令和8年2月吉日
各位
東北大学歯学部同窓会東京支部
支部長 齋藤 敬太
定期総会・学術講演会・懇親会開催のご案内
立春の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。日頃より東京支部の活動に際しましては、多くの支部会員の皆様にご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
さて、下記の通り東京支部定期総会ならびに学術講演会・懇親会を開催いたします。
是非この機会に学術研鑽を積むとともに会員相互の親睦を深め,有意義なひとときを過ごしていただきますようご案内申し上げます。
記
日 時 令和8年6月21日(日)午後2時より
会 場 法曹会館
東京都千代田区霞が関1丁目1番1号
TEL 03-3581-2146
総 会 14:00~14:30
議題 令和7年度事業報告ならびに決算
令和8年度事業計画ならびに予算
講演会 14:30~17:00
演 題 口腔ケアで実現する若々しさ ~歯科医が提案する抗加齢の秘訣~
講 師 オーソモレキュラー・デンタル代表、米国抗加齢医学会認定医
森永 宏喜 先生(18回生)千葉県開業
懇親会 17:00~19:00
会 費 10,000円 (新卒生は支部会費3,000円のみ徴収)
懇親会費、支部会費含む
※ 出欠は下記メールまたは 参加ボタン にて5月20日までにお知らせください
ご欠席の方は、年会費3,000円を銀行振込で納入してください
振込先 三井住友銀行 三鷹支店 普通7371451
東北大学歯学部同窓会東京支部 会計 高橋 奈津子
~ 松下研修会 参加報告 ~
令和8年4月19日(土)世田谷のまつした歯科にて、東北大学歯学部同窓会東京支部の松下研修会が行われました。
今回のテーマは
「有歯顎における生理的顎位の誘導メソッド」
50分の講義では、途中で疑問があればその都度自由に質問できる形式で進行し、その後約1時間の実習が行われました。終始和やかな雰囲気で雑談も交えながら参加者同士の交流も図れる、とても良い学びの場でした。
内容としては、従来の“咬合中心で考える顎位”ではなく、筋機能・習癖(TCH)・全身状態を含めて評価し術者の触覚と言語誘導で顎位を導くという非常に臨床的なものでした。
特に印象的だったポイントは:
・「歯は接触していないのが正常」というTCHの重要性
・リズミカルな急速ライトタッピング
・術者の指を“センサー”として使う触覚評価
・「1/100の力で咬む」「鳥の羽がそっと舞うように」などの具体的な言語誘導
・キッチンペーパーやロールワッテを用いた簡易診断
結論として、顎位は「作るもの」ではなく「引き出すもの」「誘導するもの」
昨今の歯科業界では力による問題も重要視されてきており、歯牙の喪失原因としてカリエスやペリオに次いで歯牙破折の問題もトラブルとして増えてきています。そのブラキシズムやTCHに対するアプローチとしてボトックスを美容目的ではなく咬筋へアプローチすることで、咬筋の肥大化を止める事なども行われてきている。しかし、松下先生的にはそれよりも鍼治療を用いることで咬筋以外へのアプローチも可能であり汎用性が高いとのことだった。今回は咬合不安定や顎関節症の方や咬み合わせが不安定な状態の方に生理的顎位の誘導の仕方をして自然な顎位つまりリラックスした時の接触位と、習慣性咬頭篏合位とのズレを確認。初期の歯牙接触位置を特定しシリコンバイトで記録する。それからハードタイプのスプリントを用いての顎位を修正またはスーパーボンドを用いて咬合築盛し下顎の安定位を確立する。
実習では実際に顎関節に不安定あるという参加者へ実際アプローチしその顎位の変化も体感させて頂き、明日からの臨床にすぐ活かせる非常に有意義な研修でした。
また、次回行う際は事前に告知いたしますのでぜひ参加をお願いいたします!
東北大学歯学部同窓会東京支部のサイトです。学士会館で6月に年1回の総会および学術講演会、懇親会を行っております。令和6年後半より学士会館が改修工事の為令和7年度の総会、学術講演会、懇親会は会場がルポール麹町へ変更されました。
宮城本部、前同窓会長の大内光太郎先生 より依頼があり平成18年12月に東京支部が設立されました。 東京都は宮城県に次いで会員数が多く、また大学病院などに在籍する先生は流動性が高い。そのため、卒業生をまとまるのは難しい、当初のメンバー周りの同窓生の力を借りて設立をなんとか行った。
6月22日の日曜日に東北大学歯学部同窓会東京支部の総会、学術講演会、懇親会がルポール麹町で行われました。
学術講演会は38回生の赤司征大先生、演題は“歯科の近未来展望、歯科医療関連産業のこれから”でした。
赤司先生は東北大学卒業後、大手医療法人にて診療に携わった後2013年よりUCLAにてMBAを修学。卒業と同時にWHITE CROSS株式会社を共同創業。歯科医療・歯科医院経営への知見やネットワークを活かした執筆・講演。大阪歯科大学/松本歯科大学/日本大学松戸歯学部、非常勤講師。神奈川歯科大学 医療経営学招聘講師今年からは東北大学の客員教授として、歯学生へ授業もしているとのことです。
歯科医療×経営学
この二つを組み合わせた講演でした。昨今の歯科業界は、千葉で起きたインプラント治療費を返金詐欺、国家試験の合格率の低迷やワーキングプアなど暗い話題が多いなか、当初から最後までこれからの歯科業界は明るいと気持ちよく語っていた。根拠のない妄想ではなく、その理由1つ1つ厚生労働省からのデータや、日本と世界の人口統計や推移や歴史などのデータを紐解きわかりやすく解説され最初から最後まで聞いていて気持ちのいい軽快なトークだった。
私は人前で発表するとき“緊張すると早口になってしまうし内容を飛ばしてしまうからゆっくり話そう”と心がけているがレベルが違った。休憩時間に還暦を超えた先生から、“もっとゆっくりしゃべった方がいい”というアドバイスをもらっている場面に遭遇した。確かに今回の講演後期高齢者の方も多く、お年寄りに寄せるとゆっくりというのは理解できる。しかし、あの情報量の多さとある程度のスピードだからいいのだと思う、聞き逃しても次の情報が飛んできて中耳を通り過ぎていく、楽しい感覚で聞けた。
そのアドバイスした先生も聞き逃しは後で見直そうと持っているスマホで録音しその場で文字起こしをしていた。東北大の先生は色々と工夫が早い。
週刊ダイヤモンドの「歯医者のホント」などの題名で中吊り広告などでもでているもの、誰が買っているか?
「我々です。」一番買っているのは歯医者。考えれば当たり前のことですが、言われないと知らない、気づかない。そういう情報も多く、またスウェーデンの歯科定期検診受診率は100%、米国におけるラバーダム使用率は100%など歯科医師なら当たり前に聞いたことがある情報が真っ赤なウソだったというのは本当に驚いた。
終始新しく知る事での驚きと納得が続き、自分の仕事の未来の明るさを勢いのある口調で語られて気分がよくなり、あっという間の2時間45分の講演だった。 事前に赤司先生より“私の講演は質疑応答が長くなる”と伝えられ30分ほどとろうとしていたが、高齢の先生はトイレが近く途中休憩などを挟んだためとれなく懇親会で色々と質問してもらう形となってしまった。
歯科医療の社会的価値は、必ず高まっていく。歯科医師免許はVIPチケットですと声高々に伝えていた言葉は私たちの毎日の仕事を思い出させ、このヒトに感謝され社会貢献できているこの仕事のこれからを明るく照らしているようだった。