現在は「ほろご」と読むが、本来は「ふろのうしろ」→「ほろのうしろ」が正しいそう。「ふろ」は「ほろ」の古称。「ふろ」は森の意味で、神社の森を指す。当地の字名は諏訪社の後の意味。
旧字は「あせなし」「鍵田」「寸越」等。「あせなし(あぜなし)」は深い田で畝ができない田の意味。昭和にもあった地名。腰までつかる深い田があったそうで、そこの事であろうと推測されている。「鍵田」は鍵型の田のことで、先の曲がった形の田を意味する。「寸越」は少しずつ飛び越えていくような水はけの悪い土地の事。この土地には小川が3つ集まっていたそう。
参考文献
榊原邦彦(2021)『名古屋史跡巡り一 鳴海史跡巡り』 名古屋市 中日出版株式会社
榊原邦彦(2000)『緑区の史蹟』 名古屋市 鳴海土風会