常滑に来て一番気になったのは燃料の石炭。これまでも制作関係のリサーチで炭鉱はよく出てきていたが、掘った石炭を使っている現場にはあまり目が向く機会がなかった。点と点がつながったようで見えてくる世界がグッと広がった。産業や工業にそれほど高い関心があるわけではないが石炭1つとっても世界中との具体的な関連が見える。美術の人はイメージの連鎖とか象徴的繋がりで考えていくので、なんとなく見える繋がりを信じすぎたり逆に疑いすぎたりする。でもそこをちょっと変えて物質的な観点で繋がりを強く見ていこうとすると突然世界がドバッと広がることがあるように思う。いもづるだな 。芋のつるは細いが芋は大きい。