形だけのワクチン接種開始

熊本市は連休明けの5月6日,65歳以上の高齢者に対する新型コロナウイルスワクチンの第一回予約受け付けを実施した.コロナワクチン第1期枠は4200人 であること,先行して実施した複数都市に於ける大混乱の報道を知っていたので,ダメモトでアクセスしてみた.登録画面に到達できたが,お目当ての病院がリストに無く,登録をあきらめた.

5月11日のNHKローカルニュース(WEB)には以下の記事が載っていた.

1回目のワクチン接種 高齢者は1.7%


新型コロナウイルスワクチンの県内の接種状況がまとまり、7月末までの接種完了を目指す高齢者で1回目の接種を終えた人は、9日時点でわずか1.7%にとどまっていることが分かりました。


新型コロナウイルスのワクチンは、2月からの医療従事者などに続き、先月12日からは、今年度中に65歳以上になる高齢者への接種も始まっています。


このうち、高齢者については7月末までの接種完了を目指すとしていますが、県によりますと、9日時点で1回目の接種を終えたのは8967人と、対象となるおよそ54万人の1.7%にとどまっています。


さらに2回の接種を完了したのは、わずか49人となっています。


一方、医療従事者は6月中旬までの接種完了を目指していて、9日までに69%が1回目の接種を、31%が2回目の接種を終えたということです。


ワクチンの配分をめぐっては、7月上旬までにはすべての高齢者分を確保できる見通しだということで、県は市町村と連携し、対応にあたる医療従事者や会場の確保を進めるなどしてワクチン接種を加速させたい考えです。

結論として言えることは,混乱を覚悟で実施するワクチン接種予約は政府がアナウンスした摂取開始時期に合わせた実績作り以外の何物でもない.この程度の予約数ならいっそのこと高齢順に連絡して接収した方がよいのではないだろうか

追記 熊本市の予約リストには,当初摂取可能なすべての病院が掲載されていたが,予約段階のリストには第一回配分を受けた病院だけになっていた(薄く広くではなかった).また,かかりつけ病院に予約するパターンも加味されていたため,無駄な電話,ウエブアクセスを試みた人も多かったようである.All's well that ends well.(終わりよければ全てよし)になればよいのだが・・・・

追記

本ブログをアップした5月12日の夕刻,分散予約がアナウンスされた.

追記

地元紙は分散予約の効果を疑問視する記事を掲載した.システムに年齢をチェックする機能が無いことが,その理由である.私は市民の協力を信じて,分散予約の方針に従った.お陰で妻の分を含めて5月18日にインターネット予約(2回目を含めて)ができた.入力のプロセスを予めシュミレーションしていたので,スムースに進行したが,同時に試みた電話予約はうまく行かなかった.