現役院生からのリアル・メッセージ

 情報学専攻

・メディア情報学プログラム

・経営・社会情報学プログラム

・セキュリティ情報学プログラ

2020年度博士前期課程入学 メディア情報学プログラム](新居浜工業高等専門学校 電子工学専攻出身)

研究や進路について気軽に話せ、3Dプリンタなどの工作機械も揃っている、恵れた人と環境

 私は、高専の本科5年からVRに関する研究を行っていました。オープンラボに参加して、VRと触覚関連の研究を行っている廣田研究室に興味を持ち、専攻科1年の時に、インターンシップで触覚研究の体験をして、受験を決意しました。

 現在は、触覚に関する被験者実験を実し、人の触覚認知の特性などについて調査しています。同学年はもちろん博士後期課程や学部4年の方々と、研究や進路のことについて気軽に話せる環境です。研究室にレーザーカッターや3Dプリンタなどの工作機械が揃っており、材料があれば必要なものを製作・造形できます。人と研究する環境に恵まれているところが良い点だと思います。

 受験情報の収集はとても大事です。私は、オープンラボで、高専から入学した先輩に、面接で聞かれた質問などについて聞き、高専での研究にも力を入れ、面接時に自分の研究内容と成果を伝えられるようにまとめました。

 受験に関して聞きたいことがあれば、気軽に声をかけてください。


廣田研究室

2020年度博士前期課程入学 セキュリティ情報学プログラム](岩手大学理工学部システム創成工学科出身)

就職活動サポートも手厚く、具体的な就職対策が可能。研究成果を発表する場もあり、充実した日々

 大学院で、より高度な専門技術を学びたいと考えていました。説明会などでは、研究分野の充実ぶりと、他大学から来た私にも丁寧に設備等の紹介をしてくれる学生の熱意を実感し、電通大を志望しました。

 受験準備では、専門科目の過去問で頻出される手法等を先生に聞いたりして、情報を得ることが大事です。暗記ではなく、理解して使いこなせるようにした方が良いです。

 現在、李研究室で、暗号デバイスの漏洩情報を利用して秘密鍵復元を行う「サイドチャネル解析」を研究しています。研究室では、メンバーや先生からの支援があり、研究成果を発表する場も設けて頂き、充実した1年を過ごすことができています。

 就職活動支援も手厚く、専攻事務室等でインターンや求人情報、企業からのヒアリング情報も簡単に入手でき、具体的な就職対策ができます。説明会等に参加してみて、実際に電通大の雰囲気を感じてみてください。

研究室

2019年度博士前期課程入学 メディア情報学プログラム](信州大学理学部理学科物理学コース出身)

大学院進学の決め手となったのは研究内容に加えて、就職活動に有利なロケーション

 電通大を志望した理由は2つあります。まず、自分のやりたい研究と合致していた現在の研究室に入りたかったからです。もう1 つは、都内への就職を考えていたので、都心へのアクセスが良いキャンパス環境が魅力的だったからです。

 現在、西野・若月研究室で量子計算機の一種である“量子アニーラー” の効率的なプログラミング方法について研究しています。量子アニーラーを使って問題を解く場合、スピングラス問題と呼ばれる問題に変換する必要があります。この変換作業をプログラミングと呼んでいます。変換自体はある程度自由に行えますが上手・下手があり、限られたリソースの中で性能を最大限に発揮させることを目指し、研究しています。

 大学院受験にあたってはTOEIC 対策に力を入れることをお勧めします。入学後も英語の論文を読む機会が非常に多いですし、プログラミング言語などのリファレンスは英語で書かれていることがほとんどです。早めに勉強を始めましょう!

西野・若月研究室

2019年度博士前期課程入学 メディア情報学プログラム](琉球大学工学部情報工学科出身)

研究者として、他分野からも刺激を受け、学外を含めて広い視野を獲得していきたい

 出身大学の研究室は博士後期課程以上の学生がほとんどいなかったため、他大学の大学院への進学を考えました。電通大は同じ専門分野でも複数の研究室があるため、研究上の刺激も多く、自分の専門外への視野を広げるためにも良い環境であると感じました。

 私が所属する高橋裕樹研究室は画像処理におけるレガシーな手法から深層学習を利用した最新の手法まで広く扱い、現実社会における様々な課題の解決にチャレンジしています。現在、私が取り組んでいるのは一般的なカメラによって撮影された人物の歩行動画から被写体の三次元姿勢を推定し、その情報を元に人物を識別する研究です。

 電通大にはスーパー連携大学院プログラムやデータアントレプレナーフェロープログラム、多摩地区5 大学標準化講座など他大学とのつながりも多く用意されています。研究者としての見聞と視野を広げるために恵まれた環境にあると感じています。

高橋(裕)研究室

2018年度博士前期課程入学 メディア情報学プログラム](立命館大学情報理工学部メディア情報学科出身)

学びの環境に恵まれていることを実感しています。進学を考えているならまずは行動に移すことが大事

 まず最初に、学費的な問題から国立大学への進学を考えました。その中で、自分が現在興味のある研究を行うことができ、その研究に対して積極的に活動していくことができる大学、及びに研究室を探した結果、電通大大学院への進学を志望するに至りました。

 現在は田野研究室で、AR やVR におけるドローンを用いた3D インタラクションについての研究に取り組んでいます。本大学院には、アイデアを形にする経験や最新の知識を獲得することができる環境が豊富にあります。また、周囲には自分の知らない知識を大量に持っている人が多く、良い刺激を得られています。

 当初は他大学から電通大の大学院へ進学することに不安もありましたが、実際に入学してみると学びの環境に恵まれていることを実感でき、とても満足しています。電通大への進学に興味があるのであれば、まずは説明会への参加や研究室への訪問など、実際に行動してみることが大切だと思います。

田野研究室

2018年度博士前期課程入学 経営・社会情報学プログラム](法政大学情報科学部コンピュータ科学科出身)

学びたい研究室があったことが進学の動機です。モチベーションを高め合える環境で研究に邁進

 大学では機械学習を用いた自動運転についての研究を行っていました。その中で運転するドライバーの心理的な側面から対策・支援をする研究を行いたいと思うようになり、それを研究できるところを探し、電通大大学院に進学しました。現在、所属している研究室では、高齢ドライバーが安全な運転をするための支援方法について研究しています。

 学科試験の対策としては募集要項と過去問を確認し、出題される内容を把握。私の場合は学部で学んでいない範囲もあったので、その部分は電通大で使われている教科書を調べ、同じ教科書で学習しました。面接の対策については、事前に行きたい研究室の研究内容をサイトや論文などで確認し、自分がやりたい研究についてより考えてから望むことを心掛けました。

 電通大の一番の良さは研究設備が整っていることはもちろん、教授や研究員、学生もそれぞれ研究に対する熱意があり、研究へのモチベーションを互いに高めあえることです。

田中(健)研究室

2017年度博士前期課程入学 メディア情報学プログラム]津山工業高等専門学校専攻科電子・情報システム工学専攻出身)

電通大は高専や他大学からの受け入れに積極的で、研究に適した環境が整っています

 高専時代には機械学習の研究をしており、研究室の先生が電通大のご出身ということから電通大の大学院に興味を持ちました。専攻科1 年の頃、電通大で開かれた神経回路学会に参加したことや、同大学の研究室にインターンシップでゼミを経験したことなども志望理由のひとつです。

 私の場合、推薦入試と一般入試の両方の受験準備をしました。受験対策としては現在行っている研究を推し進めることと、その研究をよく理解し、相手に的確に伝えられるようにすることが大切だと思います。

 現在は機械学習を用いた研究をしており、医療画像を取り扱うのが主な領域です。電通大にはAIX(人工知能先端研究センター)が新設され、所属する研究室なら最新の高性能計算機十数台を自由に使えるため、非常に有意義な研究ができています。 研究をしたいという意欲のある人は、身構えずに肩の力を抜いて受験してください。

庄野研究室

2017年度博士前期課程入学 メディア情報学プログラム]関西大学システム理工学部出身)

全力を尽くし、成長したい人におすすめします。まずは院試の壁を突破し、実りある大学院生活を!

 大学4 年のときに配属されていた研究室で、学習工学という分野の研究を行っていました。そこで、探求することのおもしろさを知り、大学院に進学してこの分野をより深掘りしたいという気持ちに。他の大学院への進学を検討し始めたとき、電通大の大学院には学習工学に精通した素晴らしい教授がいらっしゃることと、ウェブサイトなどを通じて研究に対する熱量を感じ、本学の志望に至りました。

 現在はロボットを用いた英語の音読学習の支援をする研究をしています。大学4 年のときを含め、人が何かを学習する際の支援をするという研究を行ってきたので、将来もこの経験を活かせるような学習・教育の仕事に携わりたいと考えています。

 電通大はとても活気があり、学生も教授も全員が常に全力です。楽しさや充実感を得られるに伴い技術力や思考力が身につくのも良い点で、就職率がいいといわれる要因はおそらくそこにあるのだと思います。

柏原研究室