東北大学歯学部同窓会東京支部のサイトです。学士会館で6月に年1回の総会および学術講演会、懇親会を行っております。令和6年後半より学士会館が改修工事の為令和7年度の総会、学術講演会、懇親会は会場がルポール麹町へ変更されました。
宮城本部、前同窓会長の大内光太郎先生 より依頼があり平成18年12月に東京支部が設立されました。 東京都は宮城県に次いで会員数が多く、また大学病院などに在籍する先生は流動性が高い。そのため、卒業生をまとまるのは難しい、当初のメンバー周りの同窓生の力を借りて設立をなんとか行った。
6月22日の日曜日に東北大学歯学部同窓会東京支部の総会、学術講演会、懇親会がルポール麹町で行われました。
学術講演会は38回生の赤司征大先生、演題は“歯科の近未来展望、歯科医療関連産業のこれから”でした。
赤司先生は東北大学卒業後、大手医療法人にて診療に携わった後2013年よりUCLAにてMBAを修学。卒業と同時にWHITE CROSS株式会社を共同創業。歯科医療・歯科医院経営への知見やネットワークを活かした執筆・講演。大阪歯科大学/松本歯科大学/日本大学松戸歯学部、非常勤講師。神奈川歯科大学 医療経営学招聘講師今年からは東北大学の客員教授として、歯学生へ授業もしているとのことです。
歯科医療×経営学
この二つを組み合わせた講演でした。昨今の歯科業界は、千葉で起きたインプラント治療費を返金詐欺、国家試験の合格率の低迷やワーキングプアなど暗い話題が多いなか、当初から最後までこれからの歯科業界は明るいと気持ちよく語っていた。根拠のない妄想ではなく、その理由1つ1つ厚生労働省からのデータや、日本と世界の人口統計や推移や歴史などのデータを紐解きわかりやすく解説され最初から最後まで聞いていて気持ちのいい軽快なトークだった。
私は人前で発表するとき“緊張すると早口になってしまうし内容を飛ばしてしまうからゆっくり話そう”と心がけているがレベルが違った。休憩時間に還暦を超えた先生から、“もっとゆっくりしゃべった方がいい”というアドバイスをもらっている場面に遭遇した。確かに今回の講演後期高齢者の方も多く、お年寄りに寄せるとゆっくりというのは理解できる。しかし、あの情報量の多さとある程度のスピードだからいいのだと思う、聞き逃しても次の情報が飛んできて中耳を通り過ぎていく、楽しい感覚で聞けた。
そのアドバイスした先生も聞き逃しは後で見直そうと持っているスマホで録音しその場で文字起こしをしていた。東北大の先生は色々と工夫が早い。
週刊ダイヤモンドの「歯医者のホント」などの題名で中吊り広告などでもでているもの、誰が買っているか?
「我々です。」一番買っているのは歯医者。考えれば当たり前のことですが、言われないと知らない、気づかない。そういう情報も多く、またスウェーデンの歯科定期検診受診率は100%、米国におけるラバーダム使用率は100%など歯科医師なら当たり前に聞いたことがある情報が真っ赤なウソだったというのは本当に驚いた。
終始新しく知る事での驚きと納得が続き、自分の仕事の未来の明るさを勢いのある口調で語られて気分がよくなり、あっという間の2時間45分の講演だった。 事前に赤司先生より“私の講演は質疑応答が長くなる”と伝えられ30分ほどとろうとしていたが、高齢の先生はトイレが近く途中休憩などを挟んだためとれなく懇親会で色々と質問してもらう形となってしまった。
歯科医療の社会的価値は、必ず高まっていく。歯科医師免許はVIPチケットですと声高々に伝えていた言葉は私たちの毎日の仕事を思い出させ、このヒトに感謝され社会貢献できているこの仕事のこれからを明るく照らしているようだった。