本イベント『BMS衆議院』は「選挙」がテーマだったので間接民主制を採用し、

参加する政党やジャンル名など、Twitter上で様々なアンケートをとる方法を取った結果

まさかの"覚醒野球党"で出馬する運びになり、本人としても驚きだった。

結果は大体真ん中という、自分史上最高のヒットを叩き出せたこともあり、

「また野球に助けられてしまった……」という感じだ。

さて、本作「SUGiYA」だけども、ある意味いつも通りなナードコアというか。

BMS作家としては……正直なところ認知されていないのと、BMSでナードコアを

作ってこなかったことから、"いつも通り"なんて言われてもなんとも思われないよな、

と思いつつReadmeを書いていた。

個人的には普段はこういう曲ばっかり作っているということを強調したかったので、

そういう意味での"いつも通り"と言い切って出ることした。

『無名戦12ナイン』のメンバーとして、これまでに関わってきた野球曲(意味不明)である

「Amazing Nine」も「I.C.H.I.R.O.」も、自分が手伝った曲としては破格のヒットを

決めたわけでして、自分自身としてはそのほんの一部を担当しただけなのに、それがすごく

自分の中では大きくて、正直なところ"覚醒野球党"として出るのにプレッシャーがあった。

今回野球曲を一人で作ることになりこれら2曲が、一人でも超えなければならない

大きな壁になり、要らぬプレッシャーとして立ちはだかったというか。

もちろん、チームメンバー以外誰も自分に期待なんてしていないのに。

そして、利権的に大丈夫じゃなさそうだったり、色々顰蹙買いそうな気がして、

BMSでナードコアを作ってなかったのだが、チームの足を引っ張るわけにもいかないし、

正直もうそんなこと気にしなくてもいいかなと思ったのもあり、公開へ踏み切ったという。

吹っ切った理由としては、BMSを作る気が徐々に薄れてきたから、やりたい放題やって

何か言われたら身を引けばいいからというのが大きかったと思う。

元々、自分の好きなジャンルが見向きすらされない所からいろいろなことに手を出し、

そしてここにいる背景があるので、自分の得意で大好きなことやってもダメなら、

もう何やってもダメ、その時は潔くただの一インターネットの住民に戻るつもりでいた、

と。

最終的には、"覚醒野球党"として、一番「それ」に近いものができ、良い反応を貰えた。

犠牲フライの予定がツーベースになった。そんな感じだったと思う。

チームメンバーのみんな、そして杉谷選手、評価してくれた方々、本当にありがとうございました。

最期に、

"覚醒野球党"はもうないし、もうできないけども、確かにあったことだけはきちんと

残しておきたいという思いを込めて。

拙作「SUGiYA」をこれからも末永くよろしくお願いします。

結局、野球ってなんだったんだろうか？