末梢血管外科
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『末梢血管外科』では主に四肢の血管（動脈・静脈）に関係する疾患を扱います。
動脈硬化症や下肢静脈瘤などに代表される足病変や血管疾患を専門的に診察しております。
エコー検査や血流検査を行い、血管年齢や血管の状態を診断します。
疾患例
閉塞性動脈硬症、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症など
閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症
症状：
歩いていると足が痛くなる。（間欠性跛行）
四肢末端が常に冷たい。（四肢冷感）
足に痺れがある。
生活習慣の乱れや加齢により、動脈の血管壁は不可逆的に固く変化してしまいます。この変化により頭（脳）や心臓、下肢の動脈が狭くなり血流障害が生じます。進行すると完全に閉塞状態となり、さまざまな臓器障害を起こす疾患の総称をさします。
当院では専門的な知識で血流障害の程度を診断いたします。
下肢静脈瘤
下肢静脈瘤
症状：
下肢の血管がボコボコ浮き出ている、網の様な血管の拡張がある
こむらがえり（足がつる）、足がだるい、足がむくむ
静脈は心臓に戻ってくる血液が流れている血管です。下肢の場合は静脈血流が重力に抗う方向に流れる必要があります。さまざまな理由で負担がかかり血流が逆流したり淀んだりすることで静脈瘤が発生します。
深部静脈血栓症
深部静脈血栓症
症状：
下肢の腫脹、疼痛、発赤
突然、下肢が腫れます。体や下肢の深い場所を流れている静脈（深部静脈）に血の塊（血栓）ができてしまい、血流障害を起こすことで発症します。血栓が胸に流れ込んでしまい、肺の動脈を詰める肺塞栓症という重篤な状態を来す場合があります。