令和7年度 文化財探訪会
村上海賊の城を目指す しまなみ海道の旅
村上海賊の城を目指す しまなみ海道の旅
今年度の文化財探訪会は,愛媛県今治市愛媛県今治市大島にて,村上海賊に関する博物館見学と遺跡探訪を行います。
芸予諸島を根拠地とした「村上海賊」は,近年小説などで知名度を高めています。その中でも,能島城を拠点とする能島村上氏は,中・西部瀬戸内を中心に海上交通を支配する一大勢力でした。宣教師ルイス・フロイスが,彼らについて「日本最大の海賊」と称したことからも,その軍事的・政治的な影響力が伺えます。また,村上海賊には経済的な活動や文化人としての一面もあり,「海賊」たちは多様な活動を行っていました。
村上海賊の実像を知ることで,戦国史に「海賊」と呼ばれる人々がどうかかわり,また瀬戸内海がどのような重要性を持ったかを考えることができます。探訪会では,村上海賊ミュージアムの見学の後,国史跡・能島城へ上陸して,村上海賊に関する理解を深めます。さらに,潮流体験クルーズで海の難所である芸予諸島の潮流を体感し,亀老山展望公園では島々の自然景観を眺めることで,自然と人の歴史のかかわりを感じることができます。
集合場所: みよし風土記の丘・駐車場 ※ 8:30には出発しますので、早めにお越しください。
8:30 みよし風土記の丘 出発
10:30 村上海賊ミュージアム (ボランティアガイドの解説あり)
11:45 能島上陸&潮流体験クルーズ (能島上陸・約45分,潮流体験・約20分,能島城は現地ガイドの解説あり)
13:00 昼食(能島水軍レストラン)
14:30 亀老山展望公園
15:15 展望公園 出発
~17:30 みよし風土記の丘 到着・解散
芸予諸島で活躍した村上海賊に関する文献や美術工芸品のほか,発掘調査で明らかになった瀬戸の島々の考古資料を展示しています。展望デッキからは能島を臨むことができます。
能島村上氏の本城である能島城は,能島を本丸,向かいの鯛崎島を出丸として使用していました。城の周囲は潮流が渦巻く天然の要害となっています。能島には,本丸や桟橋跡の遺構など,城郭の構造がよく残っており,村上海賊の姿を今に伝えています。
亀老山展望公園は大島の南端に位置していて,パノラマ展望台からは,来島海峡と来島海峡大橋を見渡すことができます。急潮の難所として有名な来島海峡は,古代から現在に至るまで,海を渡る人びとの重要な交通路でもあります。
お一人 最大 12,000円 ※ 参加者数が 10名の場合です。
金額は参加者数によって変動します。確定後に正式な金額を御案内します。
・参加費には,入館料・クルーズ料金が含まれます。
・昼食代は参加費に含まれていません。別途昼食代(目安: 1,000円~3,000円)を御用意ください。
・昼食(能島水軍レストラン)は食券制です。
当日はお好きなメニューを選んで、各自で食券を御購入ください。
申込み締切:令和7年10月10日(金)まで
募集人数: 20名
※ 最少催行人数は10名です。参加者が少ない場合は,中止となることがあります。
こちらからお申込みいただけます。
※ 申込用紙(郵送,FAX,資料館へ持参),Eメールでもお申込みいただけます。
その場合,Googleフォームからのお申込みは不要です。
※ 電話からのお申込みはお受けできません。
みよし風土記の丘友の会事務局
〒 729-6216 広島県三次市小田幸町122
TEL: 0824-66ー3534 FAX: 0824-66-3106
Email: rmsgakugei@pref.hiroshima.lg.jp
担当(幹事):井上翔太郎