経営には、知識や人から伝えられる経験を謙虚に吸収する力が必要になります。
そして、ただ読むのではなく、察知力を駆使しながら、自分たちの戦略に必要な部分を見つけ出し、
実際の戦略に「翻訳」していくことが求められます。
CDAでは、情報を集める癖や集めた情報を翻訳する力をつけるため、課題図書という形で読書を行う形をとっています。
「組織」を学ぶ
著:ジェフリー・ムーア
◇本書の説明
企業がイノベーションを起こし続けるための、組織・体制の考え方を説明されている本
TRIALグループでは、ゾーンマネジメントの組織・体制の考え方を参考にしており、企業のパフォーマンスを上げていく分野や新しい事業を育成する分野に、それぞれ部署や事業を当てはめていき、常にイノベーションを起こす体制を構築しています。
著:ジェームス・C・コリンズ
◇本書の説明
ビジョナリーカンパニーにおける考え方は、「経営者の世代交代や、製品サイクルを通じて継続し、環境の変化に適応できる組織を作り上げる」ことがコンセプトである。
ビジョナリーカンパニーは
「時代を越えて、成長し続ける企業」と定義されています。
TRIALは永田久男現会長によって創立された企業であり、世代交代はTRIALグループの大きな課題となります。「お客様の役に立つ」活動を長期にわたり行っていくためにはどうすべきかを本書から紐解いて学んでいます
著:ジェフリー・ムーア
◇本書の説明
「キャズム」とは、新製品が世に出た場合、その製品が市場を獲得するために越えなければならない一線のことを指す。
キャズムが発生する原因と乗り越え方について書かれている
TRIALグループでは「帰納法」を元に戦略が立てられます。過去の様々な事実や事例から導き出される傾向をまとめ上げて結論につなげることであり、歴史から未来を紐解きます。
事業の成功のために、キャズムの著者:ジェフリームーアをはじめとしたエコノミストから普遍的な原理原則を学びます。
著:ジョン・マリンズ、ランディ・コミサー
◇本書の説明
本書のコンセプトは、イノベーションは最初に考えたビジネスモデル「プランA」を変化、改善、進化させたビジネスモデル「プランB」から生み出される。最初に考えたビジネスモデル「プランA」は必ず失敗するという考えの元、破壊的イノベーションの戦略について書かれている
TRIALグループは、歴史の中で様々な事業を行ってきており、すべての事業において、プランBの考え方を取り入れています。
現在の新フォーマットである「TRIAL GO」は、元々ラストワンマイル事業を前身としたものであり、2回の変化、改善がされた事業です。
「教育」を学ぶ
著:マルコム・グウラッドウェル
◇本書の説明
天才は、”生まれつきの才能”に恵まれただけではなく”機会”に恵まれている。
人間が成功するためには、資質だけでなく環境が重要だということを教えてくれます。
CDAは社内でも、特別な環境になります。
「こんなことして何になるのか? すぐに役に立たないことを学ぶ意味があるのか?」
たった週3時間だとしても、月に15時間、年に180時間、3年で500時間です。
創業者のメッセージに「一歩一歩」とありますが、小さな歩みでも継続することで大河ように大きな流れになることを物語っています。
著:ラム・チャラン
◇本書の説明
GEのリーダーシップ研究から人材育成について書かれた著書。
「良いリーダーになるには才能が必要だが、”訓練”しないと育たない」という点が前提である。
CDAは未来のリーダー陣になる候補人材があつまる場所であり、本書にある「選抜育成」の重要性と、リーダーシップを訓練する環境・メンター・経験についての参考図書になっています。
その他 書籍
CDAでは、「T型人材」の育成を行っています
中心に、深い専門性の軸を持ちながら(Tの縦部分)、
その他の分野の知識や世界観も、幅広く併せ持つ(Tの横の部分)人材のことです。
この背景には、一見独立しているように見える分野でも、根の部分に様々なものとつながっており、多面的に物事を考える力を備えるためです。
CDAでは、上記の本以外に、Tの横幅を広げる図書を学ぶ活動を行っています。
【LIFE SHIFT】
著:リンダ・グラットン
アンドリュー・スコット
【FREE】
著:クリス・アンダーソン
【半沢直樹シリーズ】
著:池井戸潤
【海賊と呼ばれた男】
著:百田尚樹