OLEDディスプレイに直結

AVR64DB32 (arduino 互換) Tiny board

yama musical instruments


更新履歴 

2023/10/18  超軽量の新ライブラリを開発しました。その導入方法を追加しました。

        https://sites.google.com/view/oledssd1306/

2022/7/29  Adafruitライブラリとu8g2ライブラリの導入方法の説明を追加しました。

https://sites.google.com/view/oledssd1306/

2022/ 3/ 1  Arduino互換ボードをブレッドボードに直差しできるアプリケーションの紹介を追加

2022/ 3/ 9  サンプルプログラムの追加とダウンロード

製品リンク(販売 スイッチサイエンス様)

紹介 

ATmega328の後継である高性能 AVR DxシリーズのAVR64DB32を使用した、極小Arduino互換ボードです。

先行製品のATmega328版 (www.switch-science.com/catalog/7683/と同じく、

0.96" OLEDディスプレイ と重ねて超小型インテリジェント・ディスプレイが作れます。

また、全GPIOが2.54mmサイズで出ているので超小型arduinoとしても使用できます。

販売 スイッチサイエンス様

  OLEDセット www.switch-science.com/catalog/8276/ 

単品 www.switch-science.com/catalog/8275/ 

メーカーデータ  www.microchip.com/en-us/product/AVR64DB32 


スペック比較 AVR64DB32 ATmega328

クロック 24MHz 20MHz (arduinoでは16MHz)

プログラムメモリ 64KB 32KB

RAM 8KB 2KB

ADC 12bit 10bit

DAC 10bit なし

OPアンプ・ロジック あり なし

他にもシリアル、タイマー等大幅改良されています。

ATmega328の使用で困ることが多いのがRAM容量の少なさですが、4倍に増加しています。

特にOLEDを使う際、ATmega328では、Adafruitライブラリu8g2ライブラリともにページメモリとして貴重なRAMを50%も使用( 128*64 bit --> 1KB)するので、アプリケーションに制約がありましたが、AVR64DB32では気にする必要はありません。

アナログ入力も12bitに精度アップされその数も増加し、今までなかったDACも嬉しいです。

また、PWM出力などは新たなPORTMUX機能により殆どのピンで使用できますので、使いたい機能が同じピンに重なって使えないということもなくなります。


開発は、 Arduino Pro/miniと同様に、USB-Serial変換を使って書き込みます。(SwitchScienceや秋月電子などで扱っています)

Arduino IDE の設定方法は、下で説明しています。 


OLEDの有/無のふたつの製品を用意しています。

(A) OLED 無しモデル

USB-Serial変換の例

極小ながら全ピン使えます。(PIN配置は下を参照)

arduino IDEからの書き込みは、ProMiniと同様にSWITCH SCIENCEで扱っている ProMini互換のソケットを持つUSB-Serial変換で行えます。


付属のピンヘッダ(L型)はUSB-Serial変換用です。ピンヘッダは用途に合わせてお使いください。


ボード上にLEDとスイッチが設置されていますので自由に使えます。

LEDはA19に、スイッチはA5 に接続されています。




(B) OLEDセットモデル

付属の0.96"  OLEDディスプレイ

SSD1306チップ搭載で、高速なSPI接続のものです。

arduino IDEでは、adafruit_ssd1306ライブラリ または u8g2 ライブラリが使用できます。

シリアル通信などを使ってコマンドを送るだけで表示できるインテリジェントディスプレイやディスプレイ付きアプリケーションが簡単に作れます。

OLED一体型での使用例

基板背面にOLEDを直接はんだ付けします。OLEDと基板の間に肉厚の両面テープで補強すると良いでしょう。

付属のUSBシリアル用のコネクタはLアングルなので、ブレッドボードに挿して利用することができます。

ピンソケットでの使用例



コネクタにピンソケット(付属していません)を実装すると、UNO形式にできます。写真のような向きにOLEDを差し込みます。OLEは抜き差しできますので、OLEDを使用したり使用しなかったりいろいろ試すことができます。

Arduino IDE へのライブラリのインストール方法

従来の、"Adafruit ""u8g2 "の2種類ライブラリに加えて、新たに超軽量の新ライブラリ"oledHYLib1"を開発しリリースしました。いずれかをインストールしてください。

サンプルプログラムのダウンロード 

Sample SourceCode Download AVR64DB32_oledHYLib1

超軽量の新ライブラリ"oledHYLib1"によるサンプルプログラム

  サンプルコードはダウンロードしたoledHYLib1.zip内にあります。

ダウンロード 

ピン配置

回路図