2021.12.02.(木)- 2022.12.03.(金)

VLBI懇談会シンポジウム2021

「国内VLBIの現在地を知る」

開催場所: 対面(国立天文台 三鷹キャンパス:Max.60名)&リモート(Zoom)のハイブリッド形式

VLBI懇談会シンポジウム2021「国内VLBIの現在地を知る」

 この数年、国内VLBI研究コミュニティでは将来計画に関する議論を重ねてきました。2020年3月にはVLBI懇談会内に将来計画ワーキンググループが設置され、複数の研究機関と大学間で検討された内容が2021年6月に報告書として公開されました。およそ20年にわたり、実時間位相補償技術を活かした位置天文VLBIで銀河系内メーザー天体の研究を進めてきたVERA計画も2022年の3月でその活動を終える予定です。VERA計画が完了へと向かう中で、将来計画についての準備や議論は重要で活発なものになっています。東アジアVLBIネットワーク(EAVN)による観測、SKAの低周波観測を見据えた研究と開発、気球VLBI実験、EHTの成功を受けたngEHTへの展開、低周波VLBIへの関心の拡大など、現在の国内VLBI研究コミュニティは、近い将来の計画に向けた多様な活動の中にあります。対象天体や物理現象の時間スケールも多岐に渡ります。

 2021年度のシンポジウムでは、いま進みつつある具体的な活動を中心に報告を行い、コミュニティ内での活動状況の共有と議論を図ります。また、こうした議論を深めながら、従来このシンポジウムで議論されてきた天文学研究、測地地球物理研究、技術開発研究などの連携の下に、日本のVLBI研究コミュニティの研究計画を整理します。今回も、学生の活発な参加を奨励すべく、学生対象のベスト口頭発表賞とベストポスター賞を設けます。

--開催概要--

開催期日:
本セッション: 2022年12月02日() 10:00 -- 17:40
2022年12月03日() 10:10 -- 16:45
学生セッション: 2022年12月04日(土) 10:00 -- 17:00(詳細は別途周知致します)

学生セッションの詳細は
[v-con 635] VLBI懇談会シンポジウム 学生セッション (学生V懇) のご案内
をご確認ください。

開催方法:
 
・リモート(Zoom, Slack)と対面@三鷹によるハイブリッド形式
 ・対面会場: 国立天文台 三鷹 すばる棟1階 大セミナー室(ただし上限60名)
 ・対面参加であっても、各自のパソコンでZoom接続する形態となりますので、
  パソコン、マイク付きヘッドセット等のご準備をお願いします。

講演形式:
口頭講演およびポスター講演
※1  対面参加であっても、各自のパソコンでZoom接続する形態となります。
お手数ですが、マイク付きヘッドセット等のご準備をお願いします。
また、 PC への電源確保は備え付けの電源コードを用いて行われる予定ですが、
   数に限りがあります
、各自電源タップの持ち込みを推奨いたします
※2  ポスター講演は対面とSlackを併用します。事前に各自アカウントの発行(無料)をお願いしております。
  Slackについては「2021年度 VLBI懇談会シンポジウム ポスターセッション slackの使い方」をご確認ください。

懇親会:
感染症流行の状況を鑑み、今年度は懇親会を設定いたしません。

お問い合わせ:
シンポジウム世話人(vconsymp2021<<at>>gmail.com) までご連絡ください。
(アドレスは<<at>> を@に変更にしてください。)

※本シンポジウムは、国立天文台研究集会として採択されており、研究集会経費の助成を受けています。

世話人:
SOC 中川 亜紀治(鹿児島大学, Chair)、湯通堂 亨(国土地理院)、木村 公洋(宇宙航空研究開発機構)、
岡田 望(茨城大学)、萩原 喜昭(東洋大学)、寺家 孝明(国立天文台)

LOC 寺家 孝明(国立天文台, Chair)、小林 秀行(国立天文台)、秦 和弘(国立天文台)、
高村 美恵子(東京大学)、小森 明代(国立天文台)、武士俣 健(国立天文台)

学生V懇SOC 高村 美恵子(東京大学)

A1. 国立天文台水沢VLBI観測所 茨城局/日立32 m鏡