この記事では、生徒がはじめてMetaMoJiを使う授業のやり方について紹介しています。これは一つの案だとお考えください。動画でも紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。
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生徒がはじめてMetaMoJiを使う授業で、いきなりMetaMoJiの様々な機能を使って授業することはできません。また、タブレットにも慣れていないと文字を打ち込むだけでも、かなり時間がかかります。はじめての授業では、操作方法を覚えることを最優先にして、ゆっくりと焦らずに授業をしましょう。
本時の目標は、「MetaMoJiのノートに文字が書ける」です。
活動するためのノートを配布します。
1、マイボックスで「新規ノート作成」から、新しいノートを作ります。
2、白紙のまま、右端「配布」をタップし、名前を「MetaMoJiの使い方」などという名前にします。配布先で任意のクラスボックスを選択し、配布しておきます。
3、マイボックスから、「MetaMoJiの使い方」のノートを開き、授業を行う全部のクラスに配布します。
生徒用マニュアルを準備します。
こちら(生徒用マニュアルの使い方)の下部にあるプリントをご活用ください。このプリントには、生徒用マニュアルのQRコードと、「MetaMoJiの学校ID」「ユーザーID」「パスワード」の記入欄がついているので、授業のときに配布すれば、とても分かりやすいです。学校で統一されている部分はあらかじめ記入してから、印刷するといいと思います。
これから説明する授業は、MetaMoJiをはじめて使う授業で、タブレットをはじめて使う授業ではありません。タブレットをはじめて使う授業の場合は、タブレットのセットアップのために最大で一時間ほどかかります。なお、岐阜県の高等学校には、各校に「県立学校学習用タブレットパソコン利用マニュアル」というものが配布されているので、それを参考にしながら、授業を行ってください。
「ログイン」を説明です。生徒に「学校ID」「ユーザーID」「パスワード」を入力させます。はじめてMetaMoJiにログインするときには、初期設定に10分ほど時間がかかります。この時間を使って、タブレットの扱い方の注意点や学校のルールを説明するといいです。
「クラスボックス」の中にある「MetaMoJiの使い方」を開かせます。生徒全員がノートを開くことができたかは、モニタリングで分かります。モニタリング画面でノートが明るく表示された生徒はノートを開いているということです。
生徒に実際に操作させながら、ノート上段の「見る」から順番に、ゆっくり説明していきましょう。このときに、先生のタブレットをプロジェクターにつないで、操作の手本が見えるようにしておくとわかりやすいです。「見る」はノートを動かせて、拡大・縮小ができます。「書く」では線が引けます。試しに、先生が指定した文字を書かせてみましょう。「消す」で、今書いた文字を消します。「文字」では、ノートに文字を入力できます。ここでも先生が指定した文字を書かせてみましょう。「指す」「選ぶ」「動かす」は、ここではあえて説明しません。
よくある生徒のヘルプを挙げます。
〇「初期設定が終わらない」 → たまにあります。終わるまで、となりの席の生徒と一緒にやらせます。
〇「使い方のノートが見つけられない」 → クラスボックスを開きましょう。
〇「ノートが動かせない」 → 上段の「見る」にしましょう。「書く」や「文字」の状態で動かしたいときは、二本指で動かしましょう。
〇「ローマ字入力できない」 → 文字の変更方法を教えます。
〇「文字が途中で入力できなくなってしまった」 → 「文字」の状態で、枠をもう一度タップしましょう。
ここまでやって時間があれば、生徒用マニュアルのQRコードをスマートフォンで読み取らせ、MetaMoJiやこのマニュアルの使い方について簡単な説明をするといいと思います。
また、追加で先生の授業でよく使う機能を説明しましょう。例えば、先生がモニタリング機能を使うと、全員のノートが見たり書きこんだりできることや、縦書きの文字入力、文字の大きさの変え方などを教えるといいでしょう。
MetaMoJiを閉じるときは右上のバツ印で閉じるのではなく、ログアウトするように指示しましょう。
生徒が文字を書けるようになれば、MetaMoJiでいろいろな授業をできるようになります。次の授業からは必要に応じて、機能を教えていきましょう。また、生徒用マニュアルを参考にして、生徒にいろいろ使ってみるように指示しておくといいと思います。
以上で、生徒がはじめてMetaMoJiを使う授業の説明を終わります。
今回は生徒がはじめてMetaMoJiを使う授業を紹介しました。一つの案として参考にしてください。
私は以前、生徒がはじめてMetaMoJiを使う授業で、生徒に複雑な操作をさせすぎて「MetaMoJiを使いたくない」と言われてしまった経験があります。そうならないためにも、単純な操作からゆっくり慣れさせていきましょう。生徒は文字さえ書ければMetaMoJiを使った授業に十分対応できます。焦って色々なことをさせる必要はありません。(いつか、その大失敗した授業をこっそり紹介しますね。お楽しみに。)