発声障害と心因

心因とは感情問題

病気に伴う感情問題

心因という言葉は、耳障りな言葉かもしれません。

  • 自分の心が弱い
  • 気のせいなんてありえない
  • 気の持ちようで症状が変わるわけがない

心因と聞くと、そう誤解される方も少なくありません。

心因という言葉は、心理的な要因が

  • 症状の出現に関与している
  • 症状の増悪を起こす

場合に使われます。

私は多くの心因が関連する神経難病の方に

お会いしてきました。

多くの方は、心が症状に関係しているという

実感を持ってはいません。

今はストレスは特に感じていないのに

症状は全く変わらないという方もいるでしょう。

声、視力、難聴など、心因が関与する疾患は実に多様です。

心因は感情を見ればわかります。

  • 過度に強すぎる感情
  • 心の片隅に追いやられている感情

はないでしょうか?

中には、完璧な症状除去を目指す

  • 焦り
  • プレッシャー

が症状に関連していることもあります。

なぜ、感情問題の解決が重要かというと

症状の負担+感情の問題=実際に感じる負担感

だからです。

つまり感情問題は

あなたの症状の維持要因

なっているからです。

自分を知りたければ、自分の感情に興味を持ってみてください。

ポジティブ感情

  • 嬉しい:誰かと何かを分かち合えた
  • 楽しい:達成感、コントロールしている感覚がある

ネガティブ感情

  • 怒り:思い通りになっていない、自分の領域を侵害された
  • 悲しみ:大切な何かを失った
  • 寂しい:孤立している
  • むなしい:自分で選べていない
  • 不安:コントロールできない、未知なることがある

心理療法の目的は、感情問題を取り扱い、

  • 症状に伴う苦悩を減らすこと
  • Cure(治癒)と同時に、Care(自分を大切にする)

です。

「言葉にならない思い」は、知らず知らずのうちに

  • 自分を酷使する
  • 過剰な我慢する
  • 完璧主義的になり疲弊する

ことにつながっていきます。

これらの事柄は

自覚なく繰り返されていることもあります。

症状はあなたに何かを伝えているのかもしれません。

  • 自分の限界
  • 本来の自分
  • 自分を大切にすること

ご自分の心に耳を傾け

あなたらしい人生を生きることを

ぜひ考えてみられてください。

  • 感情問題が解決する時
  • 自分をいたわることができるようになった時
  • 自分らしい生き方ができるようになった時
  • 心が軽くなった時

つまり、維持要因としての心因を減らすことを

あえてやってみることが治療となり得るのです。

感情問題って何?

ネガティブ感情と自律神経

ネガティブ感情は、基本的に症状を強めます

ネガティブ感情は不快な自律神経系症状を引き起こします。

  • 動悸
  • 緊張
  • 呼吸苦
  • 胸痛
  • 震え
  • 腹痛
  • トイレが近くなる
  • ふらつき
  • 手足の痺れ
  • 熱感
  • 冷感

このような症状に連動して、声は出しにくくなることが通常です。

また、自律神経系の症状は苦痛を伴うため、以下のような問題が生じます。

  • 話に集中できない
  • ネガティブな感情を避けることで、生活に制限が生じる
  • ネガティブな感情を防ぐ作業(確認や準備)が逆にストレスや不安を強める

このような苦痛が、声の症状の維持要因、悪化要因になります。

治療やリハビリを継続する際に生じる感情問題は珍しいことではりません。

おおよそ3割くらいの方がこういった感情の問題を経験しているという報告があります(Misono et al., 2016) 。

感情問題に対処する

感情問題を解決する上で、大切なことは、

あなたの感情葛藤を気づき、言語化することです。

今のあなたの考え方や行動が

  • 目的の達成や充実感を増やしているか
  • 自分のパフォーマンスを向上させているか
  • 努力と休息のバランスをコントロールしているか

考えてみましょう。

自分を知るためには、鏡になる安全な他者が必要です。

簡単に答えを出さずに話を聞いてくれる

批判しない

自分に興味を持てるように話を導いてくれる

そんな人が必要です。

それは、時に

  • 信頼できる指導者
  • 友人
  • パートナー

だったりします。

自分だけで考えると、必ずと言っていいほど

  • 判断が偏る
  • 変化への恐れや億劫さを理由に取り組みをやめる

ことにつながります。

臨床心理士は一時的に、安全な人としての役割を担います。

専門職と話す利点は

  • 利害関係を気にせず話ができる
  • 普段とは違う言動や関係性を試すことができる
  • 定めた目的に到達するまでのコーチを得られる

などです。

私(新明)がよくみなさんと話し合うテーマは下記のようことです。

  • 大切なものを明らかにする
  • 自己批判を和らげる
  • リラックスする
  • 声の問題を脇に置く時間を持つ
  • 喪失感・トラウマに対処する

担当臨床心理士

新明一星(新明一星)

臨床心理士、医科学博士

厚生労働省認知行動療法研修修了

Beck Institute, CBT for Depression and Anxiety Level I workshop 修了

国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター 流動研究員(2013−2016)

武蔵野大学、山梨大学英和大学、人間総合科学大学にて臨床心理学、心理査定の非常勤講師

発声障害の認知行動療法プログラム

担当心理士は、精神科、心療内科でも数多くの症例経験がありますので、以下のような問題も対応可能です。

  • 社交不安障害
  • パニック障害
  • 身体表現性障害
  • PTSD
  • パワハラ、モラハラへの対応
  • 受け入れられない
  • 許せない
  • 収まらない怒り
  • 復職支援
  • 発達障害

動画でわかる認知行動療法

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予約方法

  1. 料金は50分で6000円です。
  2. 予約は、お電話で新宿ボイスクリニックにお問い合わせください。
  3. 実施場所は、新宿ボイスクリニックとなります。
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  5. 当日キャンセルは、予約金のご返金ができませんのでご注意ください。
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