定期上映会VOL.29
豊劇シンポジウム「映画と喫茶店」(映画『アメリ』上映後)
"ゆるやかに流れる時間(とき) 映画館と喫茶店が街に必要な理由(わけ)"
まちの喫茶店・カフェは、旅先でも寄りたくなります。
北近畿唯一のミニシアター「豊岡劇場」でカフェが舞台の映画『アメリ』の上映と、喫茶店・カフェの専門家をお呼びして開催するシンポジウム「映画と喫茶店」。
美味しい珈琲、スイーツを楽しみながら、まちの映画館と喫茶店・カフェのゆるやかなつながりを紐といていきます。
豊岡の新たな魅力を再発掘していく香り豊かなスペシャルイベント!
豊劇シンポジウム「映画と喫茶店」
2024年6月『トノバン』交流会の模様 in 豊岡劇場ロビー
豊劇シンポジウム「映画と喫茶店」
会 場|豊岡劇場 大ホール
日 時|2024年10月27日(日)11:05~15:15終了予定
参加費|
映画『アメリ』有料(豊劇通常料金)
シンポジウム「映画と喫茶店」無料
予 約|予約可(Googleフォーム)
販売予定品|コーヒー「coffee LUTINO」、パン「CRUMB bread&coffee」
主 催|豊岡映画センター
共 催|一般社団法人豊岡コミュニティシネマ
上映作品|『アメリ デジタルリマスター版』(121分)
※上映期間:10/25(金)〜11/6(水)
ゲストスピーカー紹介
田中慶一
たなかけいいち 1975年(昭和50年)、滋賀県生まれ。「京都芸術センター」機関誌の編集、神戸の編集プロダクションを経て、フリーランスの文筆・編集業。学生時代からのコーヒー好きが高じて、2001年より珈琲と喫茶にまつわる小冊子『甘苦一滴』を独自に発行(通巻20号)。以来、喫茶店文化の系譜から現代のカフェ・コーヒー事情等の取材を続け、専門分野を開拓。関西のコーヒー・喫茶店史に注力し、雑誌等に寄稿多数。著書に『神戸とコーヒー 港からはじまる物語』(神戸新聞総合出版センター 2017年)、『京都 喫茶店クロニクル』(淡交社 2021年) 、『大阪 喫茶店クロニクル』(淡交社 2024年)など。
小林沙織
こばやしさおり 1986年(昭和61年)、福岡県福岡市生まれ。大学で海洋学を学んだあと、城崎マリンワールドでイルカ・アシカのトレーナー・研究者として勤務。当時、日常の拠り所となっていたカフェに魅力を感じ、開業を目指して東京の調理専門学校・カフェオーナー専攻に入学。卒業後、結婚を機に姫路に移り、2018年から「coffee LUTINO」として播磨近辺のイベントに出店。2019年に姫路市内に実店舗をオープン。
田中亜衣子
たなかあいこ 1987年(昭和62年)、豊岡市生まれ、京丹後市出身。映画館支配人。大学で文化政策を学ぶ。2021年、豊岡劇場でパートを始める。映画館という場所が地域における役割に興味を持ち、豊岡劇場という場所に惹かれハマってしまったうちの一人。映画の上映を通して本当の“ゆたかさ“とは何かを、問いかけ続ける。一般社団法人豊岡コミュニティシネマ支配人。
コーヒー「coffee LUTINO」
〜暮らしの中にカフェインレスを〜
自家焙煎コーヒースタンド
妊娠・出産の経験をもとに、カフェインレスのある暮らしをコンセプトにしています。カフェインを控えたい人もコーヒーを楽しんでもらえるよう、デカフェを身近なものに。
兵庫県姫路市御立中2丁目10−10
※open日はInstagramを参照
パン「CRUMB bread&coffee」
〜 国産小麦パンとコーヒーの店 クラム 〜
Everyday is a new day
open 火曜日 12:00〜18:00 / 水曜日〜土曜日 10:00〜18:00
兵庫県美方郡香美町香住区七日市398−1
#香住鶴あまざけ食パン #地粉のクロワッサン #ハンドドリップコーヒー and more
映画『アメリ デジタルリマスター版』
観る人みんなが幸せになる! 2000年代初め、それまでの歴史を次々に塗り替え、社会現象となった奇跡の映画!
あの瞬間を、あの感動を、もういちど−。新たに出会う“アメリ”。
フランスでは公開直後から「観る人みんなが幸せな気持ちになれる」と口コミが広がり、当時のシラク大統領やジョスパン首相も観賞した『アメリ』。それまで『デリカテッセン』(91)『ロスト・チャイルド』(95)『エイリアン4』(97)とアーティスティックでダークな世界を得意としたジャン=ピエール・ジュネ監督が、「人々を幸せにする映画を撮りたい」と方向転換。自分が好きなものと幸せの種を埋め込んだのが、パリの下町、モンパルナスを舞台にしたロマンチックコメディ『アメリ』だった。幸せの種は世界中で芽吹き、各地でロングラン・ヒットを連発。2002年には映画界最高峰の祭典アカデミー賞(R)で外国語映画賞、美術賞など5部門にノミネートされたのだった。
幼い頃から空想の世界で過ごしてきたアメリは、そのまま大人になり、モンマルトルの古いアパートに1人で暮らしながらカフェで働いている。他人とのコミュニケーションは苦手だったが、偶然発見した宝箱を持ち主に返したことをきっかけに、誰かを少しだけ幸せにすることに喜びを見出すように。そんなある日、アメリは他人の証明写真を収集する不思議な青年ニノと出会い、恋心を抱く。
あれから20年以上経ち、名作『アメリ』がジュネ監督監修でデジタルリマスター化された。色彩は鮮やかに、CG処理も最新技術できめ細やかになってスクリーンに再登場する。公開時と同じ35mmフィルムでの上映もあり、ジュネ監督は新旧を見比べるお楽しみを用意してくれた。
監督・脚本:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:オドレイ・トトゥ、マチュー・カソヴィッツ
2001年/フランス/フランス語/121分/シネスコ/原題:Le fabuleux destin d'Amélie Poulain /日本語字幕:齋藤敦子/提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム