この記事では、『おくのほそ道』の教材研究に役立つサイトや動画などの情報をまとめています。生徒のやる気を向上させるトリビア的な内容も掲載しています。
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『おくのほそ道』を簡単にまとめた記事と動画です。これを見れば、『おくのほそ道』の大まかな内容を理解することができます。また、授業の導入やまとめ、生徒の調べ学習に役立ていることができる内容になっています。
松尾芭蕉について簡単にまとめた記事です。「5分で」の記事を見れば、芭蕉や彼の有名な俳句について簡単に理解することができます。こちらも生徒の調べ学習にはマッチしていると思います。
芭蕉の名前の由来は諸説ありますが、生徒には興味がある情報だと思います。
「芭蕉(はせお)」の名前の由来
「芭蕉」の名前の由来はいくつかある。
①家の横のバショウの木が立派だったから、弟子が「芭蕉」と呼ぶようになった。また、バショウの木や葉が何の役にも立たないことを、自身になぞらえた。
②バショウの葉は、もろくてすぐに破れてしまう。そんな傷つきやすさを、自身になぞらえた。 など
ちなみに、芭蕉は「桃青(とうせい)」とも名乗っており、この名は中国の詩人「李白」へのあこがれからきている(「李(すもも)」→「桃」。「白」→「青」のように)。
〇【衝撃】奥の細道の都市伝説!……「芭蕉忍者説」は古くからあります。彼が伊賀出身だからですね。真相はどうなんでしょうか。
〇伊集院光が奥の細道の面白ポイントを解説……【神回!】伊集院光さんが、エンターテイナーとしての松尾芭蕉論をお話ししています。「五月雨を集めて早し最上川」の考察はとても面白いです。
〇奥の細道 序章~第四章……松尾芭蕉の旅の軌跡をめぐります。聖地巡礼の旅ですね。
〇Wikipedia(松尾芭蕉)……芭蕉の生涯や「蕉風」についてまとてあります。
〇『おくのほそ道』全文はこちらのサイトにあります。原文の音読を聞くことができたり、Googleマップで場所を見たりすることができます。→ http://www.hirama.net/wiki/wiki.cgi/okuno?page=%A1%D6%A4%AA%A4%AF%A4%CE%A4%DB%A4%BD%C6%BB%A1%D7%C1%B4%CA%B8
〇おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)……現代語訳が載っています。とても読みやすく、早ければ3時間で『おくのほそ道』を読み切ることができます。歌枕の入った代表的な短歌や引歌が多く示されています。
『おくのほそ道』の実地調査に出かけましょう。博物館や聖地に行って見ると、とても勉強になります。
〇岐阜県大垣市奥の細道むすびの地記念館……大垣は『おくのほそ道』むすびの地。シアタールームにて『おくのほそ道』についてのわかりやすい解説動画を視聴できる。また、常設展示では、旅の軌跡をみることができる。当館限定の図説ノート(子ども用もあり)や解説書(『全文読み切る『奥の細道』の豊かな世界』)も販売している。先賢館では大垣ゆかりの偉人を紹介している。施設周辺では、映画「聲の形」の聖地巡礼もできる。(アクセス)岐阜県大垣市船町2丁目26番地1
〇立石寺……「閑かさや岩にしみいる蝉の声」(アクセス)山形県山形市山寺4456-1周辺
〇義仲寺……松尾芭蕉の塚がある。義仲寺には「木曾義仲(源義仲)」と「巴御前」の塚もある。義仲を愛していた芭蕉は、死んだら義仲の墓の隣に埋めてくれるように弟子に頼んでいた。芭蕉の句碑も多い。寺の中には、たくさんの亀がおり、池の中で戯れている。「古池や亀も飛び込む水の音」。一番近くの駐車場は駐車しにくい。(アクセス)滋賀県大津市馬場1-5-12
〇江東区芭蕉記念館……江戸(深川)は『おくのほそ道』旅立ちの地。常設展示にて、松尾芭蕉について学習できる。(アクセス)東京都江東区常盤1-6-3
〇芭蕉翁生家……伊賀は松尾芭蕉生誕の地。生家は現在非公開。(アクセス)三重県伊賀市上野赤坂町304
授業で使えそうな映像教材をいくつか載せておきます。
〇おくのほそ道(松尾芭蕉)|おはなしのくにクラシック……こちらの動画は子供向けですが、『おくのほそ道』の旅が非常にわかりやすくまとめられています。お笑い芸人の「髭男爵」が芭蕉と曾良になって、旅をします。
〇狂言で「夏草や…」|にほんごであそぼ……『おくのほそ道』の有名な俳句「夏草や兵どもが夢の跡」を狂言で表します。高等学校の古典では「平泉」がよく取り上げられていますが、その授業の導入や言語活動で取り上げると面白いと思います。
〇狂言で「閑さや…」|にほんごであそぼ……立石寺で詠まれた俳句です。