2025年8月22日(金)10:00-17:00
※ 参加申込受付は終了しました。
2025年8月22日(金)10:00-17:00
※ 参加申込受付は終了しました。
午前 ▶ 日本ユニセフ協会
(東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス )
午後 ▶ 電気通信大学 - 東36号館
(東京都調布市調布ヶ丘1-5-1)
発表テーマ ▶ 電通大の❓❓❓という研究を活かして感染症を根絶させます!
グループに分かれて見学先で見たこと、電通大の講義で聞いたことを参考にグローバルな社会課題を解決するためのユニークな案を考えます。
共催:電気通信大学 国際社会実装センター
🗡️第1回テーマ
-世界の感染症を根絶させよ-
▶午前中に日本ユニセフ協会で支援を必要とする世界の「ニーズ」を学び、午後は電気通信大学で研究「シーズ」例を学んだ後で、グループワークと発表をします。
▶5人ずつの班ごとに「感染症根絶のためのプロジェクト計画案」を作成していただきます。
援助規模は?対象国・地域は?受益者選定は?
より具体的な計画案を作成した班を評価します。
プロジェクト案作成の際には、研究室検索「ラボガイド」を使用して各研究室の研究内容を検索し、実現可能性の高い提案をしてください。
・ 菅哲朗 教授の「生体の中を測定する完全生体分解性センサ」を感染症根絶に使えないかな🤔
・ 孫光鎬 准教授の「マルチ生体センサの機能的な融合による新型感染症検疫システムの実用化に関する研究」を活かせないかな 🤔
例えば、横川慎二 教授の「可搬式円筒形太陽光発電モジュール」はジャングルの奥地にも搬送できます。
感染症予防のワクチン搬送にはコールドチェーン(生ワクチンが高温で変質することを防ぐため低温を維持して運搬すること)が必要ですが、電力供給という課題があります。
しかし、横川先生の研究が実用化すれば電力供給の課題を突破してくれるのではないでしょうか?
▶当日は国際社会実装センター長の石垣陽 特任教授が、感染症とCO₂濃度観測に関する講義※を行います。
☝️電通大の先生の研究事例を見る☝️
当日の講義内容
特別講義紹介※:世界の空気を「見える化」しよう!
講師:石垣陽 特任教授(電気通信大学 国際社会実装センター長)
「CO₂が濃くなると、教室の空気はどうなるんだろう?」
そんな疑問から始まる石垣先生の講義では、CO₂トレーサガスを使った感染症リスクの可視化を、実際のセンサと実験を通して体験できます。
でも、それだけではありません。石垣先生が取り組む研究は世界規模の問題にもつながっています。
ある日、ルワンダ環境局とオンライン会議をしていたとき、「家庭の台所での空気汚染」という話が出ました。
現地に飛び、PM2.5センサでキッチンの空気を測ったところ、なんと表示は「999.9」—これは測定限界を超えるほどの汚染でした。
こうした煙の中で、毎日料理しているのは多くが女性や子どもたちです。
このような見えにくいリスクを可視化し、誰にでも分かるようにする技術こそが、電通大が目指す「人類のためのデザイン(Design for
Humanity)」の力です。
PM2.5センサとソーラーパネルを使った換気扇の設置、クラスに1名は居る「弱視」という子供の眼の病気にゲームの力で立ち向かう医療機器「オクルパッド」の開発とインドでの国際臨床試験、そしてアフリカの村に手作りの「かまど」を広める試みなど、身近なセンサ技術を、世界を変える力に変える研究が進んでいます。
この授業では、「CO₂濃度」や「空気の汚れ」という身近なキーワードを使って、世界の感染症リスクや空気汚染の現実を『見える化』する方法を、実験・映像・ストーリーを交えて楽しく学べます。
募集人数
20名
▶ 申込時に、以下の内容をフォームに記入してください。
1:応募する理由(200字以内)
2:グローバルな社会課題を解決するために、今自分ができることは何か(400字)
※テーマは感染症に限りません。自身が考える[社会課題]と[その解決策]について書きましょう。
対象学年
高校1-3年生 ▶中等教育学校4-6年生
⚠️保護者の方の同伴は原則不可とします。
注意事項
✔️参加が確定された方には、「保護者による参加承諾書」と「所属校の教員による参加申込確認書」の提出をお願いします。
✔️PCまたはタブレットは原則本人持参とします。
✔️「参加者のしおり」を事前に配布します。
✔️事前にSNS(Discord)で自己紹介していただきます。その後は、SNS上でグループごとにアプローチの方法などを考えて当日に臨んでいただきます。
✔️グループワークをサポートするために、日本人・留学生TA(Teaching Assistant=学生スタッフ)が参加します。
🛡️ 午前のスケジュール 🗡️
🕤9:30-10:00 ▶受付
📍ユニセフハウス
🕙10:00-11:30 ▶途上国の現状を学ぶ
🕦11:45-12:30 ▶電気通信大学へ移動
📍品川駅→調布駅
⚠️電車移動を予定しています。可能な限り、交通系電子マネーをご用意ください。
📜 午後のスケジュール 👾
🕧12:30-13:30 ▶ 昼食
📍電通大-学食
🕜13:40-14:00 ▶ 自己紹介/アイスブレーキング
📍電通大-東36号館
🕑14:00-14:50 ▶ 石垣先生-講義/CO₂濃度センサ実験
🕒15:00-15:50 ▶ グループワーク
🕓16:00-16:50 ▶ 発表/相互評価(発表5分/質疑応答5分×4班)
🕔16:50-17:00 ▶ 最後のまとめ/解散
担当者からひとこと☁️
私が電気通信大学に着任して最初に感じたのは、この大学が開発途上国の支援現場で必要とされる技術や研究で満たされているということでした。かつてWFP国連世界食糧計画勤務時にサブサハラの国々に赴いたときの光景が蘇りました。
例えば、狩野豊先生の研究について学んだ時、「2006年の自分に教えてあげたい」と強く思いました。
私はスマトラ沖地震津波の被災者救援の際、熱帯性感染症にかかり、全身の粘膜から出血し、血小板減少で白血病のような症状が現れました。そして長らく集中治療室(ICU)に入院し、生死の境をさまよいました。食事もできず点滴と輸血だけで命を繋いだのですが、その間、身体は筋肉を溶かしてウイルスと戦っていたそうです。
病気が治った後も、立ち上がることや動くことが困難でした。車椅子生活からリハビリを続け、坂道で一歩も動けない日々を乗り越え、ペットボトルの蓋を開けられるようになったのは数年後でした。もし当時、狩野先生の筋肉に関する研究を知っていたら、いつか健常者と同じ生活ができるようになるのだろうかと絶望せずに済んだのに、と思います。
今回、自分が20代で勤務していた日本ユニセフ協会に皆さんと一緒に行けることをとても嬉しく感じています。私が働いていた2000年代(当時はSDGsの前身であるMDGs推進の時代でした)は、「3秒に1人の子どもが5歳の誕生日を迎えられずに亡くなっている」と、私もボランティアさんたちも説明していました。 しかし先日、下見に行った際には、その数字が「5.6秒に1人」になっていました。少しずつではありますが、世界は誰もが幸せに暮らせる方向に変わっているようです。
ぜひ皆さんも、どうすればもっと世界が良くなるのかを考え、電気通信大学の研究を例に一緒に学んでみませんか?
担当者が駐在/出張で行った国
モザンビーク共和国、コンゴ民主共和国、ケニア共和国、ウガンダ共和国、タンザニア連合共和国、南アフリカ共和国、アメリカ合衆国、大韓民国、中華人民共和国、台湾、インドネシア共和国、タイ王国、フィリピン共和国、ベトナム社会主義共和国、インド共和国、スリランカ民主社会主義共和国、シンガポール
留学・旅行で行った国
カナダ、トルコ、フランス、イギリス、スイス、イタリア、スペイン、マレーシア、北マリアナ諸島
<事前説明会で出た質問>
Q. 電通大を受験しないかもしれないのですが、参加しても良いですか。
A. グローバルな社会課題の解決には様々な知識と手段を組み合わせなければなりません。例えば、感染症だから医学さえ勉強すればよい、という訳ではないので、今回は電通大の研究を例に考えていただきます。本学を受験されない方の参加も歓迎しますが、是非この機会に本学を含む、日本の大学の研究力で世界をどうより良く変えていけるか考えてみてください。
<事前>
Q. 参加出来なくなった場合は、どうしたらよいですか。
A. 参加出来ないと分かった時点で、ご連絡ください。
<当日>
Q. 当日の服装に決まりはありますか。
A. 特に指定はありません。
Q. 集合場所はどこですか。
A. ユニセフハウスのエントランスホールで受付します。9:30までにお越しください。
Q. ユニセフハウスに迷わずに行けるか不安です。
A. JR品川駅についたら、中央改札口から高輪方向に出てください。
Q. 学食は、アレルギーに対応していますか。料金はどれくらいですか。
A. 入り口に見本(アレルギー表示)がありますので、アレルギーのある方はご自身で注意して選んでください。どうしても不安な方は、お弁当をご持参ください。メニューによりますが、400円~600円程度でご利用いただけます。
<事後>
Q. 大学のホームページなどに、当日の写真などを掲載する予定はありますか。
A. 開催報告記事を掲載する予定ですが、氏名や学校名などは掲載しません。写真については、事前に承諾書を集め、掲載前に確認を行います。掲載を避けたい方は事前にお知らせください。
Q. 同じグループのメンバーとイベント後も連絡をとっても良いですか。
A. 事前学習・事前連絡のためのSNSグループを作成する計画です。但し、大学としては一切の責任を負いませんので、個人同士で適切な関係性を構築してください。