現役院生からのリアル・メッセージ
機械知能システム学専攻
・計測・制御システムプログラム
・先端ロボティクスプログラム
・機械システムプログラム
2020年度博士前期課程 入学 [機械システムプログラム](群馬工業高等専門学校生産システム工学専攻出身)
機械工学分野に軸足を置きつつ、電子情報技術含め幅広い知見を深めることができます
高専では、IoTに関わる研究を行っていました。電子情報技術を背景に、機械工学の研究が行われているところが魅力と感じ、電気通信大学の大学院を志望しました。
推薦入試は、自らの卒業研究の内容と、電通大に入ってからの研究計画を専攻の先生方に発表するという内容です。研究計画は志願する研究室の先生と内容を綿密に打ち合わせする必要があり、入試直前には電通大を何度も訪問しました。
現在所属する森重研究室では、5軸制御工作機械に関する研究を行っています。電通大では、純粋な機械工学だけでなく、幅広い分野を背景にしたさまざまな学問を学ぶことができます。機械工学という分野の中でも計測工学や計算力学など電子情報技術と関わる授業があり、相談をしやすい環境です。
ここでの学びはよい刺激になります。機械工学分野に軸足を置きつつ、目覚ましい発展のある電子情報技術まで知見を深めることができる、これ以上ない環境だと思っています。
森重研究室
2020年度博士前期課程 入学 [計測・制御システムプログラム](首都大学東京システムデザイン学部システムデザイン学科知能機械システムコース(現:東京都立大学システムデザイン学部機械システム工学科)出身)
コロナ禍でも電通大は心配いりません。自分たちが新しい社会を先導するんだという活気に溢れています
大学でVRの研究をしていくうちに、ヒトの知覚特性に興味を持つようになりました。その研究をしている研究室が電通大にあることを知り、大学院を志望しました。
他の大学院も受験しており、共通して数学が必須科目になっていたので、数学を中心に、大学3年の1月から本格的に勉強していました。TOEICは受けられるだけ受けるようにしました。
現在、饗庭研究室で、演奏者が演奏中にテンポが変わってしまう現象を研究しています。コロナ禍による変化に迅速に対応し、他の大学にはない新しい授業形式を確立したことは、電通大の良さです。授業の動画をオンライン上にアップして、受講者は後から何回でも見ることがでるので、授業内容が難しくても、復習ができるため理解が深まります。
コロナ禍による不安もあると思いますが、電通大は心配いりません。社会の変化に迅速に対応するだけでなく、自分たちが新しい社会を先導していくんだという活気に溢れています。
饗庭研究室
2019年度博士前期課程 入学 [計測・制御システムプログラム](山形大学工学部機能高分子工学科出身)
他大学からの学生もなじみやすく自分がやりたい研究をとことん追求できます
大学院進学は、どの大学かということよりも、自分がやりたいことがどの研究室で可能かが重要だと思います。私は脳血流の研究をしたいという強い意志があり、電通大のオープンラボで正本研究室を訪問して研究内容や研究室生活の話を聞き、受験の意志を固めました。
現在、正本研究室で脳血流増強・低下させた際の脳機能との関係に関する研究に取り組んでいます。これまで年齢とともに脳血流が低下し認知症などの脳疾患が増加することが報告されており、認知症予防のための研究を進めています。医療系の研究テーマは大変なことも多いですがその分やりがいもあり、日々多くのことを学ぶことができます。
学部は機械系ではなかったので、大学院の講義についていけるか不安でしたが、自分のためになる面白い講義がたくさんあるのでそれほど苦痛はありません。外部生でも過ごしやすい環境の中で充実した研究生活を送っています。
正本研究室
2019年度博士前期課程 入学 [先端ロボティクスプログラム](中央大学理工学部精密機械工学科出身)
学生が心置きなく自分がやりたい研究に没頭できる恵まれた研究環境を満喫しています
大学受験前から大学院進学を意識していました。私はロボットを作ることに興味があったため、多くの大学院のロボット関連の研究室について調べ、研究内容や通学の便、合格の可能性から総合的に検討して電通大を志望しました。
私が田中基康研究室で取り組んでいるのは、ヘビ型ロボットを地中で活用するための研究です。これまで研究室で地中ロボットの研究実績がなかったので苦労しますが、それだけに「自分の研究」という実感が強く、楽しくもあります。現在は実機実験のためのロボットの製作をしており、実際に土中で活動できるロボットを設計できているのかを確認しようとしているところです。
教授から研究のアドバイスを多くいただけ非常に助かります。電通大には研究で必要なものを作ってもらえる学内の工場や就職についての相談ができる施設が複数あるので学生をサポートする環境が整っていることが感じられます。
田中基康研究室
2018年度博士前期課程 入学 [機械システムプログラム](東京都市大学工学部機械工学科出身)
スポーツ流体を研究するには絶好の環境があると感じ、電通大への進学を決意
私が電通大の大学院を志望した理由は、スポーツ流体に興味があり研究を行いたいと考えていたからです。
大学では流体力学を学び、学部3 年の時に参加したインターンシップでは、電通大大学院の講義内容が高度であるという話を耳にしました。ここに進学すれば高度な専門知識と研究に対する幅広い能力が身につけられる。そう思い、進学を決断しました。
私の所属している宮嵜研究室では、あらゆる流体運動に伴う物質・エネルギーの輸送現象を実験や数値シミュレーションを用いて研究しています。周りの研究機関とのつながりが強く、多くの共同研究が行われています。そして、研究に関して一人一人の責任が大きく、日々やりがいを感じています。
電通大でやりたいことがあるのならば挑戦することを強くおすすめします。自らの意思で新しい環境に飛び込んでいくことは良い経験になると思います。無論、電通大の研究室は外部からの学生も多く、過ごしにくいと感じることはありません。
宮嵜研究室
2018年度博士前期課程 入学 [先端ロボティクスプログラム](中央大学理工学部精密機械工学科出身)
理系が集まる環境は刺激的で楽しい。電通大には研究に真剣に取り組める環境があります
大学院では医療分野とロボットが融合した分野を勉強、研究をしたいと思い、電通大の大学院に進学することにしました。
学部とは違う研究や違う環境に身を置くことはとても新鮮で、新しいことへの好奇心でいっぱいでした。オープンラボに足を運んだ際は、様々な研究室を見学することができたので、取り組みたい研究がより明確になりました。
私は医療分野とロボット、人工知能、画像処理を融合した小泉(憲)研究室に所属しています。研究内容は在宅でも診断できる小型超音波ロボットの開発です。
電通大はThe 理系の人たちが集合した大学で、滅多に味わえない環境で生活することは刺激的で楽しく、その点が素晴らしい良さだと考えています。 環境を変えることに不安を抱える人も多いと思います。私もそうでした。しかし、電通大で過ごした一年間は想像以上に刺激的で、研究にも真剣に取り組める環境だと思いました。
小泉(憲)研究室
2017年度博士前期課程 入学 [先端ロボティクスプログラム](山梨大学工学部出身)
早めに研究室見学へ行き、実際の雰囲気や研究内容を知っておくのが大事です
学部時代に機械・電気・情報の3 分野を学ぶうち、ロボットへの興味が大きくなっていきました。なかでも災害救助ロボットに興味があり、その研究をしている研究室を調べていくうちに見つけたのが、今の研究室です。
研究大学強化促進事業に採択されていたため、研究の環境が整っている点にも魅力を感じましたが、一番の決め手になったのは、研究室で研究内容を見せていただき、それが自分のやりたい内容と合致していた点です。実際に足を運び、研究室の雰囲気や研究への姿勢を知ることができたのは大きく、電通大の大学院を志願する人は早めに研究室見学をしておくと良いと思います。
電通大では世界に負けない研究が行われており、熱心に取り組んでいる学生の姿勢に日々刺激を受けています。留学生が多く、私自身としては、英語を使用する機会が多いのも良い点だと思います。
明研究室
2017年度博士前期課程 入学 [先端ロボティクスプログラム](熊本大学工学部機械システム工学科出身)
所属していた大学にはなかった研究室を全国から探して、電通大へ
大学院に進学する際、友人から他大学の大学院を受験すると聞き、そういう選択もあるのだと気づきました。電通大の大学院に決めたのは、現在の研究室で筋電義手に関する研究を行うためです。
受験の準備としては早めに過去問を取り寄せ、出題範囲や傾向を見て、選択科目を決定しました。出題傾向が変わっても対応できるよう、過去問は実力確認のために使い、教科書を中心に勉強しました。外部からの受験は情報が少ないので不安ですが、電通大は過去問を公開していますし、オープンラボや説明会などもあり、外部生に優しく、助かりました。
大学院に入ってからは学生の知識の幅広さと技術力の高さを感じました。電子工作やアプリを趣味で製作している人も多く、自作してみようというエンジニア気質の人が多い印象です。
電通大は都心に近いので、インターンや企業が開催している勉強会などに参加しやすいのも利点です。
横井研究室