『平家物語』の冒頭部分だね。「祇園精舎の鐘の声。諸行無常の響きあり。」って覚えたでしょ?
平清盛(きよもり)という人がいて、その人の一族(平家)は一時、すごく権力を得るんだけど、すぐに滅んでしまう。全くこの世は「無常」だなあ、って。ちなみに、無常っていうのは、世の中のものが常に変わったり衰えたりし続けていて、ずっと変わらないことなどない、っていう考え方のことだよ。
じゃあ、この動画(平家物語(おはなしのくにクラシック))を見るといいよ! チャプター3だけで十分だから。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理ことわりをあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵におなじ。