Ⅲ類 電子工学プログラム/基盤理工学専攻       ラボガイド トップ

一色 秀夫 研究室

次世代シリコン集積システムとダイヤモンド半導体の研究

私たちは、シリコン(Si)をプラットフォームとする新しい集積システムの開発に取り組んでいます。Siは埋蔵量が多く環境に優しい物質です。Siベースの発光デバイスが実現し光と電子を融合すれば、情報処理や通信に革命をもたらすでしょう。また、電力エネルギーや医療現場での活用が期待されるダイヤモンドのデバイス開発・集積化など、独創的な研究にも取り組んでいます。

キーワード

シリコンフォトニクス、スマートグリッド

分  野

電気・電子工学

岩澤 康裕 研究室

クリーンエネルギー社会の実現に向けて

資源・エネルギーに乏しく自然災害が多発する日本に必須なのは、無尽蔵な水素を燃料とするクリーンでパワフルな「燃料電池」や「グリーン水素製造と利用技術」を低コストで提供することです。本研究室では、放射光を用いた世界最先端の科学技術による次世代燃料電池用触媒とヒドリド酸化物材料の開発と計測評価、商業用燃料電池車の実用化に向けて世界をリードする数々のプロジェクトを遂行しています。

キーワード

水素、燃料電池、触媒、イメージング、マルチモーダル放射光計測、ナノ表面・界面

分  野

化学、電気・電子工学、応用化学

奥野 剛史 研究室

新材料からエネルギーを光として取り出す

LEDは電池からはずすとすぐに消えてしまいます。もしも1秒だけ電池につないで9秒はオフという繰り返しでも光り続けるLED材料を開発できたならば、消費電力は10分の1にできます。エネルギーを光として9秒かけて取り出しているといえます。そのような新材料や新現象の研究を、発光性の元素や極微細な構造を導入するなどの先進の技術を用いて行っています。

キーワード

蛍光、無機材料、LED

分  野

電気・電子工学、応用物理学、材料工学

酒井 剛 研究室

宇宙からの電波をとらえ、恒星誕生のメカニズムに迫る

宇宙には太陽のように自ら光を放つ「恒星」が数多くあり、その誕生メカニズムを理解することが大きな目的です。特にまだよく解明されていない「大質量星」と呼ばれる恒星の形成過程を明らかにしようとしています。しかし、光では星が生まれる姿をとらえられないため、チリにある大型電波望遠鏡の他、本研究室で開発した装置を活用しながら、電波による観測を行っています。

キーワード

恒星、大質量星、電波望遠鏡

分  野

物理学、応用物理学

坂本 克好 研究室

走査型トンネル顕微鏡システムの開発

本研究室では、次世代を担うナノ(極微細)テクノロジーの研究に取り組んでおり、走査型トンネル顕微鏡システムの開発を進めています。これは金属製の探針を試料の表面すれすれにまで近づけることで、原子像を画像化する感度を備えており、今後のナノテクノロジーを牽引する重要な装置として世界的にも評価が高く、社会的な貢献が期待されています。

キーワード

光電子デバイス、表面界面物性

分  野

電気・電子工学、応用物理学、材料工学

SANDHU Adarsh 研究室

異分野の融合研究に基づくグローバルな環境で活躍できる人材を育成する

Sandhu( サンドゥー アダルシュ )研究室では次世代2次元材料デバイスの作製、宇宙環境など極端環境下(低温、高温、放射線)で動作可能なホール効果磁気センサの開発およびそれを応用した走査型ホール素子顕微鏡(SHPM)の開発、さらには磁性粒子を用いた医療診断技術の開発など様々な異分野融合融研究を行っている。

キーワード

磁気センサ、医療診断技術、二次元材料

分  野

電気・電子工学、航空・宇宙工学、医用・生体工学

志賀 智一 研究室

省電力、人の目に優しいディスプレイの開発を目指す

テレビやパソコン、スマートフォンの画面など、私たちの暮らしに身近なディスプレイについて研究しています。無駄な電力を使わず、きれいで見やすい画面はどうやったら表示できるのでしょうか。 それを視覚特性などの人間工学に基づく視点から研究しています。また新たな光源の研究も行っています。

キーワード

ディスプレイ、光源

分  野

映像・光工学

島田 宏 研究室

ナノ構造を使った未来の電子素子の基礎研究

現代の技術に支えられて生活する私たちは、知らずのうちに日常的に固体(結晶)の中の電子を操り利用しています。本研究室では、「メゾ・スコピック系」と呼ばれるミクロとマクロの中間領域の固体中の電子の性質を、高度な技術を駆使して絶対零度に近い温度で調べています。これは、ミクロな世界の電子の法則を日常世界で利用する未来の電子工学の基礎研究です。

キーワード

ナノデバイス、メゾスコピック物性、先端技術、基礎研究、ナノサイエンス、ナノテクノロジー、超伝導、物性物理学、量子物理学、低温物理学、液体ヘリウム、量子素子

分  野

応用物理学

http://inaho.pc.uec.ac.jp/       出張講義  

曽我部 東馬 研究室

AI×量子×エネルギー‘分野融合型’の最先端研究

人工知能・量子物理・エネルギーの融合を特徴とした‘分野横断型の研究を進めています。最先端の第一原理計算と人工知能(AI)を用いた透明型太陽電池の開発。エネルギーの最適化、次世代を担う量子コンピュータのアルゴリズム開発などにも積極的に取り組んでます。

キーワード

人工知能、最適化予測計算、量子デバイス、エネルギー学、高効率透明型薄膜太陽電池

分  野

物理学、情報科学、電気・電子工学

塚本 貴広 研究室

スマート社会に向けた次世代ICTデバイスの開発

地球温暖化や資源枯渇といった問題解決のために、全ての電力を風力や太陽光発電などの自然エネルギーのみで補う高効率な省エネルギー社会の実現が求められています。本研究室では、無駄な消費電力をなくし、必要最低限で最適なエネルギー消費環境を作り出すスマート社会の実現に向けた次世代ICTデバイスの開発に取り組んでいます。

キーワード

省エネルギー、無線通信・センサデバイス、IoT

分  野

電気・電子工学、応用物理学、材料工学

中村 淳 研究室

計算機シミュレーションで探るナノテクノロジーの世界

超高速電子機器、エネルギー変換素子など、次世代の夢の製品のカギを握るのがナノテクノロジーです。物質がナノ(極微細)のサイズになると、私たちの直感を越えた不思議な性質があらわれます。計算機シミュレーションによって、ナノの世界の新しい機能を原子レベルで設計し、高度情報化・最先端医療・再生エネルギー技術を支えるナノテクの世界を追求します。

キーワード

ナノテクノロジー、計算機シミュレーション、エネルギー変換

分  野

応用物理学、応用化学、材料工学

永井 豊 研究室

画像のための新しい電気電子回路技術

画像に関する技術について様々な方向から研究しています。現在は、電気電子回路技術を新しい観点から画像に応用する方法について研究しています。電気信号が回路の導線を伝わる速度は有限なので、電源を入れてからLEDなどの表示素子が点灯するまでには遅れ時間があります。この性質を利用した新しい画像表示装置の制御技術に取り組んでいます。

キーワード

画像、電気電子回路技術

分  野

電気・電子工学

古川 怜 研究室

ポリマーを使った新しい光ファイバセンサの開発

光通信に用いられている光ファイバは、耐久性に優れていることから、ひずみや振動、温度などのセンサとしても幅広く用いられていますが、ガラスとおなじ素材のために衝撃に弱いのがネックです。これを道路や橋、トンネルにも設置できるようにプラスチックをファイバ素材に応用し、ポリマー光ファイバを使ったセンサの開発研究を行っています。

キーワード

光ファイバ、ポリマー光ファイバ

分  野

材料工学

水柿 義直 研究室

電子・イオン・磁力線を1個ずつ扱うエレクトロニクス

電線を流れる電流は「多数の」電子の動き、電解質溶液を流れる電流は「多数の」イオンの動き、磁場の動きは「多数の」磁力線の動きの現れです。本研究室では、ナノテクノロジーや超伝導現象などを利用して、電子・イオン・磁力線を「1個ずつ」動かす素子を開発しています。「1個ずつ」動かすことで、超高感度センサー、超高精度電圧電流発生機器、超高速情報処理回路などへの応用が広がります。

キーワード

量子効果、電気素量、磁束量子

分  野

電気・電子工学、応用物理学、物理学

宮下 直也 研究室

「やわらかい」太陽電池でエネルギー問題へ挑む

次世代のクリーンなエネルギー源として太陽光発電の様々な用途への拡大が期待されます。私たちは半導体基板から太陽電池層を分離する「エピタキシャル・リフトオフ」技術を用い、軽量・フレキシブルな薄膜型太陽電池の開発を、また新たな機能を付与した光電子デバイスへの応用を目指します。

キーワード

高効率太陽電池、フレキシブルデバイス、光デバイス

分  野

電気・電子工学、応用物理学、材料工学

守屋 雅隆 研究室

ナノ材料を埋め込んだ脂質二分子膜の光センサーへの応用

脂質二分子膜は細胞を形作る材料であり、高抵抗の自己組織化膜であり、高いフレキシビリティをもつことが知られています。我々はナノ材料を埋め込んだ脂質二分子膜の作製と、光センサーへの応用を目指して研究を行っています。

キーワード

フレキシブル、光センサー

分  野

化学、電気・電子工学

山口 浩一 研究室

半導体量子ドットによる発光素子・太陽電池の高性能化

ナノメートルサイズの半導体の粒(量子ドット)は、従来の半導体にはない魅力的な性質をもち、高度情報化社会を支える高性能な発光素子(レーザー、LED)や高いエネルギー変換効率の太陽電池などへの応用が期待されています。本研究室では、これらの素子開発に必要な均一性の高い量子ドットを高密度に作製する技術を開発し、その応用展開を進めています。

キーワード

ナノ構造科学、光電子素子、LED、発光ダイオード、電子、光素子、エネルギー変換、顕微鏡

分  野

電気・電子工学、応用物理学、材料工学