Quick-look of VERA archive data
- Water maser sources in Star forming region -
- Water maser sources in Star forming region -
注意:このサイトは現在更新中です。予告無しの内容変更の場合があります。
VERA アーカイブ・クイックルックはVERAで観測された星形成領域の水メーザー天体を簡易解析しその結果を公開するものです。
アーカイブデータの使用希望者がダウンロードする前にデータを確認することができます。
この簡易解析のVLBIマップやスペクトルの質は良くない(具体的な説明は下記参照)ので、そのまま論文に使用することはできません。
クイックルックから気になるデータを選びご自身で解析をし論文化して下さい。
VERAアーカイブデータの取り扱いや解析方法が分からない方はお近くのVERA関係者かVLBI関係者に聞いて下さい。
クイックルックでは天体名に統一性がありません。これは可能な限りPIが設定した天体名を優先しているからです。
また異なるPIが同一天体を観測した時に異なる天体名が付けられた時は一つの名前に統一しています。
簡易解析は連続波を使った位相補償ではありません。メーザー自身でキャリブレーションを行なっています。
よってクイックルックで公開しているメーザーマップなどの結果は出版されている論文と異なる場合もあります。
特に強度の弱いメーザー天体に強度ピークのチャンネルに対する相対位置となっています。
悪天候だろうが局数が少なかろうが解析をしていますし、メーザーマップ作成時に1チャンネルあたりのメーザースポット
検出数や感度に制限をかけています。よって実際はさらに多くのメーザースポットが検出されている天体もあります。
またメーザースポットをイメージから抽出する時にサイドローブなど間違って抽出している場合もあります。
以上からクイックルックの公開データを使用するときは十分に注意して下さい。
各赤経ごとに天体を掲載しています。
以下のように各天体の観測エポックごとにクイックルック解析結果を掲載しています。
公開しているデータは以下です。ボタンを押すと表示されダウンロードもできます。
観測コード(例 R07297A )
LISTR A またはB:AまたはBビームのスキャン情報、天体情報、周波数情報
TSYS:システム温度のプロット(AIPSのSNPLT(TYテーブル))
TOTALまたはCROSS power spectrum:天体の自己または相互相関スペクトル(AIPSのPOSSM、scalar average)
MAP:VLBIマップ(右図と同じ)
左図:相互相関スペクトル(基線平均、scalar average)
右図:VLBIマップ(横軸 RA offset (mas)、縦軸 Dec offset (mas)、2秒角x2秒角内、カラーバーは視線速度)
解析はNRAO AIPSを使っています。以下に簡易解析で使用したAIPSのタスクと解析の流れを簡単に説明しています。
ただしCLCAL(キャリブレーションテーブル作成のタスク)やPOSSM(スペクトル表示のタスク)などは省略しています。
解析内容(パラメータなど)の詳細は後日記述します。
このクイックルックを使ってVERAアーカイブデータを解析し論文化した場合は謝辞にそのことを記述して下さい。
(謝辞のテンプレートは後日掲載します)