ここが問題


この10年間で100億円マイナスとなっている市財政


下水道や豪華庁舎の建設で積立金は34億円から14億円に、長期借入金は140億円から220億円になっています。

この地域では最も充実した福祉施策を誇っていた弥富市が 箱物の建設は盛んにされましたが身近な暮らしを守る予算については停滞し他の市町村の中で埋没してしまっています。

財源がない 予算が厳しいと言う返答が繰り返され 実際、貯金も減ってきている中で行政改革の名のもとで すでにある施設やサービスについても減額がくりかえされてきています

JR・名鉄弥富駅に29億円の駅舎と45億円の税金投入が本当に必要ですか


駅の北側に住み、駅をよく利用する市民のかたこそ、利用実態から言って、こんなお金のかかる計画ならいらない北側に改札ができれば十分、4本もエレベーターはいらない

踏切が先、近鉄の北側が先、市民が望むものとはピントがずれているのではないか

負担は弥富市27.9億円 JR名鉄1.1億円


国の補助金17億円を除く受益者負担の決め方はあまりにも不合理です。

弥富市の負担のほとんどは借金でまかなう計画です。

人口減少が見込まれコロナ禍の先が見えない中で


新型コロナウィルスにより市民の生活の土台が大きく揺らいでいます。長期的な借金については慎重に考える必要があります。

人口減少社会に合わせた見直しをしないと、公共事業は取り返しのつかない結果を後世に負わせます。中心市街地のまちづくりを長年検討してきましたが、市民が望んでいる踏切の解消や道路整備、近鉄弥富駅とJRの間の整備を後回しにして、JR・名鉄の駅を優先することが市民の理解を得られていません。


充分な説明と市民の声によりそう議会と市政の運営を

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弥富市民タウンミーティングの結果報告 4月25日(日)

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弥富市民タウンミーティング

⽇時:令和3年4⽉25⽇(⽇)午後2時から4時

場所:市⺠ホール(市役所南 図書館棟3階)

 弥富市が進めている「JR・名鉄弥富駅⾃由通路及び橋上駅舎化事業」について、市⻑は市⺠に対して事業についての説明をほとんどしていません。この事業が市⺠への説明も意⾒を聞くことも合意形成もないまま進められることに対して、市⺠の有志が「弥富駅問題を考える市⺠の会」として、昨年から各種の活動を進めてきました。

このたび弥富市で市⺠主催としては初となるタウンミーティングを開催し、駅の問題を中⼼に弥富市の魅⼒や賑わい、弥富市に本当に必要な事業の優先順位等について、市⺠による話し合いで、意⾒をまとめ「市⻑に質問と提案」をしていくことになりました。

(会議の心得)

1人で時間を独占しない

喋るのが苦手な人にも発言しやすい雰囲気に心がける

あるべき論を言わない

できるだけ自分の体験に基づき自分ができることを提案する

対話により価値観を交換してより良い関係をつくる

反対のためにする会議ではないこと

(大切にしたい価値感)

お互いに敬愛の念を持って相手を尊重する

敵を作ったり勝ったり負けたりという考えを持たない

融和の心を大切にする

自分や家族の関係を壊すような無理な活動はしない

各自ができることを持ち寄る

タウンミーティングの流れ

14時〜開始 会長挨拶

14時5分〜 駅事業の経過と市民の会としての問題意識の報告

14時25分〜ワークショップ 

15時30分〜全体セッション

16時 終了

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以下 当日の資料です 画像はダウンロードしてみてください

弥富市公式HP 弥富駅周辺地区の整備について

現状

 人口減少や高齢化が進行するなか、持続可能な行政経営を行うために、今後のまちづくりにおいてはコンパクトな市街地の維持・形成が求められています。それらを踏まえ、弥富市の各種主要計画では弥富駅周辺エリアを都市拠点に位置付け、公共交通の利便性向上や、まちの賑わい空間の拡充ならびに駅周辺地区のバリアフリー化の実施を掲げて、魅力あるまちづくりを推進しています。

第2次弥富市総合計画(一部抜粋) (PDF 2.7MB)

弥富市都市計画マスタープラン(一部抜粋) (PDF 21.4MB)

名古屋都市計画区域マスタープラン(一部抜粋) (PDF 11.3MB)

◆JR関西本線および名鉄尾西線の鉄道により分断されている南北地区の連携強化

弥富駅周辺エリアは、鉄道によって南北に地区が分断されており、地区間の移動には、東西にある狭小な踏切を利用せざる得ない状況になっています。この課題を解消するため、JR名鉄弥富駅の北口駅前広場と自転車駐輪場を整備し、それに併せて自由通路を整備することで、駅北地区からのアクセス改善を図りながら、安全で快適に交流できる賑わい空間の整備を推進します。

◆東西の踏切道を通行する歩行者、自転車の安全確保

 東西にある踏切道周辺において、朝夕の通勤・通学ラッシュ時には、歩行者や自転車および自動車が混雑し、錯綜している状況になっています。特に西側の狭小な踏切では交通誘導員を配置しなければならないほど、危険な状態になっています。この課題を解消するため、過去に踏切道の拡幅整備などを検討した経緯がありますが、踏切前後の歩道設置課題(前後の歩道整備だけでは効果がなく、一定区域の面的整備が必要)などから事業化に至っていません。

 これらを踏まえ、事業効果を早期に発現するため、自由通路整備事業を実施し、JR名鉄弥富駅周辺の交通結節機能を強化することで、東西の踏切を通行する歩行者、自転車および自動車を減少させ、安全で快適に移動できる空間の整備を推進します。

◆高齢者・障がい者などの利便性を高めるバリアフリーに配慮した交通結節点の整備

弥富駅周辺地区整備のイメージ図

弥富駅自由通路の模式図

公共補償基準の考え方

弥富駅自由通路 新設及び橋上駅舎化に関する覚書の概要

 弥富市と東海旅客鉄道株式会社(以下:JR)は 関西本線弥富駅自由通路新設及びこれに伴い必要となる橋上駅舎化、並びに駅前広場整備について、以下の通り覚書を締結する。

第1条 基本計画

1 自由通路、 橋上駅舎および 南口駅前広場に関する計画の詳細(別 図)は弥富市・JR協議するものとする 。

2 自由通路及び橋上駅舎は令和8年度をめどに供用を 開始するものとする 。 

3 北口および南口駅前広場は令和9年度をめどに供用開始するものとする 。

4 計画の実施に必要となる自由通路の都市計画決定等を遅延なく履行するものとする 。


弥富駅自由通路 新設及び橋上駅舎化に関する覚書の付図に事業費を加筆


第2条 自由通路新設

1 自由通路新設に 伴う費用は「自由通路の整備及び管理に関する要綱」(以下:要綱)に基づき、弥富市が全額を負担するものとする。

2 自由通路は弥富市の財産とし、弥富市が維持管理するものとする。

3 自由通路が交差する線路敷地部分の 公租公課は 施設存続中は免除するものとする。


バリアフリー法 平成23年度の新目標


https://www.mlit.go.jp/common/000168108.pdf

第3条 橋上駅舎化

1 橋上駅舎化に必要となる費用は要綱に基づき駅舎の建て替え相当額及び JRが本来負担すべきバリアフリー施設の整備費を除き、弥富市が全額を負担するものとする 。ただし、新たに 機能向上することとした場合は、その部分についてJRが負担をするものとする。

2 前項のうち 「及び JRが本来 負担すべきバリアフリー施設の整備費」の部分については「高齢者、障害者等の移動の円滑化の促進に関する法律 (バリアフリー法)に基づき、弥富市が、第4条に記載する工事協定の締結までに弥富市バリアフリー基本構想を策定し、その構想において弥富駅を生活関連施設に位置づけた場合に限り効力を生ずるものとし、実現されない場合は削除する。

3 橋上駅舎はJRの財産としJRが維持管理をするものとする。

JR・名鉄弥富駅自由通路および橋上駅舎化整備事業資金計画

第4条 自由通路新設及び橋上駅舎化工事等の施工

1 設計及び工事はJRが弥富市から委託を受けて施工するものとし、詳細については別途弥富市・ JR協議するものとする。ただし、財産の帰属先が名古屋鉄道株式会社となる設計及び工事は、同社が 弥富市から委託を受けて施工するものとし、詳細については別途弥富市・ JR協議するものとする。

2 工事は弥富市とJRが工事協定を締結のうえ着手するものとする。


JRの設計・工事は、企業秘密の壁に阻まれてほとんど秘密

第5条 南口駅前広場

1 南口駅前広場の面積は約640m²に拡張するものとする。

2 造成工事は 弥富市が施行するものとし、工事着手前にJRに対し 鉄道近接工事の施行に係る協議を行うものとする。

第6条 用地処理

 JRは整備に必要なJRの用地を弥富市に有償譲渡するものとし、詳細については、別途弥富市・JR協議するものとする 。


JRは用地の売却により、相当額を弥富市から受け取る

第7条 契約の遵守

 弥富市及びJRは相手方との信頼関係を尊重し、本覚書を誠実に遵守・履行するものとする。

第8条 事業中止の通知等

1 弥富市またはJRが、本事業を中止しようとする場合は、書面により相手方に通知するものとする。

2 弥富市またはJRが、本事業の継続等を相手方に紹介した場合は、継続の可否等を書面により回答しなければならない。

第9条 契約の解除

弥富市またはJRは、相手方より中止若しくは継続しない旨の回答があった場合は、本覚書又は弥富市・JR間の他の合意の一部または全部を解除することができる。

第10条 損害賠償・現状回復等

弥富市及びJRは、災害などやむを得ない場合を除き、自らの責めに帰すべき事由により事業が中止になった場合は、現状回復に要する費用など、損害賠償の予定額を支払うものとする。

第11条 その他

疑義が生じたときは、その都度弥富市・JRが協議するものとする。

弥富駅自由通路新設にかかる鉄道施設整備に関する確認書の概要

 弥富市と名古屋鉄道株式会社は 名古屋鉄道株式会社の 尾西線弥富駅構内における 自由通路新設にかかる鉄道施設整備 に関し、以下の通り確認する 。

第1条 目的

第2条 相互協力

第3条 事業場所

第4条 工事工程

第5条 工事の施工

第6条 事業費負担

1 事業に要する費用のうち、 名古屋鉄道株式会社は駅施設の一部について負担するものとする 。

2 弥富市は、事業に要する費用の総額から前項に定める名古屋鉄道株式会社の負担する金額を指しひいた残額を負担するものとする 。

第7条 用地の処理

弥富市および名古屋鉄道株式会社は、事業の施工に伴う用地の処理については、事業において交換することを原則とし、その詳細については別途、弥富市・名古屋鉄道株式会社協議するものとする。

弥富駅自由通路新設にかかる鉄道施設整備に関する確認書の付図に加筆

通勤通学時間帯に7mの階段を使うメリットがある市民はわずか

弥富市の説明を要約すると

市民の疑問・意見







「コロナ禍が収まるまで大型事業の中止を求める請願」について

多数のみなさまより賛同署名(1317筆)をいただき、ありがとうございました。

市長と議会に提出しましたが、弥富市議会(3月議会)において採択されませんでした。

(紹介・賛成議員4人 板倉克典 那須英二 加藤明由 佐藤仁志)(反対は11人)

令和3年3月議会一般で 駅にに関する請願が審査されました

請願は2件提出されました、請願1号は財政の安定した黒字化の目途が立つまで、請願2号はコロナ禍が収まるまでとして、それぞれ委員会で審査の後、本会議で討論と採決がされ、どちらも賛成少数で不採択となりました

請願1号 弥富市が事業主体となるJR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業の一時延期について

(請願趣旨)

 弥富市の将来に禍根を残さないよう、市の負担が極端に大きいJR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業の中止を求める。

(請願事項)

現在計画中の、弥富市が事業主体となるJR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業に関する協議や覚書の締結を中止すること。

(請願の理由)

  新型コロナウイルスによる市民生活、経済への影響の収束が見通せない昨今。国も自治体もコロナ禍への対応を最優先にしなければなりません。大きな財政負担が予想される。拡大するコロナ禍の中で、大型事業を今すぐ着手するべきであるかどうかは重大な問題である。

市の財政は、この10年間大型の建設事業を優先したため、市の積立金を20億円減らし、長期借入金は80億円増え財政が悪化している。コロナ禍が拡大する中で、今後の公共事業については慎重に検討し、財政が健全化かつ立て直すまでは、急ぐ必要のない大型事業には着手するべきではない。

市長は、令和2年3月定例会で、「JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業」を進めることを表明されました。その後、新型コロナウィルス感染拡大のため当該事業の延期を発言され、昨年9月定例会では、保育料無償化に伴う普通交付税の増額を理由に、財務改善が図られたとして、再度当該事業を進めていくとの発言がありました。現在、新型コロナ感染症の第3波が押し寄せ、愛知県には令和3年1月13日付で、緊急事態宣言が発令されました。今年に入り、感染力の強い変異ウィルスの発生とともに第4波が懸念されており、今後も社会経済活動は厳しい状況が続くものと考えられます。

昨年6月定例会にて、ある議員の一般質問に対する答弁で、次は他市町村で導入が進んでいる子ども医療費支給事業について、「高校卒業までの医療費無償化を行うには、多額の予算が必要となりますので、現時点では考えておりません。」。また、土曜日午後の保育の拡大について、「県内でもほとんどの自治体で既に実施されており、保護者から要望もたくさんございますので、今後保育士を大幅に増員できましたら、実施していかなければならないと考えておりますが、現状では厳しい状況です。」と発言されました。これらの発言から市財政が厳しいことが伺えます。昨年12月定例会の横井議員の一般質問に対する答弁では、次は、JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業を行うにあたり、「今後の福祉などの市民サービスの運営に関して影響がない。」とも発言しています。昨年12月定例会のある議員の一般質問に対する答弁で、市は、市税収入が1割程度減少になると発言されています。コロナ禍による減収分は、普通交付税の措置があるとは言え、令和3年度以降の市民税の税収が全く見通せない不透明な状況であります。

一方、弥富市一般会計の決算においては、平成26年度から令和元年度まで、6年連続して実質単年度収支の赤字が常態化しています。さらに、平成18年の弥富町と十四山村との合併から、令和元年までの14年間のうち10年間も赤字となっていることも事実です。市の財政は不安定で、綱渡りの状況であることには変わりはありません。持続可能な行政サービスを実施して観点からも、市財政の赤字体質から脱却すべく、抜本的な財政健全化を図ることが急務であります。

以上のことから、実質単年度収支が継続的に黒字化できるまでの間、当該事業を一時延期するべきであります。

行財政委員会 請願審査

平野委員の質問1

平野委員の質問2

市長「請願が採択されても覚書を締結する」

堀岡委員の質問

行財政委員会 討論・採決

本会議 討論・採決

請願2号 コロナ禍が収まるまで大型事業の中止を求める請願

行財政委員会 請願審査

行財政委員会 討論・採決

本会議 討論・採決

請願者名 JR・名鉄弥富駅問題を考える市民の会

コロナ禍が収まるまで大型事業の中止を求める請願書

(請願趣旨)

弥富市の将来に禍根を残さないよう、市の負担が極端に大きいJR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業の中止を求める。

(請願事項)

現在計画中の、弥富市が事業主体となるJR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業に関する協議や覚書の締結を中止すること。

(請願の理由)

新型コロナウイルスによる市民生活、経済への影響の収束が見通せない昨今。国も自治体もコロナ禍への対応を最優先にしなければなりません。大きな財政負担が予想される。拡大するコロナ禍の中で、大型事業を今すぐ着手するべきであるかどうかは重大な問題である。

市の財政は、この10年間大型の建設事業を優先したため、市の積立金を20億円減らし、長期借入金は80億円増え財政が悪化している。コロナ禍が拡大する中で、今後の公共事業については慎重に検討し、財政が健全化かつ立て直すまでは、急ぐ必要のない大型事業には着手するべきではない。


12月議会において請願は不採択でした

「JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業に関する請願」について多数のみなさまより賛同署名(1496筆)をいただき、ありがとうございました。しかし、残念ながら弥富市議会(12月議会)において採択されませんでした。

(紹介・賛成議員4人 板倉克典 那須英二 加藤明由 佐藤仁志)(反対は11人)

弥富市議会公式動画はこちらから見られます

委員会質疑    委員会討論    全員協議会    本会議討論


ほとんどの市民が、大きな財政負担があることを知らないまま、JR・名鉄と弥富市の間で協議が進み、事業が進められようとしています。民間の鉄道事業者に対して、これだけの大きな税金が投入される事業にもかかわらず、市は十分な説明をせず、賛否を問うアンケートの要求も拒否しています。議会も、チラシや署名の集め方への質疑に時間を費やし事業内容や財政について実質的なチェックを十分にはしていません。

拡大するコロナ禍の中で、財政状況に焦点をしぼり、一旦現在の事業方式を中止し、改めて考え直すよう、議会と市長に請願します。


  コロナ禍が収まるまで大型事業の中止を求める請願書(第2次請願書)

(請願趣旨)

 弥富市の将来に禍根を残さないよう、市の負担が極端に大きいJR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業の中止を求める。

(請願事項)

現在計画中の、弥富市が事業主体となるJR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業に関する協議や覚書の締結を中止すること。

(請願の理由)

  新型コロナウイルスによる市民生活、経済への影響の収束が見通せない昨今。国も自治体もコロナ禍への対応を最優先にしなければなりません。大きな財政負担が予想される。拡大するコロナ禍の中で、大型事業を今すぐ着手するべきであるかどうかは重大な問題である。

市の財政は、この10年間大型の建設事業を優先したため、市の積立金を20億円減らし、長期借入金は80億円増え財政が悪化している。コロナ禍が拡大する中で、今後の公共事業については慎重に検討し、財政が健全化かつ立て直すまでは、急ぐ必要のない大型事業は着手するべきではない。


JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業費として45億円

(市28億円、国17億円)の税金を投入しようとしています

弥富市の人口(約44,500人)で割ると10万円に相当

弥富市が見込んだ利用者数(6,000人)で割ると75万円に相当


JR・名鉄は、近鉄と同様に自らバリアフリー化をすれば十分

近鉄は独自に駅整備(事業費24億円)を行い、弥富市は地元自治体として9億円を支援しました。今回の計画は、弥富市が事業主体となり費用を負担し、自動車や自転車は通れない歩行者だけの「自由通路」を作るものです。JRと名鉄が主体のバリアフリー化計画へと根本的な見直しを求めます。

直ちに見直し、優先順位の見直しを

市長とJR・名鉄は 3月に「覚書」を結び、事業を進める予定です。覚書の締結によりJRと名鉄が作業をした後に事業を中止した場合、JR・名鉄に対して違約金を払うことになっています。市は財政上問題ないと言っていますが、余力は無くなっています。

この地域では最も充実した福祉施策を誇っていた弥富市でしたが、下水道や庁舎などの建設を優先した結果、福祉施策の優位性は無くなっています。

教育の充実、土曜日保育の開所時間の延長、18歳までの医療費無料化、道路などの修繕や、防災事業など暮らしを守ることに予算を使い、優先順位を見直すべきです。


ニュースレターはこちらからダウンロードしてください

弥富市議会12月議会請願審査結果

【弥富市議会】令和2年12月定例会 行財政委員会①(総務部・建設部付託事項審査)

JR・名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業に関する請願に審査があり賛成少数で不採択になりました

1 請願趣旨

弥富市の負担が大きい事業計画を見直して、バリアフリー化に絞った計画への見直しを求める。

2 請願事項

(1) 弥富市の負担割合が極端に大きい自由通路方式を見直すこと。

(2) 駅のバリアフリー化事業を支援すること。

(3) JR・名鉄弥富駅の北側に改札口を設けること。

以上が請願の趣旨と請願事項です

この請願は多くの市民の請願賛同署名を伴っています。

市民のみなさんが、弥富市議会にしっかりと調査と審議をしてほしいと願った理由は、

1つ目は、新型コロナウイルス感染症により、市民のみなさんが様々な将来計画、お金の使い道について考え直していること、

2つ目には、市の今後の財政と 予算の使い方について疑問を持っていること、

3つ目には、市民の目に見えないところで大きなお金が使われようとしているが、市民の直感として、無理、無駄、市民が望むものとはピントがずれているのではないかという感じがすること。

4つ目に長年検討してきた「駅周辺の整備」を、新型コロナウイルスの影響さえも見極められない中で、市の事業、全体的な見直しもせずに、拙速にすすめるのは、市民の感覚から言っておかしいと感じたこと。

もちろん、市から計画の詳細が示されていないのですから、計画の良否を、市民が詳細に検討したわけでもなければ、計画の良否を、決めつけているではありません。

市が、議会にも市民にも、調査と計画をしっかりと説明し、より良い案に見直すべきだと言っています。

以上申し上げた理由を具体的に述べます。

一つ目

新型コロナウイルス感染症により、市民のみなさんが様々な将来計画、お金の使い道について考え直していること、

新型コロナウィルスの流行は拡大中で今後インフルエンザの季節を迎え予断を許しません。新型コロナウィルスにより市民の生活の土台が大きく揺らいでいます市民の皆さんは、お金の使い方について敏感になり真剣になっています。

老後の備えの不安、住宅のローン、子供の将来の教育費そしてこのコロナによってまだまだ今後の生活設計と言うものについて特に長期的なローンについては非常に慎重になっています

2つ目市の今後の財政と予算の使い方について疑問を持っていることは、街をあるけば、高齢者が増え、地域から子供たちが減っていく様子が市民にも目にこそ 見えてきています

高齢化によって福祉予算が増大することは市民の肌感覚でも実感されています。

平成18年の合併当時はこの地域では最も充実した福祉施策を誇っていた弥富市ですがその後 箱物の建設は盛んにされましたが身近な暮らしを守る予算については停滞し他の市町村の中で埋没してしまっていることが市民のみなさんも感じられています

市民が要望を訴えても市役所としては 財源がない 予算が厳しいと言う返答が繰り返され 実際、貯金も減ってきている中で行政改革の名のもとで すでにある施設やサービスについても減額がくりかえされてきています

もっと身近な道路や水路や生活や安全性さえも予算が厳しい事は市民も肌感覚で感じています弥富市としての借金が増えて、貯金も減ってきているらしいそういう中でこのような大きな事業が十分に検討されているのかどうかという疑問が広がっています

3つ目

市民の目に見えないところで大きなお金が使われようとしているが、市民の直感として、無理、無駄、市民が望むものとはピントがずれているのではないかという感じです。

駅の整備はJRと名鉄がやることじゃないのと言う素朴な疑問点がぬぐえません。

市は、鉄道事業者のためというより、弥富市の魅力づくりだから弥富市が事業主体だという言いますが市民の直感として、無理があるようにしか思えない。

駅の北側に住み、駅をよく利用する市民のかたこそ、利用実態から言って、こんなお金のかかる計画ならいらない北側に改札ができれば十分、4本もエレベーターはいらない

踏切が先、近鉄の北側が先、市民が望むものとはピントがずれているのではないかという声があります。

4つ目この駅周辺の整備と開発は、もう何十年も調査と住民との話し合いがくりかえされています。何度も案が出ては消えてきた計画です

このコロナウイルスの見通しがたたない状況の中で、これだけ長い間検討してきた問題を来年3月に覚書、いいかえれば仮契約のような形に進むのが

市民の感覚から言えば、どうして急ぐ必要があるのかもう少しコロナ対策、今後の弥富のあり方を丁寧に検討して決めれば良いのではないかと言う意見です

バリアフリーの推進に反対しているわけではありません

あまりにも大きな事業費しかも、弥富市が事業主体になるということは、

国による補助があるとしても国の補助金が見込みどおり取れない場合は

弥富市の負担が増額しますし工事の設計から施工までJRと名鉄が行うのであれば、さらにどんな増額があるかわかりません

増額されても払わなければなりませんそのリスクをとるというのが弥富市が事業主体となる 自由通路方式と言うことです

それでありながら計画は 鉄道事業者にお任せでありそのお任せした内容金額については企業秘密と言うことで議会も市民もチェックが働かないと言う不思議な事業と言う事について

普通の市民として納得がいかない、なにか裏があるのではないかという市民の声をいただいています。もちろん 裏はなくて、国の仕組みがおかしいと説明していますが。

しっかりと議会で議論をしていただきたいと言う理由により

市民の方が、まず最低限の事項に絞って書面を作成し世話人の皆さんが市民の声を聞きながら集めた賛同署名によって

議会でしっかり議論してほしいと言う請願署名であります

最後にまとめると、新型コロナウィルスの関係で各種行事が中止や延期になり

市長が直接市民に語り掛ける場が少なくなってはいますがこんな危機の時だからこそ、新しい市長になって、どんな弥富市にしてくれるのか単なる箱物ではなく、市民の意見を聞き市民が実感できる新しいやとみについて、新しい市長からの発信を求めています。そういう気持ちが、この多くの請願賛同署名(1496筆)に結集していると思われます。

また議会についても 様々な報道されていますが、やはり基本は、市民の意見を聞き市政をチェックし、より良い弥富市について審議し、それを市民に対して発信してほしいと言う期待が、立場上 署名はできない と言う声も大きく聞いております。この多くの賛同署名に現れた、ぜひ新しい弥富市にふさわしい計画の見直し、そして 生まれ変わった弥富市議会にふさわしい審議をしていただけるよう市民の注目が集まっていると言うことで、請願の提案理由を 締めくくります。

【弥富市議会】令和2年12月定例会 行財政委員会①(総務部・建設部付託事項審査)

YOUTUBE.COM

【弥富市議会】令和2年12月定例会 行財政委員会①(総務部・建設部付託事項審査)


弥富市議会12月議会での弥富駅の請願の委員会での討議です

https://youtu.be/Ans0Wnp2XxI...


弥富市議会12月定例会 最終日本会議で 駅の請願は不採択でした(賛成議員 那須、板倉、加藤明由、佐藤仁志)

賛成討論の要約は

財源は潤沢ではない、市民の交通や災害時の命の安全のために優先的に使うべき。市民はまちづくりや市政に参加を求めている。3月の覚書にこだわり今あせる必要は無い。市民の声を聞き議論する時間が必要である。

以下全文のテキストです

2番なす英二、このJR・名鉄弥富駅自由通路および橋上駅舎化事業に関する請願に対し、賛成の立場で討論させていただきます。

この事業は現在、総工費が約46億円と見込まれており、大部分が市債で、その返還には1年で1億6千万円程度、20年間の償還になります。

また、中身の整備事業内容については、市の要望、議会の要望、市民の要望が一切考慮されません。

鉄道事業者のいいなりに、JRは約4千万円、名鉄は約6千万円しか負担せず、ほぼ税金で、駅舎は2つに分けられ新品の駅舎に建て替えるという、事業者にとって都合の良い不合理なものとなっています。

こうした状況の下で、さらにはコロナ禍という下で、市民の皆さんが約46億円中45億円ほどと、多額の税金を投入するのに市民の声が通らないのに対して、見直してほしいという願いの下で、短期間の間に約1500筆という賛同署名が集まっています。

市民の声を集約すれば、主に3つだと思います。

① 税金の負担が大きすぎる。こんなに投資するなら、もっと優先順位を考えて、いのちや暮らしを守る使い方をして欲しい。

② 市民の要望も考慮した駅整備にして欲しい。

③ 駅整備よりも先に、踏切の拡幅や前後の道路の拡幅を行い、安全性を担保して欲しい。

こうした市民の願いの中で、この請願が出され、また賛同される市民の方が続々と現れているのだと。こうした市民のご意見はごもっともだと思います。

今議会の委員会の答弁にあるように、H28年の時点では25億円ほどであった事業費が、いつの間にか約46億円と一気に倍近く膨れ上がっていることも到底納得できません。

また、設計に関しても、自由通路事業なはずなのに、なぜかこの機会に駅舎を2つに分け、JRから名鉄に乗り換える際にはわざわざ一旦降りて、乗り換える。より、不便になるということで、利用者よりも、事業者の利益しか考えていないような設計にも関わらず、市民を含め、私たちの意見は何も通らず、討議すらできない点にも到底納得できるものではありません。

事業主体が弥富市であるがゆえに、JR・名鉄あわせて1億円ほどの負担で、残りの45億円ほどが弥富市と国費、いわゆる税金でほぼほぼ負担し、新品の駅舎を2つもプレゼントするような状況になっています。

近鉄弥富駅の場合は、事業主体が鉄道事業者であり、税金の負担が1/3程度で済んでいます。

税金での重すぎる負担割合に対し、近鉄の時のように事業主体を見直して欲しいというのが市民からの請願に託された願いの一つになっています。

また、お金を出すなら、整備事業の内容も事業者の利益優先ではなく、市民の意見に寄り添ったものにして欲しいとのご意見もいただいております。

負担はほぼほぼ税金で、内容は鉄道事業者の都合のいいようにという、市民の願いがどちらも通らないものに対して、議会では慎重審議を尽くしてほしい。行政も、もっと市民の事を考えて欲しいというのもまた、この請願に託された願いとなっています。

問題は、こうした市民の願いや、疑問に応えずに、市民を置き去りに前のめりに進めていこうという姿勢にあります。

私は9月議会において、市民にアンケートを取り、是非を問うたらどうかと提案しましたが、是非は問わず、費用対効果に絞ったアンケートを行うとしました。

現に、市民1000人に費用対効果に絞ったアンケートが行われていますが、イメージ図には、なぜかJRでも名鉄でもない、近鉄蟹江駅が使われ、この事業にいくらまでなら負担できるかという、市民からは答えづらく、何がしたいかよくわからないと言われています。

これだけ多額の税金を投入するならば、行政も議会も、もっと市民の声を聞き、市民の望む方向はどこにあるのか、それをしっかりと見極め、慎重審議を尽くすべきだと思います。

「財源はある」と様々な議員の質問に市は答え、今議会でも横井議員の「財源を理由に、市民サービスの低下や廃止、先送りはないか」の問いに「ない」ような旨の答弁もしていますが、すでに弥生小学校の長寿命化計画は予定より遅れています。

また、公共施設再配置計画では、36年間で332億円が不足するとして、年間1万人以上が利用している「さくら会館」「十四山公民館」「産業会館」「鍋田支所」などは廃止するとなっており、市民サービスの低下や廃止をしようとしています。

「財政が大変だ」といって、市民に我慢を強いるのにも関わらず、白紙の小切手を出すかのような駅の整備に、市民の声も聞かず、このまま進めていって良いのでしょうか。

さらに市は「利便性より安全性を優先する」と加藤明由議員の質問に対して答弁していますが、それならばまず、駅の整備より、東西の踏切の拡幅や前後の道路の整備を先にやらないのでしょうか。

自由通路が整備されれば解消するかのように言っていますが、自転車や自動車は自由通路を通れず、現状の見通しの悪さなどを考えれば、自由通路を整備しても朝のラッシュ時などは警備員を配置しなければならず、かなり危険な状態が続くことは容易に想像できるのではないでしょうか。

また、その後の駅前開発によってその点も解消していきたいとのことですが、何年、何十年先の話か分かりません。そのような状況ならば、間接的なものではなく、この危険な個所を最優先に解消するために税金は使うべきだと思います。

そして、この駅の整備と駅前開発によって若い人たちを呼び込み、人口を増やしたいと言っておりました。

であるならば、年間1億6千万円、20年間も返し続けるというなら、3600万円ほどで実現可能な高校卒業までの医療費無償化や、保育士を増やして750万円程度で可能な土曜日午後も預けられる整備の方がよほど若い人たちを呼び込むために必要な整備だと考えます。

今まで弥富市は「子育てするなら弥富市で」のキャッチフレーズの下で、他市よりも先陣切って行った中学卒業までの医療費無償化や、待機児童がなく預けられる保育所に、県平均よりも35%ほど安い保育料という努力をしてきました。

その甲斐あって、少子化時代の中で、近隣市町が1割2割と子どもの人口を減らす中で、少し増えたり、現状維持を続けてきました。

しかし、最近ではどうでしょうか。ウリにしていた安い保育料は、全国的に保育無償化という中で弥富の優位性はなくなりました。また、近隣市町が高校卒業までの医療費助成を行う中で、弥富市にはそういった計画すらありません。

さらには、他では当たり前のように受け入れている土曜日午後の保育は弥富の公立保育所ではありません。子どもの多い桜学区には児童館もなく、公園も少ない。

このような状況の下で、今は子どもの人口が目に見えて減少しています。

ましてや「財源がある」根拠となったのは、増えた4億円ほどの交付税ですが、この交付税は主に保育の無償化に伴ってのものであるので、本来なら保育や子育て支援に充てるべき予算ではないでしょうか。

現状で、弥富が他市よりも優れた子育て政策をとっているならば、浮いた分を投資的経費に回すことも理解できますが、今は、優れるどころか遅れてしまっており、現に子どもの人口が減っている中で、これに対して予算が来ているのに回さず、駅の開発を優先するということに私は憤りすら感じます。

多くの子育て世代の皆さんにとっても、同じような気持ちだと思います。

また、それ以外にもベビーカートを押して通れない、子どもを自転車の後ろに乗せて通りづらい危険な、歩道のない、あるいは歩道の狭い、凹凸の激しい道路があります。

防災対策も十分とは言えず、ここにももっと必要な手立てを考え、予算を割いて欲しい。

「利便性でなく安全性」命に関わる対策を、最優先で進めて欲しい。

今は、ことさら、コロナで大変な状況におかれている市民の方へ、あるいはその感染リスクを減らすために学校や保育所にオゾンの空気清浄機などを導入したりと「コロナ対策」にしっかりと予算を付け、対応して欲しい。

これらの方が、駅開発よりも優先すべき課題ではないでしょうか。

そして、公共下水道事業には巨額な財政負担が見込まれます。

公共施設再配置計画では、小中学校の統廃合や、保育所の民営化、様々な公共施設など多くの市民に我慢を強いることになります。

これでは、とても「財源がある」とは言えないんじゃないでしょうか。

こうした、多くの市民の犠牲のもとで、本当にここに今投資すべきなのか。そもそも、こんな莫大な金額を投資できるのか。

今ここで、しっかりと市民の声に耳を傾けながら、弥富の未来のために真剣に慎重審議を、3月に覚書を締結し、後戻りしづらくなる前に、行うべきではないでしょうか。

3月覚書にこだわり、今あせる必要はないと思います。市民の声を聞く時間、それを踏まえて議論する時間が必要だと思います。

例えば、1年ずらすだけでも1億6千万円コロナ対策費として使えるじゃありませんか。

そういう意味においても、この請願は多くの市民の方が、様々な要求を抱える下で、優先順位を考えながら慎重審議を尽くしてほしいという願い。

それをぜひ、議員の皆さんには受け取っていただき、どう見直すべきなのか。今一度、市と議会と市民が一体となって、弥富の未来を考え、真剣に議論する機会を作って欲しいという願いに応え、この請願を採択されるよう、良心に従って判断して欲しいと願い、私の賛成討論を終わります。

6番佐藤仁志、JR・名鉄弥富駅自由通路および橋上駅舎化事業に関する請願に対し、賛成の立場で討論させていただきます。

3点申し上げます。

1つ目は説明と合意形成が不足したままであること

2つ目は財政問題

3つ目は特殊な事業であると言うことです

まず1点目、弥富市にとってこれだけ大きな事業であるにもかかわらず議会や市民に説明や合意形成を充分にしないまま進めようとしていることです。

人口減少とコロナ禍の状況の変化に合わせて、前提条件の見直さないまま事業がすすめられようとしています。

大きな負担を後世にまわすことを市民も懸念しています。

市民が望んでいる踏切や道路、近鉄弥富駅とJRの間の整備を後回しにしています。

伊勢湾台風以来、大きな災害がない安全安心と思われていた弥富市でしたが、南海トラフ地震、高潮がクローズアップされ、福祉や子育て支援の優位性がなくなり、住宅取得層の呼び込みが難しくなり、人口流出も懸念されますが、対策は、福祉と防災の充実が先です。

駅の整備や自由通路が賑わいになり、人口減少社会におけるまちづくりの起爆剤であるとしていますが、ハコモノ整備にともなう、ソフト面のまちづくりの具体像は示されていません。

狭い道路をそのままにしてJRと名鉄の駅だけ立派にして、昭和・平成時代に流行ったハコモノ整備を進めることが弥富の魅力づくりだと言うのは、多くの市民が意味不明だとおっしゃっています。

二点目は財政問題です

第2次総合計画を策定した時点では、十四山村と弥富町が昭和から平成にかけて作った公共施設がこれほどの財政負担になるとは考えていませんでした。

さらに、下水道と農村集落排水に、年間6億円の財政負担が大きくのしかかってくることも深刻に考えていませんでした。

第2次総合計画策定時には、人口が減少し高齢化に伴い扶助費が増大する中で、長期的な事業費のコントロールができていません。

また、貯金の面では、愛西市では財政調整基金とその他の基金を合わせると160億円以上の基金を保有していますが、

弥富市の基金合計は、10年前34億円ありましたが現在14億円程度に大きく減らしています。

借金をすれば公共事業はできますが、借りたものは返さなければなりません。

市民が望んでいない箱物整備を優先して、子育て、教育、防災、くらしに密着した施策をちまちまと削るようなことないなりませんか。

3点目は事業の進め方が特殊すぎて、鉄道事業者のチェックができないことです。

弥富市と蟹江町で情報公開を請求した結果は、鉄道事業者の企業秘密ということで、ほとんど黒塗りです。

支障移転も駅舎も弥富市の財産になる自由通路の施工内容も施工単価もチェックできません。

これで公共事業といえるのでしょうか。

弥富市が事業主体とは形式的なものなのではないでしょうか。

チェックできない状態で約40億円がJRと名鉄に設計から施工まですべてお任せになっています。

市長の権限で、覚書を結んでしまえば、詳細設計で増額されても承諾するしかありません、事業をやめれば違約金です。

議決後に協定を結んだ後も、増額変更がでれば承諾するしかありません。

あてにしている国の補助金も複雑で、近隣市では補助金制度が変わったため、20億円以上を大切な財政調整基金から取り崩して事業費に補填しました。

同じ予算を使うなら、市民の生活に密着した道路整備などであれば、地元の企業や雇用者に支払われ、地域の経済を回します。普通の公共事業です。

名古屋に本社がある会社に税金が行き、地元の企業は下請けにも入れないと言う、特殊な事業に対して多くの市民が納得してません。

以上、説明と合意形成が不足したままであること、財政問題、チェックがきかない特殊な事業に議会としてどう向き合うかです。

本議会において名古屋市民オンブズマンから議会の正常化を求められています。

少数意見を排除せず様々な議論をして、地方自治の主人である市民の理解を求め続けることが地方自治体とそれをチェックする議会の最低必要な義務です。

今回、市民の方が請願を出されたことは地方自治の大きな前進です。

この事業が、多くの市民の皆さんが弥富のまちづくり、市政に参加するきっかけを与えてくれました

自分たちの暮らし、そして将来を確かなものにするために

弥富市の公共施設や下水道、子育てや教育、防災など様々な行政サービスについて多くの市民が自分事として考え、行動を起こしました。

市民はまちづくりや市政に参加を求めています

前提条件まで戻って、議会で話し合ってほしいということです。

何よりも市民の意見を大切にして市政のチェック機能を果たすとことを願って賛成討論とさせていただきます。【弥富市議会】令和2年12月定例会 最終日 本会議

1番、板倉克典、JR名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業 に関する請願書に賛成の立場で討論させて頂きます。

令和3年3月に鉄道事業者側と覚書を交わす予定のこの事業は、事業費約46億円、弥富市の税金負担は約28億円、事業者側の負担は1億1千万円ほど、と、弥富市の負担が大変大きい事業になっています。

この事業計画に対し見直しを求める請願書とそして、約1500名の市民の方から署名がだされています。

財源の内訳を市民の方が知って、税金の使い方に見直しを願われて、そこに私は賛同し紹介議員とさせて頂きました。

市の財源は決して潤沢ではありません。

私の一般質問でも発言しましたが、今、弥富市に災害が起きた場合、避難所ごとの備蓄品に格差ができます。

市の予算で、平成18年から平成20年までの3年間と平成30年から令和2年の3年間で、道路新設改良費、都市計画費の街路事業費の予算をくらべた時、道路新設改良費は50%減、都市計画費の街路事業費は77%減っています。

市民の交通の安全のために使うお金、また、災害時の命の安全のために使うお金、そちらに優先的に使うべきだと思います。それらに対して予算が足りていない中、原資がほぼ税金であるこのJR名鉄弥富駅自由通路及び橋上駅舎化事業、ですが、弥富市の税金の負担が大きすぎると私も、考えます。

議員の皆さんには、弥富市の税金の負担が大きい事業計画を見直し、バリアフリー化に絞った計画への見直しを求めるこの請願を採択されますようお願いし、私の討論を終ります。

【弥富市議会】令和2年12月定例会 最終日 本会議

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【弥富市議会】令和2年12月定例会 最終日 本会議

令和2年12月17日 令和2年第4回弥富市議会定例会 最終日 本会議


JR・名鉄弥富駅自由通路および橋上駅舎化計画の分析レポート

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弥富市 まちづくり分析レポート

JR・名鉄弥富駅の自由通路と橋上駅は 誰のため? 

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