緋暢
緋暢
Akeno - profile
性別:男
身長:150cm
体重:39.5kg
年齢:12歳?
誕生日:7/19
隨:燃体(ねんたい)
・尊い火の神様……と見せかけて、中身は自由奔放な柱。普段は神社でのんびり過ごすか、人間達の様子を観察している。しょっちゅう町に降りては廻や仲の良い友人達の所を訪ねている。
・運動神経抜群。木登りが得意で本人曰く「世界で一番自分が上手」とのこと。
・好きなものは果物全般(特にブドウ)、嫌いなものは蛇肉。
・彼が果物を食べている時は見た事もないくらいの満面の笑顔をするらしい。
【燃体】
・自分の体の一部を火にできる。形は自由なので動物の形にして自我を持たせることも可能。
(火の温度は現在5000度が限界)
・緋暢が生まれてこの土地を治める前は、他の神が町を守っていた。その柱は、彼を見つけて直ぐに己の弟子へと迎え入れた。
・彼の海色の目は、師匠の神力が移ったもの。元は両眼とも金色だったそう。
【あけぼの】
夜が明ける頃の、小さな山の頂で。
純粋に燃える黄金色と、静かに凪ぐ海色の二つの視線が巡り合う。
生まれたばかりの幼い焔は、目の前に居る少女の姿をしたそれに拙い言葉で一生懸命話しかけた。
——あなたは、だれ?
と、無垢な声が響く。
——風の神、はやて。『颯』って書くのじゃが……今のお主にはちと難しいかの。
——はやて。
——そうじゃ。お主の名は何と言う?
——ぼくは、
そこで、彼は己に名が無い事に気が付いてしまった。如何しようか、と金色の目をあちらこちらに泳がせている彼を、向こうの朝焼けがじっと待っている。
曙か、と颯が短く呟いた。それから、彼女は腕を組んで何かを考え始めるのだった。
——宵……は似合わぬか。あけぼの、少し長いな……。
——?
——ならば、「緋暢」は如何じゃ?