その広さ、400平方キロメートル!
『Wreckreation』は広大なオープンワールドを舞台に、ドライビングとレース、そして創造を楽しめるゲームです。『Burnout』『Need for Speed』シリーズに携わったクリエイターが所属する、7名で構成されたイギリスのスタジオ「Three Fields Entertainment」が開発しています。
ゲームの舞台となる世界は400平方キロメートル、全コースは454キロメートルと非常に広大で、オンロード、オフロード、森林地帯、砂浜のエリアに分かれています。いつでも好きな場所を愛車で走行できるモードも用意され、ドライブを楽しみながらフォトモードで決定的瞬間を撮影、なんてことも行えます。また、ゲーム内ラジオとしてディスコやスムースジャズなどが流れる16のチャンネルを選べるうえ、Spotify Premiumに加入していれば自分のプレイリストをゲーム内でストリーミング再生も可能です。
『Wreckreation』ではレースやドライビングだけでなく、コースの作成も楽しめることを最大の特徴としています。ジャンプ台の設置からはじまり、宙に浮いた道や垂直ループする道など、現実ではまず味わえないコースであっても自分の手で作り上げられるのです。本作はオンラインマルチプレイに対応しており、そうして作ったコースを仲間と一緒に走ることができます。
創造性に富んだ新感覚のドライビング・レースゲームが『Wreckreation』です。
THQ Nordicのプロデューサーにインタビュー
「生活様式が変わったことで、マルチプレイの重要性を感じた」
THQ Nordic のプロデューサーであるMichael Paeck氏が東京ゲームショウ2022で来日していたため、短時間ではありますが『Wreckreation』についてインタビューしました。
――『Wreckreation』は自分好みのコースを構築できることが大きな魅力だと思います。コースを作るときに使えるオブジェクトは何種類ほど存在するのですか?
Michael:数百種類を用意しています。動く電車や飛行機も設置できますし、別種の道をつなげるといったことも可能です。天候や時間帯まで変えられるので、本当に思うがままのコースを作れるはずです。マルチプレイにも対応し、ソロよりも複数人のほうが楽しくプレイできるよう設計しています。こうしたコースは、友人と一緒に作ることもできます。
――クリエイトと友人とのマルチプレイが本作の根幹なのですね。
Michael:はい。にぎやかにプレイした様子は自動で録画可能なため、シェアやアップロードも簡単。ストリーマーさんたちにはぜひ活用していただきたい機能ですね。
――マルチプレイ時は、最大で何人同時に遊べますか?
Michael:8人まで可能なことはチェックしました。それ以上、たとえば16人などで同時にプレイできるかどうかテストしているところですね。先ほどのお話の通りマルチプレイは友人同士でも可能ですし、オンライン上の見知らぬプレイヤーとも遊べます。開発のスタンスとしては、前者のように友人と一緒に遊んでもらえたらと思っています。
――友人とオンラインで遊ぶことを意識している理由は?
Michael:新型コロナウイルスによって生活様式が一変したことが一因です。自宅を中心とした生活を余儀なくされてしまいましたが、オンラインで友人と遊ぶ楽しさも同時に深く理解し、『Wreckreation』もオンラインマルチプレイに重きをおくべきだと考えるようになりました。
――ゲームのルールはタイムを競うもの以外にも用意されていますか。
Michael:誰が一番大きなクラッシュを起こせるか、大きくジャンプできるかとさまざまなルールで競えます。また、一度に複数のルールを設定するのもOKです。
――本作はドライビングやレースを楽しめるゲームなので、車のことも気になります。車両はどのくらい選べるのか教えてください。
Michael:クラシック、レースカーからオフロード車まで7種に分かれ、合計30台以上の車両から選択できます。
――車のカスタマイズは可能ですか?
Michael:もちろん! エンジンやブレーキ、ホイール、タイヤなど各種パーツを交換可能ですね。本体のカラーや仕上げ、ナンバープレートなども変えられるので、自分好みの見た目に仕上げられます。ゲーム内のお金を貯めてパーツを購入するわけではなく、最初からある程度自由にパーツが揃った状態でカスタマイズできるようにしたいと考えています。
――発表されている対応プラットフォームはPlayStation 5、PlayStation4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)と幅広いです。プレイヤーとしてはうれしい限りですが、人数の少ない開発スタジオでそこまで対応可能なのが驚きました。
Michael:たしかにThree Fields Entertainmentのメンバーは、たった7名しかいません。ですが、これまでの経験から各機種へ展開する方法も熟知している開発者ばかりです。一人ひとりがベテランの域に達している少数精鋭体制であるからこそ、マルチプラットフォームに対応できているのだと思います。
――日本語には対応予定でしょうか。
Michael:はい、日本語対応すべく準備を進めています。
――最後に、日本のプレイヤーに向けてメッセージをいただけますか。
Michael:『Wreckreation』は、日本の皆さんの期待に応えるようなクオリティに仕上げたいと思っています。リリース時期は未定ではありますが、リリース後には日本の方々ともオンラインでプレイできることを楽しみにしています。
▲『Wreckreation』について熱く語ってくれたMichael Paeck氏
■対応機種:PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)
■開発元:Three Fields Entertainment
■発売日:未定
■価格:未定