城主の殿に対し配下や百姓の家を小屋といい、麓にあるのを根といった事による。多くは根古屋と書く。城の南が根古屋、城の北は木ノ本(木之元・城乃下)といった。寛永十年に字根古屋南側西半分の地に本陣が築かれた。
本陣の宿泊、小休は士分以上の者のみに許された。門、玄関、上段等の格式を示す設備があり、これらは旅籠屋には許されていない。
参考文献
榊原邦彦(2021)『名古屋史跡巡り一 鳴海史跡巡り』 名古屋市 中日出版株式会社
榊原邦彦(1984)『緑区の歴史(名古屋区史シリーズ;6)』愛知郷土資料刊行会
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