TetraはWebブラウザ上で動作するセンター試験用手順記述標準言語 (DNCL) の処理系です。

Tetraに描画関数などを導入し改良したXTetraも公開しています。

拡張DNCL

TetraではDNCLに拡張要素を加えた拡張DNCLでプログラムを記述します。拡張 DNCL の言語仕様は、大学入試センターが公表している公式の仕様書に準拠していますが、条件分岐文の記述方法が一部異なります。また、通常の DNCL には無い関数の定義や文字列操作などの拡張要素が用意されています。詳細は「拡張DNCLの仕様書」をご覧ください。拡張DNCLのプログラム例も用意されています。

エディタ

Tetraのエディタには行番号のハイライト機能と自動フォーマット機能があります。実行中やエラー発生時にはエディタの該当する行番号が分かりやすくハイライトされます。Tetraのエディタは通常のものとは異なり、エディタにカーソルのある状態で改行すると、コードが自動的にフォーマットされます(インラインコメントの中では改行は有効)。そのため、同一のプログラムではコードスタイルが統一されることが保証されます。授業で使用した場合には、学習者のコードスタイルに個人差が生じないため、「5行目の8文字目の変数x」のような詳細な説明をすることが可能になります。エディタに直接プログラムを記述することもできますが、入力支援ボタンを使用することをおすすめします。

実行中の行のハイライト

エラーが起きた行のハイライト

入力支援ボタン

Tetraにはプログラムの入力を支援する「入力支援ボタン」があります。DNCLは日本語で記述する言語であるため、変換ミスが起きやすくなります。入力支援ボタンを利用すれば、コーディングの手間を削減し、ミスを減らすことができます。入力支援ボタンには、ダイアログに必要最低限の項目を入力するだけで、プログラムを自動生成する機能があります。入力支援ボタンは「<」マークをクリックすると折りたたむことができます。入力支援ボタンにより生成されたコードは自動的にフォーマットされます。

入力支援ボタンの操作方法

手順1

項目を選択します。


手順2

プロパティを設定し

決定ボタンを押します。

手順3

カーソルのある位置に文が

自動生成されます。

プログラムの実行

作成したプログラムは、画面上部にある実行ボタンを押すことで実行することができます。プログラムの実行モードには通常実行とステップ実行があり、画面上部のラジオボタンで選択します。通常実行モードでは、処理に時間の要するプログラムを高速に実行することができます。ステップ実行モードでは、スライダーで調節された速度でプログラムを実行したり、1ステップ毎にプログラムを実行したりすることができます。ステップ実行モードでは、実行ログや変数の様子を見ることができます。ステップボタンを押すと1ステップだけプログラムが実行されます。一時停止ボタンを押すとプログラムの実行が一時的に停止します。どちらの実行モードにおいても、プログラムの実行を中断したい場合は実行中断ボタンを押します。

エラーレポート

Tetraはわかりやすいエラーレポートの機能を提供します。構文エラーや実行時エラーの際に、ソースコードのどの部分で何が起きたのかを詳細にレポートします。エラーレポート時は、エラーの起きた行の行番号がハイライトされます。

実行ログ+変数リスト

通常実行モードでは、実行ログと変数リストによるプログラムの追跡をすることができます。実行ログと変数リストはプログラムが1ステップ実行される度に更新されます。変数リストには参照された変数をハイライトする機能があります。

動作環境

Tetraは多くの主要なウェブブラウザにおいて正常に動作します。ただし、Microsoft Edgeでは一部の機能に制限があります。また、Internet Explorerでは動作しません。バグ修正によりIDEのページは修正されることがあります。ブラウザのキャッシュ機能が有効になっている場合、Webページの修正が反映されない場合があります。

動作環境(2019年7月現在)

©2019 Takumi Daimon