ベトナム☆日本こども交流展(07/19~08/11)
ベトナム☆日本こども交流展(07/19~08/11)
子どもたちが描く、国境を越えた未来の世界
ベトナムと日本の子どもたちによる絵画交流展を開催いたします!
未来を担う子どもたちが、自国の文化に誇りを持ちながら、他国の文化や価値観にも敬意を払えるように——。
そんな願いを込めて、ベトナムと日本の子どもたちが描いた絵を一堂に集めた交流展を企画いたしました。
今年は、ベトナム戦争終結から50年、そして太平洋戦争終結から80年という節目の年でもあります。混迷する世界の中で、未来への希望を灯してくれるのは、やはり子どもたちのまっすぐなまなざしと、想像力ではないでしょうか。
異なる価値観や習慣を持つ他者と出会い、それを自然に受け入れていける——。そんな「真の国際人」へと子どもたちが育っていくことを、心から願っております。
交流展の詳細は、下のチラシ画像をご覧ください。
ぜひ、足をお運びください!
2025年7月19日(土)から8月11日(月)まで、toyono gallery vitokurasにて「ベトナム☆日本こども交流展」を開催いたしました。未来の国際人を育むことを目指し、互いの文化を尊重し合う心を育む本企画は、多くの方々にご支援いただき、無事閉幕いたしました。
猛暑の中、開催期間を通して計135名の方々にご来場いただき、心より御礼申し上げます。
今年は特に、ベトナム戦争終戦50年、太平洋戦争終戦80年という節目の年。この交流展が、平和への願いと、未来を生きる子どもたちへの希望のメッセージとなったことを願っております。
本展のメインである絵画展示では、ベトナムのホーチミン市総合科学図書館で描かれた作品と、日本の3つの教室で描かれた「わたしのもり」をテーマにした絵画を一堂に展示しました。
約150点の子どもたちの作品は、ギャラリー全体を鮮やかな色彩と自由な発想で満たし、ご来場いただいた方々は熱心に一点一点を鑑賞されていました。子どもたちの真剣なまなざしや、作品から伝わる創造力に、大人も心を打たれる様子が見受けられました。
期間中、2つの体験型特別イベントを開催し、作品を見るだけでなく、文化に触れて交流を深める機会を提供しました。
7月20日(日)には、7月20日(日)には、ベトナムの昔話を日本の読み手が、日本の昔話をベトナムの読み手が、それぞれ披露し合う「交流紙芝居」を開催しました。
当日は38名の方にご来場いただき、ベトナム語や日本語で語られる物語に、子どもたちは身を乗り出して聞き入っていました。言葉の壁を超え、物語を通じて互いの国の文化や風習を肌で感じる貴重な時間となりました。
7月26日(土)には、ベトナムのダラグラかめや日本の切り絵・貼り絵などを体験する「ワークショップ」を実施しました。
この回には32名の方にご参加いただき、色とりどりの紙を使ってオリジナルの「ダラグラかめ」作りに挑戦。参加者同士が教え合いながら、個性豊かでユーモラスな作品を完成させました。ものづくりを通して、参加者全員が笑顔になる楽しい交流の場となりました。
本交流展は、絵画、物語、工作という「アート」を通じ、ベトナムと日本の文化と心が深く結びついた成功のイベントとなりました。
本交流展の企画・運営にご尽力いただいた日越こども絵画交流展実行委員会の皆様(Phan Thi My Loan様、Phan Thi My Dung様、亀谷彩様、片山和彦様、佐藤有紀様)に、心より感謝申し上げます。また、協力団体・個人として、ベトナムのホーチミン市総合科学図書館(担当:Nguyen Thi Nhu Trang様)の皆様、Pham Ngoc Mai様(Le Quy Don 中学校)、Nguyen Thi Hien様(Nguyen Khuyen 小学校)、アドバイザーのPhan Thi My Dung様をはじめとするすべての皆様。日本からは、大阪大学のPhan Thi My Loan准教授とベトナム語専攻生の皆様、美術造形教室アトリエみらいの木(竹下理恵様)、絵画造形教室こどもアトリエ(江原三保子様)、京都美術学院の沖谷晃司様、大阪芸術大学の佐藤有紀様、箕面市立船場図書館様、豊能町立図書館様、那須 Tuyền様(翻訳)、そして会場のtoyono gallery vitokuras様、ご来場いただいた全ての皆様に、重ねて御礼申し上げます。
私たちは、この交流展が、次世代を担う子どもたちが自らの可能性を信じ、世界に目を向けるきっかけとなることを願っています。今後も、このような国際交流と学びの場を提供できるよう、尽力してまいります。