ミクロ経済学I・II講義ノート

ミクロ経済学I過去問

ミクロ経済学II過去問

数理経済学過去問


ミクロ経済学II2023年度定期試験講評

全体的に,あまり出来が良くなかったです.

需要曲線のシフトに伴って均衡がどう変化するかを説明する問題では,下級財の市場についての問題であることを踏まえていない解答が多く見られました.

エッジワース・ボックスで,両消費者の無差別曲線が交わる(交差する)点は,パレート効率的でないことを説明する問題では,図を用いずに説明している解答が多かったです.図がなくても説明は可能でしょうが,図があったほうがより分かりやすい説明になると思います.

部分ゲーム完全均衡や部分ゲーム完全均衡で実現する経路を求める問題が,基本的な問題にもかかわらず,あまりできていませんでした.


ミクロ経済学I2023年度定期試験講評

無差別曲線が幅を持たないことを図を用いて証明する問題はよくできていました.

操業停止価格を踏まえて供給曲線を描く問題があまり解けていませんでした.限界費用曲線と平均非埋没費用曲線をその関係に注意しながら描き,平均非埋没費用の最小値,すなわち,損益分岐価格より価格が高い領域では,供給曲線は限界費用曲線と一致し,低い領域では,供給曲線は縦軸と一致するように描けばよいです.


現代社会に生きる(数理で経済を読み解く)講義ノート