京都大学iPS細胞研究所 未来生命科学開拓部門
Dept. of Life Science Frontiers,
Center for iPS Cell Research and Application (CiRA), Kyoto University
山中研究室
Yamanaka Lab.
豊田G
ToyodaTGroup
私たちの研究グループは「組織、個体の機能低下を克服する」ことを目指しています。平たくいえば、健康な状態の維持・回復につながることを、様々なレベルで解析・提案していきたいと思っています。
代謝は生命活動の主要な要素の一つです。様々な原因によって代謝機能が破綻することで、細胞、組織、個体の活動が阻害され、場合によっては死へと至ります。低下した機能は、回復できることもあれば、過剰なストレスや老化のように進行性に低下していくこと、欠損することもあります。
私たちは、糖・脂質代謝と関連の深い糖尿病や、その調節に関わる組織である膵島を中心として、生命現象を理解することで、細胞、組織、最終的にはヒトの「健康」につながるような研究をしていきたいと考えています。
現在、これまでに培ってきたヒトES細胞やヒトiPS細胞からの膵臓・膵島作製技術を生かして、以下のテーマに取り組んでいます。
(1)多能性幹細胞から作製した分化細胞の活用に向けた研究
(2)多面的な解析による細胞・臓器・個体レベルで機能低下を理解する研究
研究の先には社会実装を見据えてはいますが、その道筋は様々であると考えられるので、日々の研究生活において生まれる好奇心を大事にできればと思います。そして、研究を取り囲む要素・プロセスの経験を通じて楽しみながら成長できる場となれば幸いです。
ヒトiPS細胞から作製した膵島細胞(左)作製直後、(右)マウスへの移植から6か月後(Hiyoshi H, 2022, doi: 10.1038/s41598-022-08753-5. より引用改変)
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連絡:toyoda-admin*cira.kyoto-u.ac.jp
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