ホントのハナシPE#002
#002 TRUEが語るヴァイオレット・エヴァーガーデンとTRUEの楽曲
2022-07-15(金)エピソードの長さ : 10:58
ゲスト : なし
メモ
Sincerely
当初は別の楽曲(Lonely Queen's Liberation Party)を主題歌として制作していた。
監督とお話していく中で、ヴァイオレットらしく、慎ましいものがいいのではないかということで、現状のSincerelyへの制作しなおした。
様々な人の意志が反映されることで、より良いものができたと思っている。
世界各国の方から愛してもらった。
改めて人生を豊かにしてくれた楽曲であると感じている。
WILL
ヴァイオレット・エヴァーガーデンは人の生き死にを扱う作品で、届けたい想いや遂げられずに終わってしまった希望や夢が描かれている。
だからこそ、全てを包んであげられるような包容力がある楽曲を制作したいという気持ちで言葉を綴った。
難しい言葉ではなく、こどもでも直感的に感じられるような、ぬくもりのあるメロディーや歌詞を心掛けた
身近にある小さいけど、普遍的で大切なものにきちんと目を向けられる表現を心掛けた
例えば、「花はやがて~若葉を育てていくのでしょう」というフレーズ
花が咲いて、枯れて、種ができて、そういうことが命というものなんだよって、子供のころから何となく感覚で感じている輪廻みたいなものを表現することで、素朴さと壮大さが入り混じった楽曲ができるのではないかと思った。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンを観て、別々の道を歩んでいく皆さんが、ふと立ち止まった時に帰れるような心の置き場所みたいなものにこの楽曲や作品がなったらなと願っている。
未来のひとへ
ヴァイオレット・エヴァーガーデンのイメージソングとして制作したものである。
劇場版のグランドエンディングとして、新たに収録しなおした。
劇場版の制作の打合せを京都アニメーション本社でおこなった。
この時、石立監督は数百回、未来のひとへを聴いていた。
私の曲に救われたと言ってくれる人がこんな身近にいたんだなと思い、素直に嬉しくて、有難いと思った。
この後に、未来のひとへを主題歌として使いたいと、石立監督から言われる。
偶然にも劇場版のシナリオとリンクしていた。
制作当時から同じ未来を見つめていたと凄く感慨深い。
English Versionについて
背景
日本語がなかなか浸透していない国でも、Sincerelyを心で受け止めてもらっている。
ライブで歌ったら凄く涙を流している人もいた。
動機
音楽で伝わる想いを大切にしたいなと思って、より真っすぐに、明確に、鮮明に、受け取ってもらいたい。