Ⅰ類 メディア情報学プログラム/情報学専攻      ラボガイドトップ

江木 啓訓 研究室

アクティブな学習空間を情報システムで創造する

人がコミュニケーションを通じて成長できるような学習空間の創造について研究しています。学習者のセンシングによる内面的な状態の推定や、ウェアラブルデバイスを用いて実空間でのコラボレーションの可視化や活性化を行う情報システムの開発に取り組んでいます。同時に、グループでの協調学習などの活動において有効性を評価するための実践を行っています。

キーワード

学習空間創造システム、実空間コラボレーション支援、ウェアラブルコンピューティング

分   野

情報工学

大河原 一憲 研究室

食生活や運動から体重コントロールを科学する

 体重を適正に保つにはエネルギー消費量と摂取量のバランスが大切ですが、実際には、身体をよく動かし食事を控えても適正な体重を維持できるとは限りません。そこで、「日常生活活動は1日のエネルギー消費にどのくらい貢献しているのか」「基礎代謝が高い人は太りにくいのか」「1日2食と6食はどちらがいいか」など身近なテーマから体の組成や代謝などを研究し、健康的な生活習慣のあり方を探求しています。

キーワード

身体活動、食生活、エネルギーバランス

分  野

生物学、医用・生体工学

大須賀 昭彦・清 雄一    研究室

実世界の状況や人々の行動に応じた最適なサービス提供

 ソーシャルメディア、スマートフォン、各種センサから得られるデータを用いて実世界の状況や人々の行動を分析し、最適なサービスを提供することを目指しています。特に前もって状況を予測しにくく種々の危険を伴う災害発生時の支援に取り組んでいます。エージェント技術を用いることで、予期せぬ状況変化に対応し、プライバシ等を考慮しながら実世界の状況をリアルタイムに把握します。

キーワード

エージェント、データマイニング、深層学習、強化学習、セマンティックWeb、LOD

分  野

情報科学、情報工学

織田 健 研究室

ソフトウェアプログラムを自動生成する

ソフトウェア開発を人手と時間をかけず正確に行うための研究に取り組んでいます。例えば、プログラミングを形式手法と呼ばれる数学的手法で記述すれば、バグや欠陥を探したり修正したりする手間なしにプログラムの正しさを保証できます。さらにソフトウェアに求められている機能や性能も数学的に書けば、バグのないプログラムを自動生成できる可能性があり、研究を進めています。

キーワード

ソフトウェア工学、形式手法、自動コード生成

分   野

情報工学

柏原 昭博 研究室

新しい学習体験を提供する学習支援システムの開発

Web,タブレット,VR,ロボットなどの情報メディアを活用して,新しい学習体験を提供する支援システムの研究開発を進めています。特に、人工知能や認知科学の知見を活かし、学びのモデルデザインを通して、機械の学習にはない人間らしい学びとは何かを情報学の視点から追求しながら、より効果的・効率的に学習できる環境の実現を目指しています。

キーワード

学習工学、学習支援システム、知識工学

分   野

情報科学、情報工学

梶本 裕之 研究室

触覚を中心としたバーチャルリアリティシステムの開発

人工的に現実と等価な環境を作り出す技術をバーチャルリアリティ(VR)と呼びます。本研究室では特に触覚を中心としたVRシステムの開発に取り組んでおり、電気刺激による感覚生起の制御、頭部圧迫による回転(ハンガー反射)の制御、ものに触れた時の皮膚変形解析など、現象の解明から応用まで幅広く研究しています。

キーワード

バーチャルリアリティ、触覚、インタフェース

分  野

情報工学、映像・光工学、医用・生体工学

https://kaji-lab.jp/           出張講義

木村 航平 研究室

1台で多様な形態に変化できるロボット

実世界の様々な環境にロボットが適応していくために、1台で多様な形態に変化できるロボットの研究に取り組んでいます。人間が2本の脚を巧みに使って階段を登ったり、長距離を効率よく移動するために乗り物を活用するように、ロボットにおいても様々な形態へと遷移できる能力は重要になります。また、ロボットは人間では難しいバランスが要求される形態にも変化できる能力を秘めています。

キーワード

ロボット、形態変化、制御

分  野

情報工学、機械工学、電気・電子工学

工藤 俊亮 研究室

器用に賢く動くロボット

ロボットが我々の日常生活を賢く支援するために必要な技術を研究しています。例えば、ひもや紙などの柔軟物を器用に操作したり、人の行う複雑な作業を代替したり、人の行動を予測して賢く動いたりといったものです。具体的な研究テーマとしては、ひもを結んだり折り紙を折ったりするロボット、料理をするロボット、対戦相手を楽しませるエアホッケーロボットなどがあります。

キーワード

ロボット、人間行動観察、コンピュータビジョン

分  野

情報科学、情報工学、機械工学

小泉 直也 研究室

実空間におけるデジタル表現技術の研究

新しいデジタル表現技術の開拓にとりくんでいます。SF映画に出てくる空中映像の技術を使った新しい映像体験の実現や、光で特性が変化する素材を用いたデジタル表現の構築を行っています。新しいデジタル表現技術によって、フィクションで描かれた体験を越えた未知の体験のデザインを実現します。

キーワード

バーチャルリアリティ、ヒューマンコンピュータインタラクション、コンピュータグラフィックス

分  野

情報工学、情報科学、映像・光工学

幸子 研究室

新素材やコンピュータ制御によるメディアアート 

メディアアート、デザインに新素材や情報技術を応用する研究に取り組んでいます。ナノサイズの強磁性微粒子が溶け込んだ磁性流体で不思議な形や構造を作り出すアートは、文化庁メディア芸術祭で部門大賞を受賞。他にもセンサテクノロジーで光るゴムボールを使ったプロジェクトなど、多彩な活動を通して、人の心に感動をもたらす作品の創造と方法論の確立を目指しています。

キーワード

メディアアート、CG、インタラクションデザイン

分  野

情報工学、映像・光工学

阪口  研究室

見る、聞く、からだを動かす人間のメカニズム

脳は常に環境から膨大な感覚情報を受け取り、巧みに処理して瞬時に最適な行動を判断し、複雑な機構を持つ身体を操っています。このように、脳が複雑な感覚運動処理を実現している土台には、何らかの情報処理原理が働いているはずです。人間のこうした感覚・運動機能における情報処理メカニズムを解明し、関連する様々な研究やシステムの開発に応用する研究に取り組んでいます。

キーワード

脳情報処理、視覚・聴覚・触力覚、運動・身体技能、モデル、自然科学、シミュレーション、画像処理、実験、人間、人、ヒト、人類、体、からだ、音楽、パフォーマンス、錯覚、学習

分  野

情報工学、医用・生体工学

https://human-informatics.jp/

坂本 真樹・松倉 悠 研究室

人間の感性を有する人工知能(AI)の開発と応用

近年、AIの性能は飛躍的に高まっていますが、人間が持つ豊かな感性はほとんど実装されていません。そこでAIに感性を持たせるべく、人間の感性の定量化に取り組んでいます。また、この研究成果を応用し、人間の想像力の限界を超えた新奇のデザインを作り出すことに挑戦しています。さらには、人間の感性に影響を与え、心地の良い空間を提供するための技術も開発しています。

キーワード

感性AI、感性情報学、言語解析

分  野

情報科学、情報工学

佐藤 光哉 研究室

無線ネットワークで作るプライベート・データ解析基盤

クラウドを用いずに近隣の携帯端末や車両が協調することでビッグデータを解析する、いわばプライベートAIに関する研究を行なっています。個人情報を活用した便利なサービスが多数登場していますが、一方でクラウドからの情報流出のリスクも高まっています。こういった問題を解決し、ビッグデータ解析の応用先を大幅に拡大することを大きな目標として研究しています。

キーワード

無線ネットワーク、確率統計、分散機械学習

分  野

通信工学、情報工学、電気・電子工学

佐藤 寛之 研究室

生物のように情報を進化させる進化計算

情報を生物のように進化させる進化計算に注目し、特に多目的最適化のためのアルゴリズムの研究とその応用に取り組んでいます。 多目的最適化とは、例えば自動車設計の走行性能と価格の関係のような、一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないものを同時に最適化することです。現在、進化計算は、航空機などの工学設計に応用されはじめています。さらなる進化計算の適用可能範囲の拡大のため、課題解決に取り組んでいます。

キーワード

最適化、進化計算

分  野

情報工学

庄野 逸 研究室

視覚情報処理の応用で材料科学や医療分野に貢献

我々の眼が持つ視覚情報処理の機能に対して、脳科学や機械学習といった観点から迫り、その特性を生かした画像処理技術の研究開発に取り組んでいます。また得られた知見を画像計測手法に取り込み、材料科学や医用画像における画像パターン解析技術や画像再構成技術の開発に取り組んでいます。

キーワード

機械学習、深層学習、画像処理

分  野

情報科学、材料工学、医用・生体工学

高木 一幸 研究室

音声言語情報処理技術


音声は人間にとって最も基本的で重要なコミュニケーションのメディアです。音声を用いて機械を操作したり、コンピュータ情報通信システムに蓄積された大量の音声データを検索するシステムに欠くことのできない「音声言語情報処理」の技術を研究しています。特に、言語音の種類や配列パターン、韻律関連の特徴を音声から自動抽出してモデル化し、さまざまな目的に利用することに興味を持っています。

キーワード

音声言語情報処理、パターン認識

分  野

情報科学、情報工学

髙玉 圭樹 研究室

人に代わり適切な判断・指示を出す高度なシステムの開発

コンピュータ上でユーザーの代わりに適切な判断や指示を行うのが「エージェント」です。このエージェントを複数でやりとりさせることで台数以上の相乗効果を生み出したり、人が思いもつかない解を提示したりするシステムの開発を行っています。宇宙探査機や人工衛星の開発など、宇宙航空開発研究機構や海上技術安全研究所などの公的機関、企業との共同・受託研究にも意欲的に取り組んでいます。

キーワード

人工知能、マルチエージェント、機械学習、ソフトコンピューティング

分  野

情報工学、医用・生体工学、航空・宇宙工学

髙橋 裕樹 研究室

人間の感覚をマッチングさせた画像解析・生成

人が画像を見て理解したり感じたりすることを、コンピュータ処理によって実現することを目指しています。例えば、ある風景の画像から文字領域などを抽出・認識することで重要な情報を得たり、その地点のナビゲーション情報を取り出したりできるようなシステムです。企業との共同研究では、画像処理技術で工場ラインの製品チェックを自動化する技術の開発にも取り組んでいます。

キーワード

画像処理、CG、パターン認識

分  野

情報工学

田原 康之 研究室

より良いソフトウェアをより早くより安く開発する技術

数学などの科学的手法に基づき、要求分析や設計といった上流工程を中心に、ソフトウェア開発技術の研究を進めています。近年ソフトウェアの重要性は高まっており、短期間・低コストの開発を余儀なくされています。その結果頻発している重大な不具合による、自動車などの大規模な製品リコールや、証券取引システムの停止といった、多大な社会的コスト損失の防止を目指しています。

キーワード

ソフトウェア工学、要求工学、形式手法、組込みソフトウェア、クラウドコンピューティング、コンピュータサイエンス、情報工学、ソフトウェア、プログラミング、プログラム、プログラム言語、数理論理学

分  野

情報科学、情報工学

西野 哲朗・若月 光夫 研究室

人間の日常的な動作や脳の働きをコンピュータ上で再現

人間が日常的に行っている知的な活動を忠実に再現することを目標に、脳型コンピュータ、量子コンピュータ、条件反射ロボット、言語獲得メカニズムなどの基礎・応用研究に幅広く取り組んでいます。トランプの「大貧民」のプログラムを全国公募して競わせるコンテストの開催や、ジュウシマツの歌を分析する共同研究など、ユニークな活動・研究も数多く行っています。

キーワード

計算機科学、人工知能、脳科学、ニューラルネット

分  野

情報科学、情報工学

橋本 直己 研究室

視覚を中心とした仮想・拡張現実感の研究

プロジェクションマッピングに代表される映像投影技術を開発し、身の回りのモノや空間を自在に変化させることで、現実と仮想を融合させる技術を研究しています。AR・VR技術やAI技術が急速に進化している昨今では、人とコンピュータの強い結び付きが求められており、人に強い影響を与える視覚に着目した新しいヒューマンインタフェースの実現を目指しています。 

キーワード

バーチャルリアリティ、プロジェクションマッピング、拡張現実感

分  野

情報工学、映像・光工学

橋山 智訓 研究室

コンピュータの論理で人間の創造性・感性を支えるシステム構築

論理・理屈ではわかるけれど心情では納得できないことが世界には多くあります。では、論理が得意なコンピュータが人間の感性をどのように支援できるのでしょうか。ソフトコンピューティングと呼ばれる手法を手がかりに、ゲームやスマートフォンアプリケーション開発などの身近な例題を通じて、人間の創造性・感性を助けるシステムの構築を目指しています。

キーワード

ソフトコンピューティング、人工知能、ゲーム

分  野

情報工学、情報科学、電気・電子工学

羽田 陽一 研究室

コミュニケーションツールとしての音メディアの研究

心地良い音や不快な音、自然音や合成音など、世の中に溢れている様々な音を自在に操れるようになれば、より楽しいコミュニケーションが創り出せる――。こうした考えのもと、本研究室では、音を使ったコミュニケーションの基本となる録音、音の分析・加工、再生という一連の流れの中で研究に取り組み、現代社会に役立つ新しい音メディアの応用技術の開発を目指しています。

キーワード

音響信号処理、音メディア、音、音波、音響、スピーカー、ヘッドフォン、信号、ノイズ

分  野

情報科学、情報工学、通信工学

久野 雅樹 研究室

「言葉」を通して人間の心を探る

人間の心について、言葉を手がかりに実験的・計量的な方法で研究しています。具体的には、言葉を操るために人の脳に備わっている「心的辞書」の仕組みを明らかにする実験や、新聞記事やWeb上の文書などの膨大な電子テキストを対象に脳の外にある言語環境を計量的に分析する調査などを行っています。また、言葉を通して記憶やパーソナリティなどについても調べています。

キーワード

認知心理学、言語心理学、心理学、認知科学、心理テスト、脳、性格、記憶、知覚、感覚、感性、日本語、自然言語処理

分  野

情報科学、情報工学、医用・生体工学

廣田 光一・野嶋 琢也 研究室

空想を実現するコンピュータインタフェースとVRの追究

近未来を描いた映画やアニメでは、キーボードなどがなくてもコンピュータを思い通りに楽しく操作する姿が、よく登場します。そんな環境を目指し、画像認識技術を生かしたコンピュータインタフェースをはじめ、バーチャルリアリティ(VR)や、VRと現実世界の情報を融合したオーグメンテッドリアリティ(AR)の基礎研究からエンターテイメントなどへの応用研究を行っています。

キーワード

画像認識、ユーザインタフェース、VR、AR

分  野

情報工学

宮脇 陽一  研究室

ヒトの知覚や生理データを解析し情報処理システムの原理を探求

ヒトは複数の感覚器から得た情報を処理して、環境を的確に認識し、行動しています。この情報処理過程をヒトの実際の知覚および生理データに基づき、理論的なモデルと照らし合わせて理解することにより、革新的な情報処理システムや機能補綴デバイスを開発することができます。ヒトの知覚や生理データを解析し情報処理システムの原理を探求し、実社会へと還元することを目指しています。

キーワード

脳活動計測、fMRI、MEG、EEG、感覚・知覚、機械学習、BMI、脳、脳科学、神経科学、認知科学、画像認識、情報処理、人間工学、脳活動、心理学、データ・マイニング、人間拡張

分  野

生物・生命工学、情報科学、医用・生体工学

http://www.cns.mi.uec.ac.jp/       出張講義      

柳井 啓司 研究室

Web上から膨大な一般画像・映像をマイニング

コンピュータでWeb上の膨大なデータを分析し、有用な情報を抽出することをマイニングといいます。本研究室では、Webサイトから一般的な画像・映像をマイニングし、多様な用途に利用する研究を進めています。キーワードの付いた画像を自動収集させるシステムなどの開発研究を通して、将来的には写真を見ればどんな写真でも理解できるコンピュータの実現を目指しています。

キーワード

画像認識、マイニング、情報検索、画像、インターネット、コンピュータ、動画、情報

分  野

情報科学、情報工学

https://mm.cs.uec.ac.jp/        出張講義