双盤念仏は、東京都無形民俗文化財に指定され、地元の方々の応援とご理解もとに、長く今泉地区に伝承されてきたものです。
第7回特別公開は、東京文化財ウィーク2022の一環として行われるものでコロナ禍で昨年は中止となっていたが、令和4年11月6日(日)今泉延命寺で久しぶりの実施でした。
客殿で、制限された聴衆の中で大田区長松原忠義氏を始め各界代表のみでの出席でセレモニーが行われ、今泉延命寺双盤構保存会会長岡﨑剛一郎氏の挨拶の中で、今後の特別公開は矢口地区自治会連会に担当していただくこととなり、また太鼓と鉦の奏者が後継者に引き継がれたことが報告されました。引き続き、学芸員田島太郎氏による講話がありました。本殿で今泉延命寺双盤構保存会の代表である樋口威道住職の読経に次いで短縮版での演奏が行われました。
合同練習が出来なかった3年間毎週練習を続けてくださった太鼓のおふたりに感謝します。
当日の演奏では、太鼓と鉦の調和が見事でした。鉦は4人の連携が素晴らしく、公開デビューのためか張り切っていて音の響きもよかったです。「雷落し」の演奏では太鼓と鉦の大音響が本殿に轟きました。天気にも恵まれ小春日和の中で、民俗芸能に触れた素敵な時間でした。
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「双盤念仏特別公開」
第7回 双盤念仏特別公開