「太子」は昭和54年に成立した緑区の町名。字名の「大将ヶ根」に基づくとされている。
「大将ヶ根」も町名として現存している。「大将ヶ根」は古くは「太子ヶ根」という地名であったが、桶狭間合戦の際に織田信長の軍勢が集結した場所であるといい、桶狭間合戦以後「大将ヶ根」に変わった。
大将ヶ根の旧字には「延喜山」がある。「延喜山」の旧名は会下山で、茶臼山のふもと福池の西の山の事。瑞泉寺の所有。
参考文献
JLogos 『角川日本地名大辞典』中部地方>愛知県 2025年1月1日閲覧
榊原邦彦(2021)『名古屋史跡巡り一 鳴海史跡巡り』 名古屋市 中日出版株式会社
榊原邦彦(2000)『緑区の史蹟』 名古屋市 鳴海土風会