ゴーグルつけて電脳世界に入っていったらVR、スマホなどを通して見たとき現実世界にナニかが出現したらAR。それらをまとめて「XR」と呼んでいる。たったそれだけです。まあ細かい事は抜きにしてSF的超テクノロジーとか思ってくれたらOKです

現実は、空想の後にやってくる

映画「月世界旅行」の60年後に人類は月へ降り立った

小説「海底二万里」の100年後に原子力潜水艦が生まれた

小説「ダイヤモンド・エイジ」の20年後にKindleが生まれた


XRも、まずXRが存在するミライを空想したのちに実現方法を考える方が良いはず。
ならばとびっきり良いXRの空想を公募しよう

札束で

レギュレーション

  • 日本語で書かれた文章、絵、映像、企画書

    • 文章の場合、17文字以上、5000文字程度以内の文章

    • 絵(漫画)の場合、1ページ以上、16ページ以内のもの

    • 映像作品の場合、15秒以上、3分以内のもの

    • 企画書の場合、1ページ以上、6ページ以内

  • 作品の完成度は問わず、XRのミライが見えるもの

    • ラフ、ネームやプロットレベルのものでも、XRのミライが把握できればOK

    • 「辛い現実から逃れるXR」はお腹いっぱいなので対象外

  • 締切は8/31 23:59まで 一人で複数応募もOK

応募作品のその後

  • 応募作の著作人格権、著作財産権その他は全て本人のものになります

    • これで賞をとった、取らないでナニカの出版が確約されるとかはないです

    • そんな権限も予算もないので


  • 今回自腹きって公募するのは「想像力の足りないXR開発者たちに、とびっきり良い夢を提示してくれ」のためです。優勝賞金はそのお代だと思ってます


  • このコンテストが10年くらい続いたときに、「俺、初代大賞」って自慢ができます


応募方法

ツイッターにて、 #XR創作大賞  とタグをつけて投稿してください。
そこに本文やイラストを投稿するもOK。noteやpixiv、カクヨム等々の外部リンクのURLにして投稿するのもOKです。
(ただし有料じゃないと見れないサイトはご勘弁)

応募が受理されましたら、こちらのスプレッドシートに順次書き加えていきます。手動ですので、もれがあるかもしれません。もれてた場合 @oukaichimon までメンションを飛ばしていただければと思います

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1FhwGV9U7kZIB9CJ24Ghd-4ip9zuy6QG0MhTh195xZhE/edit?usp=sharing

締切は8/31 23:59まで

その後のスケジュール

  • 9/1-9/16 選考

  • 9/17(金曜日) 発表

(ただし応募総数がいっぱいだった場合、多少後ろにずれるかもしれません)

各種賞 (スポンサー表明順)

桜花一門賞 賞金10万円(現金振り込み)
(一言コメント)XRで現実の生活や人の心がどう変わるかに焦点をあてた作品をお待ちしてます
<株式会社桜花一門は2013年からVR沼にはまり込み、脱サラして起業までしてしまったVRジャンキーが経営する会社です。VRゲームからVR実地研修まで色々なVRを作っています 
HomePage

桜花一門賞 受賞者 終日のたり さん 「マッチングアプリ『ラブ・クラフト』

<コメント>人格AIの話は「死んでも復活系」が多かったのですが、この作品は人格AIを無限の残機で総当りする話で非常に目から鱗でした。またマッチングアプリという人間の欲望に忠実な題材も非常に目の付け所が良かったです。このマッチングアプリがあったら使いたい!

かなかな 賞金10万円(アマゾンギフト券、現金振り込み)x1
かなかな特別賞 賞金1万円(アマゾンギフト券、現金振り込み)x2
(一言コメント)XRの可能性を感じられる作品ぜひぜひ見たいですっ!
かなかなの紹介:https://twitter.com/kana_vrceller

かなかな賞 受賞者 裡言(りげん) さん 「歌う眺望

<コメント>「XRの可能性」ことで今回は選考させていただきました。音声入力が映像として現れるXRで、聴覚を失う主人公が音声を認識する。それを通じて、視覚のすべてから音声を認識するようになる。XRを通じた音声認識からさらに一歩踏み込んで、XRによる感覚拡大という素晴らしい可能性を見させていただきましたっ!


かなかな特別賞 受賞者 窓 口 基👽2巻発売中/窓 口 まいさん 「

<コメント>特別賞として選考させていただきましたっ!自分の見せたい顔を外部に出力する。「入力としてのXR」から「出力としてのXR」が見事に表現されていて、類似の方向性を開発している身としては選考しない訳にはいきませんでしたっ!

かなかな特別賞 受賞者 サマーかもめ さん 「だるい。めんどくさい。何もしたくい。…

<コメント>特別賞として選考させていただきましたっ!XRでゲーミフィケーションを行うことによって、仕事も何もかも楽しめるようになる。XRで「生活を便利にする」から「生活を楽しむ」ようにできるというのは素晴らしく感じましたっ!

Kid’sPlates賞(仮) 賞金5万円(アマゾンギフト券:メールまたはDM
一緒に素敵な夢を観ましょう!
https://kidsplates.jp

Kid’sPlates賞 受賞者 Bluemo さん 「バーチャルな時間軸の妄想

<コメント>時間を制御するというのは子どものころから誰でもあこがれると思います。VRの出現により肉体の束縛から離れた次は時間の束縛からの離脱ではないかと思いました。

しちE賞 アマゾンギフト券1万円分(メールかDM)
(一言コメント)「想像力は知識より重要である。」とアインシュタインが言っていました
しちEの紹介:https://twitter.com/shichi_14

しちE賞 受賞者 uzu さん 今から10年後くらいでこうなって欲しいXR! スマートシティAR街並情報編

<コメント>ゲームや映画では関わった人の名前がクレジットに載りますが、建物や店先の創作物にはクレジットがないことが普通です。しかし、創作物は人が生きた証でもあるので、現実のスペースや見た目の問題を解消してクレジット表示ができたらより「人の存在」を感じられるのではないかと思いました。

Needle賞 賞金3万円(現金振込またはアマゾンギフト券
(一言コメント)創作においては、将来起こり得る事であっても、物語として面白くなりにくい
等の作劇上の都合により描写されない事柄が多くあります。個人的には、そういった「描写されにくいが起こりうる未来」を、それでも敢えて描こうとする作品に出会いたいです。
Needle(井口健治)の紹介:GREEにて黎明期のモバイルソーシャルゲーム開発に、またOculusにて日本チームの立ち上げに携わる。現在はフリーランスのVRエンジニア/コンサルタントとして、様々なVR企業の支援を行う。「感傷マゾ vol.04『VRと感傷特集号』」寄稿。 https://twitter.com/needle

Needle賞 受賞者 靄篠/もやしの さん 川原のスピカ

<コメント>この世界にはまだ無い、距離や存在を飛び越えるデバイスが自然に登場し、当たり前に使われている未来の物語。にも関わらず、同時に少し切ない過去の出来事への追憶でもあるかのような、不思議な感傷を感じられるお話でした。靄篠さんのそんな短編に感銘を受け、選ばせていただきました。
(なお募集時の自分のコメントを見直すと、"物語としては面白くない作品を選ぶ"といった風にも読めてしまう事に今になって気付きましたが、そのような意図は全く無い事をおことわりさせてください。むしろ物語としても、起こりうる未来の描写としても素晴らしかったです。)

JackMasaki賞 賞金29万円現金振り込み
(一言コメント)いま思い描けるXRの限界を見てみたい。
変化の幅の大きさとその理屈に注目してます。PS.今年29歳なので賞金も合わせてみました。
JackMasakiの紹介:https://twitter.com/JackMasaki

JackMasaki賞 受賞者 ものくろ さん 「"じぶん”

<コメント>オンリーワンになりたいわけではないマジョリティとVRを用いたアバター文化の主流の変化に面白さを感じました。

塚口賞 賞金5万円(現金振込またはアマゾンギフト券)
(一言コメント)
「誰かに話したくなる」コンテンツをお待ちしております!
塚口綾子の紹介:(株)Donutsのゲーム事業部に勤務する一個人。https://twitter.com/tsukaguchi

塚口賞 受賞者 キササゲ ハルカ(楸 椿榎) さん 「3Dモデルの自動構築アルゴリズムが進化すると

<コメント>表現の進化関連の中で、楸さんのこの投稿がいいなと思ったのは、作中の開発者の視点(詩的表現をどのようにモデルに落とし込むか)を悩んだところでした。体感型コンテンツに対し、あえて小説、あえて文章表現が注視されたところが好きです。「小説的な抽象化が体験できる世界に触れたい」、そう思いました。投稿ありがとうございました。

IZUN∀賞 賞金3千円(アマゾンギフト券)
(一言コメント)
「”夢見ていよう”から”夢作ってみよう”」そんな気持ちになる作品をみてみたい(ΦωΦ)
IZUN∀の紹介:https://twitter.com/mizuki_izuna

IZUN∀賞 受賞者 歩く野 さん 「infoポップアップ

<コメント>

わかりやすい内容で「これあったら良いよね」というの夢がわかりやすいですね。 あと、僕がこんなデバイスとかXR早く欲しいなーって思って選びました(ΦωΦ)

ARグラスとか一番はやく来そうなやつだし、XRってなんだろう?って人に「こんなのあったらー」って夢見る一歩にはこんなわかりやすい創作からなのかもと思います。

そんな思いにさせてくれる投稿でした(ΦωΦ)

tori_kizi賞 アマゾンギフト券5万円分(メールまたはDM)
(一言コメント)
「自分が考える最高のXRの未来」みたいな作品を楽しみにしています。
tori_kiziの紹介:https://twitter.com/tori_kizi

tori_kizi賞 受賞者 中村朝@描いてる中 さん 「壁サーの待機列に肉体が無くても並ぶことが出来るXRコミケ

<コメント>いつ来るかわからない未来の話ではなく、今生きている人たちが体験し得るであろう可能性を見せてくれる作品でした。安易に電子書籍オンリーではない点や、バーチャル参加でもリアルの歩行速度と変わらない点が、「リアルしかなかったコミケを体験している世代」が一番没入できるツボを押さえていて素晴らしいと感じました。

朱護あかね賞 賞金5千円(アマゾンギフト券)と非売品あかねちゃんグッズ(詳細未定)
(一言コメント)
「仮想を現実に」いつの日かこんな未来が来てほしい。そんな願望がこもった作品をお待ちしています。
朱護あかねの紹介:https://twitter.com/YamagichiM

朱護あかね賞 受賞者 池谷和浩 さん 「学校省からのお知らせです。

<コメント>遠くない未来に”本当”に来る(来てほしい)と一番感じられる作品だったので選ばせていただきました!今はまだ仮想でも、いつ社会実装されてもおかしくない非常に良い塩梅の作品でした。特に、冒頭の”久しぶりに封書が届いた。郵送物を受け取ることなどほとんど無くなった..."の箇所は表現として非常に情緒的であると共に、ほんとこれ!!電脳化とかの前に早く郵便物なくなってほしい!!!と激しく同意しました。

すんくぼ賞 Mogura VRに掲載 & 賞金3万円(現金振込)
(一言コメント)XRの業界を見ていると
SFで描かれてることが社会実装されてきている感覚が強くて、「その先を描くSFってあるのだろうか?」と思っています。ぜひXRの社会実装のその先を描いた作品をお待ちしています。
すんくぼの紹介:https://twitter.com/tyranusii

すんくぼ賞 受賞者 まフェ さん 「物語鉱山「Remains of Tellers」ゲームブックイントロ風解説

<コメント>これまでも無数に紡がれてきた物語がXRでは“体験”として表現されるようになる。ハードウェアやそこで起きることに留まらず、人類がこれまで営みとして紡いできた”物語伝承”をXRでどう行うかをテーマにしているので、面白い着眼点だと思いました。それはもはや文字を読むことでもなく、画面を見ることでもない。誰の目にも止まらなければ消えてしまう物語の表象を目の前で披露することであり、それが集まった場が必要となるのでしょう。XRでは往々にして「空間」、「身体」のように、質量を伴う有形物にスポットが当たります。この作品ではあえて物語という無形物をテーマにしています。勝手な妄想ですが、今回描かれている場は、市場やカーニバルのような、すごく楽しい雰囲気なんだろうなと読んでいて思いました。

オーエン賞 アマゾンギフト券5000円分or月の土地(ギフト券は郵送もしくはDM、月は郵送)

(一言コメント)XRで「~をしたい!~ができるようになる!」という作品も面白いですが、「社会に定着した結果、こんな変化があった」というような一見XRとは関係ない何気ない進歩を見れたらと思っています。

XRで作りたい社会の青写真、みんなでぶちまけあおうぜ!!!!!!!
U・N・オーエンの紹介:
twitter.com/Chsher

オーエン賞 受賞者  MTさん 「あの古びたアパートの4階奥…

<コメント>

XR技術が広まると日常の怪談話、何気ないツイートの内容がこんなのになるのかなと思いました。

普及した先の日常を感じれたので今回受賞作品といたしました。

ソウ賞 アマゾンギフト券1万円分(メールかDM)
(一言コメント)
なにかに振り切ったぶっ飛んだ作品に期待しています。
ソウの紹介:https://twitter.com/soh_0001

ソウ賞 受賞者 島川修一 さん 「死後の世界

<コメント>自分が死んだ後の世界を生前に追体験できるという点が良いと感じました。死ぬ時の理由は人それぞれですが、やはり自分の死後がどうなるのかという点は多くの場合共通した思いだと感じました。xRで追体験し、死ぬまでの行動で死後のシミュレーション結果が変わるというのも面白そうだなと思いを巡らせるそんな作品でした。

ナナキ賞 アマゾンギフト券1万円またはPayPayで1万円分送金(メールかDM)
(一言コメント)
ミステリーやサスペンス作品は新しい技術の出現による面白い手法が生まれると同時に封印されてしまう手法もあるんですよね。XRの技術で仕掛ける側、仕掛けられる側はどの様に奔走されていくのか楽しみです。
ナナキの紹介:https://twitter.com/nanaki_pg

ナナキ賞 受賞者  Knene[ネネ] さん 「AR事件簿

<コメント>ARが現実を拡張する一方でARが現実の脆弱性を生む2021年の現在でもディープフェイクの技術が波紋を呼んでいる。

将来はこの様な犯行には気を付けたいところだ何やかんやで機械を騙すより人の認知を騙す方が簡単だから。


ところで犯行の為の手法がハッキングと言う魔法の手段になってしまっているが

ARグラスや何某かの業者に成りすましたり、日頃から交流のある人やスパムメールでも仕込む事は出来そうだ

技術に頼り過ぎて思わぬしっぺ返しを受けないよう教訓めいた作品で良かったと思います。

xRAM(クラム/中野人史)賞 

受賞特典:アマゾンギフト券5千円分(TwitterDMでお届け)

副賞特典①登壇イベントxR with Anything Meetup 受賞者のためだけの15分のPR枠贈呈 ②受賞者が主役!貴方だけのイベント企画サポート枠 ③xRAMアンダーサバー第0期就任権(期間定めあり/応相談)

(一言コメント)ご自身のとびっきりのXRの空想で『全人類をXRに没頭させる。惚れさせろ!憧れさせろ!依存させろ!そうして消費させて経済をまわせ!!!』という気概をお持ち方やライトな理由でXR普及を加速させたい方、賛否両論OK、尖った作品お待ちしております。

中野人史の紹介:https://twitter.com/xR_NakanoHito

xRAM(クラム/中野人史)賞 受賞者  しちごーさん 「廻穢

<コメント>
ゲームそのものはホラーゲームとし手堅い構成。

今回の多くの作品、しちごーさん自身のほかの投稿作品の中でこの作品が企画コンセプトがどの作品よりも惹かれた。

怪異という先端技術とは対極のものと理解して尚、人間の体験価値で根源にも触れる「恐怖」を扱う着眼点。


本文にある

「『人々の生活にぬるりと滑り込む恐怖』は拡張現実の技術で補強しやすく、そしてXRのコンテンツがXRに興味を持たない人に直感的に伝わりやすいものだとおもいます。」


この一文とても惹かれた。私どもxRAMは毎月XRを含む技術のLT会を開催するのはXRに興味を持たない人や技術に興味ない方に少しでもクリエイターやエンジニアの作品を広く知らしめることを趣旨としていて、とてもシンパシーを感じた。

・最先端をありふれた日常へ変える


・飾って嬉しい日本刀でなく、日常に寄り添う日本の包丁へ


やや一方的にですがこの企画概要から感じることができました。

ユーザーにより身近にコンテンツを体験してもらうため日常をお化け屋敷にという点や位置情報の技術を活用している点も再現性や応用性を感じ、企画のひな型やユーザーによる作りこみ要素があれば、 UGC(一般ユーザーによって作れられたコンテンツ)がうまれ、これを起点に様々なUGCが作られさらに人を惹きつけられると感じました

xRすきま賞(別名おきゅたん賞) Amazonギフト券5千円(TwitterDMでお届け)

「俺はこんなxR作品を製作しているのに誰も気づいてくれないぜベイベー!」という方!あなたのすきまに光を与えて輝く未来を一緒にみましょう!

まいてぃ999 https://twitter.com/mighty999

xRすきま(別名おきゅたん賞) 受賞者 【公式】こども手書きコレクション/クセ字コンテスト(2021冬~) さん 「VR書道

<コメント>美術館でのVR書展の成功を期待しています!

Holographic賞1・2 Amazonギフト券5千円(TwitterDMでお届け)+ 研究者や開発者とともに行う考察配信ご出演(アバターOK)

初めまして、xRデザイナーと漫画家の学術系VTuberユニット、Holographicです。
私たちはデジタルテクノロジーの理解・議論を促すコミュニケータユニットとして、2019年から多岐に渡ったVTuber活動を行なっています。
選ばせて頂いた作品は配信でご紹介!xR研究者さんや開発者さんとともにあなたの作品を深掘りして、より多くの可能性を一緒に追求できたら嬉しいです。注目ポイントとしてはこの3点です。
・夢を追うだけでなく、現時点や10年くらい先までを見越した実現可能性が考慮されているか
・テクノロジーの解説や実現方法だけではなく、「もし実現したら社会や人がどのように変化するのか?」が明確に描かれているか。議論を誘発させるものか
・あなたが採用したテクノロジーによって何らかの社会問題が発生した場合、その原因と解決方法が提示されているか
Holographic(連絡先:よーへん)
https://twitter.com/RI_Yohen

<Holographic賞1 受賞者 ホクデン様>
一言コメント:
●xRの未来よくばりハッピーセットショートコミック
短編マンガのお手本みたいな無駄のない構成にて絵柄も見やすく面白く読め、生涯学習や、AIかもしれないアバターもあり、リアル肉体や場所に捉われないコミュニケーション等のxRに期待される未来の表現が沢山詰まった上に、クリエイター系のわたしには共感できるキャラも出てきて読み応えありました。オチではリアル側での、充実した人生の一部も示唆されて、文句のない欲張りな内容、読んでハッピーになれる一作でした!
(Holographic:じゅりこにゃん 絵師・漫画家)

●おばあちゃんが女子高生のアバターを使っている、という未来
女子高生はともかく、この状況は私たちHolographicのような物理女性VRユーザにとっていずれ確実にやってくる未来です。肉体が年老いたときにバーチャル上でどのような新しい「暮らし」が可能なのか、肉体を捨てるのではなく共にあるにはどうしたらいいのか?を問いかけることが可能なラストに票を投じさせて頂きました。余韻を残すような作品をありがとうございました。
(Holographic:よーへん xRデザイナー)


<Holographic賞2
 受賞者 Vibe$peak 様 「Decentralized Humanity ~DeHu~」>
一言コメント:
●xR文化で人格の構造、社会はどう変化しうるのか考えさせられる思弁的作品
タイトルでピンと来たかた…という投稿文ですが、これでピンと来る人けっこう少ないんじゃ…と思いましたが、わたしはピンと来たほうでしたw 王道の人格分裂・統合系のSFのテーマの流れを組みつつ、アバター文化の未来にあるかもしれない風景を見せてくれた作品です。 実際にこういうことが起こることは想像しづらく、そのため読みづらさも覚えましたが、今のわたしたちだって50年前の人がまったく想像できなかった時代を生きていますよね…!これからの未来、ほんとに何があるか読めないな!「ニンゲン」や「人格」の定義もどんどん変化していくかもしれない…。と思わせてくれたスリリングな一作でした!
(Holographic:じゅりこにゃん 絵師・漫画家)

●一貫性のない自己は未来では普通になるのか?
アバターに関する複数人の人格の使い分けやコントロール(課題含む)が、解離性人格障害に近いもの・精神医学を読み解くカギとなるものとして研究者さんに認識されています( ※1)。そこからこの作品は議論を誘発する未来の例、予防接種として読み解くことが可能と考えました。近年の解離性人格障害の治療は必ずしも人格統合を行うことを良しとしない傾向にあるそうですが、近しい友人や家族にとっては一貫性のない自己はなかなか受け入れ難い面もあると思います。反面、時と場合によって自己や姿の使い分けを良しとする考え方や研究もあり、倫理面で自分自身がどのような選択をすべきかを考えさせてくれる作品でした。この未来を自分は良しとするのかを考えさせてくれて、ありがとうございました。
(Holographic:よーへん xRデザイナー)

※1
https://twitter.com/RI_Yohen/status/1193369688874475521?s=20
https://twitter.com/RI_Yohen/status/1135894036777070592?s=20

ユーステラ賞 賞金5,000(銀行振り込み) or 弊社製品から何でも1種類
(一言コメント)辛い現実から逃れるXRでは無
、『可愛い』が作る実用的なXRのミライを期待しています。
株式会社U-Stellaは、イメージキャラクターであるユーレイちゃんをメインヒロインとしたバイノーラル音声作品の配信やVtuberプロデュース、汎用世話型アンドロイドであるフィーちゃんをモデルとしたVRSNS向け3Dアバター、Vtuber向けLive2Dモデルを制作・販売しております。また、音声作品の受託制作もしており、より多くの人に夢と幸せを届けていくことを目指しております。
U-Stella Inc.の紹介:https://twitter.com/U_StellaWeb

ユーステラ賞 受賞者 たいようのごさいじ さん 「私の所属する美術部では今、見た目を書き換えあって遊ぶのが流行ってる。

<コメント>素敵な作品ありがとうござました。

若草なずな賞 アマゾンギフト券5千円(TwitterDMでお届け)
(一言コメント)沢山の素敵な未来を、見て聞いて実現していこう!!
若草なずなの紹介:https://twitter.com/NazzTea

若草なずな賞 受賞者 mnnn さん 「ARグラスに突然、メートル単位の数字と矢印...

<コメント>駅構内、悲鳴とともに危険な状況に置かれたとき、私は状況確認のため見に行ってしまうと思います。 "やばい、悲鳴聞こえた"ってツイートしてるかもしれない。 「にげろ」と気づかせてくれれば助かる可能性は高くなる。 理不尽は突然やってくるので備えておきたい機能ですね!

にくきゅう賞 Amazonギフト券1万円(メールorDMにて贈呈
(一言コメント)
人類の想像力を刺激するような作品お待ちしています!!
にくきゅうの紹介:https://twitter.com/nikuniku9

にくきゅう賞 受賞者 なんかよむ千住 さん 「三千のサムネイルから遠花火

<コメント>

バーチャルの感覚が季語とつなげられることで、一気に現実の情景とリンクしていくのを感じました。

季節の情景と感覚を重層的に織り込んである季語は、拡張子と合わせたときに非常にギャップを感じると同時に、膨大な情報を包んでネーミングしてあるという捉え方をすれば、意外にも相性が良いのかもしれません。

XRの先端を求めて審査していくなかで思わぬ裾野の広がりを実感し、「XRはもう来ていたんだな」と思わされたこちらの作品を選出いたしました。

18首の短歌による連作ということでハードルが高く見えますが、作者による「解説付き本文」がとても面白く読みやすいので、併せてご覧ください。

イワケン賞 Amazonギフト券1万円(メールorDMにて贈呈)
(一言コメント)
「こんなXRの社会実装の活用あったんかー!」と思わせていただいた作品お待ちしております!!
イワケンの紹介:withARハッカソン主催者, Iwaken Lab. ラボ長, Twitter: https://twitter.com/iwaken71

イワケン賞 受賞者 漂流いかだ(KOR)さん 「xRの一部としての"FR"概念の提唱

<コメント>XRというと情報を付け足して何かを拡張する考えが多い中、「拡張しないxR」「人に寄り添い縮小する現実=FR」という逆方向の提案が魅力的で新たな気付きを与えてくださりました。将来社会に浸透するのは拡張より縮小かもしれないと思わされました。また、HSP(Highly Sensitive Person) の具体例が本人の実体験も踏まえており印象に残りました。

DJ SHARPNEL賞 Amazonギフト or Paypay2万円(メール or DMにて贈呈)
(一言コメント)人類がこれから体験する、新しくて楽しくて気持ちが爆上がりする「エンタメの未来」を感じさせる作品に期待しています!!!

DJ SHARPNELの紹介:https://twitter.com/sharpnelsound
DJ SHARPNELは1996年に関西で音楽活動を開始、2014年からOculusRiftDK2による即売会でのVR展示などを経て、2017年にすべての音楽活動をVR化。現在もVR空間での音楽活動・DJ活動を続けています。

DJ SHARPNEL賞 受賞者 skkn さん ミライのVRクラブ体験記

<コメント>VRクラブはごくごく身近な体験になってきましたが、規模や演出の制限やデバイスに依存する気軽さにはまだまだ課題が残っています。人々にとって「終電前の電車に乗ってお出かけする」ぐらいの感覚で遊びに行けるようになったら、現在とはまた違ったいろんなクラブが楽しめそうです。
今現在の体験が将来振り返った時に「こんな時代もあったね」と思えるような、そんな未来を作っていきたいと思いました。

しらいはかせ賞 LINE Payポイント万円
(一言コメント)「
情景はまかせた、技術は作るから」
Dr(Shirai)Hakaseの紹介:GREE VR Studio Laboratory のDirector / REALITY, Inc. / デジハリ大学院 Twitter: https://twitter.com/o_ob

しらいはかせ賞 受賞者 #山田しいた -rs 「ITおじさん」連載中 さん  「獏の特殊清掃の話

<コメント>「情景はまかせた、技術は作るから」と言ったものの、本作は技術的にはメタであり実現できるかできないかとか、魅力的なコンテンツがどうとかいった次元を超えている。圧倒的な画力と軽快な台詞回し、大胆なコマ割りで、漫画作品としての完成度が非常に高い。またコンテキストも単なる技術批判や悲哀のあるディストピアSF風をみせつつも、主人公「漠」の強さとやさしさと業務としてのプロフェッショナルに勇気づけられる作品だった。実際、VRSNSの仕事に関わっていると特殊清掃みたいな仕事は必ずあるはずで、それが単なる掃除や処理ではなく、悪夢と魂の救済という次元に目を向けているのが重要なメッセージと感じました。翻訳版などもあれば世界の人々にも伝わる内容で、また「漠」の関連作も大変おもしろいのでぜひ多くの人に読んでいただきたい。今後のご活躍を期待します。

NPO法人バーチャルライツ賞 Amazonギフトカード5000円分 (メールorDMにて贈呈)
副賞:賞状の3Dデータ

(一言コメント)
VRでの社会生活を念頭に置いた作品をお待ちしております。特にVRが普及することによって生まれる新しい課題に着目した作品を歓迎します。
NPO法人バーチャルライツの紹介: https://www.npovr.org/home Twitter:https://twitter.com/NPO_VR
千葉県認証の特定非営利活動法人です。国会議員・官公庁への政策提言や勉強会の開催・表現の自由を擁護する活動を行っています。

NPO法人バーチャルライツ賞 受賞者 yoikamiさん  「VRを介護に。生き続ける力と、叶わない夢を叶えることの関係性

<コメント>一言コメントでは「VRが普及することによって生まれる新しい課題に着目した作品を歓迎する」と記述させていただいたものの、VRの可能性を改めて感じさせるyoikamiさんの作品を受賞作に選ばせていただきました。困難を乗り越えて夢をかなえる機会がVR(HMD)の普及によって今後さらに増えるのではないかと感じました。「5年後、10年後じゃない、今を楽しんでもっと好きなことを好きなだけやって、5年後を1年後に、10年後を2年後にしちゃおう」

Hi-Noguchi賞 Amazonギフト券1万円( twitter DM にて贈呈)
(一言コメント)
視覚偏重になりがちな現代社会において、触覚・味覚・嗅覚といった他の感性に着目したアイディアを期待したいです。
Hi-Noguchi の紹介:https://twitter.com/Hi_Noguchi  https://hi-noguchi.com/

Hi-Noguchi賞 受賞者 さいんす(signs) さん 「Enchanting Your Noodles

〈コメント〉視覚以外の感性に着目したアイディアを期待していたところ、そもそも味覚なども視覚とは容易に切って切り離せるものではないということに、あらためて気づかせてもらえた作品でした。某炭酸ジュース然り、かき氷シロップ然りで、見た目と嗅覚で味覚は騙せてしまうので、ユニバーサルな香料の素のようなものを XR 装置につけて色々な香りが合成可能になったら、かなりのところまでいけそう。技術的にかなり実現可能性が高いと感じさせられたのはもちろんのことながら、例えば将来的に予測されるであろう食糧難の際に、見た目が「アレ」なものでも美味しく食事を楽しめるといった可能性まで妄想が膨らみました。エンタテインメント的なところに留まらない重要なものとも思います。

HEAVEN chan賞 PayPay 1万円分 個人送金
(一言コメント)
衣食住の「衣」に着目した作品を歓迎します! 特に “kawaii” 要素は加点します!
HEAVEN chan / ikkou : https://twitter.com/ikkou

HEAVEN chan賞 受賞者 なたんす さん 「似合う服を判断してくれるコンテンツ

〈コメント〉個人的になたんすさんが投稿した一連の投稿は全体的に好みでした。発想そのものはめちゃくちゃ突飛というわけでもなく、少し先のミライであればきっと実現しているであろう、そんなちょっと現実的なものこそが「普及」という文脈で重要なのではないかと考えています。今回選出した投稿は、数少ない「衣」に着目したものであること、そしてこれもまたそう遠くないミライに実現していることが目に浮かぶ、そんなところが気に入りました!
恥ずかしがらずにリア垢でもコミュニケーションが取れると嬉しいです!

ハッチポット賞 東京マルイSOCOM Mk23 現物
(一言コメント)
xRが普及したあとに産まれる職業や、社会問題について着目した作品を期待しています!
株式会社D'Arts : https://www.wantedly.com/companies/ddarts

ハッチポット賞 受賞者 松xR さん 俺は俺の世界で世界一

<コメント>VRソーシャル+AIによって、社会生活をより良くしていこうと生み出されたサービスによって、「幸せな孤独死」という問題が出てきたのがとても興味深かったです。「問題の多い人物ほど社会快適性上げるように調整されている」というのは、SNSを荒らすような人たちをAIが相手して、それ以外の人たちと隔離する一種の独房のようなものかなと、ただ本人は快適すぎて自分が悪いことをしている自覚がないので、反省する機会が奪われているわけですが。。そこに実際に起こりそうな闇を感じて、この作品を選ばせていただきました。

スタッフ(50音順)

  • 桜花一門(主宰)

  • Saguzi

  • ひととせハル(広報大使)