この記事では、「生徒同士で見られる」「生徒同士で書き込める」に設定したノートでの学習について紹介しています。設定の仕方はこちら(生徒同士で見られる・書き込める )を参考にしてください。
下のアンケートでは、この記事の評価や質問、感想をぜひ教えてください。今後の活動の参考にしていきます。先生方の実践についても、ぜひ教えてください。
「生徒同士で見られる」に設定されているノートなら、生徒はノート右下の「◀」をタップして、見たいクラスメイトの名前を選ぶと、いつでもそのクラスメイトのノートが見られます。「生徒同士で書き込める」に設定されていれば、さらにノートに書き込めるようになります。
先生はノートを配布した後でも、「見られない」「見られる」「書き込める」の設定を変更できます。
「見られる」設定にしておくと、生徒が「クラスメイトの意見を知りたい」「作文で何を書いたらいいのかわからない」などと思ったときに、クラスメイトのノートを見て参考にすることができます。問題の解き方や小論文の書き方などのヒントを得られます。
調べ学習では、生徒それぞれが調べた内容を見合って、さらに学習を深めることができます。複数の大学や学部、学科の情報を共有できれば、短時間で進路研究ができます。授業でも、百人一首の内容や元素の特性などを調べて共有すれば、短時間で知識をつけられます。
生徒がノートをプレゼン資料のように使って発表をしたとき、「生徒同士で見られる」の設定なら、発表資料をいつでも見られます。グループに分かれて発表したときは、そのグループにいなかったメンバーの発表資料も見て学習できます。
「生徒同士で書き込める」の設定にしておくと、生徒同士でノートを見合って協力して作業できます。もちろん、落書きをしないことやアドバイスの仕方などの指導も必要ですが、生徒同士で協力して作業できるので非常に有効な手段です。
例えば、「徳川家康」について4人で調べるときに、Aは家康が出陣した戦について、Bは家康と織田信長の関係について、Cは家康と豊臣秀吉の関係について、Dは家康が将軍として行ったことについて調べるなどと役割分担して、調べたことをお互いのノートに書き込み合えば、家康についての調べ学習は1/4の時間で済ませられます。(「グループ学習ページ」の設定でも、同じように協力して作業できます。「生徒同士で書き込める」の方が個人の自由度が高いです。僕が生徒なら、グループ学習ページでみんなで一つのものに作業するよりも、生徒同士で書き込める(自分の作業を手伝ってもらえる)自分用のノートがあった方がうれしいです)
作文や絵、歌、演奏などの感想や評価をお互いに書き込めます(相互評価できます)。相互評価では、作品を客観的に見て評価する力や適切なコメントを書く力を育てることができます。また、高評価は学習意欲の向上にもなります。