このサイトは、遠藤良仁の教育・研究活動を紹介する個人運営サイトです。正式な所属・業績・入試情報等は、岩手県立大学およびresearchmap等の公式情報をご確認ください。
看護システム・マネジメント学、看護情報学に関する教育・研究活動を紹介するページです。
看護教育や研究活動など日々考えていることなどを、少しずつ記録していきます。
現在の関心は、看護情報学、看護教育、地域ヘルスケア。看護実践や教育の中で生まれる「問い」を大切にしながら、学びと実践を支える研究に取り組んでいる。近年注目される生成AIもまた、看護や教育の本質を考えるための新しい入口として捉えている。
大学教員となってからも、さまざまな研究者や現場の看護師、患者との出会いがあった。東日本大震災、コロナ禍、父の死、そしてその後を生きる母の姿。さらに、家族との日々も、自身のものの見方に大きな影響を与えてきた。そうした経験が、看護や教育を考えるうえで、自分にとって重要な土台の一つとなっている。
ここで私自身のことを振り返る。山形県山形市生まれ。山形県立山形南高等学校を卒業後、山形大学教育学部小学校教員養成課程に進学。当時としてはまだ珍しいと考え、「英語科」を専攻した。
一方で、教育学部で学ぶ中、自分自身の力不足を感じるようになる。その頃、同じボート部員だった看護学科の学生に、看護では人をどのように学ぶのかを尋ねた。そこで出会ったのが、ヴァージニア・ヘンダーソンの『看護の基本となるもの』であった。
ヘンダーソンの人間の捉え方に惹かれ、さらに疑問を抱く。そこで、当時医学部看護学科教授の高橋みや子先生を訪ねることになった。
その時点では、「看護学的な人の捉え方を教育に活かせないか」と考えていたにすぎなかった。だが、この出会いこそが、看護への方向転換、そして大学教員としての現在へとつながる大きな転機だった。
その後、教育学部で、とある授業で出会った言葉。「学校社会から出たことのない教員になるな」。この言葉に背中を押され、大学3年次修了後に休学。オーストラリアへワーキングホリデーに向かう。英語教師になるなら現場を知る必要があると思ったからであった。
語学学校での特に印象に残っている言葉がある。
“Don’t be shy, just knock.”
恥ずかしがらず、まずは扉をノックしてみること。わからなければ尋ねてみること。異なる文化や生活の中で過ごした経験とともに、この言葉はその後の学び方、人との関わり方、そして研究や教育への向き合い方にも影響を与えている。
帰国後、教員採用試験に挑戦。しかし、結果は思うようにはいかなかった。地元で働き続けること、そして関心を持ち始めていた「人を支える仕事」に進むこと。思案の末、看護師になる道を選択し、大学卒業後、山形市立病院済生館高等看護学院へ進学。看護を学び直す日々が始まった。
大学時代から看護学生時代にかけて、児童相談所関係施設での夜間警備員も経験した。社会の現実を垣間見る経験は、後の看護観や教育観にも少なからず影響を与えている。
卒業後は、山形市立病院済生館に就職。済生館は自身が生まれた病院であり、祖父が最期を迎えた病院でもあった。また、祖母は山形市立産婆養成所の卒業生。自分との縁を感じる場所で働きたいと思っていたからである。
看護師として働きながら、高橋みや子先生が主宰する研究会に参加。臨床で感じた疑問を言葉にし、研究として考えることの面白さを知る。実践の中の違和感や問いを学問につなげていく経験は現在の研究姿勢の原点の一つである。
この研究会への参加を機に学会発表に挑戦してみるきっかけにもなった。臨床の中で生まれた小さな疑問も丁寧に見つめ直せば研究の問いになること、荒削りの内容を「研究」という文脈で磨き上げてもらった経験は、その後の大学院進学、そして現在の教育・研究活動へとつながっている。
その後、高橋先生から大学院進学を勧められ、山形大学大学院医学系研究科看護学専攻修士課程に進学。さらに縁が重なり、大学教員としての道へ。現在に至る。
教育への関心、人を理解したいという思い、看護との出会い、臨床での経験、そして多くの人との縁。それらが少しずつ重なり、現在の教育・研究活動へとつながっている。
看護倫理Ⅰ・Ⅱ
いわて地域ヘルスケア探究Ⅰ・Ⅱ
看護コミュニケーション論
看護情報学
看護管理論
看護情報管理論
総合実習
卒業研究
看護情報学特論(博士前期課程)
看護管理学演習
特別研究
若手研究(B)インターネット上の健康情報の活用に向けての評価方法の開発
基盤研究(C)看護師の研究成果活用の阻害要因及び促進要因の解明
基盤研究(C)看護における組織的合意形成に焦点をあてた研究成果活用の促進モデルの構築
基盤研究(C)学習者中心パラダイムに基づく看護人材育成のための自己点検支援ポータル開発
基盤研究(C)ニューノーマル時代に地域医療を担う看護職の生涯学習支援オンラインプログラム開発
みちのくGAPファンド 看護師配置判断の再現可能性を高める ―実践知と既存院内データ連携を通じた「うまく回る日」の成立構造(entanglement)の解明―
一般演題にて、「初年次看護倫理演習における多面的立場を想定し倫理課題を捉える試み−当事者日記・背景推察・模擬カンファレンスによる段階的設計−」の演題で発表してきました。
盛岡市内の病院にて、研究テーマの相談会に参加してきました。現場の問題の原因を明らかにしようとする研究ももちろん重要ですが、「明日からの自分たちの看護を少し良くする」活動にもやりがいを感じることができますよね。
盛岡市内の病院にて、PICO QUEST Ver.3を用いた研究法のミニ講義をしてきました。各画面で選んだ「伴奏者」に自身が投影されていると考え、みなと紹介しあってみることで、これまでになかった新しい選択肢を見つけることができると思います。
「保険医療福祉系大学における教養教育の問題(17)」と題したラウンドテーブルにて、「実践能力の可視化時代における教養教育の再考➖専門教育担当者の視点から問う「How」と「Why」の統合」の演題で発表してきました。
看護研究支援者向けに、PICOの考え方を体験的に学ぶためのゲームを作ってみた。
研究の問いを整理する過程で、研究支援者がどのように関わるかを、RPG風の分岐を通して考える教材。
ゲーム内の「憂(ゆう)者ユウ」を、あなたは「勇」者に育てられるか。
ゲームでは、支援に「失敗」しても「経験値」はゲットできる仕様。どんな経験にも本当は「失敗」なんてない。そこで立ち止まって考えることが大事ということを表現したかった。でも、できたら研究者も支援者もWin-Winがよいはず。こういう教材ですが、研究者も支援者も楽しんでくれたら、作り手も含めてで、Win-Win-Winになれますね。
2026/6/13 ver.3を公開しました。あらたな伴走者「辛口師匠」が加わりました。結果をPDFファイルで保存できるようになりました。研修中の対話時のエビデンスにどうぞ。
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