1. ユドナリウムとネクロニカって？

2. とりあえずユドナリウムを使ってみた

3. ネクロニカ向けの使い方を考える

4. ブックマークレット

ユドナリウム（Udonarium）はWebブラウザで動作するボードゲームオンラインセッション支援ツールです。 (公式 https://github.com/TK11235/udonarium より)

さて、ユドナリウムを使ってネクロニカというTRPGをやってみたい、と私は思ったのです。(ネクロニカはルールブックがR-15G指定のグロ要素ありなので調べる際は注意してください)

この記事ではユドナリウムの使い方からネクロニカを遊ぶ方法(自分流)まで書きたいと思います。

ユドナリウムはそれなりに使ってて、ネクロニカもやってる、という方は「3. ネクロニカ向けの使い方を考える」「4. ブックマークレット」だけ読んでもいいと思います。

ユドナリウムは公式サーバーやどどんとふ公式鯖などに設置してあるものが使えます。自鯖も立てられますが、P2P接続なのでサーバーにはあまり負荷がかからないので必要性は低いでしょう。

さて、ではとりあえずどどんとふ公式鯖のユドナリウムにアクセスしてみましょう。下の方にある、ユドナリウム、と書いてあるところをクリックするだけ。推奨環境はChromeです。

今回はUdonarium 1.5.0を使用しています。更新されて変わっているところがあったらすみません。

いきなりルームに入ってしまった、とどどんとふユーザーの皆さんは思うかもしれませんね。大丈夫です。ユドナリウムは最初にひとりだけの部屋に入るようになってます。他の人と接続しなければ、この部屋はあなただけのものです。

とりあえず適当にいじってみましょう。キャラクターをドラッグアンドドロップで動かしてみたり、マップをドラッグアンドドロップで動かしてみたり、マップの向きを右クリックのドラッグアンドドロップで動かしてみたり、マップの大きさをホイールで変えてみたり。

左側のメニューについても軽く説明したいと思います。上から。

1. Peer：ニックネーム欄に名前を入れると、マウスカーソルやチャットウインドウの名前として使えます。また、あなたのPeer IDを他の人に教えて、他のPeerと接続してもらうとあなたのルームにその人が入ってきます。ルーム機能を使う、を使えばどどんとふみたいな感じでルームに入ってきてもらうこともできます。
2. チャット画面：チャットウインドウです。(あなた)と付いているのがあなたです。やりたいシステムのダイスボットを選んで「？」をクリックすると使い方が表示されます。シークレットダイス(頭にSを付ける)は結果だけが隠匿されます。何を振ったかも隠したい場合は自分宛のダイレクトメッセージでシークレットダイスを振りましょう。タブ機能はタブ設定からどうぞ。
3. テーブル設定：GM向け。地面や地形の設定をしたり、保存したりできる。最初に作っておけば切り替えも簡単。
4. 画像：ローカルにある画像をドラッグアンドドロップでアップロード。簡単でしょう？ キャラ画像もマップ画像も一括管理なのはそのうちなんとかなりませんかね。
5. 音楽：ローカルにある音楽(mp3のみ？ よくわかってない)をドラッグアンドドロップでアップロード。BGM/再生をクリックで同じ部屋にいる人全員が聞けるようになります。音量が大きめなので注意。
6. キャラ作成：キャラクターのコマを作ります。マップマスクも作れます。テーブル上の何もないところを右クリックで出てくるメニューからも作れますがそれはまたあとで。
7. インベントリ：いらないキャラを削除したり、ステータスを管理したりできます。また、テーブルから隠したり、自分以外から見えないようにしたりもできます。クリックしてプルダウンを選ぶとインベントリの配置が変わります。今回はこれを使っていこうと思います。
8. 保存：ルームデータを保存します。保存したデータはユドナリウムを起動して適当なところにドラッグアンドドロップでロードできます。

右クリックで出てくるメニューも説明しておきましょう。まずはマップ上。

1. キャラクターを作成：キャラクターが作成できます。デフォルトのキャラクターになります。
2. マップマスクを作成：マップマスクを作成します。地面にマップを書いて、一部分を隠したいときなんかに使えると思います。画像も変えられます。
3. 地形を作成：地形が作成できます。3Dなので。地形の上に地形を積むこともできます。画像を張り替えて君だけのオリジナルマップ(3次元)を作ろう！
4. 共有メモを作成：なんと地面と垂直に立つメモです。PLに覚えておいてほしいこととか書いておこう。
5. テーブル設定：左側のメニューと一緒だと思います。
6. トランプの山札を作る：トランプを使うゲームのための機能。使ったことない。多分結構多機能。

次はキャラクター。

1. 詳細を表示：詳細なキャラクターのデータが出てきます。書き換えたいところをクリックしてそのまま入力ができます。強い。編集切り替えを使うと項目を増やしたり減らしたり順番を変えたりできるようになります。私はこれで必要なデータを吹き飛ばしました。画像変更でアップロードした画像からコマの画像を選択できます。保存するとローカルからドラッグアンドドロップでキャラクターを登場させることができるようになります。隠しておきたいNPCはこの手段かGMの「個人インベントリ」に入れておくといいでしょう。
2. チャットパレットを表示：チャットパレットが表示されます。どどんとふをお使いの方はおなじみでしょうか。チャットパレットに準備しておいた定型句をすぐにチャットで発言できるようにするものです。キャラクターごとに違うウインドウで表示されます。キャラクターを保存すると一緒に保存されています。
3. コピーを作る：そのまま。キャラクターの詳細やチャットパレットもそのままのコピーができます。
4. 共有インベントリに移動：みんなから見える、テーブルに表示されないインベントリに移動します。インベントリ画面では「common」と書かれたところに入ります。
5. 個人インベントリに移動：みんなからは見えない、テーブルにも表示されないインベントリに移動します。インベントリ画面ではあなたのPeer IDの書かれたところに入ります。
6. 墓地へ移動：みんなから見える、テーブルに表示されないインベントリに移動します。インベントリ画面では「graveyard」と書かれたところに入ります。ここのキャラクターをクリックして削除を選択することでキャラクターを削除できます。

次はマップマスク。

1. 固定する/固定解除：マップマスクはそのままだと掴んで動かせます。位置が決まったら固定しておきましょう。
2. マップマスクを編集：画像を変えたり、サイズを変えたり、透明度を変えたりできます。保存もこちら。
3. コピーを作る：コピーが作れます。
4. 削除する：いらなくなったら削除しましょう。

次は地形。ちなみに地形の上に地形を積むことはもちろん、積んだ後に下の地形を抜くことで宙に浮く地形もできるようです？

1. 固定する/固定解除：地形も位置が決まったら固定しておきましょう。
2. 壁を非表示/壁を表示：上の面だけで十分な時は壁を非表示にしましょう。
3. 地形設定を編集：高さ、横幅、奥行き、画像なんかが設定できます。奥行き0だと壁だけになります。壁と床の画像は別々に設定できます。保存もこちら。
4. コピーを作る：コピーが作れます。
5. 削除する：いらなくなったら削除しましょう。

次は共有メモ……いるのかこれ。

1. メモを編集：メモの中身や共有メモのサイズが編集できます。背景画像も選択できます。保存もこちら。
2. コピーを作る：コピーが作れます。
3. 削除する：いらなくなったら削除しましょう。

トランプ……は勘弁してください。よくわかってないです。

これでたぶん皆さんもユドナリウムが使えるようになりました！