第5回世界ねこアートコンクール展 2025
The 5th World Cat Art Competition Exhibition 2025
The 5th World Cat Art Competition Exhibition 2025
世界ねこアートコンクールとは、名古屋を代表する現代芸術家の山田彊一が2021年より開催している「ねこ」を題材としたコンクールです。
8月8日は「世界ねこの日」と「名古屋まる八の日」。
名古屋をねこと芸術で結び付け、名古屋を活気あふれる魅力的な街にしていきたいと思い、創ったコンクールで、今年2025年で第5回となります。
第5回世界ねこアートコンクール2025の募集に関する内容は、このページでお知らせしていきます。
2024.1.3 「第5回 世界ねこアートコンクール2025」のページを開設しました。今年は愛知県美術館で開催予定です。皆様の参加をお待ちしています!
2025.7.1 応募を終了しました。たくさんの作品応募ありがとうございました。
2025.7.18 第5回世界ねこアートコンクールの受賞者が決定しました!たくさんのご応募ありがとうございました。
【優秀賞】山中 光子「うれしい浪のりニャン!」
世界ねこアートコンクール展審査基準について
猫に関するアート展は日本国内のみならず世界でも多く見られる。私が始めた世界ねこアートコンクールは、回を重ねるごとにレベルが上がっているし、今後も上がっていくと思われるので、この世界ねこアートコンクールの選考審査基準を記しておきたいと思う。
「絵はいろんな人のいろんな見方があっていいのだ」と、よく言われる。だがそれを認めるとアートの歴史は存在しなくなる。良し悪しの一定程度の基準があるから美術史が存在し、美術館もあるのだ。「どんな美術作品でもいい」というのでは美術館の主な役割である収集も出来なくなってしまう。そんなわけでまずは芸術、美術作品としての一定の基準はクリアしていることを審査基準としている。
ところでカメラの発明は美術の歴史に大きな変化をもたらし、写真のような絵が評価されなくなって久しい。さらに昨今、AIで何でも出来る時代が到来してきている。絵が非常にうまく写真のように描けているという絵はもう通用しなくなった。例えば本物の浮世絵とAIで描いた作品をプロが見てもどちらが本物か見抜けなくなったという。ここに展示してある作品の中でとても上手なのに何故賞がもらえないかという疑問を持ったら、このことを思い出してほしい。美術、芸術で最も大切なのは創造性であり、誰も試みたことがない創意工夫が見られるようなオンリーワンの作品を創り出すことだ。このねこ展の審査のポイントは独創性であることをご理解いただきたい。
一般的には審査の場合、子供や障害のある方など分けて行われるが、今回はそれにこだわらないことにした。歴史を見ても身障のある方の作品が健常者よりはるかに良かったりすることは多々ある。逆に現代美術の最先端を行くと言われる六本木の森美術館等が選ぶ美術作品を見ると若い画家を中心にした幼児画のようなものも多い。そんなわけで全ての出品者に共通のルールで審査させていただいた。
ただ注意していただきたいのは、応募規定の内容だ。作品サイズが守られていない作品があったことと、額装なしの規定にもかかわらず、額に入れた作品も多かった。他のコンクールでは落選なのだが猫愛好家の皆さんの作品だから、展示させていただいた。ただし残念ながらそれらは賞候補の対象外とさせていただいた。ただし1点だけ非常に良く出来た作品に例外として奨励賞を差し上げた。来年からは厳しくさせていただこうと思っている。
※作品購入希望について※
美術館では私どもは作品の売り買いを致しません。ただ係として作家の方に連絡は取らせていただきますので作家と話し合いの上売買することは出来ます。私どもの手数料はいただきません。これまでは1万円~3万円くらいでやり取りされていました。
文責 山田彊一
期間 2025年8月5日(火)~8月11日(月)
会場 愛知県美術館 12階G室 (名古屋市東区東桜1-13ー2)
入場無料
なぜ名古屋(大須)で世界ねこアートコンクールを始めようと思ったのか
大須は戦前までは名古屋一の繁華街で、名古屋城から南に延びる本町通が大須観音とぶつかる辺りは特に神社仏閣が集まり、江戸時代から庶民の娯楽の場として栄えました。
私の祖父は御殿医から転向した茶人で、大須を仕事場としていました。妻の祖父は大須のど真ん中で金融業をしていました。戦前、大須を白馬に乗って行き来したと言います。そんなこともあり幼いころから大須の情報が、あちこちから入ってきました。中でも強く記憶に残っているのは「矢場の化け猫話」ですが、それ以外にも大須には猫に関する伝承が多く残っています。大須商店街の人たちが広場に巨大な招き猫のオブジェを設置したのもそういったことと関係しているのではと思っています。
さらに江戸時代、大須の西別院ではあの北斎が即興で大ダルマ絵を描くイベントをしたり、富嶽三十六景の1つを描いて名古屋にもしばらく滞在しているので、北斎との繋がりもあります。
そんな折り、私は世界猫の日が8月8日(日本の猫の日は2月2日)であることを知り、名古屋丸八の日、8月8日と同じであることに気付きました。これは私にとって大発見でした。猫、名古屋、大須、北斎が繋がりました。これを観光の目玉、起爆剤にしない手はない、世界50カ国以上を一人旅した私は、これからの日本は観光で生きることになると確信しています。
そんなわけで名古屋大須を楽しく盛り上げようと私が始めたのが『世界ねこアートコンクール』でした。猫や北斎、名古屋、大須などに関係した作品を募集したのです。最初は100点集めるのに大変でしたが、5回目の今年は200点を優に超え、外国からの出品も50点近くなっています。私が望むのは大須の人たちがこのことに気付き一緒に盛り上げてほしいということです。例えば8月8日に大須で買い物すれば8割8分で購入出来るなどのアイデアはどうでしょう。名古屋を皆が訪れたくなる楽しい街にしたいというのが私の願いです。
『世界ねこアートコンクール』がその一端を担ってくれたらうれしい限りです。
応募フォーム、メール、ハガキで、2025.4.1~6.30に申し込みができます。
申込完了後に、募集期間内(2025.4.1~6.30)に参加費を入金して、作品を送付下さい。
下記の応募フォームより必要事項を記載ください。(2025.4.1~6.30)
応募は締め切りました。
2025.4.1~6.30の期間中に、yamakyo@mediacat.ne.jp宛てに、
①氏名、②住所、③電話番号、④E-mail、⑤出品点数、
⑥作品名、⑦入金予定日、⑧作品返送先の宛名・住所
を記載の上、お申し込みください。
2025.4.1~6.30の期間中に、下記の作品郵送先住所宛てに、メールの場合と同様に1~8の内容を記載の上、郵送ください。
★振込先★
三菱UFJ銀行 大曽根支店 (普通)1152487
口座名義人 山田彊一(やまだきょういち)
•出品料は、1点:3,000円、2点:6,000円、3点:9,000円となります。
•恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
•入金確認のため、振込依頼人名を申込者氏名と同じ名義でお振込みください。
★作品郵送先★
〒461-0022 愛知県名古屋市東区東大曽根町9-16 名古屋を考える美術家の会 事務局
•作品の裏側に①名前、②住所、③作品名を記入の上、期限内に郵送ください。