類 セキュリティ情報学プログラム/情報学専攻     ラボガイド トップ

石上 嘉康 研究室

情報・セキュリティ理論の研究のベースとなる離散数学

離散数学全般について研究しています。離散とは連続と対比する考え方で、計算機で扱える情報(デジタルデータ)も2進法による離散変数からなっています。そこで、計算機科学 や情報通信技術向上を意識した基礎的な情報のモデルとして離散数学、組み合わせ理論、アルゴリズム、確率・近似に関連したテーマに取り組んでいます。


キーワード

離散数学

分  野

数学、情報科学

市野 将嗣 研究室

インターネットなどの「安心・安全」を追究

バイオメトリクス(生体認証)や未知マルウェアの検知を中心とするセキュリティ技術について研究しています。具体的には、顔や虹彩などを用いたバイオメトリクス、複数の生体情報を組み合わせたマルチモーダルバイオメトリクス、未知のマルウェアの検知や分類、位置情報などのビッグデータの解析とプライバシー保護を研究しています。

キーワード

バイオメトリクス、ネットワークセキュリティ

分  野

情報科学、情報工学

岩本 貢・渡邉 洋平 研究室

新しい暗号方式の開発と安全性の理論評価に取り組む

機能性・安全性・効率性を兼ね備えた情報セキュリティ基盤技術の構築を目指して、暗号理論を研究しています。暗号理論は、例えば、盗聴を防ぐ、本人であることを確認する、といった機能を厳密にモデル化することで、情報セキュリティ技術を理論的に扱う学問です。計算量理論や情報理論といった、数学的な理論を背景として研究を進めています。

キーワード

暗号理論、暗号プロトコル、安全性解析

分  野

情報科学、情報工学、数学

榎本 直也 研究室

表現論:現象の背後に隠された対称性を解き明かす数学

1830年頃、ガロアが代数方程式の持つ隠された対称性に注目して以来、「対称性」を調べる研究は数学の大きな分野に成長しました。本研究室では、代数・幾何・解析・組合せ論といった様々な数学的対象や興味深い自然現象の背後に潜みそれらを統制する「対称性」を見出し、その構造を調べる研究を行っています。このような分野は「表現論」と呼ばれています。

キーワード

代数学、組合せ論、表現論、リー群とリー環、対称群、quantum algebra、量子群、ヘッケ環、圏論化

分  野

数学

大坐畠 智 研究室

ネットワークアーキテクチャの新しいコンセプトの創出

生活の重要なインフラとなり、今後もさらに利用が増えるインターネットをはじめとした無線・モバイルネットワーク、オーバレイネットワークを対象にして研究をしています。情報をより速く、効率よく伝えるためのネットワークや通信プロトコルを設計し、性能評価(測定、シミュレーション、実装)しながら研究を進めています。

キーワード

コンピュータネットワーク

分  野

情報工学、通信工学

大野 真裕 研究室

代数多様体の性質を探求

代数多様体を様々な角度から研究しています。代数多様体とは、大雑把にいえば、多変数の多項式からなる連立方程式の解集合のことです。単純な式変形だけではどうしようもない対象に対し、上手に「不変量」や「構造」を見つけることで、性質の解明を行っています。思わぬ分野との意外な関連が明らかになったりして、不思議さに尽きることがありません。

キーワード

代数多様体、導来圏、ベクトル束、偏極多様体、射影幾何

分  野

数学

﨑山 一男・李 陽・宮原 大輝 研究室

暗号技術を構築を理論から実践まで研究する

暗号プロトコル構築から暗号システムの耐タンパー性(情報の不正読み取りを防ぐ能力)評価まで、暗号技術を用いた最新の情報セキュリティに関する総合的な研究を推進しています。企業との共同研究や国内外の大学との協働を積極的に進めているのも特色です。

キーワード

暗号理論、物理暗号、AIセキュリティ、組込セキュリティ、ハードウェアセキュリティ、暗号ソフトウェア実装

分  野

情報科学、情報工学、電気・電子工学

菅原 健 研究室

アナログサイバーセキュリティ

情報技術を現実世界にある機器や装置を連携させる技術が、次の10年間で大きく発展すると期待されています。物理世界と関わることから、ハードウェアやアナログ領域での新しい脅威が出現します。そのような、ソフトウェアとハードウェアの境界面にあるセキュリティ上の問題を研究しています。

キーワード

セキュリティ、暗号、センサ

分  野

情報科学、電気・電子工学、情報工学

高田 哲司 研究室

セキュリティの「面倒くさい」をどうにかするための研究

「情報セキュリティ」は多くの人にとって「やっかいごと」であるのは事実でしょう。しかし、その対策を多くの人に継続して実施してもらうことこそがセキュリティ対策として大切なのも事実です。この「必要だが面倒」というジレンマを改善するために何が必要かを利用者視点から考え、セキュリティ対策に新しいアイデアを吹き込みうるシステムの開発を目指しています。

キーワード

使い続けられるセキュリティ、継続できるセキュリティ、個人認証、見える化

分  野

情報工学

松本 光春 研究室

自然に学び、ヒトと共生するロボットテクノロジーの実現

人間の五感に関連する知覚情報処理やロボティクスが主な研究対象です。五感情報の解析や認識、判断といった機能を実現する取り組みに加え、人間と機械がお互いに呼吸を合わせられるような人間機械共生システムやその先の未来に向けた次世代ロボティクス技術の実現に向け、人支援インタフェースや人と機械のコミュニケーション、生物模倣ロボット等について研究しています。

キーワード

知覚情報処理、人間機械共生システム、次世代ロボティクス

分  野

情報科学、機械工学、応用物理学

山口 和彦 研究室

雑音と悪意ある第三者からの情報保護

情報保護をキーワードに、雑音などの自然現象と、第三者による人為的な破壊(改ざんなど)から情報を守るための研究を行っています。中心となるのは「軟判定(軟入力)」を利用するアルゴリズムで、これは、例えば「0」「1」の二者択一の判断をする時に、その判断の信頼度の情報も利用するもの。少ない計算量で誤り訂正能力を向上させるアルゴリズムの実現が現在の課題です。

キーワード

情報保護、軟判定、軟入力、符号理論

分  野

情報科学、情報工学

山本 嶺 研究室

情報社会とそれを支える通信基盤

現在の高度に発展した情報社会において、通信は必要不可欠な技術です。本研究室では、ネットワーク制御技術を中心に、5G・LPWA・無線LANなどの無線通信技術、アドホックネットワークや車両間ネットワーク等の自律分散ネットワークの設計、自律分散環境での経路・信頼性制御技術、コンテンツ配信技術などのテーマを基に今後の情報社会を支える通信基盤に必要な技術に取り組んでいます。

キーワード

通信技術、IoT、自律分散ネットワーク

分  野

通信工学、情報工学