トンガ復興支援奨学金


災害に負けない。こどもたちの輝く未来のために。


 

トンガ復興支援奨学金がめざすこと

 トンガ王国で20221月に発生した海底火山の大規模噴火・津波により国民の8割が被害を受けました。地球市民の会では、被害を受け経済的に困窮する家庭の高校生が、教育の機会を失うことなく継続して高校に通えるようサポートします。

 また、奨学金の支給やさとおやとの交流を通じ、日本とトンガの親善の絆となるとともに、地球市民の一員として世界平和の意識をもち、将来自国や世界に貢献できる人材を育みます。


教育の権利を守り、学校に通いつづけられるように

トンガと日本の絆となり、地球市民として世界に貢献する人材に

海底火山噴火がもたらした大きな被害

2022年1月15日、 トンガ王国の首都ヌクアロファの北約65kmに位置する海底火山「フンガトンガ・フンガハアパイ火山」で大規模な噴火が発生。噴火によって引き起こされた津波は最大15メートルとなり多くの被害が引き起こされました。またその後の降灰により、給水施設なども大きなダメージを受けました。国民約10万人のうち被災者は84%にのぼると報告されています(トンガ政府報告)。とくに被害が大きかったのは首都のあるトンガタプ本島の西側の海沿いの地域、海底火山の北東に位置するハアパイ諸島、そしてエウア島の西海岸沿いの一部です。 1年以上たった今も、被災住民の生活支援が必要な状況です。

被害のあった島の住民は家が流され、移住を余儀なくされています。

津波により海岸部は大きな被害を受け、収入源であった漁業ができなくなってしまった家庭も多いです。

2022年8月にトンガ王国政府と地球市民の会は災害復興のための協力関係を結ぶMoUに署名しました。

「子どもの教育の権利」を守るために、トンガ支援開始!

子どもの権利条約では、すべての子どもに、教育に対する権利が認められています。被災地では、学校の校舎が崩壊したり、教科書や制服、文具など、教育を受けるために必要なものを失ってしまった子どもたちもいます。国連・子どもの権利委員会も、「緊急事態下における子どもの教育への権利」に関する勧告をまとめ、災害時であっても子ども達の教育を受ける権利を保障することの重要性を強調しています。 

トンガは世界でも2番目に自然災害に脆弱な国と位置付けられています。災害によって子どもたちの未来が奪われないように、奨学金支援を実施します。地球市民の会は、今後トンガの地域に根差したNGOとして活動したいと考えており、まずは奨学金事業から開始します!


 トンガ復興支援奨学金とは

 1.どんな子に支給するの?

トンガの公立の高校の生徒(11~17歳)、12名を対象とします。
支援先は、
トンガハイスクール、エウアハイスクール、ハアパイハイスクールの3校です。


 2.選考基準は?

災害により被害を受け困難を抱えている、学業が優秀である、日本との交流に参加する意思があることなどです。

 3.何に使われる?

主に学費(授業料等)に充てられます。また余ったお金があれば文房具など勉強に必要なものを買うようにします。

 4.いくらで支援できるの?

4,000円/月×12ヶ月で1年間一人の奨学生を支援できます。個人でもグループでもOKです。支援期間は1年です。

さとおやお申込

さとおやになると・・・

プロフィールの送付

学校の様子の配信

オンライン交流イベントの実施

訪問ツアーの実施

さまざまな支援のかたちがあります

一対一

4,000円/月×12ヶ月ご支援いただきます。

グループ

複数人でグループを作りご支援できます。1グループ4,000円/月×12ヶ月をご支援いただきます。

ファンクラブとして

ひと月1,000円からさとごとのマッチングはされませんがトンガの復興を応援する基金です。

トンガハイスクール校長 Principal  Sipola Halafifi

  私たちの学校、そして生徒のためにご支援いただき、本当に感謝しています。またこれから地球市民の会や支援してくださる皆様とさらに緊密に協力してきたいと思っています。皆様のご健勝をお祈りしています。                           

ハアパイハイスクール校長 Principal  Lily  Loni Fangupo 

  今回、私たちハアパイハイスクールも支援の対象に選んでいただきありがとうございます。私たちの学生にこのような機会を与えていただき、心から感謝しています。                        

さとおやお申込

一年分48,000円まとめて一括寄付

トンガってどんなところ?

トンガは、南太平洋の熱帯海域に浮かぶポリネシアの島々からなる国。170 以上の島々があり、4つの諸島で構成されています。フレンドリー諸島とも呼ばれるこの国は、美しいサンゴ礁とビーチが魅力です。また、周辺の島々が次々とヨーロッパの列強国の支配下に置かれてきた中で、過去に一度も植民地化されず、現在まで王制が残る唯一の国です。陸地面積は日本の奄美大島と同じくらい、人口は約10万人ほどです。

自然・文化

見事なビーチにサンゴ礁・・・海ではホエールウォッチングも楽しめます。またカヴァティーなどトンガの伝統文化も残っています。キリスト教文化の国で、日曜は必ず教会へ行きます。

主要産業

主要産業は農業・漁業、観光、出稼ぎ労働者からの収入となっています。国民の約半数は国外で働き、その仕送りによって生計を立てている家庭も多く見られます。

親日国

トンガは親日国としても知られています。皇室と王室との交流も続いているほか、学校では日本語教育やそろばん教育が行われています。

地球市民の会がトンガで事業を始めたきっかけ・・・

噴火発生後、トンガハイスクールに数学教師として派遣されていた元・青年海外協力隊の呼びかけで地球市民の会佐賀県協力隊を育てる会は寄付募集を開始しました。約100万円を在日トンガ大使館を通じてトンガハイスクールに寄付しました。寄付を届けるためにトンガ大使を訪問したところ、協力隊当時の教え子だったことが判明。33年ぶりの再会となりました。そこから何かトンガのためにできることはないか・・・と議論が始まり、2022年8月にトンガ王国政府と地球市民の会は災害復興のための協力関係を結ぶMoUに署名しました。

認定NPO法人 地球市民の会について

認定NPO法人地球市民の会は、1983年から佐賀を拠点に「あなたのしあわせが私のしあわせ」と感じられる人(=地球市民)を増やすことを目的として、地域づくりや国際協力に取り組んできました。奨学金事業は1990年より開始。スリランカ、タイ、ミャンマーの4000名を超える子ども達に奨学金を支給してきました。現在はミャンマーを中心に国際協力事業を展開するほか、国内では子どもの居場所支援や多文化共生事業、ウクライナ避難民の受け入れなど実施しています。

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税制上の優遇措置について

地球市民の会は国税庁より認定を受けた認定NPO法人のため、寄付金控除等の税の優遇措置(減税)を受けることができます。確定申告時に、地球市民の会発行の「寄付領収書」が必要です。詳しくはこちらのページをご参照ください。

お問い合わせ

本プロジェクトについて、詳しくは地球市民の会 [office@terrapeople.or.jp] までお問い合わせください。

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