保健学類5専攻の夏季Webキャンパスビジットを2026年8月7日(金)・8日(土)に開催いたしました.
ご参加頂きました皆様,誠にありがとうございました.
本ページでは,時間の都合によりお答えできなかった質問に対する回答を掲載しております。
この機会に,保健学類についての理解を深め,皆さんの進路選択に役立てていただければ幸いです。
Q. 看護師を目指しているのですが,男性と女性の割合はどのくらいでしょうか?
【教員】
現在,在学生の男女比は,学年によって異なりますが,男性が約5~10%,女性が約90~95%です。全国(令和6年度)では,男性:女性=8.7%:91.3%となっています。
Q. 看護の入試科目教えてください
【教員】
金沢大学ホームページに掲載されている「募集要項」をご覧ください。
2027年度入学の場合は,令和9(2027)年度入学者選抜要項 より各入試区分の試験科目などをご確認いただけます。
Q. 実習の1日のタイムスケジュールはどんな感じですか?
【教員】
各分野で実習の動きは異なります。1つの例を示します。8時30分より夜勤帯の看護師から日勤帯の看護師への申し送りがあります。申し送り終了後、受け持ち患者の病室の担当看護師にその日の看護計画を報告し,相談します。看護計画の報告後,立案した計画に基づき,受け持ち患者の検温,コミュニケーション,洗髪などの必要なケアの実施,検査室への移送などを行います。昼休憩の時間は,受け持ち患者への配膳を行った後に入る場合が多いですが,その日の受け持ち患者の検査などの内容で変わることもあります。午前中に終えることができなかったケアがある場合は午後に行います。16時の実習終了までの時間に,その日の計画の実施報告を行い,実習終了になります。その他,退院支援カンファレンスなど,多職種を交えての様々なカンファレンスが各病棟で決められた時間に行われています。
Q. 学部生のうちから助産師を目指す学生のためのサポートはありますか?
【教員】
助産師を志望する学生からは早い段階から相談が寄せられるため,学部1年次より個別相談に対応しています。相談では,助産師養成機関の種類や特徴について説明しています。また,希望する学生には,大学院で助産学を学んでいる在学院生から直接話を聞くことができる機会も設けています。本学では大学院の2年課程において助産師養成を行っていますが,他大学等の1年課程への進学を目指す学生もいます。そのため,本学大学院の教育課程については毎年1回説明会を開催しているほか,他大学への進学を希望する学生に対しても,各養成機関が実施する説明会へ積極的に参加するよう勧めています。
Q. 留学はどのぐらいの割合の人が行きますか?
【教員】
近年は,年間5~10名程度の学生が留学しています。短期留学が多いです。
Q. 人道支援や国際看護について詳しく知りたいです
【教員】
人道活動
災害時看護学生ボランティア「Kanazawa FAST」は,市民である学生との協働を通じて,互いに支え合う社会の実現を目指す,金沢市消防局の取り組みです。本学では,保健学類校舎で説明会を開催しています。参加を希望する学生は「Kanazawa FAST」に登録し,消防局による安全面への配慮を受けながら活動しています。
「健康づくりのひろば」は,能登半島地震で被災された方々が暮らす輪島市の仮設住宅集会所において,保健学類が中心となって実施している健康支援活動です。対話や健康状態の確認,ケアの提供などを通して,住民の健康づくりを支援しています。希望する学生も,教員とともに活動に参加しています。
国際看護について
本学では「国際保健論」という科目が開講されており,国内外の多様な文化的背景をもつ人々への支援に必要な知識・技術・態度について学びます。また,多文化社会であるインドネシアの研究者による英語での講義も実施されています。
さらに,災害,紛争,飢餓など国際社会が抱える健康課題とその変遷について理解を深めるとともに,それらの課題に対してこれまでどのような取り組みが行われてきたのかを学びます。加えて,社会格差がもたらす健康格差の解決に向けて,看護職に求められる役割について,国際的な支援活動に携わる専門家から学ぶ機会も設けられています。
Q. 就職先は大学病院が多かったのですが,就職先の決め方はどうなっていますか?
【教員】
学生は,希望する看護分野や勤務地,教育・研修体制などを踏まえて就職先を選んでいます。本学では,高度な医療や急性期看護を学びたい,地元で働きたいと考え,地元の大学病院を希望する学生が比較的多くいます。一方で,地域の総合病院や専門病院,県外の医療機関など,それぞれの希望に合った就職先を選ぶ学生もいます。
Q. 毎日忙しいと思いますが,バイトなどをして一人暮らしは大丈夫ですか?両立できますか?
【在学者Aさん】
平日は授業や実習で忙しく,一人暮らしだと家事もあるため,慌ただしく感じる日もあります。それでも自由な時間はしっかりとれるので,放課後や休日には部活・サークルやアルバイトに行ったり,長期休暇には旅行に出かけたりと,好きなように過ごせています。忙しさと自分の時間の両方をきちんと確保できるので,とても充実した学生生活を送れていると感じています。
Q. 入学するまでにこれだけは身に付けておかなければならないみたいなものはありますか?
【教員】
数学や化学,物理といった理系科目の知識は大学の授業でも土台となるので,しっかり身につけておくことをおすすめします。例えば,画像の再構成を理解するには数Ⅲの内容が求められるため,共通教育科目として「微分積分学」「線形代数学」を必修に,医療技術に必要な数学の基礎として「応用数学」の単位修得も推奨しています。とはいえ,在学生の中にも数Ⅲや物理が苦手という人は少なくありません。入学後の授業を通じて理解を深めていけるので,高校の段階で完璧に身についていなくても授業についていけなくなる心配はありませんので安心してください。
Q. 物理を選択しましたが勉強方法を教えてほしいです。難しいです。
【在学者Aさん】
物理の問題を解く際には,まずは問題文の内容を図にしてみることが大事です。簡単な問題であってもしっかりと図で表すことで状況を理解する力がつくと思います。また,基礎の問題ほどしっかりと解くべきだと思います。私は基礎を丁寧に解説している参考書を改めて熟読し,基礎レベルの問題を何度も解いて問題を解く際の考え方を学んでから応用・発展レベルの問題を解いていました。
【在学者Bさん】
勉強法としては物理に限ったものではありませんが,ひたすらに問題を解いて解説と当てはめていっていました。トライアンドエラーの繰り返しが一番自分の弱いところを知ることができますし,同時に克服にもつながります。また,解説にないような解き方を探したり,どうしてこの解き方をしてはいけないのかを調べたりすることで,間違いを無くし,応用もできるようになります。
Q. 身長が低くても放射線技師になれますか?
【教員】
身長が低くても診療放射線技師になることは可能です。背が高くなければできない仕事ではありませんし,実際に小柄な技師さんも数多く現場で活躍していらっしゃいます。検査の際に患者さんを支えたり,CTやMRIで患者さんをベッドに移動させたりするときには力が必要になる場面もありますが,こうした作業は安全第一で複数名のスタッフが協力して行うので,心配はいりません。
Q. 私は薬剤師と放射線技師で悩んでいます。なりたいものがなくて,収入や難易度,自由時間があるか,就職率で考えています。もし放射線技師以外にも候補があったなら,何が決め手で放射線技師を目指しましたか?
【在学者Aさん】
私は元々医学部を目指していましたが、成績が足りずあきらめることになりました。それでも医療には携わりたいと思っていたので、高校1年生の時に見たドラマ「ラジエーションハウス」を思い出し、放射線技師も画像の取り方を工夫してより見やすい画像を提供したり、放射線治療を行うことによって患者を救えるということを知って放射線技師になろうと決めました。
【在学者Bさん】
消去法的な考えならば,苦手科目,私なら化学が苦手だったので,化学的な面が少ない医療職がいいなと考えていました。また,放射線技師を選んだ理由は医師や薬剤師を除いた医療職の中で収入が高い傾向にあったからと,放射線を人体に充てることのできるわずかな資格だからです。その特別感とカッコよさに惹かれました。
Q. 病院ではなく医療に関連する会社に就職される方はどのくらいいますか?
Q. 病院以外の就職先とはどのようなところですか?
Q. 診療放射線技術学専攻に進んでから,院に進学する割合を教えてほしいです
【教員】
医療機関以外の就職先としては,大学などの研究機関や医療機器メーカーなどで本学の卒業生が活躍しています。学部卒業後にこうした研究機関や企業で就職する学生は少数ですが,大学院修了後に医療機器メーカーなどへ就職する学生は,多くはないものの数名程度います。
大学院へは,過去5年間で各学年10~19名が進学しており,4年生の卒業研究で取り組んだ研究課題をより発展させています。また,多くの大学院生が国内外の学術集会で研究成果を発表し,研究スキルの向上に努めています。
Q. 授業や実習では,実際にどのような機器を使いますか?
【教員】
2年生の後期から始まる専門科目の実験では,学内に設置されている機器を用いて理解を深めていきます。本専攻には,胸のレントゲンを撮影する一般撮影装置をはじめ,透視装置,乳房撮影装置,超音波装置,眼底装置に加え,臨床現場で使われているものと同等のスペックをもつマルチスライスCTや,宮地特任教授らが開発したグラビティMRIがあります。通常,MRIは寝た状態でしか撮影できませんが,グラビティMRIは立位や座位などさまざまな体位で撮影できる装置で,国内の大学では本学にしか導入されていません。
4年生から始まる臨床実習は,金沢大学附属病院,金沢医療センター,石川県立中央病院の3施設で行います。診療放射線技師が扱う機器を網羅的に使用しながら専門知識への理解を深め,患者接遇など現場でしか学べないスキルも身につけていきます。
Q. この前,企業見学で放射線技師の仕事を見てきたんですが,デスクワークが多いということで検査や治療はあまりしないのでしょうか?
【教員】
病院で働く診療放射線技師は,画像診断検査や放射線治療を担当しています。画像診断では,X線写真やCTのほか,放射線を使わないMRIや超音波なども用いて医用画像を撮影します。放射線治療では,患者さんに適切な量の放射線を照射して病気を治療します。このように高度な医療機器を用いて患者さんの検査や治療を行うことが仕事の中心であり,デスクワークが中心の職業ではありません。
Q. 医療検査技術専攻は飽和状態との話も聞くのですが,実際はどうですか?
【教員】
臨床検査技師を取り巻く環境は変化していると感じますが,現時点で一概に飽和状態とは言えないと思います。ただ,今後の社会的な需要や医療の変化を踏まえて考えていく必要はあると思います。
Q. 医療検査技術専攻を卒業して石川県内の病院に就職することは可能ですか?病院ではなく医療に関連する会社に就職される方はどのくらいいますか?(病院以外の就職先とはどのようなところですか)
【教員】
過去3年間における卒業生の石川県内の病院への就職者の割合は令和5年: 13.3%,令和6年: 33.3%,令和7年: 50%となっております。卒業生の出身地なども影響していると思いますが,平均して3割程度が石川県内の病院に就職しています。病院以外の就職先については検査専攻のWebサイトにて進路先の情報を掲載していますのでご参照ください。(https://lab-science.w3.kanazawa-u.ac.jp/feature.html)
Q. 金沢大学(医療検査技術学専攻)ならではのカリキュラムはありますか?
【教員】
本専攻ならではのカリキュラムで最たるものが研究活動だと思います。医療検査技術学専攻の教員はそれぞれの研究分野に深い知識を持ち,世界をリードする研究を行い,国際的に活躍している教員もいます。学生の皆さんも,卒業研究を通してそのような最先端の研究に参加することができます。各教員の研究内容については保健学類のWebサイトから見ることができますので,是非一度,自分が興味を持てる研究分野がないか探してみてください。(https://mhs3.mp.kanazawa-u.ac.jp/staff/#inspection)
Q. 毎日忙しいかと思いますが,バイトなどをして一人暮らしは大丈夫ですか?両立できますか?
【在学者Aさん】
低学年は,授業のない日もあるため,多くの学生がアルバイトをしています。部活についても,学業と両立しながら参加することは十分可能です。私自身も,全学の部活と医学系の部活を兼部していた時期がありました。また,通学時間があまりかからない分,時間に余裕ができるので,隙間時間を使ったり,休みの日にまとめて家事をしたりすることで,アルバイトや学業と両立できます。
【在学者Bさん】
ほとんどの人がサークルや部活動に所属していると思います。アルバイトに関しても,大半の人がやっていて,実習や授業が多い時期はアルバイトできる回数は減りますが,うまく時間を見つけてやっている人が多いです。
【教員】
学年が上がるにつれて専門科目が増えてくると,サークルやアルバイトに多くの時間を割くことは難しくなると思います。しかし,これらの活動から得られる経験や出会いは,学生生活の貴重な財産になります。無理のない範囲でぜひいろいろなことに挑戦し,充実した大学生活を送ってください。
Q. 入学するまでにこれだけは身につけておかなければならないみたいなものはありますか?
【在学者Aさん】
勉強に関しては大学で新しく習うことがほとんどなので,必須というものはありませんが,大学でも使う生物・化学を復習しておくとよいと思います。また,外部英語試験としてTOEICは大学在学中に何度も受けることになるので,英語のリスニングとリーディングは入学前から慣れておくとよいと思います。
【在学者Bさん】
大学に入学するまでに,特別な知識や技術を身につけておくこと以上に,締め切りを守る習慣を身につけておくことが大切だと思います。大学では,レポートや課題,履修登録などの各種手続きなど,自分で期限を確認して行動しなければならない場面が多くあります。高校までと比べて自己管理が求められるため,締め切りから逆算して計画的に取り組む習慣をつけておくと,大学生活をスムーズに送れると思います。
【教員】
入学するまでにこれだけは身につけておいてほしい,ということであれば,「自分で考え,自分で行動し,自分のことを管理する力」です。具体的には,「自分で考えて動く」「自分の生活を管理する」「困ったときには自分から相談する」「失敗しても,そこから立て直す」といった力です。もちろん,入学前からすべて完璧にできている必要はありません。こうしたことを少しずつ意識しながら高校生活を送り,その経験を大学生活にもつなげていってもらえたらと思います。
Q. 物理を選択しましたが勉強方法を教えてください。難しいです。
【在学者Aさん】
復習するときになんでこの式になるかを丁寧に考えることを意識していました。あとはたくさん問題を解くといいと思います。
【在学者Bさん】
物理は一度つまずくと難しく感じやすいので,分からない部分をそのままにしないことが大切だと思います。私の場合は,いきなり難しい問題に挑戦するのではなく,教科書や問題集の基本問題から取り組み,解き方の流れを身につけることを意識していました。また,問題文に出てくる条件を整理して図に書くと,考えやすくなります。すぐに解けなくても焦らず,解説を読んで理解した後に自分の力でもう一度解いてみることを繰り返すと,少しずつ力がついてくると思います。
【教員】
物理は,公式を暗記するだけではなく,「なぜその公式を使うのか」を考えることが大切です。まずは基本的な問題を繰り返し解き,分からないところはそのままにせず,調べたり先生に質問したりしてください。最初は難しく感じても,繰り返し考えて解くことで少しずつ理解できるようになります。
Q. 授業や実習では,実際にどのような機器を使いますか?
【教員】
生理学実習では,循環機能検査で心電計,心音計,超音波検査装置などを使用し,呼吸機能検査ではスパイロメーターを用います。また,脳波を測定するための脳波計や,神経伝導速度を測定するための筋電計なども使用します。これらの実習では,機器の使用方法を学ぶだけでなく,検査を受ける患者さんへの接し方についても学びます。その他にも,血液学実習では自動血球測定装置,臨床化学実習では血清中のイオン濃度を測定するイオン選択電極や,血清中の蛋白質や酵素を測定する分光光度計など,さまざまな機器を使用します。さらに,卒業研究が始まると,研究内容に応じたより多くの機器を使用しながら研究を進めていきます。
Q. 高校の理科系科目の選択として,物理と生物のどちらを選択すると良いですか?
【教員】
理学療法では身体の動きや力学を扱う場面が多いので,物理を学んでおくと少し理解しやすい部分があります。ただ,生物選択で入学して活躍している学生もたくさんいますので,心配はいりません。
Q. 理学療法士の近年の男女比はどれくらいですか?
【教員】
理学療法士の男女比は約6:4です(公益社団法人日本理学療法士協会:https://www.japanpt.or.jp/activity/data/)。
近年の本専攻の男女比は平均すると4:6です。
Q. スポーツ選手のサポートを含む理学療法の進路には対応していますか?
【教員】
授業としては,スポーツ理学療法学演習という授業を開講しており,大学病院で実際にスポーツ選手に対して治療を行っている先生に講義をしていただいています。スポーツ選手に対する理学療法を実施している病院・クリニック等への就職は可能かと思います。
Q. ダブルプロフェッショナルプログラムとは,どのようなプログラムですか?
【教員】
ダブルプロフェッショナルプログラムとは,理学療法士と作業療法士の両方の資格取得を目指すプログラムです。希望者は,所定の条件を満たした上で,もう一方の専攻への編入を目指すことができます。理学療法士の資格を取得した人は作業療法学専攻へ,作業療法士の資格を取得した人は理学療法学専攻へ編入し,二つ目の資格取得に向けて学びます。つまり,理学療法学専攻から作業療法学専攻へ編入する場合,理学療法士資格を取得している必要があります。また,ダブルプロフェッショナルプログラムへの編入は,入学時に選択する必要は無く,入学後に選択することが可能です。編入の条件や入試について,詳しくは入試情報をご参照ください(https://mhs3.mp.kanazawa-u.ac.jp/data/examination/pt-ot_nyusi2-1.pdf)。
Q. 留学について教えてください
【教員】
金沢大学では様々な留学プログラムを設けています。詳しくは大学のホームページをご参照ください (https://www.kanazawa-u.ac.jp/global-network/studyabroad/)。
その中には,理学療法学専攻の学生を対象とした,タイの国立大学との交換留学プログラムがあります。夏休みに短期(16日間)で実施され,講義・実習体験,病院等の見学,文化交流等を行います。条件を満たす場合には,留学助成制度を利用することもできます。
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