字名の乗鞍(じょうあん)を訓読したもの。長野県の乗鞍岳(のりくらだけ)は地形から名付けられたものと推測されているが、こちらは字地にある常安寺(じょうあんじ)に基づく地名なので、本来は音読するのが正しいそう。常安→字乗鞍(じょうあん)→乗鞍(のりくら)となった。
旧字は「元林」で、江戸時代初期以前の字名。もとは林であったところを意味する。乗鞍にも「乗鞍池」と「大日池」という二つの溜池があったが、土地区画整理の際に埋め立てられ消滅した。
参考文献
榊原邦彦(2021)『名古屋史跡巡り一 鳴海史跡巡り』 名古屋市 中日出版株式会社
JLogos 『角川日本地名大辞典』中部地方>愛知県 2025年1月2日閲覧
Japanknowledge 『日本歴史地名大系』県別閲覧>愛知県 2025年1月3日閲覧 平凡社
榊原邦彦(2000)『緑区の史蹟』 名古屋市 鳴海土風会