それでも

続く道

私はときどき道に迷う。

真っ暗な夜、月燈もない夜。

一人。道を歩く。

見える道は一寸先まで。

それ以外は何も、見えない。

どうしようもなく不安に駆られる。

後ろから何か聞こえた気がした。

それは、誰かが道から逸れてしまった音なのか。

私はどこに進めばいいのか。

今まで、一度たりとも進むべき道は分かっていない。

きっと、これからも分かることはないのだろう。

それでも、それでも。

私は今日も、道を進む。


ー2023年9月22日執筆、

 2023年9月23日掲載。

あとがき

今回の小説はかなり自分の核心に近いので、正直公開するのは恥ずかしいというか、書いたはいいけど公開したくないというか。

私の母は、たまに「漫画を書くのは好きだけど公開したくない」的なことを言っています。

それを聞いて私は、「ハハッwそんなバカなw公開するのが楽しいのではないですか?ww」と思っていたのです。

しかし、今回、その気持ちがわかりました。

そんなこんなで公開した、今回の「それでも続く道」でしたが、いかがでしたでしょうか。

私は今回の作品で、創作の楽しさの核心に触れた気がしました。

これからも今回の経験を忘れず、楽しく創作して行こうと思います。