東亰浪漫
大正百十三年(令和六年)八月結成。
東亰浪漫は、大正時代――短くも美しく、そして儚かった時代――の空気をまとい、その世界観を現代に描き出す樂団。
西洋文化への憧れと、日本の伝統美が交差した、大正浪漫という独特の美意識。
その華やかさの陰にあった混乱や葛藤、自由を求めながらも定めに抗えなかった若者たちの息づかいを、音楽とビジュアルで紡いでゆく。
退廃と希望がせめぎ合う激動の時代の記憶を、耽美な表現と緻密な音像で浮かび上がらせる。
――さあ、浪漫の深淵へ。
90年代のヴィジュアル系とともに青春を過ごした中也を中心に、禍郎、哀と楽曲を作り始める。
大正時代という過ぎ去った美しい時代の儚さをテーマに定めて活動を開始。
メンバーは全員40代。オリジナルバンドは完全未経験の哀と禍郎。
そして2000年代から様々なバンドで活動を行っていた、中也(a.k.a 楠本純一 from 荒川ケンタウロス)、奈落(a.k.a佐藤全部 ex 東京カランコロン、ちくわテイスティング協会 etc )、輪丸(ex SUNABA、藤崎賢一氏ドラムサポート等)で構成。
長らく愛を持ってV系リスナーとして過ごしてきた5人が、はじめてV系バンドの表現者となる。
東亰浪漫の美しい物語をあなたと。
二〇二六年二月二十六日(木)
東亰浪漫 単独演奏会
第一夜「黎明」
於:澁谷近未来会館
開場:十八時
開演:十九時
前売入場券:四千五百円
※入場券はe+にて
十一月二十九日(土)午前十時〜発売開始
https://eplus.jp/sf/detail/4437680001-P0030001
御入場は整理番号順
御来場をお待ちして居ります。
作詞:哀
作曲:禍郎・中也
編曲:東亰浪漫(哀・禍郎・中也・奈落・輪丸)
冷めた風のかほり 砂が散り惑ふ
砲は鳴り響けども 虚空を貫ゐただけ
影がまたひとつと 堕ちて踏まれてゐく
御霊が辿り着くのは 修羅か天道か
消へた友の灯も 消した彼等の心も
全て夢・幻だよと言はせてくれ
果てしなく広がる空に光る 同じ星をキミも見てるだらうか
生まれ来る吾子に込めた思ひが せめて届くやうに
触れた黑ひ浪に 刻を溶かしてゆく
白ゐ砂は海へ 呑まれ消へてゐく
夜に染まった驛舎で 墜とす冷たゐ泪が
雨と成って届いて欲しいと 祈ってゐる
刹那さを言葉にすれば二度と 逢へぬ気がするから心に秘めた
せめて星に託せるのなら今 募るこの想ひを
果てしなく拡がる天に輝る 星もいつか消へて誰も忘れる
限りある今に生きた証が 永久に殘るやうに…
作詞:中也
作曲:中也
編曲:東亰浪漫(哀・禍郎・中也・奈落・輪丸)
春めいた光に僕は微睡の中
感傷の痛みに色づく花曇
行列の行方を送り出す人々
いつまでも鳴り止まない
哀しみを見てた
僕たちの夢が聲が聞こえてるなら
意味のない争ひをやめて
祈りのやうな歌が聞こえるなら
そっと願ひながら
窓際にはりつく花びらに重ねて
色あせて散りぬるのを
すがるやうに見てた
僕たちの想ひが願ひが叶ふのならば
花や鳥に生まれたかった
思ふまゝに生きて死ねるのなら
君を想ひながら
僕たちの夢が聲が聞こえてるなら
意味のない争ひをやめて
祈りのやうな歌が聞こえるなら
そっと願ひながら
僕たちの 想ひが願ひが叶ふのならば
花や鳥に生まれたかった
思ふまゝに生きて死ねるなら
君を想ひながら
眠りよ、お眠りよ
作詞:中也
作曲:中也
編曲:東亰浪漫(哀・禍郎・中也・奈落・輪丸)
琥珀色の夢に 迷ひ込んだ街は
雨音に踊れば 揺らぐガスライトの燈
硝子細工のやうな 無垢なその瞳は
憂いを帯びたまゝ 全て見透かされてたのか
触れるか触れないか
焦がれた唇
混ざり合ふ夜に 溶かしてしまへたなら
時は零れたら刹那 戻せない銀の針
終わることない輪舞曲を 奏でながら
君の手のひらで踊る 傀儡のやうな僕
朧月夜が ゆら・ゆら・ゆら
隠して
モノクロの記憶を 辿る一縷の糸
指先を絡めて縺れ ほどけはしなかつた
永遠の物語も泡沫の夢
静寂が騒ぐ 二度と戻れないから
さよならの街が滲む
終幕を待つ合図
君が演じた 微熱のまゝの舞台
茫漠の言葉よりも
なぜ伝えなかつたのか
せめて花弁 はら・はら・はら
託して
時は零れたら刹那 戻せない銀の針
終わることない輪舞曲を 奏でながら
君の手のひらで踊る 傀儡のやうな僕
朧月夜がゆら・ゆら・ゆら
隠して
作詞:哀
作曲:禍郎・中也
編曲:東亰浪漫(哀・禍郎・中也・奈落・輪丸)
全てを凍らす漆黑の夜濤
揺られ續ける餓鬼を乗せた棺桶
絶へる事の無い阿鼻叫喚
魑魅魍魎の哄笑が響く
嗚呼 生き先は見ゑず
嗚呼 歸り道も斷たれ
殺め 殺められやうと
同志が示す焔は絶へる事は無く
赤く染まる寒月が
降らす血の雨の様
このまま 空回り 空回りの賽が
揺蕩ひに戯むるばかり
濤声に抗ふその櫂は
離さないやうに
畜生、我の血は誰の血なのか
我の汗は誰の汗なのか
瓶底の殘滓が決壊した時
碎け散つた礫が奴等を貫く
嗚呼 生き先は見ゑず
嗚呼 歸り道も斷たれ
このまま 空回り 空回りの賽が
揺蕩ひに戯むるばかり
濤声に抗ふその櫂は 離さないやうに
殺め 殺められやうと
同志が示す焔は消ゑることが無い
赤く染まる寒月が
降らす血の雨の様
さあ、何も恐れることは無い
修羅と為つた我等の力を今こそ魅せやうぞ
豚どもの肉塊は海の底に沈めきり
我々が我々の爲に
この船の舵を獲れ
作詞:哀
作曲:禍郎・中也
編曲:東亰浪漫(哀・禍郎・中也・奈落・輪丸)
どうせ解りはしない御前には
余りにも肥大し過ぎた愛が
出尽くした鉱山を未だ掘る
余りにも意味の無い悶へだ
逢瀬はいつも闇の風穴
御前への狂おしひ愛憎
捌ききれずに無造作に放り込む
一縷の望みすらないまゝ
もう誰にも言へず 黑に朽ち果ててゐた
枯れた硯に溢れ出す 悔恨に塗れた悦楽の雫が
錆びた時計が奔り出す 脈打つ鼓動に引き摺られながら
替えが利かない 御前の存在
味はひたい 抉り出すやう
御前に問ひたい 我等の結末
出来る譯無い この無様さ
漏れればお仕舞ひ 戻る場も無い
時間切れはもうとうに過ぎ去り
腐りかけてる 黑ひ果実が
明日もまた 我を潤す
さあ羅生の門で 業を啄み合わん
割れた硯が語り出す「罪を磨る音色は再び相成らぬ」
欠けた呵責を呼び覺ます 鈍色に染まった 寝臺の香りが
叶わぬ思ひ 容と成れ
蟲毒の果てに辿り行く 憐れで美しい我等の血潮が
爛れたまゝで昇り行く 極楽に良く似た 奈落の底へと
凩に倒れた白百合の束
穢れ尽くした我には感ぜず
乾いた筆がやけに蠢く
御前の肉に這い蹲るやう
作詞:哀
作曲:中也
編曲:東亰浪漫(哀・禍郎・中也・奈落・輪丸)
黄昏揺れる もう茜空
君は 紫陽花の様
薄紅に 染まつた頬は
何時も見る 君じゃなく
止めた言葉は 空に浮んで
遠く 朧に消えた
季節は何も言はずに廻り
君を彼方へ 攫ふ
ほ・ほ・蛍よ また逢へるよね
何も言わずに 瞬いてる
はらり羽搏いて君は どこまで往くのだらう
置き去りになつた光が 頼りなく揺れる
遠ざかる羽が 霞んで見ゑない
幻 君のことを 捕まへて 放せずに
夢が覚めても 想ひは溢れ
これが愛だと知つた
ほ・ほ・蛍よ こつちの水は
ほ・ほ・蛍よ 今でも甘いまゝで
はらり羽搏いた君を ずつと忘れない
大人になつても 変はらず 君のまゝでゐて
時が過ぎ去つても いつか忘れても
並んだ 淡く光る 蛍火は 永遠に…
ほ・ほ・蛍よ ほ・ほ・蛍よ
ほ・ほ・蛍よ ほ・ほ・蛍よ
ラジオ・ポツドキヤスト番組
「東亰浪漫豆情報局」