授業の最初に小テストを行います。パスワードをつけて事前に配布しておき、授業で生徒にパスワード教えて実施します。制限時間になったら「書き込み禁止」にして締め切ります。先生はモニタリングで生徒の解答する様子を確認します。
次に、グループで教え合いの活動をします。「グループ学習ページ」に、生徒は自分のノートを写真で追加し、解答に至るまでの過程を話し合います。
その後、新しい問題にグループで取り組み、最後に、解法を動画でまとめます。完成した動画をノートに追加して、生徒が復習できるようにしています。
この授業のはじめにMetaMoJiで小テストを実施しています。MetaMoJiなら、配布・回収・返却の時間は0です。モニタリングで生徒の解く速さや理解度を確認できます。元家先生のように、モニタリング中に気になったことを、テスト後、すぐに話せるのもMetaMoJiを使うよさです。
ちなみに、パスワードをかけるには、ノート右端「配布」の中の「授業ノートの設定」を押し、「パスワード」をオンにするとできます。ノートを書き込み禁止にするには、配布後の右上「人のマーク」の中の「書き込み禁止にする」でできます。
授業の最後に、動画でまとめをさせています。動画でまとめをすることのよさは、自分の思考を整理して、相手がわかるように話す力がつくことだと思います。私自身、日々、説明系の動画を制作していますが、最も意識するのは「何も話さない間」です。説明の途中で、変に間が空いてしまうと、見ていて違和感があります。逆に、間を空けずに立て続けには話すのも、見ている人が情報を整理できなくなってしまうのでよくないです。だから、何かを説明する動画では、あらかじめ、話す内容を整理しておいて、相手がわかるように適切な間をとって話すことがとても大切なわけです。この授業でいうと、自分やグループのメンバーが復習のときに、よくわかることを意識して話すわけですから、自然と、思考を整理して、相手が理解できるように話す力がつきますね。
MetaMoJiには、「グループ学習ページ」や「動画を追加」という、動画を共有する機能が備わっています。学習のまとめや、復習に使えば、効果抜群です。
① タブレットで実施する小テストは評価の対象にしますか。 → タブレットでの小テストは評価の対象にしておらず、理解度や定着具合、解くスピードを確認しています。
② 動画はどのように追加していますか。 → 生徒はタブレットのカメラ機能を使って動画を撮影し、「動画を追加」の「写真/アルバムから追加」でノートに追加しています。
③ MetaMoJiのホームページを見る限り、生徒は動画撮影をとてもスムーズにしているように思えますが、MetaMoJiの使い方を指導していますか。 → 数学以外の授業でもMetaMoJiをよく使っているので、MetaMoJiの操作をスムーズにできました。
④ この活動にあたって、プレゼンの仕方の指導をしましたか。 → ポイントを絞って解答の要となるところを意識して説明するように指示しました。